TOKYO MER7話あらすじネタバレ
喜多見が何者かに監視されていることを久我山(鶴見辰吾)と白金(渡辺真紀子)に伝えた音羽。
同じ頃、冬木は別れていた家族とやり直すことができたとMERのみんなに報告。
江戸川区の清掃業者にて、外国人労働者が眩暈と吐き気を訴え、原因不明の症状を次々に訴え、出勤した喜多見(鈴木亮平)らMER。
天沼(桂文珍)が絡んでいることもあり、白金は、音羽に天沼の顔を立てる為に、音羽に現場へ行くことを命じました。
現場に来ると、社長の谷中は外国人労働者の従業員の症状を大したことがない、ただの食中毒だと言う横暴な態度をとる男。
従業員たちはパワハラを受けている可能性があり。
当初は、集団食中毒と疑われたものの、何故か現場は多くの警察官によって占領されていました。
事件の真相が見えないまま、傷病者の処置を続けていると、刑事たちが喜多見達の処置を妨害。
音羽は思わず、喜多見に「大きな力が動いている可能性があるから警察に従いましょう」と声を掛けますが、命に代えられるものはないと喜多見は処置を続けるのでした。
谷中(春海四方)は相変わらず、男のことを態度を変えず、従業員たちはどうせ腐った物でも食べたのだろうと吐き捨てるのでした。
そこには公安刑事の月島しずか(稲森いずみ)が現れ、彼女は喜多見の過去を知っているような口調をほのめかします。
なんと一人の患者の身柄を拘束しようとします。
喜多見は処置中の患者、カルナであるから、許可できないと伝えました。
突如、何かが大爆発し、警官の一人が足を負傷。
駒場(橋本さとし)に連携をとった喜多見。
火薬の量を抑えた小規模爆発であるものの、危険なにおいが。
その頃、天沼に状況を伝えた白金は、MERが現場にいることを知って、何かあればMERの責任が問われるようにしようと睨んでいました。
そんななか、喜多見達は、カルナの兄、マルジを含んだ、他の不法労働者が16名取り残されていることが、カルナの口から明かされます。
谷中がこのことを黙っていて、16名の不法労働者が死んでも構わないような口ぶりで、真実を口にしたカルナを殴りつけました。
音羽は彼の行動や、不法労働者たちが不当な扱いを受けていること、毒ガスを吸い、命の危険にあることに静かに憤りを感じて、谷中に抗議。
さらに、駆けつけた女性刑事、月島も、自分が守るのは国民だけと言い、傷病のカルナを無理やり他の刑事に任せて強制連行。
糀谷や、白金(渡辺真紀子)、天沼(桂文珍)は、官邸にて、赤塚知事(石田ゆり子)に、有毒神経ガスが不法労働者たち多大な被害を被っていることを訴えるものの、MERたちを信じていると訴えるものの、納得いく答えが出ません。
マルジをなんとか対応し、搬送しようにも、刑事たちは、ミン(フォンチー)にさえも、ビの所持を皮肉を言い、思わず音羽が庇いました。
しかし、ミンは警察に怒りそうになる音羽を抑えます。
月島がカルナを拘束し、けがをしている彼に酷い事情聴取をしていることを知った喜多見。
どうやら、見知らぬ人から今回の有毒ガス提供について連絡があり、カルナがテロを起こそうとしていると全面的に睨んでいた月島達。
特に刑事の一人は高圧的な態度で、カルナの髪の毛を掴んで恫喝する理不尽な取調べを実行。
警察たちに、不法労働者の搬送許可を必死に頼むMER達ですが、彼らは無力で、なんと、赤塚が官邸で訴え、許可が出ました。
喜多見はカルナを救い、比奈(中条あやみ)、千住(要潤)、蔵前(菜々緒)、冬木(小手伸也)、徳丸(佐野勇斗)などは、ガスで倒れている残りの労働者たちの救出と処置に。
天沼は不法労働者よりも国民の命が優先と反論し、自分は今回のMER出動や不法労働者たちを救うことに反対の意義を唱えます。
また、白金も、部下を危険な場所へ行かせるのか?と言い、圧力をかけてきますが、赤塚は、それでも信念を曲げず、MERが命を救うことを許可。
喜多見達は閉じ込められていた不法労働者たちを次々、救出。
物陰に隠れている他の労働者もいて、1人1人に優しく声を掛け、対応するMER達。
いっぽうで、月島の命令で、不法労働者は助けちゃいけないと頑なに拒否し、外で待機する警官達に、ミンは「人の命と命令、どっちが大事?」と涙ながら訴え、協力を求めます。
頭を下げ、「私は日本に来て、日本人も優しいことを知っている」と言葉を続けました。
警官達はその言葉に心突き動かされ、救助に応じるのでした。
一方、喜多見たちは最後の労働者を見つけ、心肺停止状態である彼を必死に救助します。
再び爆破する恐れがあるので、現場からの撤退命令が駒場(橋本さとし)から出ていますが、それでも患者を見捨てません。
防護マスクをとった喜多見は、比奈と夏海に逃げるよう言葉を掛けました。
そして、足が機材に挟まるその男性患者をぎりぎりのところで救出。
搬送作業は全て終わり、死者ゼロで今回も、多くの命を救うことができました。
喜多見も実害はなく、処置を続けることができました。
その頃、官邸では、白金が赤塚の優しさにぎもんを抱いていました。
元医系技官だからこそ、自分よりも喜多見の気持ちが余程共感できるのでは?とチクリと言う赤塚。
刑事たちも、赤塚が今回の件で、喜多見たちMERが無事、救助を完了させることを想起していたと話しました。
また、搬送されたカルナとマルジ兄弟のうち、マルジの指が残酷に負傷していたことを指摘、
月島らはそこで、研究棟へ向かい、今回の事件のきっかけになった有機リンが保管された薬品保管庫へ案内してもらうことに。
べっとりと保管庫の入り口を触った血痕が。
また、ツバキ(城田優)という男が、救助隊として紛れ込み、喜多見に接触しようとして、薬品爆発事件に絡んでいることを睨む月島。
一方で音羽は、月島がしつこく喜多見の経歴を睨んでいるので、気になって彼女のことを調べていました。
次週、喜多見の過去編を本格的に追求していきます。
TOKYO MER7話感想・みどころ
放送開始直後は、不法労働者の海外の人達を人とも思っていない悪徳な清掃会社社長、谷中(春海四方)のずさんな対応や、女性刑事、月島(稲森いずみ)ら警察たちの心無さに胸が痛みました。
不法労働者だって一人の命であることは変わりないのに、国民が最優先、不法労働者たちが自分たちの理不尽な就労環境に不満を抱いて、テロを起こしたに違いないと全面的に疑う様子は、喜多見や音羽の静かなる怒りに共感しました。
でも、ミン(フォンチー)が「ビザを持っているか?」と皮肉を言われながらも、めげずに、警官達に頭を下げ、自身も外国人のMERの一員として、日本人は本当は優しいことを知っている、人の命と命令はどっちが大事?と涙ながらに訴えたシーンには涙腺崩壊でした。
心ある喜多見達と赤塚知事(石田ゆり子)の一押しが命に差をつけることなく、最優先し、不法労働者たちが救われる結末で希望が持てましたね。
先週の放送から二度目の登場となる、天沼(桂文珍)も喜多見に命を助けてもらいながら、「自分は反対。不法労働者たちよりも国民の命が大事」ってふざけた発言をする恩知らず振り。
しかし、喜多見達を敵視する白金は、元医系技官だったこともあり、今回だけは少し赤塚の優しさを理解したような気がします。
彼女や久我山が今後も喜多見達の敵であることは変わりないけど、もっと最大な敵は、喜多見の過去に関連している、ツバキ(城田優)。
喜多見の空白期間が今回、判明するかと思いきや、判明しませんでしたね。
ただ、このツバキや、次週も登場する月島刑事(稲森いずみ)の存在が、喜多見がMERに来た背景に今後、大きく関与していくので、来週も見逃せない濃厚な7話でした。