となりのチカラ

となりのチカラ1話 最強のお節介ヒーロー、中越チカラ(松本潤)登場!

となりのチカラ1話あらすじネタバレ

東京郊外のとあるマンションに、中越チカラ(松本潤)は、妻の灯(上戸彩)と、長女、愛理(鎌田英怜奈)と息子の高太郎(太平洋介)と共に引っ越してきました。

優柔不断で困っている人を見過ごせない優しい性分のチカラと、しっかり者な妻、灯、年相応にませた愛理と、まだまだ子供な高太郎が中越家です。

愛理は新しい家に到着して早々、幸せそうに見える住民は3軒ぐらいしかないだろうと予想。

数字にこだわることが多い愛理と、気楽で陽気な長男、高太郎。

彼らが引っ越してきたマンションには個性的な住人が揃っていました。

ブランコで一人、絵を描く隣室の子供、好美(古川凛)の肩に糸くずがあることに気付いたチカラ。

思わず隣に越してきた者と名乗りますが、少女は無言。

以前、子供に声をかけて不審者扱いを受けたことがあったチカラは、彼女に声を掛けるのを躊躇います。

そこへ遭遇したのは、「今日のラッキーカラー」コーディネートでまとめた隣人の、道尾頼子(松嶋菜々子)。

道尾は好美が根暗で大人しい子どもだと言って、不審に思っているのでした。

ごみを出そうとしたものの、管理人の星譲(浅野和之)から声を掛けられました。

星は彼に、「601号室には連続用事殺害事件の犯人だった少年Aが住んでいる」とのうわさをしました。

段下には、何を仕事にしているか分からない女性(ソニン)。

外国人女性と男性が出入りすることが多い彼女は謎めいた生活をしています。

その日の夕食時、灯(上戸彩)は夫の優しすぎてお節介な性分を熟知していることから、「近所のことには極力首を突っ込まないでよ」とチカラに忠告。

翌日。

ゴーストライターの仕事をしているチカラは、クライアントの大物歌手(佐藤浩市)にインタビュー。

歯に黒ゴマが挟まっているのですが、もしも虫歯ならどうしようと困惑。

横にいて、チカラが代筆を担当する著名人と関わることが多い編集者の本間奏人(勝地涼)は、クライアントの歯に黒ゴマがついていることを言わず、スマホばかり見ています。

チカラが自分の作品を書くことを熱望していますが、その要望をかわしてばかりな男。

愛護と帰りのバスでも、チカラは妊婦に席を譲ろうかと葛藤したり、男子高校生が妊婦が据わるか迷う座席に座っていたので困惑。

もしも女性が妊婦じゃなかったら、ふくよかな体型なだけかもしれない、また、男子高校生が妊婦に席を譲らない若者だと思われやしないか考えすぎるチカラ。

しかし、女性は妊婦で、その後、座席を譲ってもらった模様。

帰宅したチカラは外に、両親を震災で亡くして以降、女手一つで育ててくれた祖母、柏木清江(風吹ジュン)と2人暮らしの高校3年生の託也(長尾謙杜【なにわ男子】)。

祖母を気遣う男の子ですが、反抗期で、祖母への接し方がきつい性格。

妻の灯がアパレル店の店長をしているチカラ。

その日の夕方、灯から仕事で帰りが遅くなる報告を受けたチカラは、愛理と高太郎に夕食を作ろうとしていました。

ところが、隣室からの悲鳴に反応するチカラたち。

「助けて!いやだ!こっちに来ないで!」

明らかに物騒な悲鳴なので、チカラは思わず、様子を見に行くことに。

話を聞くと、浴室に大きな蜘蛛がいて、退治できないとのこと。

「引っ越しの挨拶」を口実に、意を決して部屋を訪れてみることにしました。

そこは、エリート会社員の木次学(小澤征悦)と妻、達代(映美くらら)、娘、好美(古川凛)が暮らしています。

娘の好美は、チカラがマンションの前のブランコで見かけた子供で、チカラの長女、愛理(鎌田英怜奈)と同じ小学校に通う3年生です。

木次家の好美と妻、達代は夫が帰ってきた瞬間、身を寄せ合って怯えていました。

そのことが気がかりなチカラは、灯に木次家は何かおかしいと相談。

灯はもし虐待が本当だとしても自分達に何ができるのか?児童相談所に通報したとしても子供を連れ戻す可能性があると厳しい現実を指摘。

翌日。

チカラは、自宅マンションの向かい側のカフェで仕事。

カフェの窓から見える、一人一人の住民の様子を確認。

上条智樹(清水尋也)は、連続幼児誘拐犯とマンション中で疑惑の目を向けられている模様。

高校3年生と思われる、託也と祖母の清江(風吹ジュン)は、託也の受験勉強を見守っているし、上条はどこか閉鎖的、複数の女性と男性客と思われる人物が出入りする、マリア(ソニン)。

そして、もっとも気がかりなのは、好美(古川凛)。

好美はベランダに立たされているような様子で、その後母親が迎えに来て家の中に入れたものの、好美が虐待を受けているか不安に感じるのでした。

思わず、好美がその後、ブランコで親の絵を描いているものの、辛そうな顔をしていることで、声を掛けてしまいました。

「好美ちゃん、隣に座ってもいいかな?好美ちゃんはお父さんとお母さんが大好きなんだね」

その言葉にますます、微妙な表情を浮かべる好美。

しかし、好美に声を掛けることが多いチカラを怪しむ近隣住民がと管理人の星から咎められてしまいました。

一人娘の好美もいつ父親の顔色や目の動きに怯えており、空気を読みすぎるくらい読んで、マンションの前のブランコで絵を描き、1人でいることを好みます。

感受性が強く、人に気を遣いすぎてしまう彼女の内向的な性格と、夫の存在に親子で怯えている達代を見て、チカラはなんとか自分にできることはないのか頭を悩ませるのでした。

そしてとうとう、夕食を食べていたチカラたちは、今度は好美が悲鳴を上げ、父親を怖がっていることに気付きました。

「いやあああっ!やだ!こっち来ないで!」

「こっちに来なさい!」

「やだああああ!」

灯は思わず唐揚げをチカラに持たせ、「妻が沢山作ったからどうぞ」と唐揚げのおすそ分けをします。

そして、取り繕う彼の手が濡れていることに気付いたチカラは違和感を確信に変えて家の中へ。

2人は好美が水遊びをしただけだと口裏を合わせをしますが、彼女は風呂の中で服を着たまま湯船に浸かっていました。

どう見ても虐待だとわかったチカラは、おかしいと訴えますが、学と達代は服のまま濡れている好美を温めて、ごく普通の親に振舞います。

ふと、チカラは好美が持つぬいぐるみを見て、自分の子供たちの為におもちゃを買いに出かけた先で、娘の為にかつてそのテディベアを買っていた様子を玩具店で見かけたことを思い出しました。

「家族のことを思うばかり必要以上に自分を追い込むことはあるかもしれない、でも、夫として父として、役に立ちたい、自分には何ができるか分からないと悩むのは同じ」

説得するものの、彼はチカラが帰った後、妻に「お前、あのお隣の男に色目使ったのか?」

と心ない言葉を突きつけた後、就寝。

チカラがあまりにも自分の家庭のことよりも、他人ばかり気にするので、それを咎めました。

「どうして、愛理が数字にこだわるのか?なんで高太郎が下ネタばかり好きで、旗で遊んでいるのか」

学校から帰り、旗で遊ぶ高太郎を見て、チカラはすぐブランコに座る好美に声を掛けました。

言葉を話すことが厳しい好美に対し、旗でモールス信号を送ることを伝えました。

「好美ちゃんの隣にいるし、絶対に約束を破らないよ、隣にいることはできるから」

ところが、チカラが必要以上に娘に接することで、世間体を気にする母の達代に連れられてしまいました。

「もうこれ以上私達に関わらないで!なんで娘は泣いているの?!」出され

好美はまた、母親によって外に出されており、チカラにもらった旗を振り上げ、「ありがとう」とシグナルを送るのでした。

その様子をカフェで見ていたチカラとチカラの息子、高太郎。

夜、好美は今頃、眠れない夜を過ごしているのかもしれない、世界中にきっと彼女と同じような子供がどこかにいる、うちの子供達はすやすや寝ているというのに・・・・。

心を痛めるチカラですが、結局は隣室にいる好美に何もできずにいました。

好美に対しては引き続き、見守ることしかできないチカラ一家。

翌朝、今度は上の階から、悲鳴が聞こえて駆けつけたチカラは、清江(風吹ジュン)が、孫の託也を強盗だと言い張ります。

どうやら、清江は認知症を抱えている模様でした。

次週、チカラは清江と孫の託也の件に”足を踏み入れ”ます。

となりのチカラ1話感想・みどころ

軽快な前触れで、個性的な住人とお節介で人のことを思いやるあまりに自分のことに手が回らない独特な主人公、チカラ。

松本潤さんといえば、「花より男子」の道明寺役が今でも多くの人の記憶に残っていると思いますが、今回は、中腰で謙虚、しかも、観察眼が鋭く、人の些細な変化や行動を見逃さないチカラ。

チカラは愛情いっぱいに我が子に接しているけれど、近所・・・というか、他人のことを自分のことのように考えすぎて、子供たちの行動の裏に隠された心理を知りません。

幸い、チカラの長女、愛理は数字にこだわる妙なところがありますが、ドライな性格なだけでチカラとの関係は良好なことにホッとしました。

一方で、愛理は他人ばかり気にする父に本音を言えない部分があるなという印象でした。

長男の高太郎は天真爛漫で陽気、旗遊びをしながら下品な言葉を面白がって使いたがる年相応の男の子だけど、チカラにかまってほしいのかなって思うところがありました。

変わり者すぎる住人が多く、ラッキーカラーにこだわり、自身の家族について触れられると口を閉ざす派手な住人、道尾(松嶋菜々子)、必要以上に近所のことには関わりたくないが、住民の秘密を知る管理人、星譲(浅野和之)、性的サービスを自宅で開業しているかもしれないマリア(ソニン)・・・。

他人の行動や様子が人並み以上に気になり、探り、人の役に立ちたいと思うチカラが、この個性派揃いなマンションに引っ越してきたのも、ラッキーなのではないかな。

そして、今回のメインである、チカラの隣室家族、木次一家。

灯(上戸彩)がチカラにもしも、虐待が事実でも自分達にはどうすることもできない、警察や児童相談所が加入しても解決する可能性も低いって発言していましたけど、あんな状況なら尚更、助けないと好美ちゃん(古川凛)が死んじゃうよ!って思います。

灯ってちょっと事なかれ主義だな。

妻に対しても、チカラに色目を使ったのか?と発言したり、表向きは普通の話し方でも、妻子に当たることで、仕事のストレスを発散させるような人の姿をした悪魔だった木次。

普段、声が出せない、コミュニケーションがとれない好美ちゃんが大きな声を出した後で、水風呂に入れるなんて・・・酷すぎる。

あの虐待シーンについて、ネット上では、現実に、お風呂での虐待により亡くなったとある子供さんの痛ましい事件を思い出してしまったという声も多く、私もそう感じました。

脚本家さんは事件の悲痛さを訴える為にわざと物語の一部として入れたのでしょうかね?

チカラが慌てて、灯の手作りの唐揚げを持って訪問した時、「水遊びをしていただけ」なんてふざけたことを抜かしていているなという印象。

達代も夫に逆らえない立場とはいえ、明らかに夫が人間として最低なことをしているのを知っていて、好美ちゃんをベランダに出すなんてモヤモヤが残ります。

恐らく彼女、夫があんな行動をしても一緒にいるの、子育てもそうだけど、エリート会社員の彼から離れられない共依存を感じました。

言葉を発せない好美のことを思ったチカラが、長男の高太郎が遊ぶ旗で口に出せないSOSを発することを提案。

好美がベランダに立たされながら必死に、「ありがとう」と合図したシーンは心が痛かったです。

それだけじゃダメだろ!って・・・こんな環境で女性を見下す父親と同調して娘を寒空に数分間放置する母親の元から、好美ちゃんがどうかチカラの余計なお世話で救われてほしいです。

上の階の高校生、託也と祖母、清江。

当初見かけた清江は普通の祖母だけど、孫を泥棒と指さすシーンは、認知症がかなり進んでいて、ヤングケアラーである託也の苦悩と現実が伝わった1話でした。

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