トリリオンゲーム最終回あらすじネタバレ
黒瀧から食事に呼ばれた、ハルは、「自分に従わなければ、お前の大切にしている仲間は地獄に落ちる」と脅迫されました。
トリリオンゲーム社の全ユーザー情報が洩れて、凜々(福本莉子)はユーザーへの謝罪が必要だと記者会見を開くことに。
「精神誠意を尽くし、これまで迷惑を掛けたユーザーへ、企業へ謝罪します。それは社長である私の仕事です。私はハルさんとガクさんたちに出会って本当に良かった。なにがあってもこの会社をつぶさない、2人でこの夢の続きを追いかけてください。」
「弊社のセキュリティシステムに問題が会ったと思えません。私、高橋凜々は、責任を持ち、株式会社トリリオンゲームの代表取締役を辞任致します。第三者委員会を通じ、原因究明と改善に努めてまいります。」
精神誠意をもって、責任をとる、凜々。
しかし心のどこかでは、就職活動の苦悩を経て、ようやく手にしたトリリオンゲームの仕事を去る事を公開していました。
しかし、キリカの為に秘書は、キリカをもう一度、黒瀧の元で働けるようにと、トリリオンゲーム内部にいる社員に謝礼を渡して、トリリオンゲームの顧客情報などを漏出させたのでした。
社長としての責任能力を追求され、トリリオンゲーム社の信用はオチ、売り上げも激減。
打つ手がないハル(目黒蓮)とガク(佐野勇斗)と祁答院(吉川晃司)に黒龍(國村凖)は会社を手放すように迫ります。
ハルは株を手放し、黒龍家の人間になり、キリカの夫になると告げます。
以前、キリカの夫になることを条件に、役員にしてほしいと頼みました。
「俺はもうゲームを降りる…ガク、お前も株を売れ…ベンチャー企業ごっこはもう終わり。そうすれば300億をお前の手に…」
「じゃあ、今までのことはごっこだったの?今まで頑張ってきたみんなや凛々さんとの約束はどうなるの?」
「そんな約束してねぇ…忘れた。這い上がる為にはトリリオンダラーを稼ぐなら手段は選ばない。」
数日間、ついにドラゴンバンクがトリリオンゲーム社を買収。
呆然とするガクたち社員の目に誰もが予想だにしていない行動を、ハルが取り始めます。
ハルはドラゴンバンクの代表取締役としてあいさつし、新社長の橘をトリリオンゲーム社に迎え入れます。
「おい、ハル…嘘だろ…嘘だって言ってくれよ」
桜(原嘉孝)は怒って、ハルの胸倉を掴みます。
「またハッタリだな、おっちゃんもうハルの手には乗らないぞ」
ゲームクリエイターの蛇島(鈴木浩介)は場の空気を和ませようと、おちゃらけますが、ハルの本気を知って、愕然。
ガクはハルがくれた大切な椅子を廃棄処分され、変わりゆく現状とハルの変貌ぶりにショックを受けます。
夜の屋上で、ハルと再会したガク。
「何しているの…ハルくんはもう…」
「ロードマップを覚えているか?ガク…俺はドラゴンバンクの社長になる」
なんと、ハルは黒龍の潰されたネタを握っていて、これを利用して、ドラゴンバンクの内部に侵入し、黒龍を社長の座から引きずり下ろす計画。
「なんでこんなこと早くもっとみんなに行ってくれなかったの…ひどいよ」
「ガクを信じてきたからだ。黒龍家のパソコンからハッキングして、黒瀧の潰された情報を引き出す作戦…ミッションインポッシブル、ガクの巻き」
翌日。
ガクは清掃員のふりをして、黒龍のパソコンから内部情報を盗み出しました。
ふと、スマホを社内に忘れた黒龍がハルと共に社長室に戻ることを知り、慌てる、ガク。
「みんなでパーッとゴルフにでも行きましょうよ。」
「昭和だね」
ハルは話術ですっかり黒龍の心を掴み、こっそり椅子の下に隠れるガクに、黒龍が落としたペンを拾うついでに、機密データのUSBを渡すのでした。
トリリオンゲームでは全てのハルが行おうとしている事情を把握。
ハルが裏切り者ではないことを知った、桜、蛇島らは協力。
それでもメディアの圧力がかかり、黒龍の悪事はなかなか世間にわかってもらえません。
白虎あかり(百田夏菜子)もキャスターの座を降ろされてしまいます。
翌日。
ハルとガクの作戦がばれ、2人とも解雇させられる羽目に。
「私の目は節穴ではない、君たちはクビだ。裏切り者は追放しなくてはならない。」
「クビになるのはあなたです。黒龍社長の解任を株主総会で求めます。株主の皆さんにあんたの裏の顔を教えて、ドラゴンバンクの株が市場に出回る手立てをした」
「市場に出回ったドラゴンバンクの株は俺が海外の株主に買わせた。これ、新しい株主からあんたの退陣を求める委任状、ほとんどが賛成したよ」と、祁答院。
「だからあんたの株の25パーセントを俺らにください。それしか道はない。」
「マイナンバー権利が関わる裏帳簿を隠したり、スポンサーに圧をかけ、黒龍が真実をフェイクニュースにする姿をニュースにするしかない。」
黒龍のパソコンカメラをハッキングしたガクとハル。
そしてその映像では黒龍がマイナンバーの裏帳簿など不正を繰り返しながら、それを圧でもみ消し続けたことをペラペラと喋る映像。
部下には横暴な態度でなかったことにするように指示。
「この映像を見せたらみんな株を追っ払ったよ」
「だからわかったろ?俺らにドラゴンバンクの(株)25パーセントを渡せば、あんたの不正は明るみにならない」
「仮に私が株を手放しても君たちは45パーセントしか手に入らない。50パーセントほど手に入らない。」
「黒龍キリカさん、あんたが持つ株の6パーセントを俺に譲ってくれ」
「キリカは私の娘だ!」
「私はドラゴンバンクの株を手放します…お父様の娘だから」
「あんたを助ける為だよ。あんたの不正が明るみになれば、ドラゴンバンクは潰れる」
「ああああー!インサイダー取引は立派な犯罪だぞ。」
「俺らは仲良く豚箱いき、あんたは他の株主たちに口止めする必要もこれからある。俺のインサイダー取引も隠ぺいする気だろう?俺ら腹くくっているんだよ。そこで、新社長を決めます。沈没しかかった船は、ここにいる、ガクが立派に操縦してくれますよ。」
凜々は再び、花屋でアルバイト。
そして、凜々の花屋を訪ね、全てを話しました。
「凛々さんが会社を存続してくれなかったら、とっくにトリリオンゲーム社はクビになっていた。またやってみないか?どんとこい!俺らは最強のチームだ。」
そして、ガクがドラゴンバンクの新社長、ハルが役員に。
「心のどこかで信じていた、ハルくんならあのロードマップを実現させてくれるって。だから俺はハル君についていこうと決めた。この先のロードマップ続くんだよね?」
「ごめん、それは無理。インサイダー取引は事実。犯罪すれすれの俺がいればせっかく取り戻した会社はパーになる。」
ハルはガクを社長のいすに座らせます。
親会社のトリリオンゲームは子会社のドラゴンバンクに逆転。
そして、新体制の経営陣は、トリリオンゲーム社長は、ガク、ドラゴンバンクはキリカ(今田美桜)。
「何か問題ある?今は内輪もめしていている暇ないでしょ?この難局を力を合わせて乗り越えていきましょう」
「だからもう一度皆さんの力を貸してください!みんなでトリリオンゲームを続けましょう」
トリリオンゲームとドラゴンバンクがタッグを組み、企業を大きくしていくことに。
日影(佐戸井けん太)も協力し、密園フラワーの蜜園(余貴美子)は、トリリオンゲームの傘下として仲間入り。
蜜園フラワーの新社長に、凜々が指名されました。
ハルとガクと和解したキリカですが、必ずハルを自分ものにすることを諦めませんでした。
2年後。
ガクはトリリオンゲーム社長に、凜々は、密園フラワー社長として再会。
「凛々さん、今度の日曜、空いていますか?」
「空いていますよ」
そしてようやく、ハルがなんと帰ってきました。
立派なオープンカーを乗り回すハルは、ガクを乗せて港へ。
「ここで俺らのロードマップの続きを作る。ドラゴンバンクをもらうだけじゃ気が済まねぇ」
「僕らの?」
「今、”ら”って言ったよね?」
「僕らのワガママは世界一だ!」
ハルとガクの絆は、永遠に続き、ハッタリをかましつつも緻密な2人のゲームはこれからも続きます。
トリリオンゲーム最終回感想・みどころ
トリリオンゲームを裏切った…!と見せかけて、あえて黒龍たちに寝返ったふりをして、黒龍が圧力をかけて次々と不正を繰り返した事実を公にした、ハルが今日もキレキレ!
「ベンチャー企業ごっこ」とまで言って、ガラッと空気を変えたハルに目が離せない前半。
ところが本当の目的は黒龍を社長の座から引きずり下ろして、不正を公にし、トリリオンゲームの名誉棄損挽回に向けた作戦。
ドラゴンバンクの株を手放せば、不正を公表しないという苦渋の条件を飲んだ黒龍。
黒龍の不正が株主たちに明るみになり、海外の株主にまで株を売った祁答院は用意周到すぎる!
そして、ドラゴンバンクを守るために6パーセントの株を手放したキリカも切なかった。
やはり、ハルとガクを理解しながらも、父を助ける理由もあって、株を差し出すのは健気ですね。
黒龍はとことん、金と権力で動かし、人を人と思っていない行動をとってきたつけが回ってきたんだと思います。
「俺達のワガママは世界一」
ハルとガクのロードマップは今後もどんどん広がっていくことでしょう。
ハルとガク、トリリオンゲームのみんなこそ、逆転勝利を掴むのにふさわしいフィナーレでしたね。