トリリオンゲーム9話あらすじネタバレ
水樹風華(あかせあかり)に言われ、トリリオンゲーム社社長のガク(佐野勇斗)は、長瀬(竹財輝之助)が総務省として訪ねてきました。
黒瀧(國村隼)からハル(目黒蓮)とガク(佐野勇斗)、祁答院(吉川晃司)は、トリリオンゲーム社を7億で買収する話を持ち掛けられました。
ところが、ハルは結婚しているとその場で即興の嘘をつきました。
「ああいえば桐姫は恥をかかずに済む」
ハルが敢えて嘘をついたことを祁答院は見抜いていました。
「最低」とガク。
清掃員の男の妨害をするカップルの車にごみを投げ捨ててストレス発散をした、ハル。
「確かに俺が売らない理由はない、でもちいとむかついてな」
「僕らの会社売っちゃうの?今、300万円もらえれば人がもらう100回分の金で人生が安泰する」と、ハル。
その後、ハルはガクをカジノへ連れてきました。
「今、黒龍にトリリオンゲーム社を売り払えば人生安泰。でも、ここで終わりで良いのか?」
ガクにカジノを通じて聞く、ハル。
しかし、カジノでは負けてしまった、ガク。
翌朝、2千万円のワインを開けてくれる黒龍に、買収の話を丁寧に断る、ハル。
祁答院はその様子を見守り、ハルとガクはワインを飲みます。
「ゲームが長くなれば必ず勝つ。企業体力の弱い君たちはゴクッと飲み込まれる。君たちはうちの傘下に入らない限り」
「あ、それいいっすね。逆にうちの傘下に入って下さいよ。俺らトリリオンゲーム社がさ、あんたらをゴクッて飲み込むんだよ」
その頃、長瀬はキリカに、子会社スーパーマーケット社に自分が異動になったことを知らせました。
「自分の娘を厄介払い、私はお父様の操り人形じゃない」
「どこへ行こうか私の娘、我がドラゴングループファミリーだ。」
ハルたちは、キャッシュレス事業に目を付け、QRコード決済サービス「トリリオンペイ」の開発に動く、ハルたち。
「携帯通信大手や各種サービスが充実しています。」と凛々。
加盟店からもらえる決済手数料、ユーザーからもらえる購入データなどメリットが充実。
桜(原嘉孝)、ゲームプロデューサー、蛇島(鈴木浩介)、功刀(津田健次郎)も初めてのキャッシュレス化の動向を見守りながら動くことに。
顧客(たかし【トレンディエンジェル】)にも、トリンリンPayを勧め、どんどん導入されていきます。
夜空に点灯した読める光のQRコードで、トリリオンペイのポイントをさらに付属し、顧客数を上げていく、ハル。
一方、子会社のスーパーマーケットチェーンに異動になった、「桐姫」こと、キリカ(今田美緒)はドラゴンバンクの電子マネー「ドラコ」を使った戦略を考案。
「至急、本社に全店舗の店長を集めて」
キリカは何かを思いつきほくそ笑むのでした。
トリリオンゲーム社は交通IC系とトリンリンペイを提携させることに。
担当の堀井にトリンリンペイが「パスカ」のチャージを可能にする商談をする、ハル。
「うちは天才エンジニアである彼に任せます」
「ですが、その話、南九電鉄にお話しをしていただけますか?全22社を取り扱うのは渡利社長が首を縦に振らないと…」
渡利(大和田獏)に会いに行くと、桐姫が。
「我が社のトリンリンペイはメディアやネットゲームに強いです」
「我が社のドラゴンバンク社は流通に長けています」
「交通系電子マネーが金儲けの道具として利用され、顧客ニーズが偏るのは避けたい。お帰り下さい」
凜々は帰社してもまだセキュリティ管理に勤しむガクの体調を心配します。
「まだ仕事するんですか?倒れちゃいますよ」
「大丈夫、セキュリティ管理が気になってね…ありがとう」
ハルはその頃、屋上でキリ姫に電話。
「こんなところに呼び出して何の用?」
「やっぱ俺ら結婚しようぜ?」
「そんなことを言うためにこの船をリザーブしたの?」
「お互いワガママ同士。交通系と組みたいと思っている。うちのネット通販とあんたの流通システム…」
「つまりタッグを組んで交通系を奪おうとするってこと?」
「あんたは会社にとって最善の方法をとる。」
「さぁどうでしょう?」
「会社の顔同士で結婚すればイメージ戦略としては最高」
「そんなこともゲームのためなのね…」
「年に一度の家族旅行やピクニックも良いね」
「だけどあなたも私もビジネスの世界で生きることを選んだ。口いっぱいに頬張ってもまだ欲しいそういう生き方しか私は知らない。あなたの目的はトリリオンダラーを稼いで全てを手に入れる事」
2人は花火をハルが貸し切りにした船に乗って、眺めるのでした。
同じ頃、今日も徹夜するガクを気遣って差し入れする凛々。
「就活していた時はこんな大きな会社の社長になれるなんて思いもしませんでした。ガクさんは将来のこと、考えたりします?結婚とか」
「僕もただのパソコンオタクでした。結婚とかは考えていないですね」
ハルとキリカは「結婚」と称したビジネスパートナーになります。
更に翌朝、渡利に業務提携のオファーを持ちかけました。
「わかった次の総会で検討しよう」
見事に渡利の心を掴んだ、ハルとキリカ、ガク。
私鉄総会が開催。
トリリオンペイと交通系の業務提携を話し、全国の鉄道会社のサービスに使えることを株主総会で説明する、ハル。
「仮に承認されても計画を実行するのは3年かかります」
「それはできません、スピード性が大事です」とキリカ。
「足並みそろえて一歩踏み出すには時間が必要なんだ。我々は君のお父さんと違う」
渡利は反対。
「ドラゴンバンクとのことで総会を隠れ蓑にしたいのでは?」とキリカ。
「君、人聞きが悪いねぇ」
「この狸おやじ」と毒づくハル。
私鉄連合総会で提案が受け入れられないと思っていたものの、挙手が。
ハルは情報屋に頼み、挙手した総会に参加した社員たちの不倫、ゼネコン役員との会食の様子をネタに脅迫。
ほとんどの総会に出席した者たちは、渡利に反旗を翻す為に手を上げました。
「もしも、クーデターが失敗したら、総会に出席した裏の顔を持つ役員たちの素性をトリリオンTVでばらせばいい」と、ハル。
小賢しいハルとキリカに、ガクは応援します。
キリカは黒龍に現状を伝えると黒龍は激怒。
「よく覚えておきなさい、唾を吐いた人間は一生奴隷にならなきゃならない。お前の大事なコレクションを潰す」
杖を乱暴に叩き、ハルたちが映るテレビを壊し、我が子へ宣戦布告。
ハルたちはスイスイを利用して次の先手に打ちます。
ところが、長瀬はトリリオンゲーム社の眼鏡をかけた女性スタッフ(椿奈央)をお金で買収。
そして黒龍に呼びだされたハル。
「今度はSUISUIを利用するそうだが大資本の基本をわかっていない」
なんと、SUISUIとドラゴンバンクが業務提携。
弊社のドラゴンペイが連携することで、ハルたちに勝ち目はない。
「これはまだほんの序の口…これだけじゃ終わらないよ」
配信システムにウィルスが侵入し、オンエアが間に合わないトリリオンTV。
サーバーダウンし、仕事にならない…。
ガクはサーバーに不正アクセスが発見。
「盗まれたものは?」
「全部…!ゲーム事業部テレビ事業部決済事業部、ユーザー、住所、氏名、口座まで…社外からデータがとられた形跡はないです。」
「…情報漏洩」
それをおこなったのは黒龍に買収された眼鏡の女性(椿奈央)でした。
トリリオンゲーム9話感想・みどころ
黒龍からの買収を断り、ハル、ガク、桐姫でトリリオンペイを活かしたキャッシュレス決済事業を活かし、どんどんトリリオンゲーム社が飛躍。
しかも鉄道会社の社員を株主総会で不倫やゼネコン役員との会食光景を情報屋に頼んで抑えるって。
相手の弱みを握って従わざるを得ない状況に追い込むのは黒龍とはまた違ったやり方で頭が切れるところが怖いですね。
でもその頭脳明晰でビジネス戦略に手段を選ばない行動力に次の展開が楽しみになります。
ところが、内部にはまさかのトリリオンゲーム社で働く若い女性社員の裏切り者が。
あっさり桐姫の秘書、長瀬に金で買収されている!
やはり、桐姫の父、黒龍を怒らせたら何があるか分からない怖さがありましたね。
口調は低音ですが怒りに満ちて杖で床を叩き、会社のテレビを壊しながら、「唾を吐いた物は一生奴隷」という言葉の圧力。
身内で一人娘のキリカの裏切りに動いた黒龍は、トリリオンゲーム社のパソコンの全ての内部情報をハッキングさせるという横暴さ。
これが、黒龍家のやり方…と思えますね。
キリカはハルとガクと仕事をしている時、ビジネスパートナーという名目の「結婚」とはいえ、とてもイキイキしていました。
黒龍に甘やかされつつも、父の経営の仕方や、ハルたちを潰そうとする行動に反発心や、キリカなりの良心が少しだけ動いている部分もみられます。
長女ですら手のひらを返し、トリリオンゲーム社を潰そうとする、黒龍の魔の手が忍び寄った怒涛の9話でした。