Tシャツが乾くまで2話あらすじネタバレ
長野県で起きたバス事故で、夫の瀬尾充(松山ケンイチ)が行方不明になった、瀬尾咲子(蒼井優)。
片や、同じ事故で、妻の園田あずさ(夏帆)を亡くした、園田樹生(中島歩)。
しかし、樹生はあずさが充と不倫していたと、咲子に突きつけました。
(樹生)あなたの夫、僕の妻と不倫してましたよ。好きな人フィルター、掃除したほうがいいですよ。聞いてます?あなたの夫と僕の妻が
(咲子)いやいやいや、いいんです、いいんです、もうそういうの。もう園田さんよくそういうの思いつきますね。映画とか小説とかお好きなんですか?
(樹生)第三金曜日。旦那さん毎月第三金曜日、お休みとってません?
(咲子)ああ、お店やってて喫茶店。定休日が金。金曜日が休みの日はするもんですか、不倫。本当にやめてもらえませんか?絶対ないんで夫はそういうの。言いがかり付けるのやめてください。
(樹生)ああ、金曜日なんですね。いやそう思えるの幸せですよ
(咲子)あの、第三金曜日がなんなんですか?そこまで言ったなら最後まで説明してほしいというか…そちらの推論を聞いたうえでちゃんと否定させてください。絶対やってないって。
(樹生)事実話したら否定されちゃうんですか。やだなぁー
(咲子)ねぇ今日の園田さん感じ悪いですよ
(樹生)本来の僕こんな感じですよ。本性出せないですよ、あなた妻の不倫相手の妻なんですからね。いっぱい話して喉が渇きそうなんで。あ、間違って2つ買っちゃったんで。サクッと説明しますね。洗濯物乾くまでの時間で。その日は、5月の第三金曜日でした。午後の会議で必要な資料を家に忘れてきたことにきっづいて妻に届けてもらおうと思いました。古書店でパートをしているんですけど、その日は休みだったので…でも、休みの日に悪いなって。でも昼休みに帰りました。息子は保育園なので1人で出かけたんだろうととくに気にしませんでした。ただ後から思いました。よく晴れてたのに洗濯物干してなかったなって。どこかで昼食を済ませようと思ってふらふらしてたらここの前を通りました。
(咲子)ここ?つまりここに奥さん。それで?
(樹生)はい、いました。瀬尾さんの旦那さんと2人で。親しそうに話していましたよ。リラックスした感じで穏やかに嗤って直感で初対面じゃないなって分かりました。同じ時間くらいに乾燥を終えて。洗濯物まとめて一緒に歩いて帰って、旦那さんは瀬尾さんのお宅に、妻は僕の家に帰って来ました。
(咲子)それだけ?その後、どちらかの家に行ったとか?
(樹生)ラブホテルですか、行ってないです。それぞれがそれぞれの家に。
(咲子)昼間とか関係ないんじゃ。そういうドラマ流行っていたじゃないですか。園田さんが確信ぶる口ぶりだから構えただけで。
(樹生)いうあ、別れ際に言ってました。なので僕は翌月、僕は6月の第三金曜日に有休をとりました。妻に内緒で。なんで僕に轢いてるんですか。
あすかと充はお互い会う約束を第三金曜日に決めていました。
(あすか)(充)次の第三金曜日に。
(咲子)6月の第三金曜日に2人はまた会ってたんですか
(樹生)はい。同じようにこのコインランドリーで会い、話し、一緒に帰っていきました。
(咲子)それだけ?
(樹生)それだけです。
(咲子)それのどこが不倫なんですか!もしかしたら目が合っただけで浮気って騒ぐタイプですか。キスしたら妊娠するって信じる中学生でした?
(樹生)第三金曜日になんかあるんですか?
(咲子)しいて言えば私の仕事が忙しい日ですね。あの、月刊誌の編集やってるんで、校了日なんで。
(樹生)ああ成程、妻が仕事で忙しい日に
(咲子)だからもうこじつけなくていいですって!月1でお喋りする友達だったんですよ。
(樹生)友達?!
咲子と樹生が夜に帰る様子を見ていた、瀬尾充(松山ケンイチ)の喫茶店で働く、直人。
直人は咲子と樹生の関係をぼんやりと疑います。
(咲子)なにフィルターでしたっけ
(樹生)好きな人フィルターですか?
(咲子)だからそれはもういいですって。洗濯機の掃除をしなきゃいけないフィルターです。
(樹生)乾燥フィルターです。ぱかっと開けるところがあるので
(咲子)あったかな
(樹生)いやないことはないと思いますけど。
その夜、咲子の母から電話がありました
(咲子の母)咲子、ちゃんと寝れてる?食べれてる?お母さん心配で寝れないのよ。不幸な事故だったのよ。早く充さんのことは忘れなさい。咲子ならきっといい人が見つかるわよ。お父さんもお母さんも安心…
(咲子)うわあー!
咲子は母の無神経さにストレスで叫んでしまいました。
特朝。
樹生は一人息子の、翔(久保田薫)を保育園に送迎し、仕事へ向かいました。
同僚の明奈から、会議の時間が変更になったことを聞いた樹生。
(樹生の同僚 明奈)あ、いた。煙草吸うんですね。広報との会議17時に変更だって聞きました?
(樹生)うん聞いてる
(明奈)じゃあ延長で来たんですね。保育園、お迎えありますよね?
息子の保育園の時間を忘れ、妹の実樹(齋藤飛鳥)から、翔を茨木の実家に預けることを提案されました。
(実樹)え?ねぇ私、今、名古屋だよ?明日朝市で会議もあるし、日帰りで往復しろと?お母さんも心配してたよ。そりゃ手伝いたいけどすぐすぐ東京なんて行けないって。
(樹生)いやーこんな人手が足りないとは
(実樹)可能性あるのは翔ちゃんが茨木の家で暮らすパターンだけどね
(樹生)いやいやいや、俺が翔と離れて暮らすことになるって?なんで?やだよ
(実樹)これからどうするの?近くに手伝ってくれる人いるの?
(樹生)そんな人…
その夜、樹生は咲子の家に預けた翔を迎えに行きました。
(咲子)お疲れ様です。
(樹生)本当に申し訳ありませんでした。
(樹生)大丈夫でした?
(咲子)保育士さんがご連絡いただいてるってだから緊張しました。翔くん寝ちゃって。…充。いやいやあの、ここまでこうお届けしたのは山々なんですけど寝てる5歳児のどこをどう持ったらいいか分からなくて、なので…
(咲子)あの、ご家族を頼ったりは?
(樹生)実家が茨木で、父親は体悪くして手母親がその面倒を見てるんです。妹は名古屋で起業しててこれ以上頼れそうになくて済みません。
(咲子)奥様のご家族は?
(樹生)妻は元々、親がいなくて、元々、親いない人はいないか、施設で育ってて。
(咲子)夫もそんな感じです。施設ではないらしいですけど親も親戚も疎遠で私もあったことないんです。
なんと、咲子の夫、充と樹生の妻、あずさは両親がなく、他人の元で育った経緯がありました。行方不明ってこともご両親も知ってるかどうか。何か飲まれますか?
(樹生)そういう境遇も似てたから意気投合して、喪失を埋めるように惹かれ合って。ね?
(咲子)ねって言われても、コインランドリーでお喋りしてただけって結論でその話は終わりました。
同じバスに座ってました。隣同士に座ってました。他に空席あるのに。ご遺族の方が最後の姿でしょうからってこの動画を送ってくれました。最期の姿がこれって。誰とどこに行くか聞いてなかったんですよね。友達同士なら普通言うはずです。異性ならなおさら。誤解しないように言うはずです。言わないって、言えないってことです。言えないようないけないことしてたってわけです。
(咲子)それは偶然です。ね?って一文字で同意求めないでください
(樹生)まぁ信じたくないですよね。まだ生きてるかもしれないし
(咲子)じゃあ園田さんは奥さんに確認できないからって、推測で決めつけるんですか?口調がずっと何だか不倫していてほしいみたいです。
(樹生)ああそうなのかも。
(咲子)否定してください。
(樹生)いっそ嫌いたいからかもしれません。嫌いになれたらきっとこんなにつらくない。僕だって妻が不倫なんて信じがたいです。ちょっと掴みどころのない人でしたけどさっぱりしてて思ったことは口に出すし、ちゃんと怒ったり、甘えたり、感情表現が豊かです。何より曲がったことが嫌いでした。結婚前、電車に乗ってたら、お年寄りに籍を譲らない高校生に本気で説教始めちゃって恥ずかしかったです。でも誇らしかったです。その時、この子と結婚しようと思いました。すいません、何の話でしたっけ
(咲子)不倫ってネーミングはうまいと思います。倫理に反するって意味で。だとしたら絶対に不倫してませんよ、充は。充も、園田さんの奥さんもいい人は倫理に反しません。一緒に証明しましょう。充が帰ってきたら直接聞きます。でもそれまではこっちで証拠集めてすっきりしましょう
(樹生)でもすっきりしない事実の可能性だってあるんですよ
(咲子)その時はその時。お互い新しい恋愛に踏み出しやすくなるっていう特典があります。無理やりでもポジティブな方向を捜していきましょう。ね?!
咲子は樹生の背中を軽く叩きました。
(樹生)うわ、びっくりした。ホント、ご迷惑をおかけしました。おお、いくぞ、翔。
(咲子)また何かありましたら。そんなかんじで持って大丈夫なんですね。
(樹生)5歳児の体って意外と丈夫です。あと、子どもを持つって言わないほうがいいですよ。
(咲子)確かに…気を付けます。
翌日。
咲子は、出版社の編集長、大井田千鶴(臼田あさ美)に夜、状況を話します
すると、千鶴が不倫をしていること、妻も公認していることを伝えました。
(千鶴)瀬尾さんが不倫?
(咲子)してないですよ。してないですけど充さんが不倫疑惑をかけられておりまして。
(千鶴)当事者不在で
(咲子)どっちも不在で
(千鶴)それはっきり調べてすっきりさせたいだけなんです。
(千鶴)私ねー不倫しているの。彼ね結婚してるの。
(咲子)は?騙されてたんですか?
(千鶴)でも大丈夫。奥さんは夫に彼女がいること分かっててそれ了承してるの。
(咲子)ごめんなさい、ちょっとよくわからないです。
(千鶴)サクッと説明すると、荒木拓真、30歳、外資系企業のサラリーマン。5年前に結婚した同い年の妻あり、子どもはなし。結婚してからも他に彼女はいるらしくてね。奥さんはそれを了承してるの。分かった?
(咲子)やっぱちょっと分からないです。
(千鶴)世間とかはちょっと分からないけど当事者全員が納得してるのなら別にいいのかもなって。
(咲子)千鶴さんそれでいいんですか?
(千鶴)だって誰にも迷惑かけてないんだよ?犠牲になる子供もいないわけ?それに誰が咎める権利があるの?
そこで、2人で協力し合いながら、充が経営していた喫茶店「ひこうき」の店員、直人(高橋文哉)へ行きました。
(咲子)お待たせしました。翔君、土日も保育園ですか
(樹生)いや、昨日急に、母親が来て、実家に強制連行されました。家の荒れようと、翔が近所のお姉さん、瀬尾さんのことなんですけど、翔が近所のお姉さんの家でパパの仕事待ってたって、母親にチクって、東京で他人を頼るなんてってぷりぷり怒り出してあっさり引き離されました。まぁでも週末は自分が会いに行こうと思ってます。どっちみち父親の体も心配だし、今日は翔がいなくてちょうどいい。
(咲子)今日はちょうど良かったです。こんなことに連れ回すのはちょっと。充の疑惑については伏せておいてくださいね
まず、咲子は直人に樹生を会わせました。
(直人)瀬尾さんのお友達のご主人ってことですか。それで…
(咲子)充のことでちょっと聞きたいことがあって。直人君、ここ以外でも充と会うことあった?金曜日とか
(直人)ああたまには。ああ、いつかの木曜日の日に、明日飲みに行きませんか誘ったら明日はダメだって。
(樹生)第三金曜日はなんでダメだと?
(直人)先約があるって。
(咲子)それいつの話?
(直人)年明け前だったと思います。12月とか。
(樹生)じゃあ少なくても半年以上前からってことですね
(直人)なんですか
(咲子)ううん、なんでもないなんでもない。2人でさどんな話するの?
(直人)瀬尾さんはいつも咲子さんの
(樹生)あ、愚痴ですか?日ごろの不満、妻には言えない私利私欲とか。具体的にはどんなこと愚痴っていたんですか?
(直人)色々です。夫婦って大変なんですね。瀬尾さんの何か調べてるんですか?フィナンシェ出しますね
(咲子)気にしないで気にしないで
直人は、充が生前、こんな会話をしたことを思い出しました。
(瀬尾充)あの常連さんの相手、大変だよね。お疲れ様。
(直人)瀬尾さんって苦手な人いないんですか?嫌いな人。誰にでも優しいし悪口言わないし。
(充)嫌いな人はいないね。好きな人かどうでもいい人しかいないな。
(直人)嫌いになったりしません?
(充)人を嫌いにならないコツがあるんだよ。嫌いになる前に自分から離れる。
あずさがパートをしていた書店の店長、宮内(リリーフランキー)に接触し、事故までのあずさと充について独自の調査を開始しました。
(宮内)おおいらっしゃい、切り替え早いね
(樹生)瀬尾さんです。同じバス事故で旦那さんが行方不明で
(咲子)初めまして。
(宮内)同じ喪失を抱えて、惹かれ合った。
(樹生)家が近いので、子どもを預かってもらったりとか。
(咲子)愛の渇き、どんな話ですか?
(宮内)気を付けてくださいね。あ、そうだ。これあずさちゃんが読んでいた小説、売り物だけどあげるよ。不倫の話。なに?別にサスペンス好きな人が皆犯罪者ってわけじゃないでしょ。
(咲子)ホラー好きな人が皆お化けってことないですよね
(樹生)妻があの日バスに乗ってた理由が分からなくて。瀬尾さんの旦那さんも一緒だったみたいなんですけど、なんか聞いてませんか?目的地とか
(宮内)ああ、はいはい。知らないけど知ってても教えないよ。夫に言いたくなかったわけでしょ。死んだってプライバシーは守られるべきだと思いますよ。
【生前の宮内とあずさの回想シーン】
(あずさ)夫に言えないことなんてないですよ。聞かれたらなんでも答えます。
(宮内)へぇー仲いいんだー
(あずさ)聞かれたらなんでも答えられます。ただ聞かれないんで行ってないことはいっぱいあります。あの人、夫婦は同じことを考えてるって信じてやまないんです。だからいつも、ね?だけで同意を求めてくる。一言どころか一文字でちょっとずれたり余っちゃった莉り、そういうのもああだこうだ言いながら楽しみたいんですよね。樹生はそうじゃないものが好きだから。これどんな話ですか?
(宮内)不倫の話
(あずさ)ふーん、不倫の話。
帰り道の樹生とさっ子。
(樹生)ごめんなさいモラルのないおっさんで
(咲子)なかなかな人でした
(樹生)モラルないのはそっちか。亡くなったからって根掘り葉掘り聞きだしていいなんてこと
(咲子)ごめんなさい、私が乗り出したから。
(咲子)夫婦だからって全て知る権利はないですよね。あの日だって、事故が起きなければ私は何も知らないままだったと思うし。
(樹生)それで良かったんですけど。不倫でも何でも知らない何かがあっても、生きて帰ってくれればそれで良かった。
(咲子)園田さん、ご飯ちゃんと食べてます?翔くんいないと余計適当に済ませて…あ、母でした。大丈夫です。えっとなんでしたっけ。あ、ご飯大丈夫ですか?
(樹生)妻の知り合いにも聞いてみます。旦那さんきっと帰って来ますよ。すっきりした気持ちで帰り待ちましょう。
樹生は翔と同じ保育園の保護者に話しかけました。
(樹生)こんにちは、先日は有難う御座いました。妻と仲良くしていただいて
(保護者)翔くんのパパ。大変でしたね
(樹生)事故の日ってどこに行くつもりだったかって聞いてたりします?
(保護者)聞いてないですけど突発的な一人旅じゃないですか?そういうの好きだってよく
(樹生)最近あの、僕の愚痴って言っていても言いにくいと思いますけど
(保護者)もうのろけ話聞けないのも寂しいです
その夜、樹生は直人の元をまた訪ねました。
(樹生)こんばんは。瀬尾さんのこと聞きにきたんで。
(直人)一人だと限界あるんで8時に店閉めています。話したじゃないですか。
(樹生)いや、瀬尾さんの前では言えないことあるんじゃないかって
(直人)瀬尾さんって咲子さんですか?
(樹生)はい。
(直人)僕、店長のこと瀬尾さんって呼んでるんですよ
(樹生)店長の妻、咲子さん=瀬尾さんです
(直人)ややこしいな。
(樹生)ややこしいですよ、夫婦って。
(直人)珈琲でいいですか?
(樹生)お願いします。瀬尾さんの旦那さん充さん、ほんとに咲子さんの愚痴なんて
(直人)聞いたことないです。その確認に来たんですか?
(樹生)瀬尾さん気丈に振舞ってるだけでだいぶメンタルやられています。まぁそうですよね。まだ安否確認されてないですし。
(直人)のろけ話ばかり聞かされましたよ。さっちゃんさっちゃんって。
(樹生)瀬尾さんもです、充が充がって。
(直人)仲が良いんですよ。でも仲がいいからって不倫しないとは限らないし。
(樹生)ああ厳しいご意見。不倫って?
(直人)毎週第三金曜日、クリーニング屋で会う年下の綺麗な女性ですよね。
(樹生)それ瀬尾さんに聞いたんですか?
(直人)どっちの瀬尾さんから聞いたと思います?
直人の感じ悪い態度にムッとする樹生。
(直人)なに?あずささんでしたっけ。ああ名字一緒ですね。よくないですよねーあんないい人と結婚しといて他にも女いるって。しかもそっちも結婚しているとは思わなかったです。羨ましいし憎たらしいし。
(樹生)羨ましいと憎たらしいが同居した感情、名前ありますよ、嫉妬です
(直人)咲子さんのこと好きなんですか?
(樹生)いやなんでそうなるんですか?僕、妻亡くしたばかりなんですけど。
(直人)だからですよ。ちょうどいいじゃないですか。不倫されてたならすぐ乗り換えるのに罪悪感ないし、身近に丁度いい人がいるなって気持ちに。
直人のあまりにも無神経な言葉にカッとなり、反論する樹生。
(樹生)は?既婚者に片思いこじらせてるからって八つ当たりするなよ
(直人)不倫されたからって八つ当たりするなよ
直人と樹生は対峙してしまい、樹生は店を後にしました。
樹生はあずさの生前、あずさが子供を作ろうとしたことを思い出しました。
(あずさ)翔やっと寝たんだから
(樹生)うわ。びっくりした。何々?え?マジ?ちょマジ?このTシャツさ洗ったんだけど縮んじゃってジャストサイズで買ってるからね
(あずさ)はいはい、ごめんなさい。
(樹生)ちょっとコンビニ行ってくる
(あずさ)いいんだよ夫婦なんだからさ。
(樹生)あ、2人目つくるならさ、来年の今頃がちょうどいいかも。今さ、妊娠しちゃうとさ、翔と3学年差になるでしょ?大変だって、入学とか卒業とか重なって。いや、来年の今頃妊娠できれば、翔と4歳差だし早生まれになるのも避けられるしちょうどいい。
(あずさ)樹生は本当に好きだよね。ちょうどいいものが本当に好きだね。
その夜、咲子が急に叫んだので、通りがかった園田はすぐ向かいました。
(咲子)きゃー!ああ、園田さんちょうど良かった。助けてください。
(樹生)生きて自然に帰せました。いつも旦那さんが虫胎児の係だったんですか?
樹生は虫が苦手な咲子の虫退治をしてくれました。
(咲子)はい、私は規制を上げて逃げ惑う係で。最近は虫がいなくても大声上げてます。話す相手いないと声出したくなります。
(樹生)返事なくて、もっと虚しくなるんですよね
(咲子)経験あります?
(樹生)久々に一人暮らししてるんで。あ、これどうします?捨てます?
(咲子)煙草
(樹生)クサいですよね。すいません
(咲子)最初は気付かなかったですけど翔君を迎えにうちに上がった時、香って…それから時々。
(樹生)その日にちょうど久しぶりに再開しちゃって、子どもで来てからやめてたんですけど。
(咲子)やっぱり…充のとたぶん、同じ銘柄。火のついてない煙草も煙の匂いもなんかちょっと充のとは違って、吸った服について、ちょっと時間が経った匂いなんですね。やっと見つけました。この匂い。すいません。背もちょうど同じ高さなんです。すいません。
(樹生)やっぱり…シャンプーなに使っています?同じ匂い
(咲子)詰め替えどれ買えばいいか分からなくて。
(樹生)困ってるんです。色々買ったけど髪がきしむし。
(咲子)うちに買い置きあるんで一先ずそれあげますね。はぁーちょっと待ってくださいね。もうちょっとしたら詰め替え買ってくるんで。
夫と同じ背丈の樹生の胸に思わず、夫のシャツの匂いを感じる、咲子。
(咲子)嫌な予感がする
ふと、着信があり、それは長野県警からでした。
Tシャツが乾くまで2話感想・みどころ
咲子と樹生が同じ悲しみを抱えるもの同士、協力し合いながら、咲子の夫、充の行方と、亡き樹生の妻、あずさとの関係について探す「旅路」が始まりましたね。
直人や宮内の発言は、咲子と樹生の心を振り回すものの、彼らだけが知る、あずさと充の秘密が気になりました。
ネガティブ思考の樹生と何とか前に進もうとする咲子。
2人の相対的な相性がとても良く、ゆるりとした時間のなかでテンポよくストーリーが進んでいるところが良かったです。
充と同じ煙草の匂いがする、同じ銘柄のシャツを着た樹生の匂いを嗅ぐ、咲子。
あずさと充も施設育ちで、互いにシンパシーを感じる部分があり、こんなふうに惹かれ合ってしまったのでしょうか。
樹生と咲子からしたら、複雑で、どこか寂しくて、胸が苦しくなると思います。
あずさと充もこんなふうに、心が繋がってしまったのか?樹生と咲子が紐解いていくだろう2人の真相が待ちきれない2話でした。