UnKown1話あらすじネタバレ
「週刊熱波」のエース記者、闇原こころ(高畑充希)。
相棒のカメラマン、加賀美圭介(町田啓太)と共にスクープを追っています。
清純派で売りの熱愛が絶えない女優を追いかける、こころ。
居酒屋「どんぞこ」の店主、庭月源治(酒向芳)から蜜柑をもらうなど、虎松は地元民から慕われています。
彼女は近々迎える、30歳の誕生日に交番勤務の朝田虎松(田中圭)と結婚を検討していました。
出会った頃は、虎松が現在、こころが住んでいる家を前に自分が住んでいた家だったことから、間違えて帰宅したことがはじまりでした。
泥酔した彼は、春陽三丁目江南警察官巡査部長、世々塚幸雄(小手伸也)によって、介抱されていきました。
二度目の再会は、こころが週刊熱波のカメラマンで相棒の、加賀美圭介(町田啓太)と張り込み中も、怪しまれて張り込み失敗。
そして、次の取材の張り込み中も玩具屋の「うめぼし堂」で、店主から窃盗犯と誤解されたところ、虎松の機転により、助けられました。
徐々に距離を縮め、食事に行くなど交際に発展し、1年後の2022年春。
まさに幸せの絶頂にいる彼女ですが、自身の生い立ちとプライベートな理由で結婚に踏み切れずにいます。
実家へ帰ると、怪しげな雰囲気が漂う古い屋敷が実家の謎めいた女性。
蝋燭の明かりが揺れ、家具はヴィンテージものばかり、キッチンにはブラッドサーバー…。
こころの正体は吸血鬼一家の長女でした。
古いタイプの吸血鬼でユーモラスな性格の父、闇原海造(吉田鋼太郎)と母、闇原伊織(麻生久美子)。
誕生日が近づくにつれて、「このまま秘密を隠しても結婚できない」と悩む、こころ。
拠り所である両親を訪ね、安らぐこころ。
こころは仕事後に、虎松と飲みますが、テレビに映る十字架や、にんにく料理に体調不良に。
何も事情を知らない虎松に悟られないよう、酔って具合が悪くなったふりをして切り抜けました。
一方で、虎松も、こころに言えない「何か」を抱えている模様です。
その頃、関西出身で、クリーニング屋を営む、シングルマザー、五十嵐まつり(ファーストウイカ)は帰り路を何者かにつけられていると感じました。
慌てて、「居酒屋どん底」に逃げ、庭月(酒向芳)、どんぞこ店員で庭月の息子、聖夜(長田成哉)虎松のもとへ逃げ込んで事なきを得ます。
そんななか、2人が住む春陽町にて、血を抜かれた遺体が発見されました。
5年前から栄海街で起きていて、3件も同じ手口が特徴。
犯人は吸血鬼の絵をカラースプレーで町の壁に落書きをして意味深に足跡を残す者です。
事件のことで、虎松は駄菓子屋「うめぼし堂」の高齢店主、今福梅(木野花)を気に掛けます。
一人暮らしの梅に夕食を作り、彼女の大好物のコロッケを差し入れする、虎松。
口は悪いが、虎松とは親子のように喧嘩をするほど、仲が良い地元民の梅。
バツイチの虎松に悪態をつくものの、心配してくれる彼女の家を後にした、虎松。
泥酔して店で眠り込んだこころは、幼い頃から吸血鬼であるがゆえに思春期の苦い記憶を思い出しました。
幼稚園時代はいじめられ、小学生の時は調理実習で同級生の男の子に、にんにくを悪気鳴く食べさせられたことで体調不良。
さらに、中学の頃は、友達と給食を食べていても、血の入った水筒のドリンクを知られたくなくて、友達を突き飛ばしてしまいました。
吸血鬼であることで、両親から大きな愛情を受けていても、生きづらさを感じていた、こころ。
その日、こころの誕生日が近いということで、自宅に父、海造が。
サプライズにと思い、特製のケーキを持って娘の誕生日を祝います。
しかし、その気持ちを受け取る反面、吸血鬼である自分は「普通」と外れている事への苦悩を父に話し、虎松に嫌われたらと不安を吐露した、こころ。
思わずストレスと緊張の糸がとけて、父の前で泣き出します。
そんな娘の生きにくさや気持ちを受け止め、一緒に泣く、海造なのでした。
こころの誕生日前日、世々塚(小手伸也)も、虎松が離婚した何らかの事情を知っており、「お前はもう幸せになっていいんだよ」とそっと声を掛けるのでした。
こころは、職場で新しい仕事を任されそうになりますが、こころが誕生日な事を気遣ったのか、加賀美が配慮。
その頃、一人暮らしの梅は、煮物を作る途中で電気を切り替えようとしますが、倒れてしまいます。
こころは夜の取材がないので、一人、虎松を待ちます。
緑の怪獣の絵柄がついた財布を落とした男の子(鈴木楽)と妹(鈴木誉)の財布を公園で夜遅くまで探しました。
その後、こころのもとへ行こうとしますが、梅が煮物を焦がし、火事になったことをきっかけに、「うめぼし堂」へ急ぎます。
こころは待ち合わせ場所で、梅の電球を虎松が取り換えることを思い出して、急いで現場へ。
虎松は梅を庇って家具の下敷きに。
梅は駆け付けた消防隊に先に救出され、虎松は下敷きに。
そんななか、彼の走馬灯に蘇るのは、とある家で起きた一家惨殺事件。
虎松自身の家族の過去なのか、虎松が関わった事件なのかはあいまいです。
こころは「うめぼし堂」へ到着し、炎が渦巻くなかへ。
家具をどかし、虎松を抱きかかえて救助。
震えながらも、礼を言う彼にキスをする、こころ。
「ごめんね…私ね、吸血鬼なんだ。それでも好きでいてくれる?」
意を決して自身の正体を口にした、こころ。
こころに応えるように、キスをする、虎松。
梅は近隣住民の空き部屋に居候することに。
居酒屋で呑む2人は、結婚をしようと決めます。
UnKnown1話感想・みどころ
吸血鬼であることで、にんにくが食べられなかったり、正体がばれないように血の味がするのど飴を隠すなど、生きにくさを感じてきた、こころ。
両親が温かい心を持っていて、こころの気持ちに誰よりも寄り添う素敵な家族でホッとしました。
こころが虎松に嫌われ、結婚が破綻になったらと不安と吐露して大泣きした時、一緒に泣いてくれる父、海造の温かさに涙しました。
相手のことを必要以上に思いやる、こころの人間性が育ったのも、ユーモラスな父と、お茶目で娘の友達のように寄り添う母のおかげですね。
虎松は近隣住民を誰よりも気に掛ける町の優しい「お巡りさん」。
しかし、火事の中、家具の下敷きになった虎松も過去のトラウマに胸が痛みました。
恐らく、彼自身が大切な両親を何者かに殺されているようなフラッシュバック。
虎松の呼吸の仕方から、こころの知らないところで大きな傷を心に持っていることが切ない。
こころは吸血鬼であることが素直に言えた!優しい虎松とお互いを理解し合って前進できる夫婦であってほしいですよね。
そして、吸血鬼のふりをした謎めいた殺人鬼が怖すぎる…!
この犯人の行いのせいで、こころ一家に疑いがかからないといいなと思う1話でした。