私たちはどうかしている7話あらすじネタバレ
新進喜悦の和菓子屋「花がずみ」に由緒ある五月雨亭の仕事を奪われたことに衝撃とショックを受ける椿(横浜流星)や、今日子(観月ありさ)、城島(高杉真宙)たち。
椿は次の週に迫る五月雨亭新春園遊会の選定会に向け、久々に自分でお菓子を作ることを決めます。
テーマは、「月」。
そんななか、椿は週刊誌の記者から表向きには病死扱いされている父、樹(鈴木伸之)の死について真相を問われます。
「調べたら面白いことがわかる」という情報提供があったと話す記者。
今日子が樹の不貞を機に殺害したのでは?と問う記者。
樹は、七桜の母、百合子と交際していて、百合子と樹の娘が七桜だからです。
椿は事件当日の今日子の行動を思い出していました。
どうして今更、今日子が樹を殺したのでは?という疑惑が出てくるのかと疑問を抱きます。
七桜(浜辺美波)は、栞(岸井ゆきの)に会います。
東京のお店で修業して、3年後に、金沢に戻ってきたとこれまでの経緯を栞に話した七桜。
今の光月庵のお菓子は、かつて七桜が作ったことのある「新月」と同じ、真っ暗で見えていないと指摘。
さらに、店の名前にあぐらをかいて、味を落とした光月庵には負けないと挑発。
3年の間にもあんなに純粋無垢で優しい性格の七桜は別人のように変わっていました。
その背景には相変わらずの今日子からの執拗なパワハラが・・・。
七桜を支援し、陰ながら応援してきた多喜川(山崎育三郎)。
3年前、あの火事について再捜査をしている警察が七桜を訪ねてきて、今日子が警察に、七桜を訪ねるように仕向けたことを察知。
かつての母と同じように、七桜を犯罪者扱いしようとしていると頭を働かせた七桜。
今日子がテレビで15年前の件について、七桜の母を侮辱した様子が流れました。
七桜は悔しさのあまり、光月庵の呪いが自分をどこまでも呪縛しているように感じます。
脚をくじいた七桜を介抱して店に連れ帰った多喜川。
七桜に、自分をしっかり持たないと、お母さんのことを君は二度、「殺してしまう」のと同じだと叱咤激励する多喜川。
母が奪われた夢は自分が取り返す・・・そう決めたと話す七桜。
光月庵を乗っ取り、自分の店にする・・・今の七桜はそれ以上、何も望まない覚悟でした。
椿との関係を気にしながらも、七桜が今の多喜川のお店を続けられるようにバックアップを続け、見守る多喜川。
選定会が迫り、椿はお題の「月」をイメージした繊細で美しい和菓子を完成。
その途中、従業員として働く、栞が体調に異変があることに椿は気付いていません。
城島は、腕がある椿がなぜか、厨房から遠ざかっている様子に不満を抱いていました。
同じ頃、今日子は選定員と会食をし、椿を勝たせてくれるよう極秘で頼みます。
選定会当日、七桜は「雲一つない空に輝く星」を連想したお菓子を披露し、審査員の目を釘付けに。
さらに、勝敗を前に庭で椿を見つけた七桜は、真っ直ぐ近づいていくのですが、七桜に対し、「誰ですか?」という椿。
しかも、目が悪いような節が・・・・。
椿は医者に診てもらいます。
以前より、ぼやけることが頻繁になっている、網膜が傷ついたことを医師から宣告される椿。
椿の目は、数か月から数年、完治に難があり、手術をしなければ失明の恐れが。
七桜は厨房から椿が遠ざかっていた理由が目だと気付き、気持ちを取り乱してしまいます。
多喜川にも「椿には会っていない」と誤魔化します。
宗寿郎(佐野史郎)の見舞いと自身の診察から戻った椿は、選定員の市議会議員、今日子が、溝口(吉沢悠)に根回しをしていたことを知り、母への嫌悪感をあらわに。
光月庵の牙域を崩そうと、今日子と深いつながりのある溝口に、わざと接触する七桜。
急に頭角を表した「花がすみ」が気になる椿は、ある予感を感じて、店を訪れます。
花かすみは、かすみがかかったような印象・・・”さくら”が咲いているような感覚を感じた椿は、店へ。
七桜は椿に気付きながらも、あえて客として丁寧に接します。
しかし、椿は七桜のこれまでの様子が違うことに気付き、変貌した理由を問います。
七桜は椿に対し、自分がこれまでとは変わったことを告げるのでした。
”わたしは、「さくら」なんだよ、椿。15年前、ママを殺したきっかけをつくった人を好きになるわけない”
多喜川も七桜を庇い、椿は店を後にしました。
今日子は七桜が店を持っていることを椿が知っていて何も言わなかったことを激しく問い詰めました。
椿は、しれっとした態度で対応し、今日子は自分ではないと反論します。
”さくら”の母が犯人でないなら、樹を殺したのは誰か?改めて15年前の話ができてよかった と母に言う椿。
今日子は、七桜が光月庵を乗っ取ろうとしていることを知り、ますます、腹わたが煮えくり返るのでした。
七桜は後日、大旦那、宗寿郎のお見舞いに訪れた際、椿に声を掛けられますが、彼がふらついたことで、椿の目の病気を見抜きます。
このまま目が見えなくなったら・・・と椿の目の具合を心配する七桜。
しかし、椿は大事な会が終わるまでは手術を受ける気はないし、手術を受けることになれば、治療に時間がかかり、店をちゃんと告げなくなると自分の意志を伝えました。
栞は椿のことが本当に好きで、七桜に激しい憎悪と嫉妬心を抱いた上、今日子に椿との子を妊娠したと嘘をつきます。
今日子は事実確認をせず、さっそく、栞の両親に報告。
栞はもう後には引けないと内心、感じるのでした。
七桜は、店で多喜川に椿の目が悪くなっていること、本当は椿のなかには和菓子を作り続けたい純粋さが失われていないことを告げます。
多喜川は、七桜が好きで、椿に嫉妬さえ感じるとこぼします。
栞はその夜、椿に夜這いをかけますが、椿は断りました。
七桜のことが忘れられず、まだ「好き」なのです。
今日子は後日、溝口(吉沢悠)から、七桜のことを今日子に報告。
しかし、七桜は宗寿郎の見舞いに訪れた際、今日子と口論に。
今日子が光月庵が選定会で勝つように、溝口に根回しをした悪事を突っ込まれ、七桜を突き飛ばした今日子。
そんな彼女に対し、「樹の子どもは私です!」と宣言。
今日子は宗寿郎を自宅に連れ帰り、彼を「置いておく」ことが必要だと次の手を打ちます。
今日子は宗寿郎が記憶や意識が朧気だと思っていて、弱っているからこそうまく利用できると企んでいたからでした。
それは失敗に終わります。
宗寿郎は七桜が病院を訪ねてきた時、「さくら」という言葉にかすかに反応。
七桜は今日子から栞が椿との子どもを妊娠したことを告げられたので、七桜は、栞に「椿に目の治療を受けさせてください。それから今の栞さんなら椿を説得できる」と頼みます。
しかし、栞は自分には無力だと断りました。
七桜は、宗寿郎を訪ね、母、百合子の手紙を持って、宗寿郎に対し、自分が本当の光月庵の後継者だと告げます。
宗寿郎はすべてを分かっていて、今も七桜のことを認識。
今日子は、七桜の母が手紙に入れた「樹と百合子の子どもが七桜」という事実が書いた書類を破ります。
しかし、宗寿郎は、樹に想い人がいることを知っていたことや、自分の反対を押し切って、七桜を生んだことを分かっていたと七桜に話しました。
そして、椿と桜に、「12月31日の除夜祭」の日、美味しいお菓子を作ったものに、光月庵を譲ると宣告!
来週は2時間スペシャルで最終回です。樹の父は誰?!七桜は光月庵を継いで、椿への想いを断ち切るのか?椿はどうする?!
私たちはどうかしている7話感想・みどころ
七桜が3年の間に、母、百合子が達成できなかった光月庵で和菓子を作り続けることを自身がかなえる為に、歪んだ方向で動いている様子に胸が詰まる思いです。
七桜は、精神的にも大人になってきましたが、優しさを置いていった七桜の若き暴走は今後も見逃せません。
光月庵の正式な後継者は自分・・・今の光月庵は消えてもらう・・・そんな言葉を七桜が口にするなんて。
それに椿が七桜と久々に再会したけれど、七桜の顔を覚えていない?!今日の7話はこれまでにない展開でしたね。
七桜のことを椿は覚えていないのではなく、目の病気でかすみや、見えにくくなっているという哀しい真相。
そして、七桜には、椿が光月庵でお菓子を作りたいという昔からの真っ直ぐな思いや誠意は変わっていないことに気付き、かつて好意を抱いていた椿に、同情する面も。
多喜川さんがイケメンすぎる!七桜のことすごく年が離れているけれど、和菓子に対しての熱い行動力や知識、七桜が何があってもめげない根性など、人柄を知っているからでしょう。
栞は大胆不敵だけど、不器用・・・子どもの頃から認められない人生を送ってきた栞が、椿を本気で好きになり、椿との子を望むシーンや、”肉食系女子”な一面はシリアスでしたね。
椿は、七桜のことが忘れられないので、栞に対して、「俺は以前なら、栞さんを”道具”として認識してその場で関係を持っていたかもしれない。でも今の自分にはそれはないし、できない」と告げた時、栞が切なすぎた・・・。
七桜が好きな椿、七桜も「椿が好きだった」という記憶や想いを彼女自身もまだ完全に断ち切れていなくて、本当は好き同士の2人の交差し、すれ違って衝突する心情がまた、もどかしい気持ちになりますね。
まさに、「むずキュン」です。
今日子は七桜へより一層、憎悪を募らせていて、ストレートに七桜にぶつけますが、七桜はこれまでと違い、もっとメンタルの強いたくましい女性になっていました。
七桜の毒舌は、今日子をさらに苛立たせ、2人が蛇と虎のように見えましたね。
最終回に向けて、椿の父は誰なのか?吉沢悠?それとも厨房の長?多喜川?!頭のなかでぐるぐると渦巻くもやもやが来週まで消えない7話でした。