ゆりあ先生の赤い糸7話あらすじネタバレ
「…まに、うまくなったね。」
まにがバレエの練習をしていると、吾良が呟きました。
しかし、その直後に、鳥のセバスチャンが鳴いたので、まにはセバスチャンだったと、ゆりあや母のみちる、稟久に告げて、笑うのでした。
「禁断の恋」の相手、伴優弥(木戸大聖)が、過去のバイク事故のせいで、性機能の障害を抱えていると知った主婦、伊沢ゆりあ(菅野美穂)。
優弥は自分自身で不良品だと思っているので、かなり年上である私を相手にしたのではないだろうか。
「ゴロさん、良かったね、ゆりさん帰って来て、可哀そうに、心配していたのかな。」
吾良に話しかけた後、直球で鋭いことをゆりあに言う、稟久。
「どうせ怒らないって思っていません?吾良がしたことをそのまま返されているんだからって」
「そうだね。」
ふと、沸き上がった複雑な感情をゆりあは拭えずにいました。
時を同じくして、未だ寝たきり状態にある夫、伊沢吾良(田中哲司)を介護するため、営みを続ける、稟久と、彼女を名乗る、小山田みちるとの間に、またしてもトラブルが。
ゆりあの後押しでバレエを習い始めたみちるの長女、まに(白山乃愛)はレッスン時間の変更に伴い、保護者の迎えが義務化されることに。
仕事があるみちるに代わり、ゆりあは自分が迎えに行くと申し出ますが、みちるは気を遣います。
そんなななか、レッスンで思うようにいかず、肩を落として帰ってくることが増えた、まに。
「まにより、あなたがやめさせたいんじゃないの?まにがやめたいというまでは私が迎えに行くから。」
このままバレエを続けさせるか衝突する、みちるとゆりあ。
背負うものが多いからこそ、前に飛び出してみたい…踏み出したいと思う、ゆりあ。
しかし、バレエ教室で脚を捻挫してしまいました。
翌日。
みのん(田村海夏)が、出先から帰宅した、節子(三田佳子)を微笑ましく元気に出迎えました。
まにはバレエのレッスンへ。
まにの迎えに行くことを稟久に提案しますが、節子は自分が迎えに行くと買って出てくれました。
しかし、稟久はまにを渋々、迎えに行きました。
「あ、りっくん、なんで来てくれたの?」
「おばさんが足が痛くて、迎えに行けって頼まれたんだよ。」
「りっくんもバレエ昔やってたんだよ」
「それは言わなくていい。」
「実は僕、ボーイズクラスも担当していまして、良かったらやってみませんか?」
稟久はまにのバレエ教室の講師、松川(黒羽麻璃央)から連絡先の名刺をもらいました。
夜。
みちるは夜のスナックで営業。
体調を崩し、早退。
さらに、みちる親子を快く思わない伊沢志生里(宮澤エマ)が待ち伏せ。
「聞きました、ゆりちゃんから…ああ、おたくには言いにくいのかな。ゆりちゃんは恋人もできて、新しい生活をしようとしているの。がんじがらめになっているゆりちゃんを自由にしてあげて!あなた達が重しになっているの。」
「ただいま、ゆりちゃんごめんね、こんな時間に。りっくんとばったり会っちゃってね。」
志生里は明るく振舞いますが、みちるは志生里に酷いことを言われて傷つき、今すぐ出て行こうとしました。
「志生里に、何言われたの?今すぐ出て行こうとしようとしているようなこと。」
みちるはまにと次女のみのん(田村海夏)を連れて、出ていくことに。
何とかして、みちるを引き留めるようとするゆりあ。
「考え直そうよ!落ち着いて話し合おうよ。」
「今日はどこかに泊まります。」
「まさか小山田旦那のところに?」
「なわけないでしょ」
「ゆりあさん今まで有難う。」
ゆりあは志生里への怒りを爆発。
「私のせいかも、私、言っちゃったの、ひどいかもしれないけど、私は若い人に正しいことを行ったはず。」
「ちびちゃんたちいつ帰ってくるのかしら。」と節子。
「孫かもわからないのに、この家にいさせるなんて。ママは洗脳されているのよ。この家を乗っ取ろうとしている、あー怖い怖い」
「出て行きなさい!あなた、この家から出て行きなさい!」
孫かもしれない、まにとみのんを可愛がる姑、伊沢節子(三田佳子)は、志生里への怒りを爆発させました。
「ママひどい!うわあああーん!」
志生里は大人げなく、子供のように泣いて去って行きました。
吾良が家族の状況に泣いている様子を見て、みちる一家を呼び戻そうと外へ出る、ゆりあ。
稟久はゆりあの怪我を気にしながら、一緒に探すことに。
公園で座り込むみちるとまにとみのん。
通りすがりの男性、植木が、「30代女性と子供が2人」と電話。
「あなた誰ですか?私はうちの家族を連れて帰る。うちの家族に指一本触れさせない。」
「ゆりあさん、この人、吾良さんの友だちです。」
植木が不審者がないことが分かり、ホッとする一同。
「あー!ゆりあさん、連絡してくれるって言ったじゃないですか。揃いもそろって迷惑かけくさって!」
稟久とみちるの肩を借りながら歩く、ゆりあ。
帰宅後、まにはバレエの腕前を吾良に披露。
吾良は目を細めて優しく見守ります。
みちるはゆりあに向かって、吾良との関係と過去を洗いざらい告白。
「旦那の暴力でまにとみのんを連れて家を出て、3年経過したら…初めてちゃんと彼が謝ってきたの。それで戻る事にした。半年くらいは平和だったけどその家が二世帯住宅だって知らされてね。抗議したんだけどさ、逆ギレされてフルボッコにされちゃった。それでまを連れて二度目の家出…その時は困り果てちゃったの、妊娠5カ月になったから。正直、小山田の子を育てられる自信がなくて…どうにでもなくて、吾良さんに電話したの。」
吾良との思い出が走馬灯のように蘇る、みちる。
「それでみちるさんはどうしたいの?まにのためならできる限り手伝うよ。でも、自分一人で考えないと。他に誰もいないなら本当に付き添うよ。てことは100回ぐらい聞くよ、無責任でいたくない。」
「じゃあなんとか産むから、吾良さん助けてって言うよ。」
「俺にできることなら…なんでもするよ。いいじゃん、じいちゃんってことなら」
「真に受けんなよ…ごろじぃ」
「頑張れ、みちる。」
吾良の優しさにふれあい、みちるは吾良を好きになったのでした。
話を聞いたゆりあは、「クソバカだな、あいつ」と吾良の優しさを理解し、人情のある彼の行動に、涙を流します。
「私ね、節子さんに言ったの、まにとみのんは吾良と血の繋がりはありません。」
やがて話題は、ゆりあの恋人、伴優弥(木戸大聖)の話題に。
「私も年を取る、吾良も、優弥も腹が出るおじさんになる。このまま優しい関係のまま別れた方が良いかもって思っているんだ。」
「こんな若い彼だなんて志生里ちゃんは知らないよ。」
「ゆりあさんは、私や吾良、稟久くんのことは優先するけど自分のこと後回しじゃん!超だせぇよ!自分のことを優先しなよ!…って、説教好きのゆりあさんに説教しちゃった。」
いつもは温厚なみちるは、家族としてゆりあの見つめるべきことを指摘。
志生里が、稟久と結婚する気だから、自分達を追い出そうとしていたと理解した、みちる。
「それで私を追い出そうとしたのか、潰してやりたいね。」
「私が志生里ちゃんを呼んで、みちるとまにとみのんがこの家には家族として必要だって伝える。」
その後、伴からのメールに恋する女性の顔をする、ゆりあを茶化しながらも、みちるは見守るのでした。
翌日。
優弥にホテルで会う、ゆりあ。
「実は俺、離婚できていないんだ。奥さんがDMで、別れてないって言ってきた。」
「まだ奥さん別れたくないんじゃない?話し合った方が良いよ。」
「てかなんでこの話するの今。俺に元サヤに戻ってほしいの?」
「ゆりちゃんは?ゆりちゃんこそ旦那さんが元気になったら元サヤになるんじゃないの?」
「嬉しい!嫉妬してくれるんだ、すごく嬉しい!優弥、好き…優弥…大好き」
その後、志生里を呼び出し、小山田親子と話し合い。
「小山田みちる、まに、みのんはこの家に必要なんだ。」
「この家に小山田さん達は必要なの、家族なんだよ」と、節子。
「大体、おかしいでしょ、血の繋がりもないのに!第三者から言うと、おかしいよ、お母さんは黙ってて!」
吾良にもさらなる異変が。
「…俺の子だよ、みのんは俺の子なんだ。」
吾良は稟久に嘘をつきました。
吾良が普通に会話をし、一同は話し合いをやめて、一斉に吾良の元へ。
「ご、ゴロさん、いつから喋れるようになったの?」
「ごめんな、りっくん…今までありがとう。ゆりあ、本当にごめん、わかるようになって何回か知らせようと思った…でも俺が起きたら、幸せな夢が、みんなの幸せが壊れるんじゃないかって。」
実は、吾良は家に来た時から意識がありました。
「ごめん、ゆりさんばっかりに迷惑かけて…幸せだった!ありがとうな、ゆりさん。」
「起きられるなら早く起きりゃよかったのに…!」
吾良の子供がみのんだとそのまま彼の言葉を受け取った、稟久。
松川のバレエ教室のオファーを受けようか迷います。
ゆりあ先生の赤い糸7話感想・みどころ
ゆりあも、吾良も器の広さは共通しますよね。
吾良は愛情をもって、みちるを接していて、ゆりあのように面倒見の良い温かい人柄が伝わりますね。
そういうところが夫婦として惹かれ合っていると思います。
ゆりあに、自分の人生を優先してほしい、ダサいと家族として、ゆりあのダメなところを指摘する、みちるも頼もしいと思えました。
ゆりあと伴の恋のゆくえは複雑ですよ。
離婚が成立したかと思えば、伴優弥の妻はまだ離婚は成立していないって、一癖も二癖もありそうですよね。
ゆりあにとって一番闘うべき相手は、優弥の嫁だと思います。
みちる、まに、みのんを家族以上に思っているのはゆりあだけじゃなかった!
普段は大らかで周囲をよく見ながら家族を見守っている節子が初めて、声を荒げ、志生里を批判した背中はカッコ良かったです。
「みちるもまにもみのんもこの家に家族だから必要、あなたは出ていきなさい」
息子の吾良が他人のことを人並み以上に放置できない優しさは、母譲りなのかもしれませんね。
志生里はひどすぎる。
ずっと見ていて思いましたが、みちるに志生里が複雑な気持ちを持つのも分かります。
でも、まにとみのんに対しても敵視するような関わり方をしているところは、大人になってほしい。
子供2人には、普通の大人として温かく接するべきなのではないでしょうか。
みちるとまに、みのんが不審な男に声を掛けられているかと思いきや、吾良の友人の植木で良かった。
植木、少し怪しかったですよ。
終盤では、吾良の真実に胸が詰まりました。
ゆりあたちの幸せが壊れないように気を遣い、普通に話すことを封じていた優しさが身に沁みますね。
「もっと早く起こせばよかった」
ゆりあが涙を流すほど喜ぶ気持ちは、共感できますね。
吾良の回復、吾良の嘘に惑わされ、出ていく稟久、そして、離婚成立していない優弥と、ゆりあの本当の幸せなど、怒涛の展開に次週が待ちきれない7話でした。