ボーダーレス広域移動捜査隊2話「境界を越えた男」あらすじネタバレ
(玉城)ま、待てよ
玉城という男が、夜の公園で、国枝(野間口徹)に銃で殺されました。
証拠品を世田谷区の川に投げ捨てた国枝。
神奈川県警の北高津署に国枝将司(野間口徹)という男が、人を殺したと自首してきました。
(国枝)人を殺めました。
同じ頃、東京都世田谷区の公園にて、拳銃で撃たれた死体が発見され、財布に残っていた免許証から被害者は高級腕時計を輸入販売している玉城すすむ(河野裕一郎)だと判明しました。
警視庁関東管区警察局広域移動捜査課「一番星」の、仲沢桃子(土屋太鳳)、黄沢蕾(佐藤勝利)、天尾美青(優香)、須黒半次(横田栄司)、白鳥浩志(田中幸太朗)。
(赤瀬)はい、じゃあ捜査会議始めます
(須黒)みんな早く目を覚ましてくれ。犯人は早起き。
(桃子)はい、先生、小沢くんがーあくびしてます
(黄沢)小沢じゃねぇよ。
(須黒)廊下に立ってろ
(黄沢)告げ口かよ最低
(桃子)ざまぁ
(赤瀬)黒さん、広域事件だよね
(須黒)本日、6時頃、神奈川県警の北高津署に男性が自首した。
(美青)神奈川県警?課長、帰りましょう。
美青は警察同士で揉める派閥を嫌がりました。
(赤瀬)まぁまぁまぁ最後まで聞こうよ
(須黒)国枝将司という男が殺人を自供した。同じ頃、人が殺されているという情報が警視庁にあり、世田谷区奥ヶ谷5丁目の公園で死体を発見した。拳銃で撃たれて即死。財布に残っていた免許所から殺されたのは、新宿区で、高級腕時計を輸入販売している玉城すすむ。55歳。
(美青)捜査本部はどっちに?
(美青)やだーやだよー
(黄沢)みお姉悶えてますねー
(桃子)調整の係だから。
(須黒)男を逮捕した神奈川の来た高津署が捜査本部を立ち上げた。取り調べが始まってる。東京のほうも動き出した。死体を見つけた世田谷区南署が捜査本部設置に向けて準備中だ。
(黄沢)それで我々に出動命令が
(須黒)我々が被疑者のガラを押さえている神奈川のほうへ向かってる。
(赤瀬)みんな分かったね、両者を説得してなんとか合同捜査に持ち込みましょう。事件早期解決のためです。
(美青)被疑者確保してるんだからあとは勝手にやらせときゃいいじゃないですか
(赤瀬)確かに。
(須黒)しかしなぁー1つの事件で1つの捜査本部が立つって言うのも…
(黄沢)所轄と所轄、東京都他県は、なかなか合同捜査本部を立てて協力しようとしない。メンツと面子の取り合い、手柄の取り合い、こないだの事案で勉強しました。
黄沢のまだまだ初心な解釈に一同はまばらに拍手をするのでした。
(黄沢)事件は1つ。俺、感動しちゃいましたよ。俺も使おうっと。
(桃子)よしな、絶対使うな、課長あれでしか決め台詞ないからね
(赤瀬)あれしかなくて悪かったね
国枝を逮捕した北高津署と死体が発見された世田谷南署の両方に捜査本部が設置された為、移動捜査課にも出動命令が出ました。
なんとか合同捜査に持ち込みたいと考える赤瀬ですが、神奈川県警と警視庁の面子のぶつかり合い、調整担当の天尾美青(優香)は面倒くさそうな様子を見せるのでした。
(美青)この島も難攻不落のようで。
(赤瀬)嫌われてるな
根本(今野浩喜)と増田幽(松谷鷹也)も到着しました。
(根本)警視庁捜査一課だ
(桃子)知ってるよ、初めてじゃないし。
(根本)お前らの車に乗り込んだ礼儀だ。
(桃子)礼儀正しいとは思えないけど、ねもっちゃんは。
(増田)まだ覚えてくれないんですか?増田です。
(須黒)よくここに来たって分かったな。
(根本)まぁな、捜査一課はなんでもお見通しだ
(白鳥)都内からずっとついて来てましたよ。下手くそな尾行で
(根本)バレてたか
(黄沢)トム・クルーズの映画見て勉強したほうがいいですよ。
(根本)ねもっちゃんじゃなくて根本さん。うっせぇな。
その頃、美青と赤瀬は、警視庁に合同捜査の協力を求めに向かいました。
(警視庁刑事 村下)具体的に言いたまえ
(美青)今回の警視庁と神奈川県警にまたがる広域事件なので合同捜査本部を立て双方が仲良く協力して。
(村下)被疑者の身柄はうちで持ってる。これはうちでやらせてもらおう。帰ってもらおうか。
美青と赤瀬を追い返そうとする、村瀬。
その様子を「一番星」の中継映像で見ていた根本は村下に食って掛かります。
(根本)そんなわけあるか!犯行現場はうちの庭だ。警視庁捜査一課の主導で進める。被疑者の身柄を渡せ!神奈川県警なんか知るか!
(村下)被疑者は渡さない!
(根本)だったら死体渡さねえぞ!
案の定、神奈川県警と警視庁は、互いに一歩も譲る気配がありません。
警視庁から捜査指揮命令が下され、移動捜査課の一番星が合同捜査本部となり、黄沢蕾(佐藤勝利)が運転する2号車、取調室も合流します。
(赤瀬)蕾、2号持ってきてくれ、北高津署で待機。指示待ってくれ。
(黄沢)分かりました。
(桃子)一人で行かないで課長怒ってる
(黄沢)ざまぁ
(白鳥)課長、北高津署が到着します。入ってもらいます。
(根本)方針決まったって聞かせてもらおうか?場合によっちゃ暴れるぞ。
北高津署から警視庁捜査一課がやって来ました。
(根本)神奈川県警さんよ
(増田)圧すご!
赤瀬は、捜査指揮本部長として、北高津署と広域移動捜査隊に指示を出しました。事件の実相を明らかにして被疑者を送検するためです。
(赤瀬)警察庁から、捜査指揮命令書が来ました。この事案は警視庁と神奈川県警が関わる広域犯罪です。そのため、我々、移動捜査課が72時間合同捜査の指揮にあたります。警視庁と神奈川県警の皆さんは捜査で得た情報をここに集めてください。今からここが合同捜査本部になります。ちなみに私が合同捜査本部長です。
(村下)トラックが合同捜査本部?
(根本)うるせぇな
(美青)仲良くしましょうね。ここは1つ正義の名のもとに。いじるのやめなさい。
(根本)おい、捜査本部長、取り調べはどっちに?
(赤瀬)ああ、ちゃんと平等に行いますよ。しっかり時間とりますんで。
(国枝)まもなく第一幕。…第二幕。
早速、2号車で取り調べがスタートしますが、被疑者の国枝は神奈川県警の取り調べに対し、堂々としていました。
(黄沢)国枝さん、神奈川県警が取り調べを行います。
(来栖)仕事は何を?
(国枝)フリーで広告をデザイナーをしています。スーパーや家電量販店のチラシやポスターを。
(来栖)住まいは?
(国枝)東京都世田谷区奥ヶ谷です。
(来栖)犯行現場の近くですね。撃った相手とは面識が?
(国枝)いいえ、ありません。通りがかった人です。
(来栖)通りすがりの見知らぬ人を売ったと?拳銃はどこで手に入れました?どこで捨てた?
(国枝)黙秘します。
(村下)確たる動機もなく、通りがかった相手を撃ち殺したってことか?
(来栖)通り魔事件か
ここで桃子が来栖に突っかかりました。
(桃子)おい、おっさん、通り魔なんて言葉使うな、人殺しだろ。…あんたはただの人殺しだ。むかつく。
桃子は来栖に言葉が軽率だと指摘し、意味深に国枝を挑発します。
(村下)なんだあの女の態度は
(増田)桃子さん、どうしたの?
(黄沢)分からないです。
その後、黄沢は国枝に警視庁捜査一課が次に取り調べを続けると伝えるのでした。
(黄沢)次に警視庁捜査一課が取り調べを行います。
(国枝)警視庁
そこで、今度は根本が担当します。
(根本)うちは速攻で落とすからな。あんたが撃った男についてだが本当は知り合いなんじゃねぇか。どんな関係だ?ああ?
(国枝)知りません。
(根本)ならなんで殺した!
(国枝)夜中に公園を散歩していたら急に男が絡んできて、ひどく酔っていました。あまりにもしつこくて手を出してきたので危険だと思い。
黄沢と増田も同席し、国枝の二転三転する供述や余裕ある態度に困惑しました。
(黄沢)ちょっと待ってあんたさっき通りすがりの男だって。
(増田)拳銃はどこで手に入れたんです?
(国枝)新宿8丁目の雑居ビルに入ってるエーテルサイドってバーで。マスターがガンマニアで本物もあるよって言われて、違法ですが護身用に買いました。
拳銃の入手経路については、黙秘する国枝。
警視庁の取り調べになった途端、供述を翻し、拳銃の入手経路を話し出したのです。
前後の取り調べで、正反対の供述をする国枝。
(黄沢)さっき通りすがりって言ったじゃないですか、ふざけているんですか!
その後も、のらりくらりと供述を変えていく国枝。
増田は席を外し、赤瀬、美青、根本、神奈川県警、高津署ら刑事達に状況を報告します。
(増田)被疑者が拳銃で買ったという新宿のバーエーテルサイドですが、調べたところ1か月前に閉店していました。現在、オーナーを探しています。
なんとエーテルサイドは1か月前に閉店し、新たなオーナーを募集していました。
(来栖)何故、東京で殺人を犯した後、川を渡って神奈川県に行ったのかについてですがなにも答えません。考えられることとして。
(根本)捜査のかく乱か。
(赤瀬)既に十分攪乱されてますね。理由何なんだろ。取り調べの印象は?
(黄沢)異なる自供を行って、最初はこいつ、揶揄っていると思いましたが、彼は嘘をついていない。ノイズが聞こえませんでした。忘れてください。
続けて、美青が心理分析面から、国枝の人物像を皆に説明しました。
(美青)彼はシリアルキラー系ではありません。言葉と表情がずれていないんです。2つの心で生きてません。どちらかというと?
(赤瀬)動機がある古いタイプ?
(美青)だと思います。
引き続き、国枝の取り調べを須黒。
(国枝)刑事さん拳銃はまだ見つかっていませんか?
(須黒)捜査員が必死に創作しています。
(国枝)拳銃は川に捨てました、橋の上から。
その後、根本と村下はお互いの面子の意地をかけて、国枝が川に捨てたと供述した拳銃を刑事達に指示して捜させます。
(根本)そんなかったるいことしたら拳銃盗られちゃうぞ。神奈川県警に負けるな。
(村下)おい負けるな、見つけたほうが主導権取れるぞ。ちゃんとやれ!
(根本)てめぇが黙ってろ馬鹿
被疑者の真の目的を探るべく、国枝の過去を洗い直すことにした、一番星。
そのやりとりを見ていた桃子と黄沢と、「メカじい」こと、桃子たち、移動捜査隊の車を修理する緑川(北大路欣也)。
(緑川)警察の一番痛いところ突きやがって。県境は基本でな、昔は泥棒もすりも悪さをした後、東京から他の県へ逃げた。今も変わってねぇや。
(緑川)冷たいな、少しくらいいだろう。新台が出た
緑川に整備を教えてもらう桃子と黄沢。
(黄沢)整備を教えてください。ノイズですね
(緑川)変な音がしたら気を付けろ、故障の合図だ。
(黄沢)ノイズが聞こえません
(緑川)メカも時々嘘をつく。変な音を出さないこともある。先入観は禁物だ。ここフレームが曲がっているかも。
(緑川)いいか桃子、お前は運転をするな
(桃子)お金は貸しません。はい、反省してます
(緑川)この子は運動が乱暴すぎる。いやこないだ、レインボーブリッジからトラックごと落ちそうになった。
(黄沢)わかるー性格が出てますからね
(桃子)メカじいハンマー貸して。こいつの口叩き潰す。
(緑川)蕾、お前、大型運転免許持ってるよな?
(黄沢)はい。親父が長距離トラックドライバーやってたからお前も取っとけって言われて。殆ど運転してないです。ペーパードライバーなんです。
(桃子)ほとんどペラペラだもんなお前。
(黄沢)メカじい、この口何とかなりません?ノイズが?俺から嘘ついてませんよ
(緑川)お前から変な音が聞こえた。惚れられたな、桃子、気を付けろよ。
その頃、美青、須黒、赤瀬は、国枝が供述をまた変えて困惑。
(国枝)何か?
(美青)国枝さんこの事件、最初から周到に計画されていたんじゃ。人を殺して警察に自首して私達を戸惑わせるような自供をしてでも一体何のために?
(国枝)本当のことを話します。拳銃を買っていないし川に捨てていない。人を殺していません。
(須黒)お前まだ供述変えるのか
美青は赤瀬に、国枝が事実を黙秘していることを告げました。
(赤瀬)本当のことを話してない?
(美青)ええ、恐らく。
(桃子)でも美青姉、彼はシリアルキラーじゃないって。
(美青)アイツ笑ってた。私を嘲笑うように、よくわからないけど感じたんです。あの目の奥に深く闇のような。
(桃子)メカじいが言ってた。先入観に捉われるなって。
(赤瀬)よし、被疑者をもう一度調べてみよう。我々で洗い直そう。
移動捜査課として、白鳥は、家宅捜査された、国枝の会社へ向かいました。
(増田)珍しいですね、移動捜査課が足で捜査なんて。
(白鳥)課長の指示です。なにか分かりました?
(増田)被疑者が拳銃を買ったというバーのオーナーが見つかって任意で聴取しました。
会社には、国枝が妻と写った写真が彼のデスクに貼られていました。
一方で、桃子と黄沢も、国枝が妻を亡くしていることを知りました。
(桃子)移動捜査課です。お邪魔してまーす
(根本)白手もしねぇで。俺達に任せておけ。
(桃子)一応、刑事だもん
(根本)本当に刑事か?じゃなきゃ馬鹿か?刑事なら一瞬で見抜け!以前は奥さんと暮らしてた。
根本と桃子と黄沢はノートを見つけました。
(根本)なんだこれ
(桃子)記録?
そのノートは国枝が犯人を追跡してきた記録でした。
須黒は赤瀬から報告を受けました。
(赤瀬)くろさん、報告が上がって来ました、伝えまーす。
須黒は国枝を取り調べたところ、国枝は5年前に妻を通り魔に殺されていました。
(須黒)家族のことを調べてる。
(国枝)どうせすぐ分かることです。話します。妻とは20年前に結婚しました、子供はいません。
(須黒)奥さんのことだが…
(国枝)5年前に亡くなりました。
須黒は黄沢から国枝の妻、泰江が事件に巻き込まれた報告も受けて居ました。
(黄沢)くろさん、国枝さんの奥さん事件に巻き込まれたようです。
(須黒)奥さんは通り魔に殺されていたのか
(国枝)いよいよ、第三幕。終盤を迎えて誰が悪役化明かされる。
その夜、黄沢、赤瀬、須黒、桃子「一番星」の外でキャンプ風に捜査会議をしましt。あ
国枝は、都内に住む大学生に帰宅途中の妻を殺害されました。
(須黒)ビール貰おうかな
(赤瀬)だめだよくろさん、捜査会議なんだから。報告。
(黄沢)事件は5年前、国枝の奥さんが駅から自宅変える途中、見も知らぬ男に突然、襲われ、ナイフで刺されて殺されました。
(桃子)犯人はバイクで逃走、警察の検問に引っ掛かり、制止命令を振り切って東京都から神奈川に逃げました。そののち、制限速度を超えるスピードでバイクをコントロールできず、電柱に激突。死亡しました。
(白鳥)被疑者のポケットから犯行に使われたナイフが見つかって被疑者死亡のまま送検されました。都内に住む大学生だそうです。
(赤瀬)東京から神奈川県に逃げたってことは今回と一緒だね。
赤瀬は、国枝が自分の妻を殺した亡き犯人と同じ行動をとっていることを指摘します。
(美青)何故彼は同じ行動をしたんだろ
(須黒)復讐のためか?
(美青)誰のための?
(須黒)亡くなった奥さんのための?
(美青)筋が通っているようで通ってない。
(赤瀬)美青姉、なんか気になってるの?
(黄沢)あの男は何で自分から自首したんでしょ。わざわざ捕まりに。
(桃子)そこも謎
(須黒)そもそもだ、一番憎んでるはずの通り魔に何故なった?
(黄沢)桃子さん通り魔って言葉嫌いみたいで。
(須黒)そうだったけ。悪いことした。
赤瀬は黄沢に、桃子の過去に触れないように、口止めしました。
(赤瀬)地雷だから触れないように
国枝は妻の泰江との過去を思い返していました。
泰江は照明を作る仕事をしていました。
(泰江)1幕の終わりを作ってみたけど。どう?
(国枝)天国のようだ。
美青は仮眠中の桃子にアニメを見ながら話しかけました。
(美青)桃子、まだ忘れられないの?もうよしなさいよ。死んだ人に会いたいとか昭和歌謡じゃあるまいし。
翌朝。
仲沢桃子ら「一番星」は、拘留中の国枝を連れて公園へ向かいました。
根本と村下はかんかんです。
(村下)被疑者をどこへやった?!
(根本)一番星の野郎どこ行きやがった
(赤瀬)行きましょう。座りましょうか
公園のベンチに国枝を腰掛けさせた赤瀬。
公園の向こう側にある橋で、国枝の妻、泰江がバイクに乗った大学生に殺されたのでした。
大学生は桃子が指摘したように、パトカーの追跡で、事故死で亡くなりました。
(赤瀬)あれ、移動捜査車って言ってアイツのおかげで湖の周りは取り調べの場所にすることが出来るんです。風が気持ちいいでしょう。あの橋ですよね?5年前の通り魔事件であなたの奥さんを殺害した犯人が神奈川に逃げた橋。あなたはただ犯人を憎んで同じ殺人を犯したわけではない。他に理由がありますよね。
(国枝)そうだ。そろそろ幕を下ろす時だ
(赤瀬)ええお互いに。
(国枝)妻が殺され犯人も事故死したと聞かされた。それからどんな思いで過ごしてきたと思う?苦しいとか悲しいとかそんな感じじゃない。虚無だ。あの日から何も見えず何も聞こえなくなった。妻とは大学の同級生。演劇の照明の仕事をしてた。綺麗な光を作る人でね、その光を見ることはなくなった。次に湧いてきた感情は怒りだ。でも犯人はもうこの世にいない。犯人の情報を求めたが警察から届いたのは関係者の証言をまとめた書類だけだった。心を感じられなかった。自分で調べることにした。警察の対応に問題はなかったかと思ってね、妻を殺した後、犯人は都内で見つかった。警視庁のパトカーを追跡した。目撃した人がいた。何故だ!追跡していたのになぜ辞めた!あんたらにも縄張りがあるんだろ?東京は警視庁、神奈川県は、神奈川県警!お互いに邪魔したり手を出したりしない、そうだろ!あんたらはくだらない掟に縛られて追跡をやめて、犯人を逃がした!境界を越ええたからって犯人を逃がしていいのか。妻は報われない、犯人は裁かれない。あんたらのせいで!
国枝は妻を亡くした当時のつらい心境を赤瀬に赤裸々に話しました。
ビラを配って犯人の手がかりを探したこともあった、国枝。
そこで、ビラを受け取った目撃者の証言により、警察がパトカーで犯人の追跡を中断したことに恨みを持っているようです。
国枝は警察が縄張り争いや派閥に捉われ、妻を殺した犯人を逃がしたと思っているようでした。
(赤瀬)あなたが殺人を犯したのは私達に
国枝の犯行動機は警察への私怨もあってのことでした。
(国枝)ああそうだ、復讐する相手が見つかったんだ。あの日から生きる希望が湧いてきてね仏壇の妻にも笑顔が戻った。じっくりと計画を立てたよ。この日の為に。あんたらに鏡を見せたい。鏡に映った自分の顔を見るがいい。見えるだろ?セクショナリズムに凝り固まったあんたらの醜い顔が!裁判が楽しみだ。
ここで、赤瀬は国枝の誤解を解くために、パトカーによる追跡の急行速度には制限があることを伝えます。
(赤瀬)警察の中で縄張り争いが亡くならないことは認めます。ただ、あなたは勘違いしている。そのパトカー、犯人が逃げて県境を越えたから追跡を辞めたわけではありません。
(国枝)言い訳するな醜いぞ。
(赤瀬)聞いてください。パトカーによる被疑者の追跡には規定があります。追跡による緊急走行は危険。制限速度を超えると、周りの歩行者や車を危険に晒す。だから規定があるんです。数台のパトカーで追跡と打ち切りを繰り返す。だから追跡を辞めて逃げられたわけではない。犯人を逮捕出来ずに罰を与えることも出来なかった。それはあなたにとってつらいでしょう。追跡の規定なんていうのも納得できないかもしれない。
(国枝)身内をかばうのか
(赤瀬)しかしね、国枝さん、だからといって人を殺してはいけない。人としての境界を越えたのはあなただ。
(国枝)あんたにも家族はいるか?
(赤瀬)妻と小学生の娘がいます
(国枝)あんたも同じことを経験すれば、家族を殺されたら、理不尽の意味を理解できる。理不尽だ。こんなことがあっていいのか!
(桃子)理不尽…はぁ、国枝さん、あなたは今も奥さんを愛していて今も会いたいんですよね。私もなんです。どっから言えばいいのかバカだからうまく言えないけど、理不尽なのは通り魔に遭って殺された被害者とその家族です。あなたもそうでしょ。だから国枝さん、あなたまでだめですって。通り魔なんかしちゃだめですよ。大学生の時でした。彼の親から電話が来て息子が知らない人に後ろからナイフで刺されたって…もう息してないって。夏が始まったばかりの暑い日でした。犯人見つからなくて。警察の人は通り魔の犯行だから手掛かりがないって。突然、彼がいなくなってなんかその時はもう涙も出なくて、だって昨日までいたんですよ。目の前で笑ってたんですよ?彼には何でも話せたんです。海へ行こうって話していたんです。なのに全部なくなっちゃったんですよ。なんかもうきつかったな。私ね、警察官になってなかったら、死んでいたと思います。国枝さんだめですよ、そんなことしちゃだめです
桃子は自身も通り魔で恋人を亡くしたことを打ち明け、国枝の心に寄り添いながら彼に罪の意識を持たせました。
(国枝)お察しします、あなたもつらかったんですね
黄沢は国枝が「ノイズ」をキャッチしました。
(黄沢)ノイズが聞こえた、彼は嘘をついてる
黄沢と同じように、それに気づく桃子。
(桃子)あんた、まだ隠してる?
そこへ、美青がさらなる国枝の事実を突きつけました。
(美青)あんたが殺した男だけど、通りすがりの人ではなく、絡まれたからでもないですよね。その男とは競馬場で知り合った仲間よね、しかもその人から相当借金していましたね。
なんと、国枝が殺した男は、競馬場で知り合った彼の顔見知りで、彼から借金をしていたことが判明しました。
(増田)現場は2か所だけど事件は1つ。ですね。
(黄沢)それ先に言っちゃダメ
(根本)またしても手柄の横取りか、気に入らないな一番星よ。桃子、目が赤いぞ、被疑者の悲しい供述に泣かされたか?まだひよっこちゃんだなーぴよぴよ言ってみ
(桃子)ぴよぴよ、うるせぇ
(須黒)どんでんがあってね。
(黄沢)国枝と被害者繋がってました。妻の復讐のためだと装って通り魔の体(てい)で金を借りた男を殺していたんです。
(根本)奥さんのこと全部、、嘘だったのか。
(美青)うーんそれはちょっと違うな、奥さんが殺されたことも国枝が深く悲しんでいたことも警察への憎しみも本当だった。まぁ国枝が妻を愛していたのは本当で。借金抱えて事件起こしたのも間違いない。
(須黒)動機の優先順位も変わっちまったってことだ。裁判で彼は奥さんの恨みを晴らすために殺したというつもりだった。自首したのは逃げる意思がないから。裁判官の同情を買って情状酌量を狙ったんだ
(赤瀬)金もまた人生を変えます。
その日の車の中で話す、桃子と黄沢。
(桃子)あーやば、どじった。犯人を説得薄るために自分の過去を使うっていう必殺技を使ってしまった。
(黄沢)ポンコツですね。ポンコツの星へようこそ
(桃子)うるせぇ、どこ行くの?
(黄沢)2号狩りますって許可とったんです。つらいことあったんですね。海が見たいのかと思って。彼との思い出だし。
(桃子)いやいや、話聞いてた?海へ行こうって約束したのに行けなかった。
(黄沢)桃子さん、涙拭いて?この広い海が君を癒してくれる
桃子は黄沢を引っ叩きました。
(桃子)出てないけど。私の思い出に勝手に踏み込んでくんな
桃子は黄沢を海に置き去りに行き、二号車を走らせるのでした。
ボーダレス~広域移動捜査隊~2話「境界を越えた男」感想・みどころ
本日のゲストは、名バイプレイヤー、野間口徹さん。
国枝の冷静沈着で余裕のある表情や、独特な薄ら笑いは戦慄さえ感じさせますね。
国枝の、照明の仕事をする妻が創る光が好きという言葉に胸が詰まりました。
愛する妻を亡くした国枝の悲しみや、警察への底知れぬ怒りが伝わり、涙腺が緩みました。
その悲しみに寄り添う、通り魔に恋人を殺された桃子。
桃子も国枝も状況は違えども、大切な人を失った時間から時が進んでない切なさを感じました。
悲しみを抱えながらも、実態は、競馬場で知り合った男から借金をし、被害者を殺した罪は償うべきですよ。
辛い目に遭っても殺人を犯して飄々としている彼の態度には、赤瀬や桃子と同じ怒りを感じました。
桃子は刑事として、国枝は被疑者として、長い時間をかけ、自分の傷を癒していけたらいいですね。