未解決の女~警視庁文書捜査官~Season3

未解決の女~警視庁文書調査官~Season3 1話「追憶の彼女」

未解決の女~警視庁文書捜査官~Season3 1話「追憶の彼女」あらすじネタバレ

3年前ー。

(水原弘美)え、東京戻ってくるの?また剣道やろうよ。やった嬉しい。うちの近所も最近危なくてさ。

しかし、この二日後、不審者に弘美は大切なカメラを奪われ、歩道橋の階段から突き落とされました。

3年後ー。

警視庁文書捜査官では、文字フェチの刑事、鳴海理沙(鈴木京香)は今も変わらず、地下深くの警視庁捜査一課「特命捜査対策室」第6係文書解読係で働いています。

理沙はふと、のちのバディとなる睦奥日名子を見かけました。

日名子は、神社で行われているフリーマーケットにて、販売している男性(星野英利)にカメラのことを尋ねていました。

(陸奥日名子)済みません、カメラを売っているお店は?

(フリーマーケットの男性)【星野英利】カメラ?ああたぶんあっちにあったんじゃないかな

(日名子)ご親切に有難う御座います。

(理沙)なにあれ騒々しい

バディを組んできた熱血刑事、矢代朋(波留)が異動してしまいました。

そこで、捜査一課長の大岩純一(内藤剛志)が見守る中、警視庁管理官の岩下敦子(りょう)から係長が未だ見つからないことを指摘されている6係。

(岩下)昨年は岩手県警が四半世紀の間未解決だった強盗殺人犯を逮捕。福岡県警もひき逃げ半を5年かけて逮捕しました。それに比べて我が警視庁の特対は、近頃、目立った成果がないように思えるんですけど。

(特命捜査対策室室長 警視庁捜査一課 古賀清成)【沢村一樹】ご心配なく岩下管理官。我が特命捜査対策室は全ての未解決事件に対して、何年経とうが必ずホシを挙げるという粘り強い心で職務にあたっております。

(大岩)そうか、期待してるぞ

(岩下)そう?無駄な人員いますよね

その後、古い価値観が抜けない古賀は、岩下敦子管理官の愚痴を腰ぎんちゃくのように行動を共にする室長補佐の宗像利夫(皆川猿時)にこぼすのでした。

(古賀)なんであの女が管理官なんだよ!

(宗像)【皆川猿時】室長、ほにゃららの女というのは、あの女というのはニューノーマル的にどうかと

(古賀)ニューもマルもバツも知るかそんなの。俺だってパパっと手柄挙げてパパっと一課長に出世したいよ。

(宗像)ご心労中、恐縮ですが、警察庁官長官官房から来客です。

(古賀)警察庁長官?とうとう一課長だ!俺さ、このまま定年退職になったらどうしようって心配していたところでさ。

さらに係長不在の状態も続き、6係は廃止の危機に陥ってしまいます。

そんななか、意識消失する理沙を救う新メンバー、警察官官房総務課、陸奥日名子(黒島結菜)が現れました。

(日名子)わたくし、警察官官房総務課の陸奥と申します。

(古賀)そう…陸奥さん。

古賀は睦奥の面接を担当します。

(古賀)なんで駆け出しのペイペイなんだよ

(宗像)お言葉ですが、警察庁から来ているからには、キャリア官僚候補です。

(古賀)うちは主に未解決事件を扱う特命捜査対策室だが。

(日名子)はい、3年前、田端で女性が亡くなった事件について新たな資料を発見しましてr。噂で聞いたのですが、こちら、文書捜査専門の部署がありますよね

(古賀)ああ、あるんじゃなくてあった、だ。

日名子は早速、地下の文書捜査官の部屋に行くと、欲名操作対策室第6係、草加慎司(遠藤憲一)に出会いました。

草加は車椅子です。

(日名子)フランケンシュタイン?文書保管倉庫。こんにちは、誰かいますか?…え、放棄?ま、魔女?

(理沙)誰が魔女よ

(特命捜査対策室第6係 夏目征也)うわ!珍しい!お客さんですか?外部の人が来るとか2週間ぶりだー。

(日名子)ああ良かったです、なんか普通の人もいて。わたくし、警察庁総務課の陸奥と申しますが…ここはなんなんでしょう?警察とは思えない雰囲気です。ちょっと寒いし。

(夏目)ですよね。今月から暖房を止められている気がするんですよ。廊下の蛍光灯も心なしか減ってて。

(日名子)え、それ総務課に苦情言ったほうがいいですよ。

さらに、草加に文書捜査官について説明されました

(草加)こういう伝説を聞いたことがあるか?昔昔、特命係対策室に第6係があった。そこは倉庫番と揶揄されつつも、文書捜査のプロとして数々の未解決事件を解決に導いていた。しかし、昨年、エースだった武闘派刑事が所轄の刑事課に引き抜かれ係長も異動になった。その後、新しい係長も来たが長くは続かず、残ったのは倉庫の番人と心を開かない美しき魔女だけ。こうして6係は消える運命となりましたとさ、おしまい

(夏目)草加さん一つ忘れていますよ。夏目です。エースだった夏目さんが異動になった後に配属されたんです。町田北交番からきました。捜査一課に異動とか俺、出世?凄いって思ったら、この春にこの倉庫番なくなるから残務処理とか言われて、毎日掃除と荷物運びで、やっていること大学時代の引っ越しのバイトと同じっす。お祖父ちゃんも喜んでくれたのに。

(日名子)アンニュイな見た目に反して、良く喋る陽気な若者だな。春にこの部署亡くなってしまうんですか?3年前の未解決事件について奇妙なものを見つけたんです。入手経路はちょっと複雑というか、話すと長くなるんですが。

(夏目)なんすかこの物騒な文字

(理沙)文字?

(日名子)このカメラに入っていたフィルムを現像したんですけど、意味が分からなくて、あ、いや、意味自体は分かるんですけど、何故文字をわざわざこんなふうに切り張りしているのか…これ、新聞の文字ですよね?

(理沙)まるで昭和の脅迫状ね。

(草加)昔々、誘拐や企業の恐喝事件で、犯人がこんなふうに文字を切り抜いて脅迫状を作っていた時代があったんだ。

(夏目)なんでわざわざそんな面倒なことを?

(理沙)馬鹿ね。手書きじゃ筆跡が知られてしまうでしょ?当時はパソコンも電子メールもなかったんだから。

(草加)鳴海はね、筆跡で書いた人物を特定出来るんだ

(日名子)ええ、凄いですね!鳴海さん。あ、でもこの写真が3年前の写真と関連するかはまだ。

(理沙)それよりどうしてそんなことしてるわけ?警察庁の人間がわざわざ調べることないでしょ。

親友の水原弘美(影山優佳)が謎の転落死を遂げた3年前の未解決事件を独自に追い続ける、睦岡。

その頃、警視庁第3強行犯捜査殺人犯捜査第5係の柔部一郎(山内圭哉)と越坂部澪(武田玲奈)は、被害者の男性の家を家宅捜査していました。

(桑部)ガイシャはこの部屋の住人で間違いなさそうだな。

(越坂部澪)それより見て下さい。

(桑部)なんだこの顔は

(陸奥)亡くなった被害者は高校時代の友人でした。彼女が何故亡くなったのか個人的に調べていたんです。私が調べることに意味はないかもしれませんが。

(理沙)定時には帰るけどその事件と複雑な経緯、3分で話せる?

弘美が町内会に参加しながら、マンション付近で不審者に以前から気付いていたことやカメラの経緯を話しました。

(日名子)3年前の春、親友の水原弘美の住んでいた北区南田端では、不審な人物が何度も目撃されていました。付近は民家や一人暮らし用のアパートが多いので、不審者の目的は覗きや盗難と考えられ、弘美は町内会に見回りの強化をお願いしていました。でも、その翌日に彼女は路地で転落死したんです。毎日使っていた歩きなれた階段を何十段も落ちて…もしかしたら不審者を追いかけたのかも。正義感が強かったから私よりも。当時、私は佐賀県警に勤務していたので、休みのたびに東京に帰って現場付近を調べたり、本庁に勤務になってからは強行犯係に頻繁に捜査の話を聞きに行きました。当時の捜査チームが弘美の撮った写真を解析して、男が持っていたカメラの品名は分かっていたんです。

(夏目)あれ?これ同じカメラ?

(草加)中判カメラか?

(日名子)よくご存じですね。タイタン社M302です。日本ではめったにお目にかかれない激レアの中古品だそうです。でも結局、捜査本部は解散してしまいました。そこで、私、自分で探すことにしたんです。質屋やカメラ屋さんにまわって、これを持っていた人物を知らないか尋ねたり、カメラ好きのネットコミュニティにも参加して。

(理沙)お遍路刑事もびっくりの執念ね

(日名子)そしたら一昨日、そこに書き込みがあったんです。神社のフリマでタイタンが出品されれいると。

日名子は神社のフリマで、タイタン社M302を売っていた男性から3年前からフリマでカメラが売っていたことを知って購入しました。

(タイタンをフリマで販売していた男)それずっと前にフリマアプリで買ったら拾ったものを売ったとかで完全に壊れてたんですよ。

(日名子)フリマアプリ、いつ頃ですか?

(タイタンをフリマで販売していた男)3年前くらいかな

(日名子)3年前です。それでこれを購入してカメラ屋さんに頼んで壊れていた中蓋をこじ開けてもらったら、なんと中に撮影済みのフィルムが!

しかし、弘美に関する情報はありません。

彼女は先日、事件との関連が疑われる不審者が持っていたものと同じ型で、奇しくも3年前にフリマアプリで出品された中古カメラを偶然手に入れていました。

(理沙)それを現像したのがこの写真ね

(日名子)でもこの風景も脅迫文みたいな文章の内容も何も親友との関係は思い当たらないんです。

そこへ、第5係の古賀と桑部が来ました。

(桑部)鳴海、意見聞かせてくれ

(古賀)意見なんか聞かなくていいよ、倉庫番なんか残業してないでとっとと帰るんだから。

(鳴海)ああ、うるさ

(夏目)今日は4人も来客が

(越坂部)草加さんぎっくり腰長引いてますね

(草加)で、意見って言うのは?

(桑部)荒川区南千住で遺体発見。皆川延人、45歳、投資コンサルタント会社社員。死因は腹部を刺されたことによる失血死。それから顔が。

(越坂部)目が塞がれていました。瞬間接着剤かなにかで

(夏目)うわ、怖!

(古賀)猟奇殺人か、よっぽど恨んでたんだろうな。でも特対には関係ない!全然片付いてないじゃないか

(日名子)目を塞ぐ…か。

(夏目)頑張ってるんですけど

(桑部)現場に落ちていたのはこれです。

桑部は最近の家宅捜査で、越坂部澪にダイイングメッセージが書かれたチラシを見せました。

(桑部)状況から見てマルガイが残したダイイングメッセージだと思われる。

中を調べると、「目を塞グ」「口を塞イでしン臓を止めル」など不気味な文言が並ぶ2通の脅迫文を撮影したフィルムを発見しました。

また、桑部と共に、皆川延人の残した血文字のダイイングメッセージが書いたチラシを第6係の皆に見せました。

(第3強行犯捜査 殺人犯捜査第5係 桑部一郎)遺体が見つかった。目が接着剤で塞がれている。

(夏目)血で文字書いてる?

(日名子)きゃあ

(桑部)たぶん、野球の二塁だと塁の字が違うんだよな。

(日名子)そうですね、この塁は累計の累

(桑部)まぁ目も塞がれて死にそうな状態だっただろうから、字を間違えた可能性がある。必死に書いてばたっと倒れて。前からうちにしつこく来ていたキャリア様だ

(日名子)強行犯のご無沙汰しています。お忙しそうなのでまた参ります。今日は話を聞いてくださり、有難う御座いました。

(古賀)警視庁の総務課なんてどうせお役所仕事だろ。

(古賀)うるさい新入りだな、漢字か?見て見ろ、ふて魔女さんも定時でお帰りだ。不貞腐れた魔女だよ

(警視庁捜査一課第3強行捜査殺人犯捜査第5係刑事 越坂部澪)【武田玲奈】パワハラ

(草加)鳴海、ちょっといいか?これどう思う?

文字で解析するのが得意な鳴海に血文字を見せた草加。

(桑部)すっかり弱弱しくなって、鳴海がやる気をなくしたって噂は本当だったんですね。

(古賀)あれぐらいで丁度いい。ちょっとは可愛げが出てきたじゃないか

理沙は帰ろうとしていた時、矢代を思い出して切ない気持ちになりました。

元気がない理由は矢代の異動でした。

しかし、日名子の様子を見て、矢代のような熱意を感じます。

日名子は現場に行き、事件現場の近隣住民の女性に聞き込みし、独自の捜査を続けます。

駐車場だった場所は今は児童公園に変わっていました。

(近隣住民の女性)前までここが駐車場だったんですよ。

その矢先、この脅迫文と似た手口の猟奇殺人が2件連続で発生しました。

(越坂部澪)司法解剖の結果、血文字の指紋は被害者、皆川延人のものと一致しました。死亡推定時刻は午前1時から3時の間。死亡前に大量のアルコールを摂取していたようです。

越坂部澪の調べによると、皆川延人は殺される寸前、多量飲酒をしていました。

(桑部)犯人は被害者と部屋飲みしていたのか?

(強行犯捜査5係刑事 春日部栄太)係長!後頭部住吉で殺人事件が。

(越坂部)係長は南千住の事件で忙しいでしょ

(春日部)それがその現場の状況が…似てるんです。

夏目柾也(宮世琉弥)、日下慎司(遠藤憲一)らは、捜査を開始。

(夏目)これはどうですか?被害者は漢字を間違えただけで、本当に書きたかったのは野球の二塁。犯人は野球のセカンドを守っていた人?とか。じゃあやっぱり累計の累の字で累積警告でイエローカードを2枚もらったことがある人。

(草加)スポーツから離れろ。掃除に戻れ。

(夏目)ダイイングメッセージとか見るの初めてでわくわく

(草加)不謹慎なこと言うな。それに俺はあのカメラの文書も気になる。誅、死んで詫びるもう二度と見えないよう目を塞ぐ。誅、今すぐ地獄に行く罪、口を塞いで心臓を止める。あれは匂う。何かをしてやると伝えるからには脅迫状だろ。だが脅す相手が誰なのかいつ実行する気だったのか全く分からない。

(理沙)誰かが戯れに作ったメッセージかもね。フリマで着付けたカメラが、3年前に見つけたカメラが同じカメラだという証拠はない

(夏目)こっちの二塁のほうの謎は?

(理沙)どうぞお好きに頑張って。

(夏目)本当に文字のプロだったんですか。課長が言うように本当に不貞腐れた魔女

(草加)鳴海のことそんな呼び方したらその目と口塞ぐぞ

(夏目)済みません、もう二度と言いません。

草加は鳴海を信頼しているからこそ、夏目の軽率な発言を注意しました。

その頃、理沙は資料を第5係に運んでいきました。

1件目のダイイングメッセージを手掛かりに事件の真相に迫ろうとします。

(古賀)わざわざ地上までご苦労だな、

(理沙)人手が足りないのよ。草加さんは腰があんなだし、でか目の新人くん一人に任せるわけにはいかないでしょ。

(古賀)恨むなよ、6係を潰すのは別に俺の意向じゃない。係長のなり手がいないんだよ。特対も人員削減を求められている。岩下管理官の指導の下でこの春、特対に限定しない情報分析のプロ部門が創られるって噂もある。

(理沙)別に恨んでないわよ

(古賀)異動先の希望はないのか。特別に取り計らってやってもいいぞ、俺が。出ないと永遠に定年まで倉庫番の魔女だぞ。魔女が言い返してこないぞ。これじゃまるで俺が一方的にいじめているみたいだろ。

(宗像)殺人事件です。しかも南千住の事件と同じ投資コンサルの男が。

(古賀)投資コンサルって恨まれがちなのか

(宗像)昭和のような脅迫文が残され、接着剤で口を塞がれていたというから。ええ、よほどの裏以下と思いますが。

(古賀)また接着剤か。どうなってるんだよ。

捜査は難航を極めます。

(宗像)投資家の遺体が

理沙は何かを感じ、日名子を呼ぶように、夏目に懇願するのでした。

(理沙)デカ目くん、彼女を…!昨日の彼女を呼んで

(夏目)夏目です。

(越坂部)現場は江東区住吉の分譲マンション。グランルート住吉の702号室。被害者はその部屋の住人で投資コンサルタント会社ケイアール経営研究所の社長、桐原哲夫、47歳。

理沙と日名子は独自の見解をします。

(日名子)ケイアール経営研究所

(越坂部)現場のリビングにこんな紙が。

(理沙)それってまさかこんな文章?

理沙は皆川と同じ怪文書を越坂部に確認しました。

古賀は2つの事件が関連性が高いことに驚きます。

(古賀)なにこれ同じじゃないか

(日名子)はい、桐原哲夫さんという方はこの文章の通りに口を塞がれ、心臓を刺されて殺されていた。そして昨日…

(理沙)皆川延人も写真にあった脅迫文にあった通りに、目を塞がれて殺されていた。これは連続殺人かもしれないわ。

(日名子)連続殺人?

(古賀)あんた犯人なのか?写真見せろ。

(日名子)そういう推理も出来ますね。でも、違います。

(古賀)誰が作って誰が撮ったんだ

(日名子)それが分からないんですよ。このカメラで撮られたのが恐らく3年以上前だということしか…

(古賀)3年前の写真?嘘だろ?3年前から誰かがこの2つの殺人事件を予言していたってことか

(理沙)うるさい

(日名子)殺人予告なのかも。

(越坂部)どちらにせよ今のところ、その写真とカメラを持っている人物が一番怪しく見えるんですけど。

(日名子)本当に違うんです。

(草加)彼女は先週、自分が追う3年前の未解決事件の証拠となるかもしれないカメラをフリーマーケットで手に入れ、そのカメラを現像したところ、その奇妙な二枚の脅迫文が映されていたってわけだ。

(日名子)簡潔な説明を素敵な声で有難う御座います。

ここで、日名子は状況を説明しました。

(夏目)うまくまとめたね樋口さん

(日名子)情報の処理は好きなんです。敬称略で済みません。3年前、タイタンM302を持った人物が田端の街をうろついていた。そしてここからは仮定ですが、その人物は3枚の写真を撮影していました。

(夏目)じゃあ犯人は落としたか捨てたかでそのカメラを3年前に手放して、それがフリマサイトに売られて、それを先週、陸奥さんが購入したと。

(草加)犯人と決まったわけじゃないのに

(古賀)その昨日のガイシャの皆川延人と、今日見つかった会社の桐原哲生の間に、なんか接点があるのか。

(越坂部)同業種ということ以外はまだ何も。それに3年前の寺家円とその2つの事件に関連がなさすぎます。

(日名子)そこです。そこで昨夜、有力な情報を掴みました。ここに写っている場所です。

(古賀)なにか接点あるのか

(越坂部)3年前の事件と接点はありません

(日名子)これは弘美、水原弘美の殺害現場の付近に遭った駐車場を映していたんです。昨年取り壊され、児童公園になっていましたが前から住んでいた方の情報で分かりました。先程、当時の駐車場の借り主のリストを入手しました。

(越坂部)ケイアール経営研究所…殺された桐原の会社です。

(日名子)3年前までこの会社は田端にオフィスがあった。3年前のカメラの持ち主の目的は覗きや盗撮ではなく、もしかしたら、桐原哲生さんだったかもしれません。とりあえず本部に報告してきます。

(草加)となると、その人物はなんらかの理由で桐原哲生を恨み、と同様に南千住事件の皆川延人も恨んでいたっていうことか。

(夏目)じゃあ恨んでて、後を追ってて、あいつ殺すならこんなふうに殺したいなって新聞の文字チョキチョキ切り抜いて脅迫状2枚も作って。結構うまく撮れたから写真でも撮っておこうとか?済みません

(古賀)まぁしかしこれで3年前の三皆生悦事件が動き出す可能性が出て来たってわけだ。

(日名子)カメラの持ち主は確かに田端事件の現場の近くにいた。私は、この人物が水原弘美を殺害した犯人であると思います。

(古賀)総務課とは思えない素晴らしい行動力だ。感謝するよ。岩下~見てろよー

(日名子)でももしこの説得が本当だとしたら?

(理沙)だとしたら?

(夏目)一気に喋って疲れたんじゃないんですか

(日名子)私の親友の死は完全にとばっちりですよね。博美は3年前、犯人の個人的な恨みとは関係なく、ただ巻き込まれて殺された。ヒロっては無駄に正義感強いから。不審者から町を守ろうとしてよりによってこんなに恐ろしい人に近づいて…だとしたらこんなのとばっちりです。

日名子は自身と同じ正義感ゆえに行動する弘美の死を悲しみながらも、絶対に犯人を検挙しようと決めます。

(理沙)しっかりしてよ。まだ何も分かってないじゃないの。泣くなら真実が分かった後にしたら?

第3課係強行犯捜査殺人犯捜査第5係と、第6係も捜査に参加することに。

(桑部)皆川延人の殺害事件と同一犯の可能性が高いため、我々が扱うことになった。至急皆川延人と桐原哲生の接点を探せ。

(古賀)またこの事件は3年前の未解決事件との関連の可能性が考えられるため、今から我々特命捜査対策室もに参加させてもらう。

(宗像)6係も文書の謎を解明すると手をあげております。

(岩下)6係、6係は廃止の予定でしょ?係長もいないし。

(古賀)廃止の予定ではありますがまだ特対の一部です。使えるものは使わせてもらいます。

(岩下)そうですか、使えるといいけど。

その頃、理沙と日名子は怪文書の新聞の切り抜きを推理します。

(日名子)3年前の事件の資料を見せていただいています。あと、乾燥して埃が舞うので加湿を。

(理沙)本業のほうは?

(日名子)有休をとりました。出来ることは全部やりたいんです。3年調べていて何も動かなかった事件がこうして少しずつでも動き始めるなんて。

(理沙)あの写真に写っている文字だけど、全日新聞の見出し文字じゃないかしら。

(日名子)全日新聞、ひと口に新聞活字といっても全国紙の新聞社は、毎朝新聞の毎朝明朝や東都新聞の東都明朝のように、新聞社によって活字の形状が違うのよ。見て。全日新聞のこの今という字、ここのふくらみ

(日名子)凄いです。字だけで新聞社が分かるなんて。

(理沙)決め手は地獄の獄に、全日新聞の特徴は画数の多い字によく出るの。

(日名子)全日新聞のアーカイブを調べれば、どの新聞から切り抜いたか分かるかも。

(理沙)それは難しいわよーもしかしたら1字1字、別の記事から切り抜いた可能性もあるでしょ。

(日名子)もし分かればそれがヒントに。これ確かに感じや平仮名は善一新聞のフォントですが、このところどころにある片仮名は、全日新聞の肩かなとは違いませんか。

(理沙)カタカナとこの伸ばし棒、全日新聞のフォントじゃない

(日名子)伸ばし棒?

(理沙)これは大きなヒントよ

古賀や夏目は、理沙の生き生きした顔を見て見守ります。

脅迫文の解析を続ける、理沙、日名子、草加、夏目。

(古賀)あんな鳴海の顔初めて見た

(日名子)カタカナ自体は全部、同じ大きさ。同じフォントですよね。1つの記事の見出しに使われていたのかな。そもそもどんな紙の文字を使ってもいいはずなのに、わざわざ新聞紙を使っているのも謎ですよね

(夏目)そこだけ別の新聞からとってきたとか

(草加)新聞自体にも意味あるのかな

理沙はホワイトボードに文字を書いて分析していました。

(理沙)いんぐとな。るとぐといとんは、同じものを2回使ってるわ。犯人は2通の脅迫状を作るにあたって、文字を使いまわした。

(日名子)だからわざわざ写真に使ったんですね

(理沙)ぐじくいんんるとなと伸ばし棒

(夏目)こんな長い言葉あります?

(日名子)では2つに分けてみるのはどうでしょう?ぐじ、クイーン。

(草加)残りのぐじるとなは?

(日名子)ぐなとじる

(夏目)具が納豆の汁。

(草加)ナルトクイーン。ラーメンか。徳島の女王だ

(夏目)つかこれ超むずいっす

(日名子)私も字が分解されて記号に見えてきました。

(理沙)ゲシュタルト崩壊ね

(日名子)もう人海戦術はやめて清くアナグラムにかけましょう。ナイトクルージング

日名子はそこで、アナグラム検索をして、「ナイトクルージング」だと当てました。

(草加)そんな報道あったかな

(理沙)広告よ。ナイトクルージングは新聞広告。それで分かったわ。広告なら同じ文字を使ってもフォントが違う。

やがて、理沙は「ナイトクルージング」の広告がある元の新聞を発見しました。

(草加)全てこの家の新聞を切り抜いているようだな

(日名子)犯人はこの新聞の広告を使い、脅迫文を2つ作り、写真に収めた。カメラを壊したかなくしたかしてフィルムごと失った。

(草加)手元に残った文章を再現して、脅迫状に使用したってことか。

ここで、3人は起業家として成功するものの、飛び降りて亡くなった内田舞が目に留まりました。

(夏目)うわ美人

(日名子)女性を美醜で語るのは無粋ですよ。内田舞さん、私と同い年ですよ。

(夏目)卒業後はその知名度を生かし、環境保全の会社を立ち上げ…凄い!

(夏目)陸奥さん高校時代は?

(日名子)居合道部でした。そこで弘美と一緒だったんです。いつも一緒に練習して、試合の時はヒロのほうが上手くて、頼もしくて。済みません。また涙が。

(草加)おい、内田舞が飛び降りたマンションって

(日名子)グランルート住吉。昨日殺された桐原哲生さんと同じマンションです。

舞が飛び降りたマンションはくしくも桐原が殺害された現場でした。

舞の実家に赴く、草加、日名子、夏目は、その父親、内田晋介(鶴見慎吾)を訪ねました。

(草加)3年前のお嬢さんの話

(内田晋介)何も分かりませんよ。努力して自分で会社を興して意気揚々と働いていたと思ったいたのに。なんで舞があんな…。今も信じられません、お願いですから掘っておいてください。

(夏目)聞き込みって難しいですね。

その頃、越坂部は桑部に、日名子のことを身辺調査したことを報告します。

(越坂部)念のため、陸奥刑事について調べました。

(桑部)あああのキャリアか。どうだ?凶悪犯の可能性は?

(越坂部)佐賀県毛営でも長崎県毛営でも経理の鬼と恐れられていたそうです。一度も赤字を出したことがないって。

(桑部)別の意味で怖い。

そして、桑部と越坂部は、舞の恋人、永田義男を呼び止めました。

永田は舞が勤務していたキャバクラの支配人です。

(永田)刑事さん当店はお客様の個人情報は

(桑部)悪いねー急いでいて、イマドキは銀座のホステスさんも営業目的でSNSやってんだなー。こっちに写る皆川さんは一昨日、こっちに写る桐原さんは昨日、遺体で発見されましてね。だから急いでいるんだよ早くしないとこの店も。

(義男)話します。この2人はたしか太客で。

日名子、草加、夏目は、舞と同じ目に遭って、3年前、舞と同じビジネススクールで働いていた大野菜々美という女性に話を聞くことに成功しました。

(夏目)3年前、内田舞さんと同じビジネススクールで働いていたんですよね。

(菜々美)同じ時期に起業して、同じ学校に来ていた投資コンサルタントが投資家を紹介してくれたんですけど

舞はスクールで投資を学び、企業て間もなく、出資を打ち切られました。

投資コンサルタントだった皆川と桐原から、セクハラを受けていたのです。

(皆川)あんなコンセプトで大丈夫って言いだして。

(舞)充分、説明したはずです。

(桐原)たしかに困るよなーでも鎌倉さんラッキーなことに君には大いに関心があるみたいだよ。

(草加)女性起業家に対するセクハラか、ビジネスに賛同したふりをして資金を出し、軌道に乗りかかったところを見計らって出資を止めると脅して、肉体関係を要求する投資家がいる。

(日名子)ひどい!それで舞さんは悩んでて亡くなった。

(菜々美)たぶん、私も同じ殺されて会社を手放しました。今、あの頃彼らにされたことを告発しようと思ってSNSで仲間を集めてるんです。3年前は声を上げても潰されるって言ってますけど、舞さんの彼氏も協力するって言ってくれています。

舞には恋人がいて、長澤靖史という男がいました。

(桑原)長澤靖史、35歳、6係が勤務先のフレア出版に聞き込みに行ったところ、皆川延人が殺された一昨日からずっと会社を休んでることがわっかった。

(春日部栄太)桐原哲生の会社の訪問リストに長澤靖史の名前があります。

(越坂部)つまり長澤は恋人の死が出資と引き換えの性的行為の要求だったと知り、彼らに接触を試みた。

(古賀)憎き2人を

捜査一課の第5係の会話を録音で聞いていた理沙と夏目と草加。

(理沙)なるほどね。直に聞くとうるさくて頭痛くなるの。

(日名子)私も正直、胸が痛みます。長澤さんという方が犯人かどうか分からないので。

(草加)強行犯が犯人を調べてる

(理沙)私もまだ降りてこない

(夏目)陸奥さん今どこに?

(陸奥)奥多摩です。せっかく休みなので舞さんの会社があった場所にも行ってみようかと。

(理沙)あの子まさか一人で捜査する気なんじゃ

(桑部)ああ胸糞悪い。この写真に写ってる鎌倉って投資家ですよ。投資を条件に若い女性社長をとっかえひっかえしやがって。食事やホテルの予約も全部、皆川が桐原がしてたっていうんだから。それにもう一人の細井という投資家が見つからない。

理沙は「鎌倉」「細井」の文字に引っ掛かります。

日名子は無事、奥多摩に着くと、鍬を持った舞の恋人、永澤に襲われました。

(日名子)あの、長澤靖史さんですよね?

そこへ、一人の女性が助けてくれました。

なんと、その女性は、矢代朋(波留)でした。

(夏目)細井さんってこの人です

(桑部)先月くらいから奴らの仲間になっただと。

そして、ようやく、理沙に「文字の神様」が降臨してきました。

(理沙)あああああ!

(草加)まさか降りてきたのか!

(理沙)文字の神様が降りてきた!

未解決の女~警視庁文書捜査官~Season3~ 1話「追憶の彼女」感想・みどころ

未解決事件にフォーカスを当て、闇に葬られた事件を文字から読み解いて解決に導く、理沙と日名子。

今回、頼みの綱だった矢代朋が異動になり、少し喪失した理沙でしたが、矢代のような熱意を持った日名子は頼もそうな新たな相棒ですね。

日名子は一見、平凡な女性に見えて並外れた洞察力を併せ持つ人物。

文字の特徴や文体から理沙と共にダイイングメッセージの意味を解読したチームワークはこれからも期待したいですね。

今回殺された被害者のヒロこと、弘美も日名子と同じく、正義があるからこそ、立ち向かってはいけない相手に関わってしまいました。

行動力が致命傷となり、命を落とした弘美はいたたまれません。

投資ビジネスを用いた女性起業家への許されない被害、弘美の死…。

2つの事件が女性の尊い命を奪った事実がひどすぎました。

理沙と日名子の強力な味方、矢代朋の頼もしさも次回、楽しみです。

 

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