ボーダーレス広域移動捜査隊4話「ロマンスの悪魔」あらすじネタバレ
東京都と埼玉県を分ける国道を挟み、その両側の土地でほぼ同時刻にそれぞれ死体か見つかりました。
死亡時刻もほぼ同じで、凶器はどちらも短刀です。
(白鳥)東京都と埼玉県の県境です。
(赤瀬)現場が2つか、絵に描いたような広域事件だね
桃子と蕾は事件現場をよく見る為にわざと移動捜査隊の捜査車の上に乗りました。
(桃子)こっからだとよく見えるよ。あっちが埼玉県でこっちが東京都。
(美青)埼玉県警かー。ライバル関係でどっちも手柄欲しいし。両側で死体が見つかったみたいです。課長、これって私達への挑戦状のような気が。
(赤瀬)挑戦状?
一方で、桃子は東京と埼玉の刑事達が事件の手柄を何とか自分達で横取りしようと揉めているのを面白がって見物しました。
(桃子)もろヤクザじゃん、面白くなってきた
(美青)課長、これ私達の挑戦状のような気が
移動捜査車の中に戻り、埼玉と東京で同時刻に起きた事件について話し合う桃子ら移動捜査課。
(赤瀬)警視庁と埼玉県警の情報は?
(美青)全然教えてくれません。
(桃子)くろさん鼻つまみ者ってなんですか?埼玉県警の人に言われました。
(蕾)ニュアンス的に褒められてない気が
(桃子)だよね。馬鹿にしやがって
(赤瀬)今現在で分かってることは?
(白鳥)県境の道を挟んだ2か所で、ぼぼ同時時刻に死体が発見されたそうです。死亡推定時刻もほぼ同じ。
(須黒)凶器はどちらも鋭利な刃物。一人は胸をもう1人は背中から。
(蕾)被害者は2人とも60代の男性。身元だけ教えてくれました。中吹大空と、公神漣。
殺害された被害者は中吹大空、66歳と、公神漣、62歳。
(赤瀬)この2つの殺人事件の関連性は?
(須黒)教えてくれたのこれだけだ
(赤瀬)情報ないねぇー
美青は赤瀬を急に一番星の外に呼び出しました。
(美青)ちょっとお話が
(赤瀬)なに?
(美青)みんなには内緒に…被害者を知ってます。中吹大空と公神漣。昔やってたアニメで声優をしていました。昭和アニメが好きで推し活を。あの2人甘い声が魅力で王子様の声と蚊ヒーローの声を。恥ずかしいから私が知ってたって言わないで
(赤瀬)へぇm、なんで知ってるの?美青姉ってアニメオタクなんだ
昭和アニメをこよなく愛するの天尾美青(優香)からの情報で、殺された2人は中吹大空(四方堂亘)と公神漣(徳永邦治)というアニメ声優だと分かりました。
しかも、捜査一課の調べで2人が被害総額3千万円を超えるロマンス詐欺の常習犯だったと判明します。
(赤瀬)静かにしろー!現場は2か所ですが事件は1つの可能性があります。警察庁から命令を受けた我々移動捜査課が、捜査を指揮致します。
埼玉県警と東京の県警は派閥で揉めており、赤瀬が一喝して黙らせるのでした。
捜査指揮命令書を赤瀬は皆に見せました。
(赤瀬)皆さん、情報を共有しましょうよ。対立意識は捨てましょう。
(刑事たち)ふざけんな!一緒になんてできるか!
(刑事たち)こっちのセリフだこの野郎!引き上げるぞ
刑事達は去っていきました。
(蕾)ちょっと待ってください!
(桃子)捜査会議始まってますよー
(白鳥)桃子さん私ら鼻つまみ者だということを端的に表しています。
(桃子)理解できやした!
そこへいつも通り、捜査一課の刑事、根本(今野浩喜)と増田幽(松谷鷹也)が来ました。
憎まれ口を叩きながらも、根本と増田は一番星に手を貸してくれる存在です。
(根本)一番星!相変わらず嫌われてんな!
(桃子)協力的なのお前らだけ
(根本)先輩には敬語な
(美青)いつも優しいわねぇねもっちゃん
(根本)ねもっちゃん言うな!根本さん!
(須黒)情報くれよ。警視庁さん
(根本)やだね!と言いたいところだが今回は特別だ。
(増田)一番星エクセレント!たまにはやりますね。
(赤瀬)被害者のこと何か分かった?
(根本)ああ、被害者なんだが加害者かも。
(増田)2人の被害者は元声優でした。2人は連続詐欺事件の重要参考人として名前が挙がっていました。
(蕾)誰が被害者の情報を?
(桃子)美青姉、目が泳いだ。
美青)刑事の勘
(桃子)昭和か
(増田)調べるとさすが声優。被害者の女性たち、彼らの声にいちころで簡単に騙されて金を振り込みました。被害総額は3千万円を超えてます。
(赤瀬)ということは殺された2人は?
(根本)ロマンス詐欺の被害者だ。
なんと、被害者の中吹と公神は元声優の能力を活かし、ロマンス詐欺をしていました。
仲沢桃子(土屋太鳳)黄色蕾(佐藤勝利)、白鳥浩志(田中幸太朗)、赤瀬則文(井ノ原快彦)、須黒半次(横田英司)美青ら、異動捜査課は被害総額が高額すぎる被害者を訪ねました。
彼女は、獅子縞龍子(かたせ梨乃)、元指定暴力団、「獅子縞組」会長の妻です。
(龍子)よう来はったな
(赤瀬)警視庁関東管区警察局移動捜査課です。お尋ねしたいことがあります。昨夜近くの県境の道で2件の殺人事件がありました。被害者の2人は元声優でロマンス詐欺の容疑者として追われています。
(桃子)2人は電話で、一人暮らしの高齢女性と接触。寂しいから話し相手になってほしいと誘い、仲良くなって。
(蕾)病気で高額の治療費が必要だとか、新しいビジネスを始めたいから資金が必要だと騙し、金を振り込ませていました
(赤瀬)被害者が十数人いるとみて一人一人あたっています。そしたら獅子縞さんのお名前が
(龍子)麻村
そこで、龍子は組員の麻村を呼び出し、刀で挑発してきました。
(美青)被害者の中であなただけが被害金額が飛びぬけて高額でした。一千万円を超えてますよね?!
(赤瀬)失礼ですがあなたの亡くなったご主人は
(龍子)だからなんや?!失礼なこと、失礼な仕事をした覚えはあらへん。そうや、私は極道の妻や。解散したけど北関東を仕切っていた獅子縞組会長の女房や。話がないんやったらもうええか。あんなはした金痛くもかゆくもないわ。被害と届けは出したけど恨んでまへん。電話でしか話さへんかったけど楽しい時間やった。デート代だと思ってくれてやるわ。騙された恨みでわてが殺したと?疑ったって何も出てこんわ。
(美青)大金を騙し取られましたよね?疑いが晴れる証拠もありません。
(龍子)はぁ?!なら聞きますけど、2人の男は同時刻に道を挟んだ両側で殺されたそうやないの?ニュースでやってた。離れた場所にいる2人をわてが殺せるか。どんなトリック?わては双子かもしれまへんな
(美青)昨夜の午後11時どこで何を
(龍子)ボン、ええ目しているな鉄砲玉みたいや
(蕾)あの鉄砲玉ってなんすか
(須黒)獅子縞組だが、埼玉県の公安委員会が指定した暴力団だ。10年前組長が亡くなって解散した。
(美青)一応調べましたが、彼女は双子でもない獅子舞でもありません。一緒にいた男を使えば同時に犯行は可能です。
(桃子)いきなりかましてきた。
(須黒)この男、麻村銀次のことも調べた。組で若頭をやってた男です。
(蕾)若頭ってなんですか?
(白鳥)孤高の血とか見てないのか?
(赤瀬)鈴木亮平やばかったですよね
(桃子)それ続編のほうじゃなかった
(赤瀬)でも彼女は復讐を否定してた
(美青)うーん、嘘かも。ヤクザはいかさまや欺瞞を嫌うと言います。詐欺を働いた2人を許すわけない。修羅場を潜り抜けてきた女、心の内を見せるわけがない。
(赤瀬)美青姉、捜査指揮とってみるか?捜査本部長お願いします。心理学勉強したんだろ
(須黒)課長は二課にいたから暴力犯罪系は詳しくないし。
(美青)私だってそうだよ
(赤瀬)蕾とバディ組んで?で、桃子さんは黒さんと。
(須黒)そこいちゃいちゃしてるから
(黄沢)いやいやいや
(桃子)私は別に
須黒と美青は、桃子と蕾にバディを組むように言うと、2人をからかいました。
(美青)警察官は交際相手が出来たら上司に伝えるのがルールだよ
(蕾)(桃子)古!
自分が疑われているのを意に介す素振りも見せず、逆に挑発する行動までとる龍子。
ふと、龍子の傍にいた若頭の麻村銀次(徳重聡)も関与している疑惑が浮上します。
龍子を訪ねる蕾は麻村に任意聴取の許可をとりました。
(蕾)申し訳ありません。任意で聴取を受けてもらいます。
(麻村)ねえさんに伝えました。ここでお待ちを。
蕾は龍子の部屋に入るなり、彼女の着替えにたまたま遭遇しました。
(龍子)ボン、なんや。入ったらええがな。刑事やったら初めてやないやろ。こっちの世界では紋々言うんや。近くで見るか?見たらええがな減るもんじゃないし。
(蕾)はい、失礼します。でもこんなタトゥーは?すげぇー
(赤瀬)どうぞ中へ
移動捜査隊の「一番星」の中で取り調べを受けることになった龍子と麻村。
(麻村)姐さんの傍に
(美青)あの女、聴取しても吐くわけない。その間に家の中を、若干違法だけど
美青は蕾を誘い、勝手に龍子の家を物色します。
(蕾)ご主人と息子さんですか。ミステリーものばっか、姐さんが呼んでるんですかね
(美青)姐さんじゃなくて被疑者ね
龍子と銀次が留守中に邸宅の中を探ると、龍子は夫(黒田アーサー)と息子を亡くしていました。
また、趣味のミステリー小説の中に、広域移動広報誌が混ざっていました。
(美青)なんでこれが?
移動捜査課「一番星」の車の中で、任意取り調べを受ける龍子。
(赤瀬)あなたのことを埼玉県警の暴対からレクチャーを受けました。大阪出身だそうですね。そこで関西の抗争でご主人と知り合った。その頃から暴力団関係者と繋がりが?
(龍子)ミナミでホステスしとったんや。なんのしのぎしてようが知らん。知らんうちに付き合って、気が付いたら知り合って惚れている。男と女はそんなもんや。わてはな極道に惚れてない。惚れた男が極道だったんや
(桃子)私も言ってみたい
(龍子)小娘が
(須黒)あなたにはお子さんがいましたよね。その後、ご主人が亡くなって組は解散。その後はここで
(龍子)獅子縞が遺してくれた土地やさかい。
(赤瀬)ロマンス詐欺についてなんですが。
(龍子)緑川さん、まだ警察にいてはるの?元気なんやろうか
何故か、龍子は緑川のことを覚えていました。
(赤瀬)ああ、メカじい。もう辞めましたけど。
その頃、美青と蕾は、家事代行サービスの女性2人に聞き込みしました。
(蕾)君たちは?
(紗羅)私達は家事代行サービス、カジゴコロから派遣された者です。平日は毎日、お屋敷の掃除を。
(美青)昨日ってここに来た?奥さんと麻村さん1日中この家にいた
(蕾)午後11時頃には?最近この家で変なことなかった?
(家事代行サービス女性 羽田里与)私達は17時に帰るので。最近なんですけど,麻村さんが庭で、何をしてるんですかって聞いたら体を鍛えるためだって
(蕾)怖いなーいくつ持っているんだよ
蕾は龍子の私服や刀を撮っているところ、龍子に気付かれました。
(龍子)なんや!見たいんやったら箪笥でもどこでも開けなはれ。ほら見たらいいがな
(蕾)捜索令状の許可取っていないので触ることが出来ないので。
(龍子)そんな堅苦しいこと言うてたら犯人挙げられまへんで、ほら見たらええがな。
移動捜査車に戻ると、移動捜査課一同は龍子が以前から緑川を覚えていた件から、移動捜査課のことを以前から知っていたと察知しました。
(赤瀬)半年前、移動捜査課の運用が始まった時に配られたものだ。一般人が手に入れる者可能だ。
(蕾)最初に会った時にトリックが何とかって言ってましたよね。ねえさん…じゃなくて被疑者はミステリー小説を好んで読んでいました。
(美青)しかも旅の準備をしていました。
(桃子)なら最初から私達のこと知ってたんだ。家を出るつもりなの?
(赤瀬)黒さん、事情聴取のほうは?
(須黒)成果なし
(美青)状況証拠だけですが真っ黒
(根本)一番星冴えているな。あの女が復讐したかもだ。下見してたんだ、間違いない。
(増田)事件現場周辺から獅子縞龍子の姿が何日も前から目撃されてる。毎日のようにあそこを通っていました。
(蕾)家事代行サービスの人が掃除してたんですが、家の中を自由に歩き回れます。いやなんか気になって。
(増田)根拠は?
(蕾)ただなんとなく
(赤瀬)調べてみるか
(美青)旅行の準備をしていました。逃亡の恐れがあります。逮捕状の請求を
一方、根本は蕾の勘の鋭さに感心しました。
(根本)あの蕾ってやつなんだが
龍子は銃刀法違反で逮捕状が請求されました。
(美青)獅子縞龍子、銃刀法違反で逮捕。
(蕾)17時10分逮捕します。
(龍子)逮捕令状?今、逮捕状は紙やないんやな。別件逮捕。うちにある日本刀やドスの登録証や。確認してみなはれ。美術品や骨董品として所持を認められている。不法所持やない。不当逮捕や。わっぱ外さんかい
(須黒)確かに…でも本物や。
(美青)そんな…!ヤクザに許可が下りるわけない
龍子は当初、素直に応じたものの、突然態度を豹変させ、麻村に自分が所持している刀などは許可を得ていることを伝えました。
(麻村)登録しているドスだ
(蕾)なんでしょう
(龍子)ボン、下手打ったな、指詰めてもらわなあかんなー。あんた!覚悟しいや!これが極道の仁義やあ
なんと龍子は蕾にヤクザの掟を要求してきました。
(須黒)腹の調子が…
(蕾)こういうのって今、コンプライアンス的に違反なんじゃ
(龍子)落とし前つけろって言うてんのじゃ!あはははは!
龍子は蕾を脅しただけでした。
(龍子)公安委員会に垂れ込んだりせえへん。安心しい。その代わり付き合いなはれ。あんたら下手打ったんやから。
桃子たちに高級料亭の弁当と大吟醸を振舞う、龍子。
(白鳥)銀座菱松の懐石弁当!食べたかったやつ。
(須黒)大吟醸霧織。
(桃子)なかなか手に入らないやつ。
(龍子)今宵は手打ちの宴や
(一同)いただきます
(龍子)おたくらのパンフレット見たけどつまりあんたらは、組と組の縄張り争いを解決するために働いているんやな。警察の線鋭が集められたって書いてあったけど、そうは見えへんな
(赤瀬)まぁ、組じゃなくて警察署ですけど、まぁそうです。お目が高い
(龍子)何人やさぐれ見て来てたと思ってるんや。あんたらもそうやろ?トラックに押し込まれてるんやそうや思ったわ。ボンなにやらかしたんや
(赤瀬)前のところで色々あった者ですから。
(蕾)俺は何も。
(仲沢)このポンコツなかなかのしくじりを。所轄署の刑事だったんですけどねコンビニ強盗追って犯人を路地に追い詰めたんです。
(蕾)言うなよ。犯人は捕まりましたが2日間逃走を許してしまって。住民を不安にさせてしまいました。
蕾は移動捜査課に配属される前に、所轄署にいました。
その当時、銀行強盗を追っていると、犯人の小島の名前を「大島」と間違えてしまいました。
(蕾)大島、ナイフを渡せ、大島、君にはまだ未来がある、そうだよな大島。
(強盗犯)小島だよ!
おかげで犯人が2日間逃走し、住民を不安にさせたことがありました。
(仲沢)名前間違えるだけなんて
(龍子)あほやなぁ。課長さんは?
(赤瀬)まぁいろいろありまして
(龍子)あんたは?
(須黒)娘のことで
(龍子)ドライバーさんは?
(白鳥)僕は別にやらかしては。装備課にいてスカウトされました。
(龍子)小娘
(桃子)小娘って…ネットが炎上しまして
(龍子)あんたは?
(美青)お答えする義務はありません。
(龍子)あんたら見てたら懐かしくなってな。うちに集まった者は、みんな世の中から排除された落後者やった。社会に馴染めない者、仲間からはみ出したもの、居場所のない者。そうか、あんたらもハグレモンなんやね。
龍子は一番星がそれぞれに、各々の事情で移動捜査課に配属されたことを理解しました。
(蕾)はぐれ者
(桃子)そうかも
(蕾)一番星って鼻つまみ者だし嫌われることばかりしなくても
(龍子)ボン、名前は
(蕾)黄沢蕾です。
(龍子)花が咲く前の希望のある名前や
龍子はどうやら、根は優しい人物のようでした。
蕾と同い年くらいの息子を亡くしたこともあり、彼女は蕾を我が子に重ねたのです。
その後、「メカじい」こと、元刑事の一番星の整備士、緑川と再会し、懐かしさを感じる龍子。
(龍子)何年振りやろ。年とってまへんねんなぁー緑川さん
(緑川)20年か。あんたも変わってないだろ。息子さん残念だった。早すぎた。あの時かマル棒に頼まれてな、埼玉の暴れん坊が池袋に乗り込んできたって、地元の若いギャングがちょっかいを出したから落とし前をつけてほしいと怒ってた。
(龍子)獅子縞がお世話になりました。結局大ごとにならなかった。あんたのおかげや。帰って来た時、獅子縞が言うてたわ。血で濡れた刀みたいな刑事がいた。筋ものなら一本筋を通せ、素人に毛が生えたような素人に手を出すなって。
なんと、緑川は刑事時代、獅子縞龍子の夫が抗争に巻き込まれた際に、彼を説得したことがありました。
そこで、龍子の夫は改心し、埼玉に帰りました。
緑川の説得のおかげで逮捕されずに済んだのです。
(緑川)旦那は筋を通してくれた。俺の顔に免じて、埼玉に帰るって。あんたに会ったらいい女だった。悲しませたら罰が当たると思ってな。
(龍子)緑川さんのおかげで堀の向こうに落ちずに済んだ。なんでそこまでしてくれたんや?なんやのもういけ好かん男。
(緑川)殺してないんだろ?事件のことは聞いた、すぐに分かった。筋者は素人に手を出さない。例え詐欺師でもな。あんたは暇つぶしに遊んでいるのか?ならもうよしてくれ。あいつら可愛い後輩だ、ならよしてくれ。龍子さん終わらせてくれるね。
緑川は龍子にロマンス詐欺の件で、移動捜査課を振り回さないこと、彼女が殺人をしていない事実を話すように忠告したのでした。
(龍子)獅子縞と息子に手を合わせたって下さい
(緑川)筋者には手を合わせない
その後、移動捜査課で美青は龍子の人物像を分析し、皆に話しました
(蕾)桃子さん
(桃子)はーい
桃子はまだ酔っています
(蕾)今無理って…
(白鳥)課長、刀の登録証の件ですが、暴対に問い合わせたらタブーに触れるなって。昔から公共事業に並んで組と県がずぶずぶだったようです。登録証はその時に。
白鳥は龍子が刀を持っていることは正当な理由だと調べました。
(赤瀬)捜査本部長、あなたの分析は?
(美青)彼女は自己中心に見えて私達の立場を思う心がありました。獅子縞龍子は情に厚い。冷酷な面もありますが気持ちの揺れ動きも大きい。彼女の感情を構成する大きな部分は喪失感。蕾に対しては母親のような横顔を。気に入られているみたいね。蕾の前では甘くなるかも。
蕾は龍子に罪を認めるように促します。
(蕾)答えてください。殺したのか殺してないのか
(龍子)鉄砲玉に選ばれたんか。どないしても殺したのは私やと?うちの人もよく言ってたわ、殺ったか殺られてないか。
(蕾)俺は刑事です。犯人を見つけて逮捕する。
(龍子)真っ直ぐな子やな。うちの子もそうやった。誠矢って言うんやけど、父親を見て育って。父親が困っているからってチャカ持って、敵対する組員のところに飛んで行った。25歳の時や、あんたみたいな目をしていた。
(蕾)息子さんのご遺影拝見しました。龍子さん、家事代行サービスの人はどんな人か教えてくれませんか?
(龍子)知らん。たまに世間話をするだけや。
根本はその後、調べると、家事代行サービスの沙羅ともう一人の里与が、広域捜査隊のパンフレットを龍子の部屋に置き、中拭と公神達を殺害したことが判明しました。
2人を同行すると、すぐ取り調べで罪を認めました。
(根本)鋭いのか鈍いのかよく分からない新人がね、怪しいっていうもんで。移動捜査課のパンフレットを手に入れたのは君達だね?だから挑発するように東京都と埼玉の境界で犯行を?
(紗羅)金持ちの家を掃除して、そこの情報をあいつらに売っていました。あいつらばかり設けているから情報量あげろって言ったら
(増田)麻村が藁人形を短刀で刺していたって証言は嘘だね。
(里与)短刀はあの家から盗みました。そしたら逆に脅されてなら警察にお前らのこと垂れ込むって言われて。ばれたらこっちもやばいんであいつらを消すしかないと。
紗羅と里与は、元々、中拭と公神と共に、ロマンス詐欺に加担していました。
仲間割れをして、中吹達から脅迫されたので、彼らを殺害したとのことです。
(赤瀬)仲間割れを起こして彼女達が声優2人を殺したんです。2人は殺人罪で逮捕、声優二人は詐欺の疑いで被疑者死亡のまま、書類送検されます。蕾が目を付けて事件の実相が明らかになりました。初めての手柄です。
(美青)確認ですがあなたが現場近くに行ったっていうのは
(龍子)いつものウォーキングコースや。
(美青)なんで本当のことを話してくれなかったですか。全部、話してくれたらよかったのに。2人を助けようとして黙っていたんですか?あなたも罪に問われますよ?!
(龍子)あの子達良くしてくれた。お茶を飲みながら話し相手になってくれた。電話した男も優しかった。悪行というのはな!人の癖なんや。どんなに真っ当にしていてもひとはまがったり折れたりする。人のこと分かったふりしたあかんよ
こうして、龍子の疑いが晴れ、移動捜査課は次の事件へ向かいます。
(麻村)湯船につかりながらミステリー小説を読むのが姐さんの趣味なんです
(蕾)早く言ってよ
龍子は移動捜査課にねぎらいの言葉を掛けました。
(龍子)明日から温泉旅行や。ええか?捨て駒になったらあかんよ?あんたらのようなはぐれ者は自由やけど、大きな力もないから無力なんや。潰されたらあかんで。蕾と小娘、あんたらお似合いやな。
(桃子)どこで見た?
(龍子)さいなら
白鳥と須黒は車の中で、今回の件で大吟醸をもらったことを話しました。
(白鳥)最後まで振り回されましたね。姐さんはただ者じゃなかった。
(須黒)俺もただ者じゃねぇいただいてきた。あと1杯分しか残ってないけどなー
蕾と桃子はお互いに小競り合いをしています。
(桃子)あんた気に入られてたね、ボン。母性本能くすぐるからかな。ポンコツだし、甘ったれだし。
(蕾)桃子さんも俺のそういうところが?
(桃子)あんた覚悟しいや、これが極道の仁義や
(蕾)それ耳かきだから
その頃、赤瀬は美青が自分を監視していることを告げました。
(美青)今回、何故、捜査の指揮を?理由がありますよね。
(赤瀬)少しでも、僕の苦労を知ってもらおうと思ってね、俺のこと監視しているだろ?
美青の企みを赤瀬は見抜いていました。
ボーダレス~広域移動捜査隊~4話「ロマンスの悪魔」感想・みどころ
ロマンス詐欺の被害者でありながら、加害者であり、殺人事件の被害者だった元声優を許した龍子。
移動捜査課を挑発し、所持品すら刀が多く、違法で手に入れたように見えて、正当な理由で所持していたまさかの事実。
凄みのある極道の女でありながら、情に厚い女性でしたね。
移動捜査課が各々の事情で配属された背景を察知し、「はみ出し者」だからこそ、圧力に潰されやすい、負けるなとはっぱをかけた場面は感慨深かったですね。
一人息子と夫を亡くしており、とくに、蕾を見る視線は母の顔を覗かせ、切なさと心苦しさが混沌しました。
蕾とほぼ同じ年ぐらいで瞳も似ていて、龍子の心情が痛いほど伝わりました。
高齢女性たちを騙し、声優としてベテランだった中吹と公神は、せっかくのキャリアを無駄にした愚行者としか思えなかったです。
意外にも、獅子縞家の家事代行サービスの2人が中吹達の共犯で、手のひらを返されて脅迫された理由で殺人を犯したとは…。
彼女たちの選択も考えも短絡的だし、反省せず、救いがないですね。
人情深い極道の女に会った仲沢達の出会いと成長を感じさせたエピソードでした。
終盤はなんと、赤瀬が美青の正体を見破って、興奮が高まりました。