サバ缶宇宙へ行く

サバ缶、宇宙へ行く10話

サバ缶、宇宙へ行く10話あらすじネタバレ

寺尾瑠夏(伊東蒼)達4期生が、開発したサバ缶は、1年半の保存検査の結果、官能検査をクリアできずに証拠は見送りとなりました。

宇宙食サバ缶プロジェクトに当初は反発的で無関心だった、藤倉彩花(池端杏慈)、水谷結(南琴奈)、吉瀬乃愛(蒼戸虹子)、桜庭美咲(横田真子)が5期生としてその夢を引き継ぐこととなりました。

卒業生達の努力の功績が残る「黒ノート」を参考に、JAXAの木島(神木隆之介)、東口(鈴木浩介)、皆川(ソニン)らから、宇宙食として認められるよう、味と柔らかさの開発を続ける彩花達。

(彩花)まずは1番からやな

(一同)いただきます。

(乃愛)普通に美味しいやんな

(結)これ以上、醤油増やして大丈夫なん?

(美咲)地上と宇宙じゃ違うって話やんな

(彩花)先輩らのやつは長期保存した結果、旨味が落ちたんやで。長期保存を考えて味付けをもっとしっかりしたほうがいいと思う。

(一同)じゃあ次2番

現在は、彩花たちを見守る教師となった、1期生の菅原奈未(出口夏希)。

(朝野)また朝からやってるんだ。

(奈未)うん、新しいレシピ開発に取り組んどる

(黒瀨)【荒川良々】まさか藤倉達がな、分からんもんや

(朝野)嬉しかったでしょ?またすぐ引き継いでくれて。

(奈未)めっちゃ嬉しかったわ。急に呼び出されてな。

奈未は、藤倉彩花ら宇宙食サバ缶に取り組む彼女たちに、実習を引き継ぎたいと申し出がありました。

(奈未)宇宙サバ缶の実習を

(彩花)はい、私達が引き継いでもいいですか?

(結)探求学習発表会で先輩たちの話を聞いてチャレンジしたくなったんです。

(彩花)先輩たちの夢、私達が叶えます。

(乃愛)え、だめなん?

(奈未)勿論、嬉しくて

(乃愛)探求学習発表会めっちゃ感動したわ

(美咲)サバ缶を宇宙に飛ばすのはお前らの役目や

(奈未)JAXAから1つ要望があって

職員室でも彩花たちの挑戦の話題で持ちきりになりました。

(黒瀬)要望?

(奈未)宇宙ではよく、スプーンを使うんやって。だからサバをスプーンで食べやすい柔らかさにしてほしいって。

(黒瀬)スプーンでか

(朝野)長期保存によって味が落ちない調味液の改良に加えて、取り組むべき新たな課題ですね。

(黒瀬)また課題か。遠いなー宇宙は

(奈未)あ、でな、味と柔らかさの改良は自分らで頑張っとるんやけど限界あるし、みんなに協力してもらうって。

放課後、漁師の百瀬(佐戸井けん太)、卒業生の柚希の仕事先の店長、田所(八嶋智人)卒業生の寺尾の父、茂信(迫田孝也)、浜中道夫(三宅弘城)と和子(村川絵梨)ら、地元の大人達に味見してもらいました。

(彩花)一番は先輩の配合そのままの奴で、2場kから4番は塩分や醤油の割合を変えたものです。

(結)レシピの参考に試食のご協力をお願いします

(百瀬)よっしゃ!そういうことならわしらに任せんかい。

(須崎)微妙な味の違いとか分かるんか

(百瀬)わしは美食家やからな

(田所)ん?これが2番か

(美咲)はい。先輩達が作ったものに醤油を少し増やしたものです。

漁師たちにも再び試食してもらいました。

(須崎)醤油が強すぎるなー

(百瀬)酒のあてにはこれぐらいでええんちゃうか

(寺尾茂信)宇宙で酒は飲めへんやろ

(百瀬)飲めるわ

(結)すいません、身の硬さはどうですか

(田所)それやとスプーンで食べにくいな。砂糖は和食によう使われるやろ。懐かしいな、おかんの味

(茂信)もうちょい柔らかいほうがええな。サバの味付けす造るときは入れるやろー

(結)それええな。宇宙で家庭の味、感じられたら嬉しいんちゃう?

(浜中道夫)そやな、確かに砂糖や。煮魚の基本、酒、みりん、砂糖、この3つのバランスが大事なんや

(和子)砂糖は身を柔らかくする効果もあるし、一石二鳥やな。

(彩花)砂糖多めでいってみよ

(道夫)増やすだけじゃなくて、入れるタイミングも大事なんやで。最初から入れるんか後から入れるんかで全然違う。

(結)タイミングもか

(和子)砂糖の種類で試してみたらどう?上白糖とザラメじゃ風味が違うで。

(美咲)種類も変えてみよう

(彩花)うん、全部試そう

(乃愛)待って、貸して。あった。先輩らがもう試しとるわ。ザラメは国都深みがある味に仕上がる。

(美咲)上白糖はザラメ糖よりも溶けやすく、短時間で味が染み込みやすい。じゃあ、砂糖入れるタイミングもう先輩らがやっとるんちゃう?

(乃愛)あった

(和子)何年も頑張ってきたからなー試してきた事沢山あるやろねぇ

(道夫)先輩らに感謝せなな。試さんでええぶん楽でええやん

(和子)楽って言い方はないやろ

(道夫)いやいや、楽っていうか効率的って言いたかっただけやで。なぁ

(乃愛)やっぱりそうですよね。いや、先輩らが何年も苦労してきたのに、ちょっと頑張っただけで私らが認証取れちゃったりしたらなんかちょっと申し訳ないっていうか。

(道夫)いやそんなことないで、先輩らも嬉しいに決まっとるやろ。なんやもう

(結)先輩達が頑張ってきた

自分の夢として意気込む彩花と結、乃愛、美咲との間に亀裂が生じました。

サバ缶を宇宙へ飛ばすことは先輩達の夢であり、その実習を引き受けているにすぎないと、彩花に意見しだしたのです。

(乃愛)ほんまに私らが飛ばしていいのかな。黒のノート見て思ったんよ。私らじゃなくて先輩らに飛ばさせてあげたかったな

(美咲)まぁ、先輩らの夢やからな

(彩花)先輩らの?

(結)うちらの夢やろ?

(乃愛)いや、うちらのっていうか先輩らの夢を私らが引き継いで。

(彩花)じゃあやめる?中途半端なやるぐらいやったら最初から引き継がんほうがええやろ。

(乃愛)は?中途半端って言い方はないやろ

(彩花)先輩らに悪いって思うならなおさら本気でやらなあかんやん。違う?

(結)やめよう

(彩花)てかまだ始めたばっかやろ?なんでうちらでもう認証取れるみたいになってるん?

(乃愛)そんなこと言ってないやろ

(美咲)そんな怒らんでもええやん

(彩花)別に怒っとらんし

(美咲)なぁやめようや、帰ろ?

その夜、和子と道夫の店で飲む、奈未と朝野。

(和子)さっきも生徒ら来とったんやで。熱心に味の事聞いとって感心したわー

(道夫)奈未のクラスか。成長したな奈未も

(奈未)まぁうちの学年主任が優秀なもんでね

(朝野)褒めてるそれ

(奈未)今の刃褒めとるやろ

(道夫)奈未も成長しとることやし、これでもう朝野先生も現場離れて大丈夫やな。はい、つくね。あかん、地雷踏んだ

奈未は朝野が教師を辞めて、教育委員会で働くことを知らず、道夫の口から初めてその事実を知りました。

和子は道夫にハンドミキサーを向けて威嚇しました。

(奈未)どういうこと?

(朝野)離すの遅くなっちゃったけど実は教育委員会から話が来てて。現場で実践してきた探求学習を県全体に広めるのを手伝ってほしいって。

(奈未)決めたん?

(朝野)サバ缶が認証されたら行こうと思ってる。現場に残りたいって気持ちがずっと強かったんだけど、僕も次の世代の先生達に託していかなくちゃなって。ごめん言うのが遅くなっちゃった。

(奈未)なんか複雑やな。認証がとれたら先生おらんくなってしまう。最悪やん。冗談。まぁ先生が決めたことなら。ね?

後日、彩花達はサバ缶の改良を続けます。

(彩花)砂糖増やしたらバランスよくなったよな。

(美咲)くず粉にも味がしっかり沁みとる。

(結)醤油の角が取れた感じや

(彩花)味はいい方向やね。身の柔らかさはどう?

(結)あかんまだ硬いやん。砂糖増やしてもこっちはあんまり変わらんな。

(美咲)何が原因なんやろ

(彩花)砂糖の量はこれで行ってみよう。あとはくず粉の粘度を壊さんようにしながら、身が柔らかくなる組み合わせを探そう。

(乃愛)くず粉なら先輩らのデータがあるし、順番に試していけばいいやん。

(彩花)先輩らかって見落としもあるやろ?過去のデータもいいけど、うちらで一から試そうや

(乃愛)先輩らがずっとやってきたんやし、まずはそれを

(彩花)先輩らってなに?

(美咲)乃愛、普通に言っただけやろ、なんでそこに突っかかるん?

(美咲)全然楽しくない。体育会系すぎるよな。何が気に食わんのか全然わからんよな。

(結)それだけ真剣やってことやろ

(乃愛)中学の時もあんな感じやったん?

(結)あんなんって言うかずっと部活頑張っとったよ

(乃愛)陸上凄かったのは認めるけど、こんなんやったらみんなで普通に遊んだほうが楽しそかったよな

(美咲)全然楽しくない。

奈未は彩花を気にかけました

(奈未)藤倉さん、どうしたの?

(彩花)サバ缶を宇宙に飛ばす。私はそれ自分の夢やと思ってやっとる。でも美咲たちはあ違う。先輩達の夢って。は?なにそれって思わん?本気でやっとったらそうはならんと思う。

(奈未)うん、まぁね

朝野も美咲、結、乃愛の相談に乗ります

(朝野)先輩達の夢か

(美咲)当たり前よな。先輩らがやってきたことなんやから。

(乃愛)うちらは途中から入ってきただけやし。

(美咲)自分らの夢とか彩花みたいに思えんって

(朝野)水谷さんはどう思ってる?

(結)私は先輩らのやってきたことを自分らの代で形にする、それが役目なんかなって

(乃愛)せやろ?だからそれって先輩らの夢ってことやん。

(結)(美咲)(乃愛)先生うちら間違ってる?

奈未は朝野と話し合います

(奈未)間違ってはないよな

(朝野)どっちの考えも分かるな

(奈未)だからややこしいんやよな。道なき道を切り開いていくのも大変やったけど、今思えばワクワクのほうが強かった。託され側の気持ちなんて考えたことなかったけど今はその気持ちが分かるわ。私も先生に託されたようなもんや。こっちは色々考える。もっと必死で頑張らなあかんなとか、ほんまに自分で大丈夫なのかなとか

翌朝。

真っ先に実習室に来た彩花に結は声を掛けました

(結)おはよ。乃愛ら今日、朝行かないって

(彩花)おはよ

職員室にて

(奈未)朝野先生の話聞いたでここ離れるって。まぁいつかはそういう日が来ると思った。朝野先生に聞きたいことまとめとる。

(黒瀨)おう、聞いたか。なんやそれ。そんなんせんでも、奈未は奈未やないか

(奈未)そうや言うても今のうちやしな

ダイビングショップオーナーの槍山香織(熊切あさ美)を呼び、「マーメードプロジェクト」と題して、環境汚染被害を食い止めるため、苗を植える彩花たち。

(美咲)マーメイドプロジェクト?

(乃愛)なにそれ

(朝野)11年前、海が汚くなっていくのを見かねた生徒達が、アマモと呼ばれる海草を植えて、海を綺麗にしたいと提案したのがこのプロジェクトの始まり。

(槍山)それから毎年、卒業前の3年生が手入れしてくれてたんやけど、朝野先生に頼まれ、今日は2年生のみんなにもやってもらおうと思って。

(朝野)よし、じゃあ早速やってみよう

(槍山)上手やね

(彩花)有難う御座います。

(槍山)どんどん植えてな

(彩花)乃愛、バケツ持ってきて。美咲もこっちに植えてな

(乃愛)開いたやつここ

(彩花)ありがと

(ゆい)私のも入れて。ありがと

朝野は実習の後に、生徒達にミネラルウォーターをあげました。

(朝野)やってみてどうやった

(乃愛)疲れたけどなんかやった気せえへん。

(朝野)なんで?

(乃愛)見た感じ全然変わらんもん

(朝野)じゃあもしやめたらどうなる?

(乃愛)また汚かった頃に戻ってしまう。

(朝野)11年間、続けてきたからこの海は少しずつ綺麗になってきている。11年かけて、生徒達がこの海にアマモを植え続けてきた。まぁ、作業は地味だけど少しずつ育ててきた。今君達が取り組んでるサバ缶実習も同じなんじゃないかな。先輩達が初めて待ちの人達が手伝ってくれて、僕達先生が関わってJAVAの人達がサポートしてくれて…みんなで少しずつ育ててきた。今は君達が育ててくれようとしている。先輩達だけの夢でもないし、自分達だけの夢でもない。みんなで育ててきた、みんなの夢だな。

帰り道

(乃愛)何時にする?明日、朝

(美咲)寝坊せんといて

(乃愛)せんって

(彩花)なんか食べて帰ろう。お腹空いた。

(結)ハンバーガー、クレープ、あ、ドーナッツやスペースドーナッツ

後日、また実習に取り組む彩花、結、乃愛、美咲。

(彩花)よし!先輩らのデータと同じ加熱温度で、まず試してみよう

(乃愛)オッケー何度でいく?

(美咲)えーっと95度。

(結)時間は?

(美咲)20分

(彩花)結、鍋に火入れて!

(美咲)いい匂いやな

(結)絶対美味そう

(乃愛)味は染み込んでそうやな

(美咲)あとは身の柔らかさやな

(彩花)触るで。硬い!カチカチや

(美咲)嘘やろ!硬!なんでなん。加熱しすぎちゃう?

(彩花)時間短くしてみようや

朝野と奈未は彩花達がサバ缶実習に熱心に取り組んでいる様子について話していました。

(朝野)土日も?

(奈未)保存検査期間でを考えると今月中にJAXAに正式に再試験用のサバ缶出さなあかんって。

(朝野)そっか。そうでもしないと卒業まで間に合わないか

(奈未)認証取るまでまた1年半近く保存やからな。出来たら先生も試食をお願い

(朝野)うん、勿論。ここからは時間との勝負だね

(奈未)これな、朝野先生に聞きたいことまとめたんよ

(朝野)菅原先生、教師がやれることなんてそう多くはないと思うよ。生徒の気付きとか一歩踏みこんだ瞬間を見逃さない。それを一緒に楽しむこと。。まぁそれくらいじゃないかな

試行錯誤をする彩花たち

(結)どう?

(美咲)うん、身は柔らかくなったけど。

(彩花)加熱の時間を短くしたら今度は皮があかんかった。

(美咲)1回休憩しない?もぐもぐタイムや

(美咲)ムズ。温度と時間のバランスの問題?

(彩花)だけやないかもしれなn

(美咲)じゃあなにが原因なん?全然わからん。ムズすぎやわ。

パンケーキ屋の店員、佐々木柚希(ゆめぽて)がいる田所の店に行くと、柚希は渡航していました。

(田所)よそで暴れてこいって言うたら急にアメリカ行く言い出してな

(美咲)先輩、アメリカで何しに行ったんですか?

(田所)知らん。でもな、暇が出来たら遊びに行こうと思ってんねん。アメリカで本場のプロレスでも観戦したいしな。

(乃愛)おっちゃん好きなん?

(田所)そりゃそうや。わしが若い頃はテレビでようプロレスやっとったんやで。諒宗力やドラゴン藤波や。プロレスっていうのは関節技が面白いんや。力づくで決めにいってもあかんで。神経を遮断するんや。じっくりと神経を絞めつけて。神経を遮断されると力が入らなくなある。どんだけ踏ん張っても体が言うこと聞かんくなる。そして最終的にふにゃふにゃになるんや

(美咲)遮断するとふにゃふにゃに

(乃愛)(美咲)それや

乃愛と美咲は、田所の発想から、鯖の神経を遮断することを思いついたのでした。

(田所)どうしたんや?何があったんや

(奈未)神経締め?

(結)たしかに!魚って死後硬直で身固くなるもんな

(乃愛)そう、だから、神経締めすることで死後硬直が遅くなって、もっと柔らかくなるんちゃうかと思って

(朝野)うん、それはあるかもな。釣り上げられた魚がバタバタ動くことでエネルギーが消費されてうまみ成分が減るとは言われてる。神経が締まる。

(乃愛)先輩らのノートには?

(結)そんなんどこにも書いてなかった。神経締めしたサバ使うなんて。

(美咲)うちら4人の大発明やん

(奈未)勿論、やってみなわからん

(結)神経締めってどうやったやるの?

(奈未)それなら、ちゃんと教えてくれる先生が折る。

後日、漁師の須崎を呼んで、鯖の神経締めの方法を伝授してもらった彩花ら生徒達。

(須崎)わしが神経締めの達人や。

(美咲)大丈夫なん?

(奈未)大丈夫・神経締めといえば須崎さん。小浜の常識や

(須崎)ほな、やるで、神経締めはピックを使ってここに穴をあける。次にここから針金を通す。脊髄に沿って尾の付け根付近まで一気に通すんや。これで神経は遮断されて、心臓は動いているけど、体は動かなくなる。体は動かんのに、心臓は動いとるから、臭みになる血も抜けて筋肉の硬直も送らせることが出来る。実際にやってみたかったら創亮に言ってや、鯖、持ってこさせるで

(彩花)なんかいいもんやな。先輩らのデータを持ってくるんじゃなくて自分らだけで、答えを見つけ出す感じ。絶対にうちらで飛ばそう、みんなの夢

(乃愛)ん?ワクワクするよな。

(奈未)じゃあやってこか

(須崎)脊髄にしっかり入れるんやで

(奈未)みんな上手やん

(須崎)後に続こうか

(結)めっちゃ柔らかい

(美咲)皮もはがれていない。先生食べてみて

(奈未)うん、臭みも全くないで

(朝野)めっちゃ美味しい

(彩花)しかも見てこれ。うまみ成分も全然、減っとらん。

(美咲)ほんとや

(結)身が柔らかくなったことで、鯖に味が染み込んだんちゃう?

(乃愛)神経締め最強やん

(奈未)宇宙サバ缶、完成したんちゃう

JAXAにて、木島と東口で審査します。

(東口)届きましたか。

(木島)これより保存期間に入ります

JAXAの木島(神木隆之介)と皆川(ソニン)が、若狭小浜高校海洋学科に、最終検査として訪れました。

(美咲)やばいやばいやばいやばい!JAXAの人らが来るって。ここに

(木島)これが1年半の保存期間を終えたサバ缶です。どうぞ

朝野が蓋を開けました。

(木島)匂いに変わりはありますか

(朝野)ありません

(木島)では中身の確認を

(朝野)身も柔らかいままです

(木島)では食べて見て下さい。

(朝野)美味しい。

(木島)宇宙が見えてきましたね。生徒の皆さん一人一人が試行錯誤をしてくなかで宇宙へ飛ばしたいという夢を1つ共有し、沢山の発想や思いが重なった時、唯一無二の新しい宇宙食が完成すると、信じていました。こういうプロジェクトというのはなにがあっても折れません。折れようがありません。だからここまでたどり着くことが出来たのだと僕はそう思っています。サバ醤油味付け缶詰を33番目の日本宇宙食として認証します。

(美咲)(結)やった…取れた。やったやん

(奈未)おめでとう

(皆川有紀)朝野先生、おめでとう御座います。とうとうやりましたね

(朝野)どうしても直接会ってお伝えしたかったんですけど

(木島)長い時間をかけて美味しい宇宙食を開発してくださり、本当に有難う御座いました。あ、済みません喜び中のところ申し訳ないんですけど、皆さんに1つだけお伝えしなきゃいけない大事なことがあります。

(朝野)なにか問題でも

(木島)認証式を執り行いたいので段取りを

木島は宇宙飛行士の奥山亨(萩原利久)に認証式に出席してほしいと頼みました

(奥山亨)認証式に?

(木島)生徒達はただ宇宙食を作ったわけじゃない。何年もかけて宇宙へ行く夢を繋いできたんだ。だから宇宙飛行士として夢の話をしてほしいんだ。頼む。

(黒瀨)奈未はええんか?認証式でなくても。朝野先生に聞かんでええのか

(奈未)この15年間、生徒らとずっと一緒にいたのは朝野先生やん、最後までずっと見守ってもらうわ。私ら教師がやれることなんてそう多くないしな

(黒瀨)どっかで聞いたようなセリフやな。バレバレやん

そして、認証式が行われました。

(皆川)それではJAXA有人宇宙技術部宇宙医学グループセンター長の柏木道則(野口聡一)より、認証書を授与致します。

(JAXAセンター長 柏木)若狭小浜高等学校海洋科学科の生徒の皆さんが開発した、サバ醤油味付けを宇宙日本食として認証いたします。高校生がサバ缶を作るこれは名誉快挙です。本当におめでとう御座います。よく頑張りましたね。

(有紀)ではここで、現在でも次の宇宙を目指し、訓練を続けている奥山亨宇宙飛行士から生徒の皆さんに向けて話をしたいと思います。

(奥山)こんにちは奥山亨です。若狭小浜高校の皆様認証おめでとう御座います。若狭小浜高校の皆様、認証おめでとう御座います。今後、このサバ缶が宇宙に飛ぶには、ミッションの決まった宇宙飛行士に宇宙でこの味が食べたいと、数ある宇宙食の中から選ばれる必要があります。宇宙にいる時、真っ先に恋しくなるのは家庭の味です。愛情のこもったあの温かい味。何年もかけて開発していただいたこのサバ缶には、きっとそんな味が含まれているはずです。だから宇宙飛行士に選ばれる日もそう遠くはないと思います。さて今日はその話とは別に夢の話をさせてください。夢って言うとキラキラした素敵なものをイメージするかと思いますが実際はそればかりではありません。私も何回も挫折を経験してきました。その間にもずっと支えてくれていた人達がいます。技術を支える人、訓練を支えてくれる人、健康管理をしてくれる人、表には出ませんがその人たちがいなければ、私は宇宙へ行くことは出来ませんでした。夢は自分一人の者ではない私はそう思っています。このサバ缶はまさにその象徴です。最初に夢を持った人達がいてその夢に動かされた人達がいてそしてここに立っている君達がいる。全てが繋がってる。夢は時に残酷です。自分一人では、どれだけ手を伸ばしても届かない場所がある。でも、その夢が、誰かと夢と合わさってまた次の誰かへと繋がっていった時、一人では叶えられなかった夢が、皆の夢として叶うことがある。高く、遠く、自分ではたどり着けなかった場所に届く。今、ISSでは、真中宇宙飛行士達が滞在してます。このサバ缶が宇宙で食べられる日を楽しみにしています。本当におめでとう御座います。そして有難う。

(朝野)本日は有難う御座いました。夢の話しっかり生徒達に届いたと思います

(奥山)素晴らしい式典に参加させていただけて光栄です。木島から頼まれたんです。夢の話をしてきてほしいって。とても感謝してましたよ。皆さんに。夢の一員にしてくれて嬉しかったって。

(結)ねえこれ見て。宇宙飛行士さんがツイートしてる

(美咲)これって宇宙で食べたいってこと?一旦落ち着こう、まだ決まったわけじゃないし。

(乃愛)やばい、緊張してきた

(朝野)みんな、次の補給船でサバ缶、宇宙へ行くって。

(彩花)ほんまにうちらのサバ缶、宇宙へ行くんや

とうとう、彩花、結、乃愛、美咲が作ったサバ缶は宇宙食として、宇宙飛行士達に食べてもらうことになったのでした。

サバ缶、宇宙へ行く10話感想・みどころネタバレ

彩花達は衝突しながらも、ついに、宇宙食として、若狭小浜高校のサバ缶を宇宙に飛ばすことが出来ましたね。

長かった…今までの卒業生達と、彩花達の苦難を考えたら、ここまでの道のりは果てしなかったと思います。

やっと、木島から認証が降りたときは、みんなの歓喜が画面越しに伝わりました。

朝野や奈未ら教師は勿論、百瀬や浜中夫妻、田所などの地元民たちの温かい応援も、彩花達のモチベーションになっていきましたね。

15年の歳月をかけた朝野と生徒達のサバ缶を宇宙食にするために捧げた功績がようやく稔瞬間は感動的でした。

朝野は教育委員会に勤め、若狭小浜高校を本当に離れてしまうのでしょうか。

奈未が朝野に言っていなかった大事なことは何?もしや、結婚?

朝野に対する奈未の態度や思わせぶりな面が若干、幸せな匂わせを感じさせますね。

朝野達の祈願は達成となり、サバ缶がいよいよ宇宙へ飛び立ちます。

 

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