田鎖ブラザーズ

田鎖ブラザーズ9話

田鎖ブラザーズ9話あらすじネタバレ

真(岡田将生)、稔(染谷将太)は、幼い頃から両親の死後も気に掛けてくれた茂木(山中崇)が、両親の死について関与しているかもしれないことを知り、ショックと動揺を隠せずにいました。

そんななか、茂木が遺体となって発見されました。

幼い真と稔が両親を殺した犯人を探すため、ビラ配りをしているところを見かけた茂木。

それ以来、田鎖兄弟を気にかけるようになりました。

(稔)同じだ、お母さんと。

稔は茂木の作ったチャーハンが母が作った味と似ていると感じるのでした。

その時のことを思い出しながら、真に稔の死を告げる、稔。

(真)仕事は?

(稔)真、もっちゃんが

稔は検視官として桐谷千佳と共に遺体を解剖しました。

(検視官)遺体は茂木幸輝さん。

(桐谷千佳)【内田慈】発見時に薬の空き瓶があったので、恐らく、オーバードーズによる急性薬物中毒かと思われます。

田鎖兄弟はすぐに、辛島貴金属工場の辛島貞夫(長江英和)と、ふみ(仙道敦子)夫婦を訪ねます。

(真)青委署の者です。捜査にご協力いただけませんか。

(稔)やっぱり小池さんも関わってたのか。

(真)もっちゃんは工場長と笹岡に脅されて、親父と母ちゃんを殺した。小池さんが密造に関わっていたのなら、もっちゃんの犯行は知っていたはずだ。けど、小池さんが口を割るとは思えない。まずはふみちゃん達を探すしかないだろ。俺、寄るところあるから。

彼らこそ、両親の殺しの指示をした首謀者の可能性が高いのです。

真は質屋の経営者で、両親が殺された日に、田鎖家の前で、男に切り付けられた被害者、晴子(井川遥)と合流しました。

彼女から茂木は死ぬ前提で、店を売ったお金で高齢の母、茂木カル(三谷侑未)を介護施設に引き取らせていたのです。

(晴子)稔は大丈夫?なわけないか?

(真)仕事も休んでいる。時間かかるかもな

(晴子)まさかもっちゃんがこんなことになるなんて、なんか無性に食べたくなるね。事件性はなかったんでしょ?やっぱりそのつもりで準備していたのか。世話になっていた司法書士に相談していたみたい。あの店を売ったお金で、お母さんが施設に入れるようにって。見ていられなかった。葬儀も上げずにお母さん一人に見送られて。手を合わせていたけど寂しい最期だった。

(真)こんなことになるために31年も追っかけてきたのか。バカみたいだよな。あの夫婦を探してくれ。聞きたいことが山ほどある。

真と稔はその夜、手を合わせます

(真)もっちゃんなんでこんなところで

(稔)家や店だと迷惑かけると思ったんだろ。全部嘘だったのかな。もっちゃんだけは味方だと思ってた。

(真)もういいよ、後は俺がやるから

真は翌朝、刑事課長の竹内恵美(赤間麻里子)に連休を取る許可を得ました。

(竹内)分かった。

真は小池に連休を取ったことを告げました

(真)連休とったので。

茂木の遺品を確認する、真と、家にいて、休職する稔は、茂木の死を悲しんでいました。

真はまた晴子を訪ねます。

(真)ちょっといいかロックを外してくれ

(晴子)それ誰の?

(真)もっちゃんの

(晴子)古いならロックを解除しなくても。機種変してなければ一緒。チャンスは1回。

(真)わかってる。

そこで、真はふみから着信があったことに気付きました

(電話のふみの声)もっちゃん?連絡取れなかったけどなんかあった?もっちゃん?もしもし?

(真)もっちゃんは死にました。自ら命を絶ったんです。もっちゃんは稔にとって、大切な人でした。もっちゃんがいたから、稔はここまで。もう、やめてください。これ以上、弟を傷つけないでください。

ふみは真だと気づきました。

(ふみ)ごめんなさい、ごめんなさい。

(真)なにがあったのか教えてください。父と母はなんで殺されなければいけなかったんですか?何も分からないままとずっと苦しいままなんです。

(ふみ)全部、私のせいよ、私のせいであの人は。

93年、貞夫は、山岳写真家をしていた、ふみが、仕事のために訪れた山の滑落事故に遭った為、多額の手術費が必要でした。

(医師)山から滑落した際、頭部と背中を強打し、脳髄と脳幹にも損傷を負っていました。今は安定していますが悪化すれば命に係わる恐れがあります。

(貞夫)治す方法はないんですか?…じゃあ海外で手術をすれば

(医師)治療を行うには海外の最先端の設備と、高度な技術が必要になります。ですが、費用はかなり高額になるかと

1995年4月13日にて。

そこへ、貞夫が仕事をするふりをして、銃を隠して、五十嵐組との取引の準備をしていると、真と稔の父、朔太郎(和田正人)が来ました。

(貞夫)さく、どうしたんだ?

(朔太郎)あれ?まだ仕事してたんですか?子供に作ったロボットを忘れたら、真が取って来てくれって聞かなくて。貞夫さんこそどうしてこんな次官に?

退院したふみを支えていた貞夫は、ふみを朔太郎に任せて、荷物の取引に行きました。

(貞夫)急な仕事が入ってない。ふみ、大丈夫か?さく、ふみを見ておいてくれ。あの荷物を10時までに届けに行かないと。

(朔太郎)何言ってんですかこんな時に。貞夫さんはふみさんの傍にいてあげてください。

ふみは当時のことを語ります

(ふみ)その時、朔太郎さんは銃を見てしまった。

(真)それで親父は?親父はその銃をどうしたんですか?

真は晴子を夜遅くに訪ねました。

茂木の電話は、茂木が亡くなったことで回線が切れました。

(晴子)旦那か小池さんに気付かれたのかも。とにかく居場所を探してみる。

(真)あの時、親父に何があったんだ。俺も関係者にあたってみる

真は慌てて、辛島夫妻に会いに行こうと急ぎました。

その前に、晴子に、彼女から就職祝いにもらった腕時計を預けました。

(真)これ引き取って。また買い戻しに来る。

(晴子)これは私が就職祝いに…その時、店やってるか分からないし。

青委署にて、係長の小池(岸谷五朗)を呼び止めた、巡査部長の、詩織は、田鎖真の件を聞きました。

(宮藤詩織)【中条あやみ】小池さん、ちょっといいですか?

(小池)田鎖の事だろ?課長の話じゃ、しばらく戻ってこないらしい。それまでは俺と石坂がお前のフォローを。

(詩織)一課にいた時、担当していたんですよね?31年前の田鎖さんの事件です。以前、田鎖さんは言っていました。田鎖さんはどうやって終わらせるつもりなんでしょうか。もしかして犯人に復讐…

(小池)宮藤、お前は関わるな。

真は晴子の店を再び訪ねると、晴子は違法で質屋を経営していることが明るみになり、生活安全課に逮捕されていました。

そのことを伝えた詩織は、真が犯人に制裁を加えようとしていることを察して引き留めました。

(宮藤)晴子さんなら出ませんよ。さっきうちの署で見かけました。違法営業の疑いで、生活安全課が動いたそうです。来週とかどうですか?飲みに行く約束です。めっちゃいい店見つけたんです

(真)悪いちょっと用事が

(宮藤)用事って何です?言えないようなことならやめてください。例え時効でも告発すればその罪は残ります。世間が犯人を裁いてくれるんです

(真)1年前の事件をどれだけの人が覚えてる?法で裁かれないと、遺族は楽にならねぇよ

真は夕方、帰宅しました。

(真)ただいまー

(稔)ちょうど良かった。食べな?冷める前に

稔は真にチャーハンを作りました。

(真)これって

(稔)俺が作った。もっちゃんがレシピを書いててくれたんだ。お母さんの味を俺達に残してくれたんだと思う。小学校の頃さ、俺、不登校になったことがあっただろ

(真)みんなにじろじろ見られてたからな

(稔)真が学校に行った後、毎朝、もっちゃんが家に来てくれた時があった。励まし方が分からなかったんだろうな。店が始まるまでただ、何をするわけでもなく、ただずっと一緒にいて。それで今日は学校に行くって言ったら、もっちゃんが玄関まで送ってくれて。手を振りながらずっと後ろをついて来てくれるんだよ。結局、学校の前まで。俺が校門をくぐるともっちゃんは嬉しそうに泣いていた。俺、やっぱ無理だわ。どうしても、もっちゃんを憎めない。お父さんとお母さんに合わせる顔がないよな。

稔は両親の死で不登校になった時、茂木が支えてくれた過去を話しました。

(真)俺はもっちゃんを許すつもりない。やったことに変わりはないし、今までずっと俺達を騙していた。けど、もっちゃんは味方だ。冬物のダウンとかクリーニングに出したままだよな。あれどうしようか

(稔)ほっとけばいいだろ、あれ着ないし。それ今言う話?

(真)確かに

(稔)全部終わったらどうする?そういえば聞いてなかったからさ。どうすんの?一人になるのはヤダ。それだけは勘弁してくれよ。

詩織は被害者遺族を支援する、溝口を訪ねました、

(詩織)溝口さんは殺人事件の被害者遺族の団体を支援されていると伺いしました。時効を迎えた事件のご遺族のことを少しお聞かせいただきたくて。

貞夫とふみは既に誰かの指示で、逃亡してもぬけの殻でした。

唯一の味方である茂木の裏切りに絶望する稔。

辛島夫妻の居場所を遂に突き止めた真と稔。

(ふみ)なんでここが?

(真)なんで俺達が警察の人間になったか分かります?逃しませんよ

(ふみ)全部話すわ。あの時何があったのか。

(真)いえ、直接聞きます。俺達のこと分かりますよね?田鎖です。田鎖朔太郎と由香の息子です。

精神な病気で、過去を覚えてないことになっている、辛島貞夫を問い詰める真。

(稔)なんとか言ったらどうですか?あんたがもっちゃんに殺させた2人の息子だよ

(真)考えたことありますか?この31年間、俺達がどうやって生きてきたのか。あの日、父と母が死んで。なんで殺されたのが分からないまま、時効になって!どうやって生きていけばいいか分からなくて。あんたに復讐することが俺達の生きる理由だった!

(稔)おい、なんとか言えよ!あんたが仕組んだんだろ!もっちゃんのお母さんを利用して親父と母ちゃんを殺させた!お父さんとお母さんをもっちゃんに殺させて。

(ふみ)やめて!覚えてないのよ。あなた達のことも覚えてないの。病気なの。自分が何をしたのかも、あなた達が復讐する意味も何も分からない!あの夜、朔太郎さんは銃の密造に気付いてしまった。

朔太郎は、1995年の4月13日、貞夫の銃の密造に気付きました。

(朔太郎)なんすかこれ。なんでこんなもん作ったんですか。貞夫さん

ふみの手術費用の為に五十嵐組と銃の密造をしていた、貞夫。

(貞夫)ふみの手術に金が必要なんだ。見なかったことにしてくれ、頼む!

(朔太郎)すいません、俺は別に立派な人間じゃないですけど間違った父親になりたくないんです。真や稔にとって誇れる父親で痛いんですよ。貞夫さん出頭してください、戻ってくるまでこの工場は俺が守りますから。貞夫さん。それが出来ないんだったら…この銃は警察に持っていきます。

朔太郎は真と同じように、正義感が強く、貞夫の不正を見過ごせませんでした。

(稔)銃は沖合で取引されていたんですよね

(ふみ)倉庫から漁船で運ばれることになってた。だけどその日は、朔太郎さんが持ち帰ってしまったから取引は中止になって。

(貞夫)今何時だ?公司さんには申し訳ないことをした。早く謝りに行かないと

貞夫は病気の症状で、記憶が混同しいて、過去と現在が分かっていないようでした。

(ふみ)大丈夫、、大丈夫。その漁師の公司さんって人は殺されてしまった。追い込まれた主人は、県警の笹岡さんに助けを求めた。

貞夫は、1995年、小池の元相棒の笹岡に助けを求めました。

一方で、茂木も、母親の命も五十嵐組に天秤にかけられていたからです。

(笹岡)五十嵐組に脅されてるんだって?

(茂木)母ちゃんはこの店は絶対に渡さないって。何を言っても聞いてくれないんです

(笹岡)そんなにここが大事なのか

(茂木)たぶん、俺の為にこの店しか働けるところがないから

(笹岡)茂木さん、畳屋の加賀さん知ってるよな?五十嵐組に殺されちまったけど

(茂木)次はうちの母ちゃんが…?お願いします!助けてください!

しかし、五十嵐組と繋がる笹岡は刺激を裏切ります。

(笹岡)俺が五十嵐組に話つけてやる。ちょっとだけこっちを手伝ってくれないか

(貞夫)あの一家を処理してほしい。

(茂木)処理ってどういうことですか?

(貞夫)田鎖家を殺してくれ

真と稔は両親の死が貞夫と茂木の協力によるものでした。

茂木の店が立ち退きを免除され、母親を畳屋の加賀と同じように、五十嵐組に殺されないための交換条件として、茂木が真と稔の両親を殺しました。

1995年4月26日。

貞夫が漏電させ、火災を起こさせました。

(貞夫)10分後に漏電させるから。いいか?茂木!

(茂木)うー!うー!うー!

また茂木が火災被害に遭ったことを見せかけるために彼に、火のついた棒を押しあてたのです。

そのせいで、茂木の背中には火傷痕がケロイド上に残っています。

(真)そうやって追い詰めたんですよね

(稔)もっちゃんなら言うこと聞くと思ったんだろ。もっちゃんは騙しやすいから、優しいから

ふみはその後、自分が歩けるようになった経緯を話すと、田鎖兄弟は怒りに震えました。

(ふみ)交換条件を受け入れて、それでもっちゃんは…結局、火災保険と土地を売ったお金で私は手術が出来た。

(真)どんな気分だった。そんな金で山に登って!

(ふみ)夢みたいだった。私はまた歩けるようになった。仕事が軌道に載り始めた頃、本当のことを聞いたの。もっちゃんはずっと後悔していた。あの時、私が止めていたら。…待って、まだ話。

(真)もういい、知りたいことは聞けた。31年も待ったんだ、もう充分だろ。

茂木はかつて、貞夫がまだ正常に会話できていた頃、事実を話し、自首したいと懇願していました。

ふみはその会話を聞いて、自分の手術が出来るようになった経緯を知りました。

(茂木)貞夫さんこれ見て下さい。稔から貰ったんです。今度の参観日に来てくれって。俺にですよ?お願いします、貞夫さん、自首させてください。

(貞夫)お母さんはどうする?自分の息子が人殺しだって知ったら、黙ってれば誰も傷つかない。みんなのためだ、分かるだろ

(ふみ)あなた、今の話って何?

真はあの時の改造銃を貞夫に向けました。

晴子は警察署で小池に話しました

(晴子)そろそろ本当のこと話したらどうですか?小池さん。

(小池)それはあなたのほうでしょ?足立晴子さん、あなた一体何を隠しているんですか

(稔)もっちゃん…真、こいつは俺がやる

稔は真から銃を取り上げ、自分が貞夫を内、両親と茂木の敵を取ろうとするのでした。

田鎖ブラザーズ9話想・みどころ

茂木の田鎖兄弟への愛に父性を感じて心が痛みました。

未婚で、子どものいない彼にとって、真と稔は、自分の子供のように守りたかったはずです。

茂木が辛島と、暴力団の五十嵐組と繋がる悪徳刑事、笹岡によって、犯罪に加担させられた事実が明るみになりました。

地上げ屋に狙われていた、茂木は、高齢の母を間接的に、笹岡に人質にとられたようなものだと感じました。

いくら、重症から一命を取り留めたふみの手術費用を賄う為とはいえ、田鎖一家を殺して、茂木を巻き込むなんてひどすぎますよ。

しかも、茂木にわざと火傷させて、火災事故に巻き込まれたふりをさせる貞夫がおぞましかったです。

真と稔が31年目に到達した事実は、知らなくていいことだったはず。

2人にとっては、辛島夫妻と茂木が両親の死に関与していたことだけでもつらいのに、晴子と小池の隠し事にまでのちに気付いていくのでしょうね。

田鎖家の事件の捜査を担当していた小池と、田鎖家の家の前で、男に切り付けられた晴子の抱える真相が気になります。

晴子の父親が、貞夫が言っていた漁師の公司だと思うのですが…。

そこからさらに、真と稔が開けてはならないパンドラの箱を見つけてしまった気がした9話でした。

 

 

 

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