ヤンドク!3話「ヤンキー娘が医者になれた3つの理由」あらすじネタバレ
湖音波(橋本環奈)が手術を担当した加奈が撮ったダンス動画や、後輩の竜司(小林虎之介)SNSで拡散されてしまいました。
病院長の大河原(大塚寧々)は湖音波に寛容的で、彼女の医療技術の高さにも期待しています。
動画を見ても、どこが問題になるのかと、上層部の鷹山の腰巾着的存在である、熊野に注意しました。
(中田)そうですね。
(熊野)もう1つ、世間に出回っている動画がこれです。
(大河原)これの何が問題なんです?楽しそうじゃないですか。ねぇ中田先生。
(大河原)可愛い顔してどすが凄いわね。
(中田)たしかに
(熊野)何言ってるんですか!この動画でうちの病院にヤンキーだった医師がいると拡散され続けているんです。
(大河内)でも昔の話ですよね?
そこで、鷹山は調べ上げた湖音波の経歴をファイリングした書類を見せました。
(鷹山)これを見てもそう言えますか?彼女の経歴を調べたところ色々出てきました?
(大河内)これはなかなかやんちゃですね
(熊野)やんちゃなどという言葉では片付けてはいけません。中学の頃から何度も補導され、岐阜では知らないものはいないくらい不良少女!
(鷹山)挙句、夜な夜なバイクで暴走行為を繰り返し、転倒事故…その担当手術をしたのが中田先生ですよね?
鷹山は脳外科部長で、湖音波の命をかつて救った、中田(向井理)も、湖音波に甘いと指摘します。
(中田)あれは通行人をよけようとして、友人がハンドル操作を誤っただけでして、彼女は巻き込まれた側です。
(熊野)でも暴走していたのは事実でしょ
(鷹山)雇う前の彼女のこういったキャリアは教えていただきたかったです。
(中田)いや、誠に申し訳ありませんでした。ここまで派手な子とは知らなかったもので。
(熊野)知らなかったわけではないでしょ
(別の医師)全くなんでヤンキーの医者なんて雇ったんだろ
事務局長の鷹山(大谷亮平)、熊野ら上層部は、湖音波の過去を調べ上げ、元ヤンキーだったことが病院中に知れ渡ってしまいました。
湖音波は、病院に来た、沖田竜司(小林虎之介)を怒っていました。
(沖田)さーせん、湖音波の姉御
(湖音波)さーせんで済むわけねぇだろ。これも駄目に決まってるだろ。次やったら顔面にたぁけって彫るぞ。たぁけが!
脳神経外科に入院している杉浦優斗(森永悠希)は、びまん性星細胞腫で、記憶や言語能力の症状が出始めていました。
杉浦の簡易認知機能テストをする、湖音波は先程とは別人のように、物腰柔らかくなります。
(湖音波)はい、この言葉を覚えてくださいね。では問題です、今なんの絵がありましたか?
(杉浦)ライオン、りんご、車…傘?済みません。
(湖音波)残念、時計です、でもあと1つでしたよ。
(杉浦)だめだ、やっぱり覚えられない。覚えられない。
その場に同席した、看護師の鈴木颯良(宮世琉弥)も杉浦をフォローします。
(颯良)集中力も維持できています。充分良い結果ですよ。
(杉浦)でも手術しないともっと悪くなっていくんですよね
(湖音波)そうですね。優斗さんのびまん性星細胞腫は、進行性で、このまま広がっていくと、記憶や言葉に影響が出てきます。
(杉浦)外来でも言いましたけど、僕、弁護士を目指していて、司法試験の勉強をしているんです。
(湖音波)勿論覚えています
(颯良)今は弁護士事務所で働いているんですよね?
(杉浦)雑用しながら勉強させてもらってるんですけど、何度も落ち続けて、今年がラストチャンスで。でもこんな状態じゃもう無理かも。
(湖音波)自分なんて高校中退して、優斗さん以上に落ちこぼれだったんすから
(杉浦)ホントなんですか?
(颯良)ホントみたいです
(杉浦)こんなこと言うと失礼ですけどよく医者になれましたね
(湖音波)3つのこと守ったらなれたっす。でもそれは内緒っす。とにかく、優斗さんにとって、一番いい治療法考えますんで、諦めるなんて言わないでください。
学生食堂で働く、湖音波の父、湖吾郎(吉田鋼太郎)に会った鈴木颯良(宮瀬琉弥)。
彼から湖音波が今の医者になった道のりを聞かされました。
(湖五郎)美味いだろ?
(鈴木)今まで以上にお肉が柔らかいです
(湖五郎)ひと手間加えた。マニュアル通りだとこの味は出せない。で、話ってなんだ?
(湖音波)ことは先生のことお聞きしたくて
(湖五郎)あいつまたなんかやったんか?申し訳ありませんでした!つい、条件反射で
湖吾郎は、10代の時の荒れていた湖音波が問題行動を起こすたびに謝って来た癖が染みついていました。
(鈴木)なにもしてないですよ!謝るの早!ことは先生ってよく問題行動起こしていたんですか?
(湖吾郎)まぁな。あいつは人に迷惑をかけるようなことは絶対しなかった。ただ、先生とは揉めて高校はクビになったけどな。
(鈴木)そこからどうやって医者になったんですか?
(湖吾郎)あいつが16の時、バイク事故った話は聞いたか?その事故でアイツの親友が死んだ。でもアイツは助かった。その時、コトの手術をしてくれたのが、中田先生だ。
湖音波は、父に事故後、回復してから脳外科医になるために大学に入りたいと頭を下げたことがありました。
(湖音波)頼む!うちを大学に行かせてくれ!
(湖吾郎)大学行ってなにするんだ
(湖音波)脳外科医になる!
(湖吾郎)そこから通信で猛勉強して、夜はガソリンスタンドでアルバイトして家に金を入れるようになった。人が変わったもんじゃなかった。それまでバイクやら喧嘩やらにぶつけてた怒りをそのまま勉強にぶつけた。俺から見たら命がけで勉強とタイマン張っているように見えた。どぉらあやっちゃ。そもそもコトは死んだ母親に似て、俺なんかよりずっと頭が良い。
湖音波の話を聞いた、鈴木はすっかり彼女の意志としての素晴らしさに魅入ってしまいました。
(湖音波)あのなんすか気持ち悪い
(鈴木)湖音波先生、医者になるためにどぉらあ頑張ったんですね
(湖音波)お父さんからなんか聞いたんすね
(鈴木)はい、勉強とタイマン張ってたって
(ソン)タイマン?それなんですか?
(松本)1対1でケンカすることだね
そこへ大友が入って来て中田の不在に気付きます。
(大友)あれ?中田部長は?
(看護師の松本)【薄幸【納言】】事務局長との学会です
(大友)じゃあ今日は帰って来ない?フーン。
あすると大友は、中田の席に偉そうにふんぞり返って座りました。
湖音波は初めて見る光景に唖然。
(大友)入院中の杉浦優斗さんどんなかんじ?田上先生が担当している患者さんだよ
(湖音波)午前中、記憶テストしてまぁ進行している感じっすね。
大友は湖音波に杉浦のカルテを見せるように言いました。
湖音波は、大友に杉浦の症状の進行具合を報告します。
(湖音波)腫瘍は前回より拡大しています。言語野に隣接していて、摘出しにくい位置なので、今もっとも有効な方法を考えています。
(大友)画像見せて!画像。びまん性星細胞腫だったな。判断を誤ったらこっちの責任になるから抜かりなく頼むよ
(湖音波)なんすかあれ
(颯良)時々あるんです。中田先生がいないときに
(ソン)湖音波先生がいないときはしょっちゅうでした。
(松本)噂だと脳神経外科部長って名刺まで作ってるらしいよ
(湖音波)ダサ
そこへ、看護師長の高野ひかり(馬場徹)が杉浦の家族が来院したと報告。
(高野)田上先生、杉浦さんのご家族がいらっしゃいました。
湖音波は、杉浦の症状を彼の両親に説明します。
(湖音波)失礼します、担当の田上っす。
(杉浦の父)あなたが医者?
(湖音波)さーせん。医者っぽくなくて
(杉浦の母)あなた失礼でしょ。私も仕事の途中だったのでこんな格好で。
(湖音波)お忙しい中お時間いただき有難う御座います。
(杉浦)先生、検査結果、どうでしたか?
(湖音波)検査の結果、腫瘍の拡大が確認されました。進行のスピードも考慮すると、手術は避けられません
弁護士を目指す優斗は、手術に前向きな意思ですが、これまで積み重ねてきた知識がなくならないよう、湖音波に頼むのでした。
(杉浦)だったら先生、どんな手術でもいいんです、今までに積み上げてきた知識を忘れないようにしてください。どうしても弁護士になりたいんです。今年がラストチャンスなんだ。どうしてもやりたいんだ。弁護士ってかっこいいじゃないですか、困ってる人を助ける正義の味方みたいで。
(杉浦の父)まだ言ってるのか
(杉浦の母)今は体のことだけ考えたら?
(鈴木)そこまでして弁護士を目指される理由って
その後、杉浦の事情を聞く湖音波。
(湖音波)弁護士になるのは反対なんすよね
(杉浦の父)もう何度も落ちているんで、現実を見てほしいんですが…。
(杉浦の母)夢を持つことはいい事だと思うんですけど…あの子、今私達と一緒に住んでるんですけど、正直、うちも経済的に余裕があるわけじゃなくて。
そこで、湖音波刃、「覚醒下手術」を行うことをカンファレンスで提案します。
手術中に脳を開けた状態で患者を起こし、言語など反応を確認しながら、腫瘍を取り除く難易度の高い術式です。
(湖音波)よし、決めた!杉浦優斗さんの術式、覚醒下手術にしようと思います。
(ソン)上海にいる時立ち会ったことがあります。言語野の場所を正しく見つけるのがとても難しいです。
(湖音波)優斗さんの腫瘍は左側頭葉の内側で言語野に近い。腫瘍を摘出しながら、リアルタイムで言語野を確認するには、これしかないと思うんす。
大友は、使えないドクターランキング一位だと看護師たちが話しているのを見ました。
そこで、木村に湖音波のデマを吹き込みました。
(大友)ちょっと待て、君は田上先生の本当の姿を見ていないだけだ
湖音波が看護師の木村に声を掛けると、大友のよからぬ入れ知恵の影響で、怯えてしまいました。
(湖音波)木村さん、点滴ルート抜けかけてたっすけど
(木村)申し訳ありません。以後、気を付けます。済みません、蹴らないでください!
その夜、飲み屋で、颯良、看護師の松本(薄幸)、研修医のソン(許豊凡)で、湖音波は自分を周囲が怖がる理由を知りました。
(湖音波)参ったっすわ。うちの科だけじゃなくて、ナースみんながやたらビビッて。これじゃ仕事になんないっすよ。
(松本)あれねー全部、大友先生のせいなの。
(鈴木)なんか湖音波先生の変な噂流しまくってるみたいですよ。
(ソン)点滴ミスった看護師を蹴り飛ばしたとかあとバイタル取り忘れたら泣くまで説教されたとか。
(松本)患者さんに対して点滴取り忘れたら、治す気あんのかこらぁってメンチ切られたって
(湖音波)はぁ?そんなことするわけないっしょ、なんすかそのでたらめ。
(鈴木)焦ってるんですよ。ことは先生、どんどん結果出すから。
(ソン)大友先生プライド高いですからねぇ
大友が湖音波に嫉妬していることが嫌がらせの原因でした。
(松本)5浪で東大医学部に行ったからね。東大以外は大学にあらずって馬鹿みたいなこと言って。滑り止めも一切受けなかったみたいよ。
(ソン)馬鹿になるからって受験中、恋愛を一切しなかったそうです。
(鈴木)運使いたくないからおみくじとじゃんけん、
(松本)それと縁起が悪いからエスカレーターも絶対乗らなかったんだって
(湖音波)階段も同じっしょ
(松本)なんか立ち止まってるのに下がっていくのが落ちこぼれるみたいでいやだったみたい
(湖音波)なんすかその話。あいつほんとくそたわけだわ
大友が、湖音波の心無い噂を患者や看護師に流していることが分かりました。
湖音波のかつての恩人の医師、中田(向井理)は手術を許可するものの、執刀医を大友(音尾拓真)に任せてしまいました。
(中田)意識レベルがまだ戻り切ってない。経過観察は延長する。
医療カンファレンスで、湖音波に睨みつけられた大友はやりづらさを感じていました。
(中田)で、びまん性星細胞腫の杉浦優斗さんは田上先生が担当か?
(湖音波)うす
(中田)うん、君の提案通り、覚醒下手術が最適だろ。
ここで、大友が、杉浦への心身の負担が大きいと反論します。
(大友)ちょっと待ってください、覚醒下手術なんて患者に負担がかかりすぎます。そんな難しい手術お前に出来るわけないだろ、お前はお前
(湖音波)お前?!
(中田)執刀は大友先生にお願いしたい。
(湖音波)なんで自分じゃないんですか?
(中田)杉浦さんのご家族への要望です。家族の不安が拭えない以上、万全な体制でいくことにした。大友先生、宜しく。
(看護師の高野)杉浦さんのお父さんから昨日、連絡がありました。田上先生の過去の噂を聞いて、そういう方に息子の命は預けられないと。
納得がいかない湖音波は、屋上で、中田に手術の執刀医を撒かせてもらえるよう、頼みました。
(湖音波)ご両親は自分が説得します。だから執刀させてください。大友先生より自分のほうがうまくやれます。
(中田)医者は技術を誇るためにメスを持つんじゃない。誰がやるかを決めるのは患者と家族の信頼だ。そこに名前が上がらない医者に執刀資格はない。
(湖音波)だったら中田先生がやってください、先生のオペを肌で感じたいんです。自分が助手に着きます。
(中田)私には私の役目がある。君も今の立場で出来ることをやれ。
湖音波は、杉浦と妹の栞を訪ねました。
(杉浦)なんで親父にあんな動画見せたんだよ
(栞)だってあの先生がお兄ちゃんの手術するんでしょ。心配で
湖音波は、病院の食堂に、杉浦の妹、栞を呼び、自分への不信感を拭い去るためのフォローをしました。
拡散された動画を見て、湖音波はあっけらかんと笑い飛ばしました。
(湖音波)優斗さんの妹さん、ちょっと茶しばきません?あははは!こりゃ引くわこんな動画。執刀医は変わりましたけど手術当日は自分はやるんで。自分みたいな人に大切な息子さんのこと任せられないっすよね。
(栞)父は不良とかそういう人たちのこと毛嫌いしてて。昔のこと…すいません、保育園戻らないと
(湖音波)お子さんですか?
(栞)保育士をしています。兄の事宜しくお願い致します。
一方、難易度の高い手術を行うことになった大友はプレッシャーがかかるなか、レントゲンを使って、シュミレーションを始めていました。
(大友)なんで俺がこんなことに…えーと、ここが左の中心だから…
(湖音波)逆っすよ
(鈴木)大友先生、帰らないんですか?
(松本)話しかけないほうがいいよ。今、ピリピリしているから。
湖音波が手助けしようと声を掛けたところ彼は信じられない言葉を口にします。
(湖音波)左右。MRIは左右逆に写るんすから。
(大友)分かってる!ちょっと焦っただけだ!
(湖音波)そんなんで大丈夫すかオペ。自分、覚醒の経験あるんでやり方教えましょうか?
(湖音波)自分、覚醒とかできますよ。
(大友)うるさい!お前なんかに教わるわけないだろ!俺はお前みたいに卑怯な真似をして医者になったわけじゃない!
(湖音波)卑怯?
(大友)5年かけて東大入ってずっと真面目に積み重ねてきたんだ!暴走族でヤンキーだったくせに急に医者になっただと?そんな都合よくいくわけない。医大に入れたのは裏口入学かパパ活で教授の弱みを握ったからだろ!
湖音波は思わず、大友の胸倉を掴んでしまいます。
(湖音波)このくそたぁけが!!なめんじゃねぇぞこら!絶対許さない。おい、てめえぇタイマン張れ!ひし形野郎!
(大友)…怖かった
湖音波に対する、女性蔑視ともいえる酷い暴言ともとれますが、大友は内心、湖音波に怯えていました。
慌てて、看護師の高橋(薄幸【納言】)、ソン(許豊凡【INI】)、鈴木颯良(宮世琉弥)が止めに入りました。
間もなく、友人で患者の麗奈(内田理央)が来院しました。
(湖音波)来るなら連絡してって。そこまでして東京来なくていいって。
(麗奈)コト、来たよー。朝まで仕事してて、新幹線の中で爆睡しちゃった。うちの主治医はコトだけだもん。
2年前に頭蓋咽頭腫を患って以降、湖音波が主治医です。
(湖音波)じゃあMRIからやろうか。うん問題なし、再発兆候0。
(麗奈)ありがたやありがたや、今回もいいお参り出来ました。
(湖音波)病院で拝むな!東京までマジで来なくていいよ。電車賃勿体ないし。
(麗奈)うちがコトに会いたいの。それに岐阜の病院の患者さん達にも頼まれたんだよ。コトが東京でちゃんとやれているか見て来て、みんな寂しがっているけどコトがもっとお医者さんとして大きくなれるなら応援するって。なんかあった?うちマブダチよ?それぐらいわかるし。
帰り際に、麗奈は大友に声を掛けました。
(麗奈)また会えて嬉しい。大友先生!うちのこと覚えてないの?さみしいー。…私のこと口説いたくせに。
麗奈は、湖音波への大友の偏見を察知し、彼を病院のカフェに連れて行きました。
そして、改めて、湖音波が医者になった努力を伝え、態度を改めさせたのでした。
(麗奈)大友先生って東大なんでしょ?
(大友)ええまぁ一応
(麗奈)そういうエリートさんから見たらうちらみたいなのって別の生物に見えるんだろうね。
(大友)いえ、そんなことは
(麗奈)しょうがないもん、生きてきた世界が違うんだからさ。ただ、そういう場所にいたやつがお医者さんになるのって、マジで大変だったんだよ。あいつさ、医大を目指すために受験する年、毎日、朝から晩まで18時間ぐらい勉強してたの。睡眠時間3時間。最初の頃は予備校でぶっちぎりの最下位だったけど、最後のほうは医学部の特進クラスで上から20番目くらいに入ったんだって。
(大友)なんでそこまでして医者になろうとしたんですか?
(麗奈)うちらのマブダチがバイクで事故って死んだの。そういう子を一人も出さないみたいに医者になるだって行ってた。だから、裏口とかパパ活で脅したとかありえない。コトはいろんなこと犠牲にして、死ぬほど努力して医者になったんだよ。
翌日。
湖音波のことで少し反省した彼は、態度を改めます。
(湖音波)大友先生これ、杉浦優斗さんの今朝の検査結果っす。前回より腫瘍が拡大して電解質の値も落ちています。正直、手術早めたほうがいいす
(大友)本人に伝えておいてくれ
(湖音波)いや、状況を報告するのは大友先生
そこで、大友が、説明しました。
(大友)検査結果から腫瘍がやや拡大しているのが、分かりましたので手術はなるべくは早く行うべきだと判断しました。
(湖音波)手術は3日後、予定通り覚醒下腫瘍摘出術です。執刀は大友先生が行います。
(杉浦)僕の記憶は消えずに済むんですよね?
(湖音波)100%とは言いきれませんけど、今できrhなかでは最も高い確率で機能を残せる方法です。
(大友)焦らずゆっくりしっかり治しましょう、杉浦さん。
(湖音波)なにか理由があるんですか?
湖音波と大友は、杉浦の家庭事情が絡んでいて、弁護士への志が強いことを知りました。
(杉浦)お願いします。早く勉強を再開させないと。僕には時間がないんです!どうしても弁護士にならなきゃいけないんです。僕が高校の頃、両親は小さな町工場を経営していたんですが、でも詐欺に遭って土地を全部、奪われてしまって。警察に相談しても証拠が足りないって言われて。それでも父は諦めずに騙された連中のところに直談判に言ったんです。相手は半グレみたいな連中でもう泣き寝入りするしかなくて、その時思ったんです、僕が弁護士だったら父の湖とも両親が大切にしてきた町工場も、僕は自分のために弁護士になりたいんじゃない!家族の為に弁護士になりたいんです。
()そのことご両親には?
(杉浦)言っていません。2人ともあの時のことを思い出したくないだろうから
すると、大友も自身も、杉浦と似た心境で、医者を目指し、叶えたことを伝え、彼の心に寄り添いました。
(大友)なんか杉浦さんの気持ちわかる。僕5浪もしてやっと東大入ったんです。家が裕福じゃなかったんで、大学は国立しかないかなって。親に浪人したせいで迷惑かけたけど医者になれた。だからもっといい医者になって親に楽をさせたい。だから杉浦さんのご両親の為に頑張る気持ち、凄くわかります。手術は全力を尽くします。だからしっかり治して、絶対、弁護士になってください。
(杉浦)そういえば田上先生3つのことを守ったら、医者になれたんですか
(湖音波)なれますよ。ヤンキーだった自分だって医者になれたんすから。努力、根性、気合っす。努力は、やること、根性は続けること、気合はここぞってときに押し込むことです。
(大友)ほんと昭和だな
大友と少しチームワークが芽生えた湖音波は、ようやく和解することができました。
(湖音波)大友先生、一緒に覚醒手術のシュミレーションやりません?自分とことん付き合うっす
(大友)やるか
その夜、颯良を患者役に、覚醒手術のシュミレーションを実施することにしました。
湖音波が、大友と鈴木に手術方法をレクチャーします。
(湖音波)最初は普通の開頭手術と同じっす。麻酔で開頭までは寝ててもらって、脳が見えたら麻酔を浅くして抜管して覚醒させます。
(鈴木)確認ですけど、これって優斗さん、脳が見えている状態で
(大友)で、まずちゃんと受け答えできるか、確認するんだよな。
(湖音波)言語聴覚士さんに立ち会ってもらって、簡単な計算をしてもらったり、質問に答えてもらったり。
(大友)その間に電気刺激を当てて、言葉が止まる場所を探していく。
(湖音波)で、反応が出ない場所を見つけたらそこから侵入して腫瘍へアプローチしてください。
(鈴木)覚醒している時間って限られていますよね。
(湖音波)そう、だから切除は一気に攻める。
(大友)頭からシュミレーションしてみよう
そこへ、院内のルールに厳しい、看護師長の高野ひかり(馬場徹)が3人の勤怠管理を確認しに来ました。
彼は「歩くルールブック」と異名がつくほど、厳格なことで病院内では知られています。
(高野)皆さん、今日、夜勤じゃないですよね?時間外労働はルールで禁止されていますが。
(湖音波)でももう上がったから自由っすよね
(大友)僕も残業はつけてないんで。
(高野)皆さんの残業代だけの話じゃありません。ここに人がいるだけで電気代も空調代もかかっているんです。
(鈴木)ちょっとぐらい良くないですか
(大友)患者さんのための練習や
(高野)申請書出してください
(湖音波)わかったすよ別の場所でやればいいですよね
そこへ、別室に移動した湖音波に、湖吾郎が差し入れを持ってきました。
(大友)君ならどう切る?
(湖音波)簡単っす。まぁズバッと切ってピーってやって、最後ばしって決める
(大友)ズバッととかピーじゃなくて正確に
(湖音波)だから、ジョキっと切ったらスパパパパって
(大友)お前、本当に医師免許持ってるのか。
(湖音波)どて煮が入ってる。
(大友)お父さんこんな娘さんで大変だったでしょ
(湖吾郎)言うこと聞かんときはドーンと構えてガツンと気合入れたら終わりだ!
(大友)(颯良)親子だな
翌日、優斗の手術日が来ました。
(大友)手術は11時から行います。覚醒下で行う為、通常より時間がかかりますが、およそ6時間から8時間を見込んでいます。
(杉浦の母)私達はどこで待っていればいいんですか?
(大友)病室かカフェテリアなどでお待ちいただければと。
湖音波は、優斗の両親と妹をケアします。
(湖音波)いや、皆さん待ってなくていいですよ。普段通りに過ごしてください。お仕事お忙しいでしょうし。ここで不安そうに過ごしているより、いつもの1日を過ごすほうが優斗さんも安心するはずです。
(杉浦)大丈夫、先生たちに任せれば
(大友)いつもああ言っているのか?
(湖音波)はい、これが自分のやり方っす。
中田は鷹山に呼び出されました。
(鷹山)患者の家族から執刀医を変えろと言われるなんて前代未聞ですよ。
(中田)全くです。いやー本当に困った新人で。ご迷惑をおかけしております。ただ想定の範囲内ですので。
(鷹山)あの時も仰いましたよね、想定の範囲内と。今回の手術でももしものことが合ったら。
(中田)なにかあれば責任を取ります
(鷹山)期待してますよ
杉浦の手術が始まりました。
(大友)杉浦さん、分かりますか?お名前言えますか
(杉浦)杉浦優斗
(大友)鼻触ります、電気刺激しますね
(言語聴覚士)ご出身は?
(杉浦)東京
(言語聴覚士)ご家族は?
(杉浦)父と母と、いいいい…
(言語聴覚士)生年月日は?
(杉浦)頭が痛い。
(言語聴覚士)痛み止めの点滴入れますね
(大友)松本さん、マッピングして
(言語聴覚士)では検査を再開します
(杉浦)1993年6月20日。
突如、杉浦は頭痛を訴えます。
(杉浦)頭痛い
(大友)全身麻酔に切り替えたほうが
湖音波は杉浦の記憶を確認します。
(湖音波)杉浦さん、田上っす。3つのことを守れたら医者になれるって言ったの覚えてます?
(杉浦)努力、根性…あと1つ…気合
(湖音波)そう!気合っす!顕微鏡お願いします。
次に、腫瘍をアプローチし、摘出しました。
(大友)摘出、完了しました。
(湖音波)ゆうとさん、腫瘍とれましたよ
(杉浦)有難う御座います。
手術終了後、大友に声を掛ける湖音波
(湖音波)お疲れっす、お見事でした
翌日。
(湖音波)リハビリをして1週間後には退院できます。司法試験も受けられますよ。
(杉浦の父)優斗の手術は田上先生のおかげでうまくいったと。失礼なことを申し上げて申し訳ありませんでした
(湖音波)手術がうまくいったのは優斗さんのおかげっす
(杉浦の母)大友先生から聞いたわ。弁護士になりたいのは、家族のことを守りたいからだって、どうしてもっと前から早く言わなかったの
(杉浦)お父さんもお母さんもあの日ことずっと触れないようにしてきたでしょ。でも僕は2人があの工場のことどれだけ大事にしてきたか知ってる。それを早くから知ったとしてもあの工場が戻ってくるわけじゃない。でももう二度とあんなことが起こらないように、母さんもお父さんも栞も、悲しむことがないように僕が弁護士になって守りたいんだ。だから無能だって言われても笑われても僕は絶対なる。努力、根性、気合で。最後の試験、合格して見せる
(杉浦の父)優斗、一人で闘おうとするな
(杉浦の母)家族みんなで協力するから
(杉浦の妹、栞)家族みんなで頑張ろ
その後、大友は麗奈に湖音波の協力があってこそ、手術が成功したにもかかわらず、自分だけの力だと自慢しました。
(麗奈)大友先生凄い
(大友)非常に難易度の高いオペでしたが、患者さんの為に神の手を持つ天才外科医ドクター大友が、一人でやり切りました。
(湖音波)誰が1人でやり遂げたって?もうデマばっか言わないほうがいいんすよ
(大友)お前一人なんかに手術できるわけ…メンチ切るのやめろ、怖いだろ
(湖音波)またお前って言ったな?背が低いから見上げてるだけっすよ
(麗奈)うちまた大友先生に口説かれてるんだけど。2人ともいいコンビんじゃない?
(大友)(湖音波)絶対無理!
麗奈に揶揄われるものの、2人のチームワークは以前よりも少し深まっていました。
ヤンドク!3話「ヤンキー娘会社になれた3つの李理由」感想・みどころ
びまん性星細胞腫を患い、弁護士を目指す、優斗。
家庭の事情で経済苦の家族を救うため、弁護士に絶対なりたいと志す彼と、浪人してでも医師を目指して叶えた大友は、似た者同士で応援したくなりました。
大友は、湖音波を「ほんと昭和だな」って言ってましたけど、大友のほうがもっと上をいっていると思いますよ。
女性を「お前」呼ばわりするし、湖音波の努力の功績を知らず、裏口入学かパパ活で医師になったなんてとんでもないことを言うのですから。
凝り固まった独自の思考の持ち主で、滑り止めは受けない、自身に恋愛禁止、江須賀れーったーを使わないなど、相当のクセが強い人物でしたね。
元々、実力に高い湖音波に嫉妬し、焦りを感じているのが見え見えで笑ってしまいました。
湖音波と衝突しながらも、人間としてアップデートしていく様子が見応えありました。
湖音波の実力を実は認めていて、手術のシュミレーションの時は彼女に若干、頼る面もありましたね。
親友のバイク事故をきっかけに更生し、天才医師になった湖音波と、努力と苦労のすえに東大医学部を卒業し、医師になった大友は、時折、絶妙なバディになりそうです。