ボーダレス~広域移動捜査隊~7話「移動捜査課の使命」あらすじネタバレ
須黒は深夜、娘の三久を今日も客引きに聞いて探していました。
翌朝、黄沢蕾は結婚指輪を買いました。
(黄沢)まだ付き合ってもいません。結婚を前提に付き合うと思って、サプライズに渡そうと思って
広域移動捜査課「一番星」の仲沢桃子(土屋太鳳)に、同じく移動捜査課の一人、黄沢蕾(佐藤勝利)はプロポーズをしました。
指輪を買い、将来を考えようとしていた矢先、出動命令を受け、それどころではなくなりました。
男性が転落死した現場は、新宿区に立つA棟と中野区に立つB棟からなるマンションで、男性はA棟から転落し、B棟に落下しました。
(赤瀬)蕾、どういうこと?
(蕾)現場はこっちです。上見て下さい。
(捜査員)どこの現場だ
(捜査員)うちの管轄だ!今すぐ帰れ
(蕾)今朝、5時頃、マンションの前で倒れている男性を住人が発見。マンションはA棟とB棟があって、A等の屋上で、男性の足跡が発見されたことから、A棟から落下したと思われます。厄介なのはここから!このマンション、新宿と中野区の境界線にあるんです。
(桃子)てことは、A棟とB棟で住所が違うのね。
(蕾)そう、こっちのA棟が新宿区北木町。B棟が中野区仲上町。それぞれ担当する警察署が違います。落ちた死体の正確な場所はここ。B棟の中野区側の敷地に。
(桃子)こっちのA棟から落ちたんでしょ?新宿署じゃない?A棟の屋上からB棟側の敷地に落ちた。
桃子と蕾だけで話を進めるので、赤瀬、美青、須黒、白鳥は文句を言います。
(須黒)ちょっと待て、なんでお前らだけで話進めてるんだ。みんなでやる捜査会議だろうが。
(白鳥)【田中幸太朗】僕らのことが目に入ってない。
(赤瀬)他に情報は?
(蕾)いつもと一緒です。歌舞伎町署も東中野署も何も教えてくれません。
(美青)【優香】仲がいいにも程がある。気になることが、もし自殺したのなら屋上から壁に沿って落下します。死体はA棟から10メートル以上、離れたB棟。放り投げられた可能性…つまり、他殺の可能性がある
(須黒)参ったな厄介なことになるかな
(白鳥)殺人だったらどこの警察署も捜査本部を立てるって言うでしょうね
(須黒)ホント度の書も捜査本部、立てるの好きだよな
(美青)殺しは署が盛り上がって一つになるし、予算も降りるしね。
(赤瀬)よし、みんな情報収集をお願いします。
A棟である歌舞伎町署、B等の東中野署は、桃子が違法逮捕でSNSで炎上した時にいた所轄署で、刑事課長の風野直弘(片桐仁)は元上司でした。
そのことをまだねちねちと皮肉を言う、風野は、桃子のせいで予算削減されたと不満をぶつけてきました。
(風野)おい仲沢!どの面下げてきた?違法捜査で逮捕になってからうちは批判されまくりで予算削られた。俺の顔に泥塗りやがって。
(美青)桃子、東中野署にいたの?
(桃子)前の上司。後は頼む、美青姉
美青は中野署と新宿署の刑事達に話しかけながら、遺体の状況、情報を得ようとします。
(美青)任せた。先輩なにか遺留品見つかりました?うーんなるほどね、あそこから落ちたのね。ねぇ僕、僕、頑張り屋の僕、スマホとか財布残ってた?
転落死は他殺と判明し、一番星を合同捜査本部にするかのように思われたのですが、何故か歌舞伎町署と東中野署と合同捜査をすることになりました。
(赤瀬)それでは捜査会議を始めます。これまで拾ってきた情報を報告してください
(須黒)分かってるのは亡くなったのは若い男ってだけだ細かい事でもいいから
(赤瀬)東中野署は?
(風野)こちらも何も言うことはない
(美青)隠さないでください。検視の結果出てますけど。死体の頭蓋骨が、後頭部から側頭部にかけて割れていた。鈍器のようなもので叩かれた挫創があり、脳挫傷による死亡。
(赤瀬)なら、殺人だね。皆さん話し合ってどちらの署で合同捜査本部を設置していただけませんかね。現場は2つの区を跨ってますが、事件は1つ。仕方ありませんね。警察庁官房審議官から指令を受けた我々、移動捜査課が、合同捜査を指揮します。今からここが捜査本部です。
(美青)ほぼ間違いないです。
ところが、納得がいかない風野は東中野署で手柄を立てたがり、桃子に呼びかけました。
(風野)仲沢、うちにやらせろ。歌舞伎町署には引いてもらうよう、言ってくれ。罪滅ぼししろ
(赤瀬)合同捜査本部長は私です。この殺人事件は双方の警察署が合同で捜査を勧めます。縄張り意識は捨てて、力を合わせましょう。
白鳥がふと、遺留品と間違えて蕾が桃子へのプロポーズの指輪を拾ってしまいました。
そこへ、捜査一課の刑事、根本(今野浩喜)と増田幽(松谷鷹也)が来ました。
(蕾)買ったものがなくなっちゃって
(根本)久し振りの殺しで興奮してるか?だがしかし!今回は一番星の活躍は見られんのだ。あんたら必要なくなった
(増田)東中野署と歌舞伎町署が会談して、歌舞伎町署に、合同捜査本部を立てることになりました
(蕾)マジすか
(根本)なんでがっかりしてるんだ?合同捜査本部を立てて仲良く捜査してもらうんなら、お前らの切なる願いだろ。
(赤瀬)まぁね
(蕾)そうですね、喜ばないと。
(美青)やったー帰ってアニメ見れる、昼寝できる
(根本)わざとらしいんだよ
その頃、桃子と須黒は、歌舞伎町署に到着し、動向から捜査情報をお互いそれぞれ得ることにしました。
パトカーから降りる東中野署の刑事達を見る2人。
(桃子)東中野署の刑事達。
(須黒)ならやっぱり、合同の帳場が立ったか。
(桃子)課長、どうして合同捜査本部に?
(風野)そっちの課長さんが言ってた。縄張り意識は捨てろって。確かにその通りだなと思って、同じ警察だ、助け合わないと。後は我々でやる。
口だけの風野に桃子は須黒と腹立たしさを共有します。
(桃子)嘘、絶対嘘だ
(須黒)さすがに俺にもノイズってやつが聞こえた。
(桃子)どうする?
(須黒)桃子は面が割れているから周辺を探ってくれ。俺は捜査会議に潜り込む。年上には敬語な。
(桃子)黒さん
須黒は東中野署と歌舞伎町署の捜査会議に潜入し、情報を聞き出しました。
それを一番星に乗る赤瀬、美青、蕾に電話で共有します。
(須黒)捜査会議に潜入したが、おかしい。東中野署と歌舞伎町署が…密約を交わしてるそうだ。
(赤瀬)密約?
(美青)課長、新しい捜査指揮命令書が。
美青と赤瀬は捜査指揮命令書に記載された新たな情報を読みました。
(赤瀬)移動捜査本部車は現地店を維持、引き続き合同捜査の指揮を執れ。
(美青)どういうことかしら
そこで、蕾と合流します。
(蕾)合同捜査本部が立ったんですよね?なら俺達必要ないんじゃ?
桃子と須黒半次(横田栄司)が探りを入れると、両所轄署が、佐々木諄(西垣匠)という男について密約を交わしているらしいことが分かりました。
(蕾)黒さん、なんですか?密約って
(須黒)佐々木諄って男だ。
桃子は佐々木諄が歌舞伎町で問題行動を起こした警察官だと皆に伝えました。
(桃子)刑事達がその名前をみんな知ってて陰でこそこそ口にしてた。あいつが殺したんだって。
(赤瀬)殺した?
(桃子)そいつ、問題行動起こして注意されてたの。新宿の風俗店で暴力行為を働いて。今は勤務休んでる。連絡取れない。
(美青)佐々木諄って何者?
(桃子)歌舞伎町署の警察官
白鳥は佐々木の顔を見て、驚愕しました。
桃子は佐々木の現状を赤瀬達に報告しました。
須黒はその後、ヤクザ達のクリーニング店を訪問し、佐々木を捜します。
(須黒)佐々木諄って男だ。うちの娘はいないか
(クリーニング店員のヤクザ1)知らないですよ。客の顔なんていちいち覚えてません。
(須黒)お前ら鼻がいいじゃねぇか。それに上客だろ?警察官は?ストレスたまってるからな。おい、隠すのか!俺の娘のように!なんだ言え!この野郎。
(クリーニング店員のヤクザ2)おたくの娘さんはいませんよ
(桃子)捜査本部の連中みんな疑ってるのに、会議で出名前、さないの。上からの圧力で身内の犯罪を隠せって。所轄署も同じ思い、仲間を捕まえたくないし大問題になりたくない。
(優香)被疑者を上げずに、事件を有耶無耶にするつもりなの?
(赤瀬)それが密約か?歌舞伎町署に移動する
(桃子)ええ、捜査線上に名前を出さないという密約。
実は佐々木は、歌舞伎町署の警察官で、身内の犯罪を隠そうとする上層部の圧力で被疑者を上げず、事件を有耶無耶にしようとしている様子でした。
須黒は一人娘、三久のことを蕾に話しました。
(須黒)うちの三久の話しただろ。歌舞伎町でホストにはまって借金をこしらえた。それから行方不明だ。借金返すために、風俗の仕事をしているらしい。仕事にかまけて、俺は娘のことを何も知らなかった。
須黒は、頭ごなしに三久を問い詰め、借金のことを聞きだしていました。
【須黒と三久の口論(回想シーン)】
(須黒)借金ってなんだよ。良かねぇだろ!どういうことか説明しろ
(三久)てか関係ないだろ
(須黒)怒る資格もない。元はと言えば俺のせいだから。娘を見つけた時は俺が刑事を辞める時だ。つまんねぇ話してすまんな。今度は明るい話でもするか。今朝、桃子に相談された、付き合ってくれって言われたんだって。その暗い顔の訳は?
(蕾)はい。結婚を前提に。この事件が済んだらプロポーズするつもりです。黒さん、聞いてくださいよ。婚約指輪がどこかへ行っちゃって
その頃、美青も、桃子が恋人が通り魔に刺されたことを気に掛けていました。
(美青)真面目か、結婚を前提に付き合ってとか
(桃子)まぁふわっと嬉しかったけど。
(美青)桃子、まだ忘れられないの?
移動捜査課の一番星の車内にて、白鳥が美青に、指輪を渡しました。
(白鳥)これ、現場に落ちてました。事件と関係あるかもしれません。被害者の物か被疑者が落としたものか。遺留品だと思うんだけど。なんで入れちゃうんですか?
(美青)とれない
間もなく、根本も同席し、23歳の警察官、佐々木と別の同い年の男性、丸山和彦(島村龍乃介)の件について話し合う桃子達。
(根本)なんでお前らがいるんだ。合同捜査本部立った呂ろ?
(赤瀬)いやーそれがさ、ほっとけない情報が飛び込んできて…
(桃子)なにか分かった?根本さん
(根本)根本さん。お前、距離感おかしいぞ。
(増田)被害者の身元判明、丸山和彦。あのマンションに住んでいました。新宿で風俗店のスカウトをしてます。23歳。
(桃子)(美青)23歳?!
(赤瀬)うちで掴んだ重要参考人も、新宿の風俗店で問題を起こした、相手は23歳の警察官
(根本)警察官?面倒くさいことは首突っ込むな。いいか?正義の意味とか真面目に考えるなよ。
(白鳥)もう捜してます。黒さんと蕾が
(増田)聞かなかったことにする。
(根本)仕事早すぎだろお前ら
移動捜査課の赤瀬則文(井ノ原快彦)にも、警察庁官房審議官の赤瀬心悟(筒井道隆)から事件を隠ぺいするよう、指示されてしまいました。
(赤瀬)確認の為に参りました。何故、我々に合同捜査本部が立ったのに我々が指揮を?警察官の犯罪があったようだ。そっちの方針は?
(心悟)捜査を進めて分かって来ただろ。正義はどこでも振りかざすもんじゃない。それでは馬鹿みたいじゃないか。正義にもTOOがある。馬鹿ではない世界が常套句だ。少しは覚えたほうがいい。事件が明るみになれば世間から批判され追及を受ける。警察の恥だ。
(赤瀬)お兄ちゃん俺にどうしろと。
(心悟)クリーニングを。初めてやってもらう仕事だ。警察の力は絶対であり、ほころびなど一遍もないことを示せ。所轄署と協力して事件を隠ぺいしろ。君が指揮を執れ、うまくできたら檻から出してやろう。
その後、複雑な気持ちを抱えたまま、赤瀬は須黒に、電話しました。
(赤瀬)黒さん、佐々木を逮捕してくれ
佐々木が歌舞伎町の風俗店に出入りしていることを突き止めた蕾と須黒。
店長を厳しく、問い詰める2人。
(須黒)おいこら!違法店の店長、佐々木諄って男を探してる。名前が分からないなら、いつも歌舞伎町の交番に立っていた奴だ。
(蕾)殺人事件に関わってる。お前に聞いてんだ。こっち見ろ
(風俗店店長)任意なので拒否します。部下に手を出したから、警察のウェブサイトに通報しました。
それでも蕾は怯まず、警察手帳を見せ、風営法違反で、働かされている女性たちを保護しました。
(蕾)警察です。出てきてください。風営法違反の疑いでまとめて逮捕するぞ。嫌ならこっち向いて答えろ。
なんと、その中に、須黒が長年に渡り、探し続けている20代の一人娘、三久(白本彩奈)の姿がありました。
(蕾)黒さん…まさか。お父さんが君を心配してる。君を探してた。
そこで、風野が到着しますが、三久がなんととんでもないことを言い出しました。
(風野)警察かんから殴られたと通報が
(蕾)殴ってません。お前ら嘘つくなよ。
風俗店の店員を須黒が殴ったと嘘をついたのです。
(三久)私見ました。その人が殴られるの、あのおっさんに。
(風野)佐々木巡査を探すのはやめてください。この町から出てけ!
(蕾)黒さん、捜査の途中です!娘さんのことはあれですけど…被疑者を見つけないと。
須黒は三久に裏切られ、罪悪感からその場を去ろうとしました。
(須黒)俺のせいなんだ。三久がホストクラブで遊び始めたのは。所轄署にいた頃、俺が三久の高校の同級生を逮捕した。どうして同級生なのになんで見逃してくれなかったの?って聞かれて、仕事だからって答えた。そのことで三久は学校に行かなくなった。俺のせいなんだ
(風野)おい、これ以上、騒ぎを大きくするな。
蕾は三久を説得しに戻りました。
自身の生い立ちを話し、三久にも今のままでいいのか気付かせようと訴え掛けました。
(蕾)一つだけ言わせてください!三久さん!俺のお父さんも一緒だった。長距離トラックのドライバーやってて仕事一途だった。俺もやんちゃした時、刑事に目を付けられた。でも、それで俺は救われた。仕事でいなかったおやじに代わってその刑事さんが叱ってくれた。今でも感謝してる。だから、お父さんは間違ったことはしてない。市民の安全を守るために仕事したんだ。
(三久)友達に裏切られたの。弱いといじめられるの。
(蕾)俺もいじめられた。弱くて何がいけない?弱い奴が生きていちゃいけないのかよ。お父さん言ってた。君を見つけたときが刑事を辞める時だって。済みません、出過ぎたことを。
(須黒)蕾…もういい、お前は馬鹿だがいい奴だ
すると、三久が須黒を呼び止め、証言しました。
(三久)パパ!知ってる。佐々木って人。何回も店来てスカウトの男とよく揉めていた。マリって店の子を連れだそうとしてた。マリの住んでるアパート。
マリ(鎌田あゆ)は佐々木に守られるように同居していました。
(蕾)お父さんと帰ろう
(三久)無理、借金もあるし、まだ増えてる?
(須黒)三久、お父さんになにが出来る?お前が帰って来てくれるなら仕事を辞める。生きているだけでいい、それだけは約束してくれ。
(蕾)黒さん、いいんですかそれで
(三久)もう心配しないで。帰ることはないので。生きてく!だからパパも刑事続けて。
須黒は、蕾と三久の自立と親との決別を尊重し、その場を去った後、萩原マリを訪ねました。
「あおば第二アパート301」に、佐々木がいることを突き止めました。
(蕾)萩原マリさんですね?警察の者です。
(佐々木)歌舞伎町警察署刑事課の佐々木諄です。
歌舞伎町警察署に、マリと佐々木を連行します。
(風野)なんだこの車は。佐々木巡査を渡してもらおうか。取り調べはうちがもらう。楽しいか身内を捕まえてそんなに手柄が欲しいか?仲間を仲間と思わない奴は警察官じゃない。
(桃子)正義とかそういうのよくわからないけど曲がったことは嫌い。
須黒は佐々木の取り調べを行います。
(佐々木)署の人達には、迷惑をかけてしまって
(須黒)一体何があった君と被害者に。それは後の話だ。我々は事相を知りたい
(桃子)あなた達同級生よね。一人は警察官、一人は風俗のスカウトマン、女の子は風俗嬢に。
(佐々木)マリはあいつに沈められたんです。コロナで卒業式も出来なかった頃でした。和彦がモルックをやろうと誘われて、僕達仲が良かったんです。卒業するまでは。僕は高校を卒業して警察官になり、和彦は大学を中退して風俗のスカウトマンとして働いていました。同じ頃、マリから連絡が。大学に通ってきた時、和彦から連絡が来てホストクラブに誘われたって。それでホストにはまって、返済の為にデリヘルで働いているって。警察官をやってるから分かります。マリがホストにはまったのも、借金を作ったのも、和彦が仕組んだんです。親や警察に相談しようとした彼女を、力でコントロールしたんです。
和彦(島村龍乃介)と佐々木は夜道でばったり再会しました。
(和彦)和彦?お前どうしたんだよその服。
(佐々木)諄?いや俺は警察官になったの。
和彦はマリをホストに連れ出したのち、ホストに使った借金返済のため、暴力を振るいながら、風俗で働かせていました。
(マリ)あの人、私の常連客で仲良くなって。それ以外は何も知りません。
佐々木は警察官として、マリを保護しようとしますが、DVを受けているマリは、自分の意志で風俗店にいると言うしかなったのです。
(佐々木)マリ、一緒に行くよ
(マリ)私、ここで働くから、大丈夫
一方、美青と赤瀬はマリの取り調べを続けます。
(美青)これが何か知ってるよね?モルックって言う競技で使われるもの。よく遊んだんでしょ?高校の時。
マリは高校時代に、モルックで佐々木と和夫と遊んだことを追求されました。
(マリ)知りません。諄は何度もデリヘルの店に来ました。こんな仕事辞めて家に帰ろうって。でも、和彦は私が同意しているからって突っぱねて。私は諄の気持ちを踏みにじったんです。
(美青)あなたはここから抜け出したかったんでしょ?
(マリ)和彦に暴力を振るわれてやりたくてやってるって言うしかなかった。
須黒は、マリと佐々木の状況に胸を痛め、マリを三久に重ねました。
(佐々木)マリを救いたかった。モルックをしようと和彦を誘いました。昔のようにまだ友情があることを確かめたくて。
しかし、和彦は変わってしまい、人間性は性悪で、マリを働かせていることに罪の意識を感じておらず、佐々木を馬鹿にしました。
【和彦が佐々木に屋上で殺害される回想シーン】
(和彦)くだらねぇなお巡りさん。
(佐々木)くだらなくないよ、やろうよ、和彦。高校の頃思い出そう?みんな仲良かったじゃない。
(和彦)いつのことだよ、時間はすぎんだよ馬鹿。がきんちょのお巡りさんがよ。
その瞬間、マリを助けたい思いもあり、和彦をモルックで殴り、転落死させました。
(佐々木)3人の思い出に…つばを吐かれたような気持ちになって。
(須黒)俺の娘に君のような友達がいたら
しかし、蕾は佐々木に罪を認めるよう訴え、今と向き合い、前に進むしかないと告げました。
(蕾)間違ってるな。君が人を殺したことに俺は同情しない。君が悪いから、はっきり言ってやる、君は間違ってる!思い出なんかにしがみついているだけだ。大人になれば憂鬱で悲しい事がある。今と向き合わずに過去を振り返るからこうなる。振り返っても仕方ないだろ、何も進みやしない、前見て生きないと、生きてるのは今だって!
(須黒)佐々木諄が犯行を認めた。
(赤瀬)警視庁に身柄を拘束します。
その後、マリは父親の萩原太一が迎えに来て、無事、保護されました。
(太一)良かった。もう二度と会えないと
(マリ)パパ!パパごめんね。
赤瀬、美青は蕾が桃子にプロポーズしようと思ったところ、婚約指輪をなくした話を来m来ました。
(赤瀬)何してんだ。なんか今日ずっと探してるよね。蕾~?
(蕾)黙秘貫く根性ないんで吐きます。実は桃子さんに、サプライズでプロポーズしようと思って
(桃子)プロポーズだ?ふーん、プロポーズね。蕾、さっきのあんたの言葉を聞いて昔の辛かったこと忘れようと思った。
(蕾)ただ、婚約指輪なくしちゃって。そうすか?なら!なら!なんで美青姉がつけてるの?
美青は自分がつけてる指輪がその指輪だと気づき、指輪を抜き取ろうとしていました。
(美青)うわー取れないの。事件と関係あると思って。
(桃子)おい、蕾、美青姉と結婚するのか。そうか、おめでとうさん。
(蕾)違う!冤罪だって。遅いよー返してください。
赤瀬達は、蕾に今、プロポーズをするよう、せっつくくのでした。
間もなく、移動捜査課はこ、緑川に会いました。
(緑川)おう、ご苦労さん
(桃子)メカじい、お金返して。
(緑川)返すからまぁ聞いてよ。俺を7人目の刑事にしてくれて有難う。俺は引退することにした。古傷が痛むしな。このトラックのメンテナアドバイザーを辞めることにした。みんな世話になったな。後は任せる。課長さん 美青姉、桃子、黒さん、シェフ、蕾、一番星を頼んだ。
緑川は引退することにしたと明るく振舞って去っていきましたが、桃子達は緑川から教わった、「ノイズ」」を感じ取りました。
(蕾)聞こえた?ひどいノイズだ、メカじいは嘘をついた。
(桃子)ええ、私も。
ある事情から、彼は桃子達に引退すると嘘をついたのです。
ボーダレス~広域移動捜査~7話「移動捜査課の使命」感想・みどころ
須黒と娘、三久の親子関係を彷彿させるような事件で、胸が痛みました。
高校の同級生で、モルックを通じて、仲が良かった警察官の佐々木、マリ、和彦。
しかし、人としても人生の道を踏み外した和彦はすっかり闇社会の人間に豹変しましたね。
マリも和彦に勧められてホストで遊ばなければよかったのになと思いました。
ホストに行くのは一度で終わりにしてほしかったです。
そんなマリを佐々木は警察官として、なんとか助け出すことに成功したけど、和彦を殺して「始末」をつけなくても良かったのに。
和彦のように反省もせず、また社会に出て来ても同じことを女性にしそうな男は野放しにしてはいけないという思いも分かります。
和彦に逆らえないマリの命を守るにはこれしかなかったかもしれません。
しかし、蕾が言うように、過去にしがみついて、罪の意識から逃れようとするかのように、これからの自分の人生から逃げているのはダメですよね。
桃子にあれほど鍛えられていた蕾。
刑事の威厳を持ち合わせて捜査していて、その背中や姿勢が素敵な人間性でした。
そして、緑川は何かを桃子達に隠しながら、一番星の整備士を引退するミステリアスな空気に期待が高まりました。