おコメの女~国税局資料調査課~雑国室~あらすじ2話あらすじネタバレ
東京都国税局資料課、通称、「コメ」。
その新部署「複雑国税事案処理室」通称、「ザッコク」の発起人、米田正子(松嶋菜々子)は情報屋の白井(鳴海心斗)から、おはぎが評判の老舗我が支店、「福はぎ庵」の脱税疑惑についてのブタレ(タレコミ情報)を得ました。
(米田)経営コンサルタント、建設関係、以上ですか?
(白井)一番上がおすすめ。ブリーダーなんてのも。近頃はブタレ色々ありますよね。あとは老舗和菓子屋とか。経営方針で色々揉めているらしいですよ。規模が小さいんですよね。
(米田)店の名前は
(白井)福はぎ庵だったかな
(米田)ぬかの匂いがする
先代の店主、萩本新太郎(おかやまはじめ)が亡くなった後、業績は右肩下がりでした。
そこで、跡を継いだ双子息子の兄、萩本亜紀也(結木晃星)と新感覚おはぎスイーツの店「シン・FUKUHGI-&」を新たにオープンした、萩本莉杏(上村海成)。
その頃、飯島作久子は彼女の過去の夢を見ました。
(米田)今回のターゲットは、福はぎ庵。おはぎで知られる老舗和菓子屋です。経営権を持つ兄弟の間でトラブルが発生しているというブタレです。
(古町)兄弟かー
(米田)本当は優香さんもいる時にまとめて説明したかったんだけどな
今日は優香が代休です。
(古町)いや彼女ならさっき今日は代休しまーすって。
(笹野)このマルタイがどんな脱税を?
(古町)老舗和菓子屋ってことはあれじゃない?時代劇によくある、アハハおぬしも悪よのー饅頭の下に小判がボーンみたいな。
ふざける笹野を萩本家をよく知る、飯島がぴしゃりと黙らせました。
(飯島)そんなことをする人たちじゃない!明治時代から変わらぬ拘りぬいた原料と製法を守り続ける名店よ。その上品で唯一無二の味は、かの小説家、阿蔵木坂竜乃進が執筆を終えた自分へのご褒美にしたほど。作中にも何度か登場しているわ。
(笹野)さすが作久子さん、食べるの専門だけじゃなくて、情報も頭に入ってるんですね
(飯島)根お店の先代のおやじさんとは顔馴染なの。
(笹野)たしかに作久子さんの先代の店主、萩本新太郎が亡くなって以来、業績は右肩下がりのようですね。
(飯島)若くして双子の息子たちが後を継ぐことになったのよ
(米田)黒髪が兄の亜紀也で、金髪が弟の莉杏です。
(古町)双子?老舗の和菓子屋の跡取り息子なのに今っぽい名前
(笹野)ネットの情報によると、あきなりのきなはきなこから、りあんは、あんこからつけたそうです。
(古町)きなこが黒髪で、あんが金髪なの?普通、逆でしょ
(米田)室長、黙っててもらえますか?
(古町)室長、うるさいよ!ってあれ僕か
(笹野)店主が代替わりしてから味が落ちただのおはぎの大きさが小さくなっただの結構叩かれていますね。
(飯島)その風評被害の性もあって、弟の莉杏くんは店を出て、のれん分けということで新店舗を出したのよ
(笹野)新感覚おはぎ風スイーツの店、シン・福はぎ庵。若者達からの人気は勿論、インバウンド効果も後押しして効果がありますね
(古町)ひとまずこっちのほうが怪しいってことはたしかだな
(笹野)どの辺から当たります?
(米田)まずはシン・福はぎ庵に
まず、両店舗の内情を調査することになるのですが、亡くなった仙台や幼い頃から萩本兄弟を知る、飯島作久子(大地真央)は猛反対し、単独行動をとることにしました。
(飯島)私はのれない。勝手にやって
かつて、萩本家を始めて訪れたことに思いを馳せる、飯島。
(亜紀と莉杏の父 新太郎)おお、おかっぱの姉ちゃん。こんなとこ突っ立ってどうした?おはぎでも食っていくか?どうだ、美味いだろ?疲れた時は甘いもんに限る。おはぎなんかじゃなんも解決できることはねぇけどよ。ほんのちっとだけ楽になる気がしねぇか?
現代ー。
出迎えてくれた従業員の一人、砂原(徳井優)と話す、飯島。
(砂原)あれ、作久子さん、お久しぶりです!
(飯島)どうですか?お店のほうは
(従業員 砂原)見ての通り寂しいもんですよ。私が弟子入りした頃は毎日売り切れで、変えなかったお客さんにお茶を出して頭を下げたもんです。それが今では店を書ければ開けるほど赤字が増える一方で、先代が亡くなって家族も店も全て壊れてしまいました。私は半ば親代わりみたいなものですから、番頭として先代に合わせる顔がないです。現金商売、信用第一と。
(亜紀也)砂原さん、そろそろ配達に。作久こさん。つり銭袋忘れてますよ。
(飯島)ちょっと近くまで来たから。すっかり店主さんらしくなったわね。ところで、莉杏くんとは一切、会ってないの?
(亜紀也)アイツは自分から出て行ったんです。こっちから会う理由なんてないすよ
久し振りに、「福はぎ庵」を訪れた作久子に、亜紀也は意味深なことを口にします。
(飯島)でも、昔から兄弟喧嘩していたらお兄ちゃんの亜紀也くんのほうが折れてた
(亜紀也)昔の話はやめてください。オヤジがこの店の為に蓄えた大事な金を使い込むような奴はどんな理由であれ許すつもりありません。
それは、莉杏のことを指していました。
一方、雑誌の取材を偽って、「シン・FUKUHAGI-&」を訪れた米田は、ライターの「佐藤」と名乗りました。
(笹野)意外と繁盛していますね
(古町)あった、あった、きなこ味のゴールデンメテオ、これが一番人気なんだよね
複雑国税事案処理室の社員、笹野耕一(佐野勇斗)、古町豊作(高橋克実)は、莉杏が「福はぎ庵」を離れた理由を調査します。
(米田)あのわたくし、月刊スイーツピープルという雑誌のライターをしております、佐藤と申します。実は「若者が選ぶ誰にも教えたくない推しスイーツランキング」という特集を組んでいまして少しお話を。何分、フリーペーパーなもので。
(古町)編集長のみたらしと申します。
(莉杏)ギャラは?
すると、客の女子高生2人がこんな話をしていました。
(女子高生1)聞いた?すいーぴーの取材だって
(女子高生2)それな!センター街のワッフル屋
(女子高生1)あれに取り上げられてからマジ買えなくなったよねー
いい気になった莉杏は取材を許可します。
(莉杏)まぁちょっとだけなら
(米田)1日でどれくらい売れるんですか?
(莉杏)多い時で3000から4000
(米田)凄いですね。おはぎ風スイーツに味を変えてもお父様の味に影響を受けていたりはするんですか?
(莉杏)オヤジの背中を越えてやるという夢はずっとあるからね。
(米田)今の自分を見て越えられえたと思いますか?
(莉杏)まぁオヤジはオープンカー乗れてなかったからね
(古町)SNSで診ましたよ?黄色いぺたんこの。信号待ちの時、恥ずかしくないですか?
(米田)差し支えなければ福はぎ庵を離れた理由などお伺いしてもよろしいでしょうか
(莉杏)は?兄貴のやり方についていけなくなったってことかな。
(米田)具体的には?
(莉杏)最高級の原材料で手間暇かけていつまでも続けられると思う?話題性のほうがよほど大事。かつておはぎを隕石に見立てた奴がいるか。お客様の為にって拘っても、店潰しちゃ意味ないだろ。エゴだよ、エゴ!
莉杏は独自の商売方式で兄の亜紀也とはかけ離れた和菓子を作っているようです。
その後、米田、古町、笹野は店を出ます。
(古町)今のが金髪だからきなこのほうだっけ
(笹野)弟の莉杏ですよ
(古町)逆なんだよ、覚えにくいな。それより米田くん国税局の職員が身分を偽って調査なんてさ
店内にいた女子高生に扮した女性たちは、米田の仕込みでした。
(女性たち)私の女子高生役大丈夫ですか?
(米田)大丈夫!またよろしくね
(古町)まさか仕込み?
(米田)古町さん、これは調査ではなく、取材です。私達はあくまでザッコクです。
一方、代休を取っていた俵優香(長濱ねる)は、買い物帰りに、飯島が若い男性と暮らすアパートの部屋を目撃して、困惑します。
(優香)今日、代休とって良かった。仕事休んで買った甲斐があった。これでしばらくは寝不足確定だなぁー。ん?誰の家だろ?別れた旦那?若い!恋に年齢は関係ない、むしろそういう障害があったほうが燃える。久々にキュンとしちゃったかも。
(飯島)なんの騒ぎ?あなたは食べないの?
(優香)私、他人が握ったおにぎり苦手なんで
(米田)長丁場になりそうなのでおにぎりを。
(古町)たぶん、この前炊いたご飯、誰も食べなかったから根に持っているんですよ
米田はみんなの為におにぎりを握ってから、莉杏の店の状況を皆と話し合います。
(飯島)長丁場になるって言うことは、なにか調査が前に進んだの?
(米田)昨日、笹野君と取材という名目でシン・ふく萩餡に行ってきました。
(笹野)結論から言うと、ショーケースの在庫や来店者数などから算出したおおよその売り上げと前年度申告された所得に大きな差異はありませんでした。しかも全面キャッシュレス化をしていて現金の扱いは一切なく、売り上げをごまかすのは難しいかと。
(飯島)だから言ったでしょ。この後はどうするつもり?本家の福はぎ庵も調べるってこと
(米田)相続税の本線からあたります。
(優香)私達が調べる案件ですか?支店に任せちゃったほうがいいと思うんですけど
(米田)脱税する馬鹿どもにレベルの違いはありません。
(優香)こわっ!あ、偶然、作久子さん見ましたよ。もしかして彼氏さんとか?
(飯島)あなたに関係ないでしょ
(米田)明日、笹野君と出張に行ってきます。
その夜、作久子は、莉杏を訪ねます。
(飯島)ごめんなさい、もう買えない?
(莉杏)どうぞ
(飯島)おいくら?
(莉杏)それよりなんの用ですか?あっちにも顔出したそうじゃないですか?あいつからなんて聞いているか知らないけど、金輪際、あの屑兄貴と関わる気は散々ないから!あいつは親父の遺産を1人で使い込んだんだよ。だから俺は店を出たの!分かったからもう帰ってくれ。これから六本木でパーティーがあるんだ。
なんと、莉杏も兄こそが、実家の蓄えを食いつぶして好き勝手やっていると言い出しました。
(飯島)あなた達が遺産のことで揉めている話を聞いて相続税とかどうしているかなって
(莉杏)細かいことは砂原さんに任せているので問題ないっすよ
(飯島)ならいいんだけど。この前、偶然ね、知り合いの人が、莉杏くんのこのおはぎをお土産でくれたの。すごく美味しかった。おやじさんのおはぎの味がしたわ。
帰宅後、家で飯島は悩みます
(飯島)なにしてんだろ、ろくに調査に関わることもできないくせに。そもそもなんで国税局に戻って来たの…
(飯島の過去)
(飯島)どうしたらいいかもうわからなくて
仕事のことで悩んでいた飯島、
(新太郎)長い間、商売続けていると、いい時もあればコテンパンにされる時もある。それでも続けるしかねぇ。そうしなきゃ、続けなきゃ分からないことがある。がきの頃からおはぎを作り続けてきた。40年作り続けて来てようやくおはぎの本当の作り方が分かった気がするんだよ
翌朝。
米田と笹野は、米田の故郷、新潟に出向き、「シン・FUKUHAGI-&」にもち米を卸している業者の、中宮に話を聞くものの、門前払いを受けました。
(笹井)ここですね、シン・FUKUHAGI-&にもち米を卸している農家。とりあえず話だけでも聞かせてもらいますか
(米田)突然お伺いしてすみません、東京国税局の者なんですが、少しお話を
(中宮)役人に話すことなんてありません
(笹野)僕ら嫌われているみたいですね
近所の女性、権田に声を掛けられました。
(権田)あんた米田さんとこの正子ちゃん。役所に勤めてるって聞いたけど、冬休み?
(米田)実は中宮さんのことでお伺いしたいことがあって
(米田)あそこの夫婦は、近所の連中とも付き合いがないってさ。福はぎ庵の人くらい厚意にしているのは。鷹羽さんとこのせがれの紹介らしい。
(米田)政治家の。この辺は鷹羽一族の選挙区なの
(笹野)地元にお金を渡す橋渡しに一役買っているわけですか
(権田)聞いた話じゃ卸問屋も挟まないで直接取引してるんだってさ
(笹野)それはいかがわしいですね
(米田)今でも鷹羽はそこに出入りを?
(権田)さぁただ最近、黒塗りの車がよう来ないから関係あるのかね
米子と笹野は、シン・FUKUHAGI-&の実態を権田から聞き込むことに成功しました。
(笹野)鷹羽の名前は結構、地元に根付いているんですね
(米田)帰りに寄り道していってもいい?
米田が向かったのは実家でした。
(正子の父 田次)どうした急に
(米田)仕事。体調は
(田次)まぁまぁだ
(米田)また来るんね
(田次)おい、仕事なんざこっちだっていくらでもある。いつでも帰って来いよ
笹野が待つ車に乗る、米田。
(米田)帰るよ
(笹野)もっとゆっくりしていっても良かったのに。福はぎ庵の所得税、問題なく収めていました。とりあえず帰りますか
飯島はまた、山野辺家へ出向き、透の父、
(山野辺家長男 透)どうしたんですか?ついこの間も来てくれたばかりなのに
(飯島)ずっと聞きたかったことがあって
山野辺家は、病気の妻、薫(西原亜希)がいました。
古町は、不動産関係者の調査に躍起になっていた、「がさ入れの魔女」時代の、飯島の話を優香に聞かせるのでした。
(優香)作久子さん今日もさぼりですか
(古町)なに気になるの?
(優香)うざい
(古町)僕が思うに、あの件に関係しているんじゃないかと思うんだよねー。作久子さん、ある不動産関係者の調査に躍起になっていたらしいだ。元々、持病があったらしく、がさ入れによる過度のストレスから持病の発作が出たんだって。その一見以来、がさ入れの魔女は見る影もなくなって。噂じゃ今もその家族の見舞いに行ってるらしいよ。君が見たのは息子さんなんじゃない?
当時、調査した不動産関係者に、山野辺がいました。
(山野辺)済みません、具合が悪いんで後日に
(飯島)すぐ済みますから。
飯島が、不正を指摘した時、山野辺は突如、持病の発作が起こって亡くなってしまったのです。
透の葬儀の時、彼の妻の薫(西原亜希)に責められた、飯島。
(薫)夫を返してください。夫はたしかに悪いことをしたのかもしれません。でも誰かを殺したんわけじゃない。なのにあなたには夫の命まで奪う権利があるんですか!あなたに!そんな権利あるんですか!
原因は、がさ入れによるストレスでした。
それ以降、飯島は贖罪のように、山野辺家を訪れていました。
飯島は、山野辺家の薫と透に言いました。
(飯島)正しく集めて正しく使う。それが私達の仕事の正義です。そのためとはいえ、誰かの人生を奪い、壊していいはずがない。私は苦しさから逃れるため税務署にも異動願いを出していました。
(透)作久子さん、父の葬儀で、母が泣いていて、僕はわけわからずおはぎを食べたことを覚えています。母が黒い服を着ていて、なぜか泣いていて、それ以来、知らないおばさんが家に来るようになって。すごく楽しみでした。美味しいおはぎやお菓子を持ってきてくれるから、いろいろ理解できるようになって、父のことを聞かされた時、あなたを恨む気にはなれなかった。父は悪いことをして、あなたは自分の仕事を全うした、それだけです。
(薫)息子とあの日の話をしていたんです。葬儀の後、息子はほとんど覚えてないんですけど、家でおはぎを食べたことだけは覚えているって。息子に言われて気が付いたんです、もう前に進むべきだって。私達のことはもう大丈夫ですから、あなたもどうか。
山野辺家と飯島はようやく和解することが出来ました。
複雑国税事案処理室に戻る米田と笹野。
(笹野)優香さんまた定時で帰宅?
(古町)さっきまでいたよ。ああ見えて実は気にしていたんじゃない?作久子さんに言っちゃったこと。出張の成果のほうは?
優香は古町から作久子の事情を聞き、自分の軽はずみな発言が傷つけてしまったと気にしているようでした。
(笹野)実は福はぎ庵とシン・FUKUHAGI-&どちらも原料の卸元が一緒だったんですよ。実はあの2人、揉めているように見せて共謀しているのかも。
後日、米田、笹野、優香は、福はぎ庵へ向かいました。
(笹野)どうしても許可してもらうわけにはいきませんか?
(亜紀也)いくら国税局の方でも、突然、押しかけて作業場の中までというわけには?
(優香)もう出直しましょうよ
亜紀也に、作業場の中まで家宅捜査することを躊躇します。
(笹野)では一点だけ、話を聞かせてください。どうして敵対しちえるはずの弟さんの店ともち米の取引先が共通なんですか?
(亜紀也)新潟の中宮さんのことなら先代からの付き合い委でうちとの取引のほうが先なんです。寧ろ弟のほうに聞いてもらえますか?
後から、作久子も駆け付けました。
(飯島)東京都国税局、飯島作久子と申します。あなた方の身の潔白を証明するために来ました。
(亜紀也)作久子さんも国税局員?
そこへ、事情を知った、莉杏が苛立って到着しました。
(莉杏)なにが身の潔白だ。疑ってなかったらがさ入れなんてするはずないだろ!
(砂原)莉杏さん間に合ってよかった
(亜紀也)俺達、親子のこと騙し続けていたわけですか?
(莉杏)どうせ断ってでも力づくで調べられるんだろ
(飯島)いいえ、我々の調査は任意が条件です。今言ったとおり、お2人の身の潔白を証明したいの。本当よ。亜紀也くん、莉杏くん、私を信じて。
亜紀也と莉杏は飯島を責めます。
(米田)それは建物内から店舗部分まですべての調査を許可したということでよろしいでしょうか。明示の承諾を得ました。では収穫を始めます。
(古町)着手
飯島は、新太郎から明治時代から使う大事な素材が入った壺を見つけました。
(新太郎)これは、創業者の代から代々付け足しながら使い続けてきたザラメだ。
(飯島)明治時代から?すごいですね
(新太郎)価値なんかつけられねぇよ
(飯島)これお調べしてもよろしいでしょうか?
(砂原)この店の命であることはご存じですよね?
飯島は、壺からザラメを取り出して、調べます。
(笹野)どうですか?
(飯島)それらしきものは何も
(砂原)これで満足ですか!
(莉杏)そもそも兄貴がいない間にこんななったんだろ。俺がいない間になにしてたんだよ!
(亜紀也)なにもかも俺に押し付けた奴が偉そうなこと言うな
(莉杏)俺は冷静に話し合おうとして呼んだんだよ。
(亜紀也)お前は何も分かってない。あのくだらない駄菓子のために店の金いくら使ったんだ!
キャバクラに亜紀也を呼び出し、キャスト達に、試作品の「おはぎタワー」を振舞っていた、莉杏。
それに店の金が勝手に使われたと思い込んでいる亜紀也は怒って帰ってしまいました。
(亜紀也)それはこっちのセリフだよ。俺は結果出しているんだ。お前のエゴのせいで、いくら使ったんだよ
(砂原)作久子さん自分のしたことが分かりますか!あなたがこの家も家族もめちゃくちゃにしたんだ!
砂原の言葉に、山野辺家でのトラウマが蘇る、飯島。
動揺する彼女に厳しくも温かく寄り添う、米田。
(米田)立ち止まってはいけません。続けましょう。
砂原は善良的に見えましたが、優香が仕事用の彼のヘルメットを拾い上げた途端、態度を急変させました。
彼のヘルメットから現金が入った袋が見つかりました。
(砂原)それに触るな
(米田)砂原さんどうして慌てたんですか?
(砂原)別に慌ててなんか
なんと、事務所で調査していた古町は、砂原が番頭の立場を利用し、大豆や小豆の物価高騰にかこつけて、簿外取引をしていた実態を掴みました。
そのことをすぐ、米田に報告します。
(古町)北海道の十勝税務署から、連絡が来て、米田くんが言ってた通り、ここ数か月、大豆や小豆の価格高騰で、各農家に税務署の調査が入っていたみたい。その中のある一軒の農家に、簿外取引があることが判明した。取引先、どこだと思う?福はぎ庵。納品書には番頭の砂原のサインがあった。いやー事務所で寂しく待っていた。
(笹野)全ては番頭の立場を利用してあなたが横領していたんですね
(米田)もち米の卸先である中宮さん宅を訪れた際、国税という言葉に過剰な反応を示しました。恐らく懇意な関係の何者かによって口封じされていたのでしょう。どうやらあなたのご自宅も徴させていただく必要がありそうですね。
(笹野)仲介業者を挟まずに直接取引していたのは中抜きをするため。実際よりも高値で仕入れたように装い、キックバックを受け取っていた
(優香)お得意先の支払いは現金のみ、古き良き観衆を利用して、中抜きなんてせこすぎる
やがて、砂原は醜悪な本性を見せ、容疑を認め舞うs。
(砂原)先代の想いにも気づけず、勝手なことをしている彼らに任せていては、店はいずれ潰れる。作久子さんあなたなたわかるでしょう?誰よりも福はぎ庵のことを考えていたのは私だと。
(飯島)彼らを仲違いさせていたのもそれが理由?それぞれに遺産を使い込んでいるのはあいつだろ吹き込み、自分だけを頼りにさせるよう、仕向けたんですよね。
(砂原)この店はな、私が後継者になるべきなんだ。そのために脱サラして弟子入りまでしたのに、いつまでもベビーシッターのみたいなことばかりさせやがって!あのたぬき親父。なにが、なにが、息子たちを一人前のおはぎ職人にしてくれだ。ふざけるな!
(莉杏)あなたの言う通りだ。
(亜紀也)店の金を勝手に使い込んだのは許せません。でも、それを見て見ぬふりをしてた僕達にも責任があります。砂原さんは悪いことをしました。番頭がしたことは店主である私に責任があります。
(砂原)知ってたんですか?
なんと、亜紀也は砂原の脱税を最初から見抜いていました。
(亜紀也)収支が合わないことは何度かありましたから。
(莉杏)俺達は福はぎ庵を継げる器じゃない。俺が店を出たのも重責に耐えられなかったからだ。
(亜紀也)お前はこの店に関係ない
(莉杏)この店のどこに払う金があるんだよ
(米田)あのいいですか?税金を納めるのは国民の義務です。店主に相応しい人間になりたければそこから学び直すべきです。脱税の上に成り立つ幸せを認めるわけにはいきません。
(飯島)庇いたい気持ちはわかるけど、砂原さんのしたことはれっきとした横領罪なの。
(亜紀也)僕達はどうしたらいいんですか
(莉杏)教えてくれよ
続けるしかない。親父さん言ってた。40年作り続けてやっと、本当のおはぎの作り方が分かったような気がするって
(砂原)あなたはそんな先代が守り続けてきた店を潰そうとしたんだぞ?正しい事だと胸を張って言えるのか?
(飯島)それを確かめるためにこの仕事を続けます。
こうして、和菓子屋「福はぎ庵」常務取締役、砂原繁が、追う税に伴う所得隠し税が4940万円であることを無事、暴いたのでした。
間もなく、海外事業に店を売却、店の立て直しを図るため、再出発するのでした。
古町は、砂原の家を家宅捜査して、ベッドに横領した金をため込んでいる証拠を突き止めたのでした。
(笹野)どうでしたか?砂原のアパート。弟の店、海外資本の企業に売却したらしいですよ。福はぎ庵の修正申告に充てて、2人で店を立て直すために。
(古町)びっくりしたよ。まさか札束のベッドを実際にこの目で見られるとはね。じゃあはからずも親父さんの思い通りになったわけだ。
(米田)今日は一段とお美しいですね
(飯島)今更気付いた?
(古町)がさ入れの魔女のご帰還だ。
(飯島)この前は有難う
(優香)あ、そういうのいいんで
米田は自身が国税局で働くきっかけとなったトラウマが蘇りました。
(米田の母、房代)あなた!待って!あなた!
パトカーに乗せられていく父を見ていた中学生時代、警官に取り押さえられる母の姿を。
おコメの女~国税局資料調査課雑国室~2話感想・みどころ
老舗和菓子屋の兄弟に起きた蟠り。
兄弟のどちらかが「黒」かと思いきや、番頭だった予想外の展開が面白かったです。
脱サラしてまで弟子入りし、萩原家に尽くすことで、店を継ぎたかった、砂原。
若い双子の兄弟のことも、情に厚い店主の新太郎のことも見下していた彼の欲望は打ち砕かれ、爽快でした。
本日のエピソードでは、「がさ入れの魔女」と呼ばれた、作久子にもフォーカスが当たっていましたね。
かつて自身のがさ入れ調査がきっかけで、目の前で、ターゲットだった山野辺が持病の発作で急死。
罪滅ぼしとして、山野辺家の仏壇に手を合わせ続けていた、飯島。
山野辺家の薫と透が、許してくれた場面は涙腺が緩みました。
福はぎ庵の脱税の実態を調べる時、砂原が家族をめちゃくちゃにしたという発言で、飯島の心が揺れたものの、信念を持って捜査を続けた甲斐がありましたね。
今回のストーリーは、飯島も、萩原家の和菓子職人の兄弟、亜紀也と莉杏が過去から更生し、一歩踏み出す、邁進を描いていると思いました。