明日はもっと、いい日になる

明日はもっと、いい日になる3話

明日はもっと、いい日になる3話あらすじネタバレ

「お兄ちゃん、奏夢」

「叶夢くんよかったね」

「遊ぼう」

「なんでリズムくんのこといてくれなかったんですか」

「いや言いましたよ」

「メールか」

「桐谷君を今後は挟まないでください」

夏井翼(福原遥)の元に、浜瀬市相談所が一時的保護している安西叶夢(千葉惣二朗)と安西奏夢(小時田咲空)の母、安西夢乃(尾碕真花)が乗り込んできました。

「返せよ!あんたでしょ?リズムとドリム連れて行ったの誘拐だからね」

「私達がいなかったら奏夢と叶夢くんは危なかったんですよ」

「子どもを返せ!あんたのせいでぶっ壊れてた」

「一時手当だと、補助金もらえないからね」

翼に掴みかかる夢乃に、蔵田(林遣都)、聖夜(濱尾ノリタカ)、蜂村(風間俊介)は、2人の間に割って入ります。

「一時保護でしょ?」

「定職にはついてらっしゃらないですよね」

「生活保護を受けるのは」

「生活保護でも何でも受ければいいじゃん」

蜂村は現状を伝えるため、夢乃と話し合い、子供を引き取るにはまず、生活を安定さ焦る必要があることを伝えます。

そんな折、相談課に育児相談を希望する電話が入ります。

蜂村の指示で、面接に同意することになる翼。

3歳になる一人娘、愛菜の発育の遅れに悩む、屋島美穂(富田望生)からでした。

「はい、3歳で愛菜というんですが…他の子どもに比べて成長が遅い気がするんです。好き嫌いも多いし、身長も体重より平均より下回ってて」

「あの年頃なら好き嫌いがないほうがおかしいですよ」

「スプーンの練習をさせても覚えないし、あまり話をしてくれないんです。母親なのに子供が何を考えているか分からなくて」

「子供の成長はそれぞれだから大丈夫」

なんと、美穂は翼の小学校時代の同級生でした。

「すいません。夏井さんだよね?」

「美穂ちゃん?やっぱそうだったんだ。似てるなと思ってたんだよね」

「お知合いですか?」

「小学校の同級生で」

「夏井さん、刑事さんになってたんじゃ」

「まぁいろいろあって聞かないで」

夏井は相手に入れ込み過ぎるので、野良(小林きな子)は注意します。

「夏井さん、あくまで私達は相談者だから」

「家庭訪問したほうがいいと思います」

「僕も相談いったほうがいいかと思います」

その頃、愛菜が好き嫌いで夕食のピーマンを食べなかったり、旦那の帰宅が遅かったり、トイレを教えなかったりと、精神的疲労を感じる、美穂。

翌日。

家庭訪問に伺う、翼と蔵田。

「トラックの運転手でね」

「子育てに悩んでいるお母さんが子供を預けられるショートステイとかありますよ。どうでしょう?一度利用してみれば」

「こういうのってもっと忙しいお母さんたちが利用しますよ?」

「いつもこうなんです。どんなに教えてもこぼしちゃって。まだおむつも外れてないし、おかしいですよね」

「診断を受けてみませんか?」

「なにかあの子問題があるのでしょうか」

「肩が凝るようになってましたよね。睡眠安定剤も服用していますよね?慢性的な肩こり、睡眠安定剤、育児ノイローゼは特別なことじゃありません。愛菜ちゃんのためにも受けてください」

「ごめんね、他のママより上手にできなくて。夏井さんみたいに友達も多くなかったし、結婚して愛菜が生まれてこの子のお母さんだけでもうまくやろうと思ってた。どこかでね私のほうがおかしいと思ってた。でも違う違う、やれてる、お母さんだけはできてるって、そう言い聞かせてずっと愛菜のせいにしてた。ありがとね。誰にも話せてなかったから少し楽になった」

「美穂ちゃん」

「明日、休みなんだけどさ、ちょっと付き合ってくれない?」

2人を小規模の遊園地へ誘った翼。

「夏井さん、ありがとね。お母さんが作ってくれた給食袋取り返してくれて嬉しかった」

「あのときのことがあったから刑事になりたいと思ったんだ。今は児相に出向中だけどね」

愛菜も表情が出て、家にいる時よりも笑顔が出ました。

しかし、愛菜はほかの子供のぬいぐるみを欲しがりました。

「あれはお友達のだから駄目だよ?今度買ってあげるね」

「うわーん…うわーん…」

「ごめんね、ごめんね、今度買ってあげるから」

「美穂ちゃん?」

「ああ、ごめん、愛菜がぐずっちゃって。ありがとう、楽しかった。明日からもまた頑張れそう」

「ねぇ相談者として、深入りしないようにといつも言ってますよね。人の気持ちが分かったようにしないでください」

「児相としてではなく、友達としてです。心配で、息抜きが出来たらと思って。児相として深入りしていません」

「まぁ次からは相談してほしかったな」

向日葵も優しく、翼を注意するのでした。

間もなく、美穂の家から子供が朝からずっと泣き叫んでいるという通報がありました。

「美穂ちゃん?美穂ちゃん?…愛菜ちゃん」

愛菜が一人で大泣きしていました。

「いらっしゃいますか!」

「親御さんへの連絡は?」

「警察には通報したんですけど」

「お父様は仕事で地方に行って帰りは夜遅いそうです」

「愛菜ちゃん、お腹空いているみたいだけど、アレルギーとかないかな」

「美穂ちゃんも頑張るって」

「一時保護の準備はします。あなたが言わせたんじゃないですか!あんな幼い子を置いていくなんてネグレクトですよ。一緒に頑張ろうなんて彼女をあなたが追い詰めたんですよ!」

「愛菜ちゃんのためにも一時保護の検討は必要だと思うよ。夏井さんはいったん待機しててもらおうかな。このケースに、これ以上関わらせるわけにもいきません。もっと僕が早急に判断するべきでした。申し訳ない」

鉢村(風間俊介)にまで、待機を伝えられた、翼。

課長兼保育士の南野(柳葉敏郎)に愚痴を聞いてもらう、翼。

「しばらくここを手伝ってもらえないかな?鉢村君には僕から言っておくからさ。でも驚いたね、蔵田君があそこまで怒るなんて」

「いえ、私が悪いんです。深入りするなって言われてたのに」

「彼にも昔、同じことがあったんだよ。僕が所長をしていた児童相談所の時、彼当時、経済的に困った家族を担当されていてね、生活が安定するまで、子供を一時保護するべきだという意見も出ていたんだけどね、彼、親子を一緒にいさせてあげたかったんだ。毎日残って、どうすればいいか考えて、何度も何度も家を訪ねて話を聞いて、だけど、児相に支援してもらうことを快く思ってなかったその家族にとって、一緒に頑張ろうっていう言葉が負担になったのかな…ある日、突然、姿を消しちゃって。それからかな、彼が慎重すぎるほど慎重になったのは。彼はいまだに助けるって何なのかを探してると思います」

蔵田も、翼と似たようなことを斎藤に思っていました。

「僕にできることは全部してあげたいなと思って」

「蔵田さん、済みませんでした。わたしの軽率な行動で美穂ちゃんと愛菜ちゃんを傷つけてしまいました。もし、美穂ちゃんが戻ってこなかったら…どうすれば2人を一緒にいさせてもらえますかね?」

「それが彼女の選択なら僕たちに出来ることはありません」

「でも…助けたいんです」

「またそれですか」

「美穂ちゃんと愛菜ちゃんはどうしたら戻ってくるのでしょうか?教えてください」

かつては蔵田も他人の家庭に深入りしすぎて、担当した家族が失踪したことを思い出しました。

「申し訳ありませんでした。僕のせいで、僕が深入りしすぎてしまったせいで」

「管轄先が引き継げれば引っ越し先が分かるんだけどな」

倉田はあの頃の自分と、夏井が重なってジレンマを抱えます。

それでも、愛菜と美穂を探しまわっていました。

「屋島さん」

「ごめんなさいごめんなさい」

「ちょっと買い物に出ただけなんですよね!愛菜ちゃんのために」

「朝ご飯に細かく作ったピーマンを入れたんです。愛菜が泣いて嫌がって、で、あの子、野菜苦手だから、おむつきれていることに気付いて、だめだけど、今から買いに行かないとそれで…でもおむつを買いに行ったら、足が動かないんです。子供を置き去りにした…ごめんなさい、ごめんなさい」

「あの、愛菜ちゃんを一時的に預かります」

「そんな母親なのに」

「いいんです」

倉田は美穂を落ち着かせて帰社しました。

「愛菜ちゃんのお母さん見つかりました。だいぶ、混乱していたようなので、自宅に戻って休んでもらっています」

「本当に有難う御座いました」

「別にあなたのためじゃありませんから」

その後、蔵田は美穂の夫と面談し、今後について話し合うことにしました。

「美穂の代わりに、僕が面倒みます」

「お仕事と両立は出来ますか?普段、育児を奥さんが担当していますよね?」

「仕事はしばらく休みます」

「本当に大丈夫ですか?」

「慣れない環境で、今度はお父さんまで追い詰められてしまいますよ。もしそうなってしまったら今よりも愛菜ちゃんの育児が困難に…」

「じゃあ!どうしたらいいですか」

「我々が一旦お預かりします。だから今は美穂さんを支えてあげてください。二度と同じことが起こらないように」

翼は、施設の子供たちが変顔をして励ましてくれたり、愛菜の成長を施設で見守ることにします。

ふと、南野が施設を巣立っていく子供たちや、その保護者に向けた成長を綴るノートに目を止めました。

「ジョーさん何書いてるんですか?」

「ここを出ていく子供たちに渡してる。何か大きなことがあるわけでもない何気ない毎日だけど、親御さんも知りたいと思ってね。どの1日も子供たちにとって大切な1日だから」

「あの愛菜ちゃんの1日を私も書いていいですか?」

「勿論」

蔵田は、向日葵の作業を手伝いました。

「手伝うよ。仕事忙しいんでしょ」

愛菜は着替えが出来たり、本を元の場所に戻したり、食べ物をこぼしても食べれるようになりました。

児童相談所では、夏井が子供に干渉しすぎない様子を先輩職員の向日葵や、鉢村、南野は見守ります。

「どうですか?夏井さん」

「愛菜ちゃんには超近づかないようにしています。今の自分が何が出来るか考えて愛菜ちゃんの毎日を記録しています」

「ちゃんと反省してるみたいね」

「蔵田さんこれ、美穂ちゃんに渡してもらえませんか?」

「お断りします。スケジュールが詰まっているので。今の屋島さんには必要なものかもしれません」

「みんな忙しいから翼ちゃんだけになるかも」

「みんな忙しくて動けないからね」

「やらかしたからって担当外すのは」

「みんな色々言ってたのに…ずるい。もう~分かりましたよー行ってらっしゃい」

みんなが後押ししたおかげで、鉢村は翼が美穂に関わるのを許可しました。

「有難う御座います」

そして、美穂に愛菜の近況を綴ったノートを渡します。

「これ、愛菜ちゃんのノート。愛菜ちゃんの成長が書かれてるから」

「ごめんなさい、私には見る資格ない」

「お願い、一緒にきて」

児童相談所に美穂を連れてきた、翼。

「夏井さん、ここで何を?」

「準備できました」

「今日は特別にここで食べようか」

「うん、いただきます」

なんと、愛菜はピーマンを食べられました。

「どうしてこんなふうに上手に育てられるんですか?私なんか何度教えても駄目だったのに…ネットで調べても、育児書見ても何もできなくて…」

「そんなの見なくていいんですよ。あの子だけ見てればいいんです。子供も親も一人一人違うんだもの、正解も一つじゃない。愛菜ちゃんが一人で食べられるようになったのは、あなたがちゃんと教えていたってことですよ」

そこには、愛菜が食べたり、歯見飽きをしたり、他の子供と遊べたことが翼によって綴られていました。

「夜寝る前、保育士さんに手伝ってもらいながらパジャマを着ることができました。お友達と仲良くできました。スプーンを使って自分でご飯を食べらっる用にしてました。保育士さんに手伝ってもらって、おとなしくできていました。トイレも報告できました、読み終わった本を元に戻せるようになりました」

「こんなに…できるようになったんだね」

「美穂ちゃんの思いはちゃんと届いてたんだよ」

「お母さん頑張ったね」

「また、この子と暮らしたいって思ってもいいですか?」

そして、美穂は育児書を捨てて、新たに変わろうとしていました。

夫と一緒に、向日葵のカウンセリングを受け、プランを提案してもらい、一時保護が解除されました。

「このような流れでカウンセリングを行いたいと思います」

「いたよ」

「ママ、パパ」

「愛菜、ごめんね、もう離さないから。また夏井さんに助けられちゃったね」

「バイバーイ」

「なに食べたい?」

「何食べようか?」

「オムライス」

翼と蔵田はぎくしゃくしながらも、前に進みます。

「今回も有難う御座います。美穂ちゃんのこと助けてくれて」

「別にあなたのためじゃありませんから」

「蔵田さんって本当はいい人ですよね」

「やめてください。また新人がいなくなるのが嫌ですから」

「今回は夏井さんのような凄く良い人を真似しただけですから。」

「そっか、蔵田さんもついに私を認めてくれたんですね」

「言ってませんよ。事故です、事故」

その頃、翼に怒り心頭の夢乃は探偵、唐木に翼のことを調査させていました。

「相手方を調べさせていただきました。この型で間違いないですか?」

「はい。この女を訴えたいんです!」

夢乃は、翼を目の敵にし、叶夢(ドリム)と、奏夢(リズム)を取り戻そうと動き始めます。

明日はもっと、いい日になる3話感想・みどころ

育児で一杯一杯になり、子供から解放されたい気持ちも、美穂にはあったのではないでしょうか。

本日のエピソードは、そんなごく普通の母親にスポットを当てた回だと思いました。

当初、愛菜は他の子ども達より覚えるのが多少遅く、何度教えても身につかないところや、自分の困ったことが生じると、火が付いたように大泣きしてしまうところは、発達障害を疑いました。

愛菜がどうやったら落ち着くか、どうしたら、食べてくれるかなど、工夫する美穂が母と重なる部分がありました。

私は子供をもつ考えは全くないですが、もし、母親になっていたら、美穂みたいに自分が親でごめんって何度も思うし、翼たちが手を差し伸べても、なかなかその手を掴みにくいなと思いました。

翼が他人の家庭に感情移入してしまうところ、ちょっとおせっかいを焼いてしまうところ、私も実は似たところがあって、失敗しても、様々な家庭の壁に立ち向かう翼を益々応援したくなりました。

蔵田の喋り方はモラハラ夫のようで、ちょっと児相に向いてないなって思いました。

相手のことを思ったとしてもあの声で間違いを指摘されたくはないですよね。

高圧的で、相手を追い込むような喋り方は、彼の親がモラハラだったのかと疑ったくらいです。

かつて、経済的に困窮した家族を担当した際、「一緒に頑張ろう」という言葉が、その家族にとっては、彼の言葉をプレッシャーに感じて、逃げられてしまった真相が明るみになりましたね。

ようやく蔵田の夏井への厳しさの根底に、自分と同じ失敗をしてほしくない思いがあることだけは伝わりました。

そして、叶夢と奏夢のシングルマザー、夢乃が、翼を根に持って動き出しましたね。

彼女を見ていると、子供たちに当初は愛情を持っていたものの、どこかで歯車が壊れたのかもしれません。

そのうち彼女自身の心が泣き続けていると思います。

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