元科捜研の主婦

元科捜研の主婦(おんな)6話

元科捜研の主婦(おんな)6話あらすじネタバレ

(詩織)切るよ、本当に切るよいいの?

大学で、観葉植物に話しかける、大学時代の詩織は、友人の由利(黒川智花)に声を掛けられました。

(由利)それってバクスター効果の実験?植物にポリグラフをつけるとまるで感情があるかのような電位変化が検出される。これオカルトじゃないの?私は坂本由利。

(詩織)自分で検証してみたくて。私は…

(由利)それ分かるな。自分で検証してみたくなるよね。知ってる。科捜研の女でしょ。

吉岡詩織(松本まりか)は、友人、美容メーカーに勤める由利(黒川智花)と再会しました。

由利の娘、坂本真希(前田花)と、詩織の一人息子、吉岡亮介(佐藤大空)は友達になりました。

(亮介)真紀ちゃんが食べたのはこのチョコですか?この飴ですか?

詩織が作った嘘発券機で遊ぶ、亮介と真紀。

(真希)いいえ、いいえ。

(亮介)真紀ちゃんが食べたのはこの飴です。

(真希)正解。交代しよう

(由利)詩織に同い年の子供がいたなんてね。8年ぶりだもんね。ねぇ詩織、本当は何があったの?詩織が科捜研を辞めた要因。子育てのための理由だけじゃないでしょ。詩織、入学式の学生代表挨拶で、ついたあだ名は科捜研の女だよ。せっかく夢叶えたのにもったいない。

詩織が科捜研で働く夢を語っていた入学式の挨拶の話を思い返す、由利。

(詩織)そんなに意外?だって本当に憧れていたんだもん。今、幸せだよ。

(由利)データ主義の詩織がそんな抽象的な言葉を口にするなんて詩織も変わったね。

(詩織)由利だってこんなの見つけてびっくりしたよー。研究職じゃなくても生き生きしている。化粧品の研究開発、百合の夢だったもんね

(由利)これは子育てがあるから一時的。戻るつもり。ごめん、仕事、17時には戻るから。

由利は、急に社長の西条(田中幸太朗)に呼び出され、勤め先の美容企業「ネルア」へ向かいます。

(ネルア営業部 由利の後輩 南咲穂)先輩、今日午後休でしたよね?

(ネルア広報部 由利の後輩 小林桃花)【安田聖愛】また社長の無茶ぶり?無視すればいいのに。

(由利)いいの慣れているし。

男性社員達や社長の西条(田中幸太朗)は、由利にワインや酒のつまみを買うように頼みました。

(西条)悪いね、休みのところ

(由利)それで社長、急ぎの用事って?

(西条)とりあえず適当に食べ物と酒、追加で買ってきて。

西条は由利に雑用を頼むために呼んだのでした。あ、俺、ワインね、ワイン。

(由利)承知しました。

その頃、家出は、真紀が亮介と遊びます。

(亮介)真紀ちゃんも科学が好きなの?

(真紀)まぁね。

すると、真紀は「ちびっこ博士コンクール」に応募して優勝する展望を語りました。

(真紀)これに応募して優勝するつもり。それで将来は科学者になってマリーキュリーみたいにノーベル賞を取るんだ。

(亮介)ノーベル賞?なんか凄そう

子供達の会話を微笑ましく見守る、詩織。

(詩織)皆さん、ご飯が出来たのでお片付けお願いしまーす。

捜査を担当する詩織の夫、吉岡道彦(横山裕)は、殉職した兄、吉岡修一(戸次重幸)の死の真相について一課長、金田(渡辺いっけい)に相談していました。

(金田)厚木市窒素ガス殺人事件?

(道彦)はい、兄の残したものに、事件のことが書かれていたんです。兄は捜査に関わっていましたよね?

道彦は金田に修一が残した手帳に書かれた「4.14」という事件の日付を示す手書きを見せました。

(道彦)ああ。兄が事故現場で言ったんです。もしかして独自に捜査を続けていたのではないかと。冤罪の可能性を疑っていたのかもしれません。

(金田)あの事件は現場に残された証拠と、犯人の自供が揃っていたはずだ。疑う余地はない。

道彦が去ったのを確認した、金田は別の人物に電話をしていました。

(金田)ああ、俺だ。

間もなく、道彦は、由利の会社「ネルア」にて、社長の西条伸也(田中幸太朗)が殺された事件の捜査一課長刑事の太田洋平(八嶋智人)、岡部一郎(入江甚儀)、千葉真紀らと開始します。

熱血漢の岡部が状況を説明します。

(岡部)被害者は美容系メーカーネルラの社長、西条伸也さん。先程搬送先の病院で死亡が確認されました。

(太田)死因は?

(岡部)詳しくは解剖待ちですが、医師の所見によるとなんらかの毒物を摂取したことによる中毒死だろうと。

(太田)毒か

(岡部)新商品のサプリの発表があって、その打ち上げだったそうです。

(道彦)この様子じゃみんな同じものを食べてそうですけど、症状が出たのは被害者だけなんですよね

(太田)被害者が口にした者だけに毒が入っていたってことか。

そこで、太田はネルアの社員みんなを集めて、状況を確認します。

(太田)西城社長だけが、口にしていたものに、なにか心当たりがある方いらっしゃいますか

(桃花)ワイン。あのワインは買ってきたばかりでした。社長しか飲んでいないかと思います。

(太田)買ってこられたのは?

(由利)私です。

(太田)ボトルを開けてグラスに注いだのは?

(由利)私です。

由利を見て、どこかで見覚えがあると思う、道彦。

岡部が興奮した様子で防犯カメラ映像を太田と道彦に説明。

(岡部)この社長と女性が社長室に入り、2人きりで話していたそうです。被害者が倒れるまでの防犯カメラの映像です。

(太田)これさっきの女だな

(千葉真紀)坂本由利さん広報課の社員です。

(道彦)この人、やっぱりどこかで

(太田)怪しいな。すぐに任意で引っ張るぞ。

その頃、由利はトイレの便器に紙と毒物を捨てていました。

(太田)坂本由利さん、詳しい話は署で。

(由利)済みません、子供を友人に預けているので手短にお願いします。

その後、道彦は詩織に由利のことを電話しました。

(道彦)ごめん、大学時代の友達に会うって言ったよね。名前は

(詩織)坂本由利

(太田)何してるんだ行くぞ

警察署にて、由利を任意で取り調べる、太田。

(太田)午後は休みを取ったのに、急に呼び出されたんですよね?腹が立ったんじゃありませんか?被害者が最後に飲んでたワインボトルもグラスも被害者とあなたしか触れてないんですよ。

(由利)なにが言いたいんですか

(太田)社長室で2人きりになった時、グラスに毒を盛ったのではないんですか?科捜研に調べています。すぐに結果が出ると思いますのでもう少しお付き合いください。

(由利)そんなことしてません!

道彦は、由利が科学に詳しいこと、詩織の大学時代の友人だと太田に伝えました。

(道彦)任意なんで今夜はこの辺で。俺にはあの人がやったと思えないんですよ。僕の妻の大学時代の友人なんです。

(太田)あの女は何かを隠してる。もう少しで落ちるぞ。雑用を押し付けられてカーッとなったんだよ。そして隠し持っていた毒を社長のグラスに入れた。

(道彦)いくら科学に詳しいからって毒を持ち歩くかな。

(太田)そう。科学に詳しいからこそ毒を巧みに使って…えー早く言えよ、馬鹿。身内だからって私情を挟むなよ?

(道彦)俺も初めて会って。

岡部が仮想県と連携をとったものの、由利は帰されました。

(岡部)太田さーん

(太田)ワインから毒物出たか?

(岡部)出ませんでしたー

(太田)とりあえず今日は帰ってもらえ

その後、由利は詩織の家に戻ることができ、詩織が出迎えます。

(詩織)お疲れ様。なんかあった?

(由利)ちょっとトラブルがあって。有難う、助かった。

(由利)ごめん。タクシー呼ぶ。

(詩織)2人ともすごく楽しそうだった

ふと、肩についたゴミを払った詩織に由利は誤魔化しました。

そのゴミはユーカリの葉でした。

(由利)ただのごみでしょ

詩織は科捜研の元同僚で友人の北村さくら(島袋寛子)をはじめとした科捜研メンバーの倉田歩人(大内リオン)所長の小沢晋作(遠藤憲一)らと協力し、独自の捜査を開始。

(さくら)被害者の体内から検出されたのはアコニチン。所謂トリカブトの毒です。即効性の高い毒で、致死量を摂取すると10分から30分ほどで発症する。

なんと、西条の体内からはアコニチンが検出されました。

(千葉真紀)毒が何に入っていたか分かりましたか

(さくら)やってますけど調べる者が多すぎですよ。今日も残業か。

(岡部)今日もお願いします

(小沢)倉田くん、さくらくんの帰宅時間、君にかかってるよ

小沢はさくらの勤務時間を配慮することを倉田に提案しました。

(倉田)アコニチンの症状が出るまで時間を考慮して被害者が倒れる30分前に絞って映像を拡大、鮮明化しました。被害者が口にしたものは大体、特定出来たと思います。

(さくら)でかした

(小沢)それとさ、なにか食べ物に混入している人物がいないか特定できないかな

(倉田)あまり期待できないと思いますよ。死角もあるし、そもそも社長室にはカメラがないので。

(岡部)やっぱり怪しいのは社長室だ。

太田と道彦は社長室を調べます。

(太田)ワインじゃなきゃ別のものに毒を入れたはずなんだが。

(道彦)でもこの部屋に飲食物はなかったそうですよ。

そこへ奥田が訪問してきました。

道彦と太田は、西条の件で部長の奥田幸恵(馬場英里何)を訪ねます。

奥田は昨日、午後から出先で打ち上げのことは全く知らなかったというのです。

(奥田)昨日は午後から外に出ていて打ち上げのことは知らなかったんです。夕べ、連絡をもらって驚きました。社長は特に変わったことは。坂本由利さんは特に社長のお気に入りでしたよ。いつもそばに。

(道彦)新商品発表会の打ち上げだったんですよね

(奥田)はい。動画サイトでの生配信だったんですが。

配信動画を太田と道彦に見せる、奥田

(道彦)配信は午11時ですよね

(奥田)はい、社長はその後、地方出張の予定でした。でも配信が好評だったので気をよくしたらしくて。

(道彦)社長に恨みを抱いている人物に心当たりは?

(奥田)ワンマンでしたので反感を買っていた部分はあったかと思います。でも殺されるまでは。

(太田)坂本由利さんはどうでしょう

次に、由利の同僚、桃花と南咲穂に話を聞きます。

(同僚 桃花)社長の下で働くの大変だった。人使い荒い方でしたから。

(太田)坂本由利さんは元々、研究職だったんですよね?

(桃花)ええ、子供が生まれた後、社長が異動させたんですよ。シングルマザーの美人広報とかって持ち上げられて。悪い扱いでもなかったと思うけど。

(南咲穂)本人は不本意だったと思います。働き次第で研究職に戻すって約束だったから頑張っていただけで。

(桃花)あの社長がそんな約束守れるはずないのに

(太田)坂本さんが研究職に戻れると信じて理不尽な雑用にも耐えていた。

由利の同僚たちに話を聞いた後、道彦たちは、由利が西条の愛人ではないかという線を探ることにしました。

(真紀)科捜研からの報告です。食材や食器類から毒物は検出されませんでした。

(岡部)やはり犯行のチャンスは社長室しかないっすね

(太田)決まりだな!毒物の知識、動機、犯行のチャンスすべて揃っているのは、坂本と由利

(太田)食べ物じゃなきゃそのままだ。サプリメントの試作品だかなんだか適当な理由をつけて飲ませたんだ。

(道彦)仕事なら分かりますけど打ち上げ中にいきなり渡されて飲むかな

(太田)親しい関係ならどうかな

(岡部)親しい関係って…愛人?

(太田)坂本由利は社長のお気に入りだった。

夜、道彦が帰宅すると、亮介がレインコートにフェイスシールドをつけていました。

亮介はひどい卵アレルギーで、卵に触ることすらできないので、詩織が用意したのです。

(詩織)これよ!これ!子供達の自由研究を募集しているんだって。真希ちゃんが亮介を共同研究者に誘ってくれたの。

(亮介)卵の実験するんだ。でも、僕、卵触れないからお母さんが防護服を用意してくれたんだ。

(道彦)真希ちゃんって幼稚園の友達?

(詩織)由利の娘だよ。由利がどうかした?

ふと、亮介が詩織が渡したポリグラフのおもちゃで遊んでいました。

(亮介)ポリグラフ、嘘発見機だよー

亮介に優しくポリグラフ検査について説明する詩織。

(詩織)ポリグラフ検査はね、正確には嘘発見器じゃないの。質問にドキドキしたり、手に汗かいたり、体の正直な反応でその人が本当は何を知っているのか探す検査なんだよ。

(詩織)電子工作で造ったおもちゃ。ねぇもしかして今担当している事件って由利が関わってる?その慌てぶり。

(亮介)ドキドキしてるー。ドキドキしすぎ

亮介を寝かせた後、由利が容疑者になっている詳細を道彦から聞く詩織。

(詩織)そう…。由利が容疑者に。

(道彦)彼女がやったとは思えない。でもキャンディーが。彼女、帰り際にキャンディーを2つバッグに入れていたんだ。子供達へのお土産なんだと思う。社長に毒を飲ませた直後にそんなことするかなって

(詩織)ねぇお願いしたいことがあるんだけど。

(道彦)調べようと思ってる?

(詩織)だめ?

(道彦)もし由利さんが犯人だったらどうする

(詩織)積み上げたデータがが由利を犯人だと示していたら私はその通りに報告すると思う。データと同じくらい、あなたの直感を信じたい。

その後、さくら(島袋寛子)に由利が持っていたユーカリの葉の成分を渡します。

(さくら)友達のポケットにこれが?

(詩織)乾燥したユーカリの葉だと思う。これの成分と。

(さくら)今朝、おたくの新米刑事が届けに来たものと成分を照合すればいいのね。

(詩織)話が早くて助かります。これは…カプセル?

(さくら)ネルアの新製品のサプリみたいね。腸溶性だから胃で溶けずに腸で溶けるんだって。分析完了。詩織の仮説は当たっていたね。

その頃、由利の同僚の小林桃花を事情聴取する道彦と岡部。

(道彦)社長のスマホの通信履歴を調べたところ、あなたと密に連絡を取り合っていたことが判明しました。小林桃花さん。西条さんと交際していましたよね

(桃花)だったらなに?

(岡部)あんたなら毒を薬と偽って被害者に飲ませることも、可能なんじゃないのか。あんたが毒を入れたんじゃないのか

(桃花)それは無理。だって社長、毒の事知ってたわよ。打ち上げの前に出張用のカバンの中から見つけたの。

【回想シーン 毒殺される前の西条と桃花】

桃花は、出張に向かおうとしていた西条の元に、謎の遺書と毒物の小瓶を見つけました。

西条は出張を取りやめて特に気にしませんでした。

(桃花)出張なんかやめてパーッと打ち上げでもやろうよ。ねぇやろうお願い。

(西条)よし、出張やめ!なんだこれ。もう充分楽しんだ。この世に未練はない?まるで遺書だな

(桃花)毒だったりして?

(西条)毒?

(桃花)出張準備は由利が用意していたから、由利を疑った。いい気味だなと思って。

(道彦)いい気味って

(桃花)いい気味じゃん。子供いるからって特別扱いで。美人広報とか言われてちやほやされてさ!

桃花と社長の西条は奇妙な遺書と毒物に気付きました。

西条はすぐ由利を疑いますが、由利は否定します

(由利)私じゃありません

(西条)本当だな、まぁ気にすることもないか

そこで、桃花の話から、太田、道彦、真紀、岡部は独自の考察をします。

(道彦)犯人の計画なら自殺に見せかけるつもりだったんでしょうか。

(太田)そうだろうな、出張先で倒れて手荷物から遺書と毒が見つかれば自殺と判断される可能性もある。だが、パーティー好きの社長のせいでその計画が狂った。

(道彦)もし計画通りなら犯人はいつ毒を飲ませるのでしょう。

(岡部)アコニチンは即効性の毒。出張前に飲ませるのは早すぎます。

(太田)現場から遺書と毒物を持ち出した犯人がいることは間違いない。そいつを探すぞ。

由利の上着のポケットにあったユーカリの葉は、西条がいつも社長室で使うドライのアプリでした。

そのことを詩織は道彦に相談します。

(道彦)そっちはなにかわかった?

(詩織)由利のポケットから落ちた葉っぱの香りは、やっぱりアロマオイルだった。ユーカリの葉。アロマオイルの成分。どちらも社長室のドライアプリと一致した。問題はなんでそれが百合の上着のポケットに入っていたのか。

(道彦)由利さんが証拠を持ち去った?

納得がいかない詩織は、科捜研に行きますが、気遣う小沢の優しさに即家に帰ることにしました。

(小沢)師匠、友達の事件なにか掴めた?どうした?気になることはとことん調べる。それが師匠でしょ

(詩織)今日は帰って亮介の実験を手伝うんです

(小沢)師匠も家では実験助手か。うちはなんでも協力するから頑張ってよ。

小沢の温かさに感謝する、詩織。

その様子を睨むようにしてみる、副所長の加藤(小手伸也)の姿がありました。

その後、詩織は亮介と真紀に、卵をお酢につけ、空の主成分炭酸カルシウムの効果を伝えます。

(亮介)(真希)スケスケ卵だー凄いー

(詩織)卵を酢につけておくと、卵の主成分である炭酸カルシウムが、酢に含まれる酸っぱい酢酸と反応するの。そしたらね殻が少しずつ少しずつ溶けて、最後に中の卵角膜だけが残る

(亮介)卵角膜が解けたら小さくなるはずなのにどうして卵殻だけが残るの

(詩織)不思議だね

(亮介)もっと調べてみようよ

(真希)うん

由利と詩織は事件の話をします

(由利)ねぇ旦那さんから聞いてるんでしょ。事件の事。黙ってみてるだけの訳がない、私が知っている詩織なら

(詩織)私には特別な才能はない、ただ好奇心旺盛なだけだ。

(由利)アインシュタインの言葉だ。

(詩織)大学の時、好きな言葉だって教えてくれたでしょ。分からないことはとことん調べる、これが科学者。これをただのゴミだって、由利は決めつけた。それが、とても由利らしくないなって思った。ねぇ由利なにを隠してるの?私達は科学者でしょ。真実を歪めることはできない

(由利)詩織、刑事みたい。科学者じゃない!私は広報、詩織は主婦。

(詩織)それでも科学が大好きって気持ちは変わらない。

(由利)そうだよ。だから必死になって研究職にしがみついてきた。旦那に逃げられても子供が出来ても。それが私の夢だから。でもね思いだけじゃどうにもならないことってあるよ。夢を叶えて家族の為にその道を捨てた詩織は分からないよ!私には選ぶ余裕なんてなかった。

その夜。

(道彦)これ亮介が作ったんだ。なんで膨らんでるの?詩織

(詩織)ああ、答えはね、浸透現象。この薄い卵角膜は半透膜なの。卵の中身のような大きな分子は通さないけど、水を通す。お酢は90%以上が水分だから、浸透圧によって水だけが中に入って卵が膨らむ。だから穴を開けると。…浸透圧、ごめんちょっと出てもいいかな。

(道彦)任せて。

(道彦)(詩織)スイッチ!

詩織は再び、科捜研に戻り、さくらと倉田と西条の腸の中に残ったカプセルを検証します。

(詩織)被害者の腸に残っていたカプセルを見せて。腸表面に小さな穴…これの材質を調べてくれる?倉田くん、被害者の新商品発表会前後の行動を洗い出せる?ごめんね残業させちゃって

(倉田)やってみます。師匠。

(さくら)元科捜研のエース様の頼みなら断れないよ

そこで、さくらに由利のことを相談しました。

(詩織)私って恵まれてるね。昔は何でも話せる友達だったんだけどね、変わっちゃったのかな、由利も私も

(さくら)その人の気持ちちょっとわかるな。科捜研の天才なんて人が横にいたら嫌でも比べりゃうし、嫉妬しちゃうよ。そんな簡単な才能捨てるの最初は許せなかった。

(詩織)そんなふうに思ってたの

(さくら)昔はね。今はないよ。科捜研をやめても詩織らしくママやっているの知ってるし、それ知って私も私らしくいればいいんだって思ったから。変わったっていいじゃん、詩織は詩織だよ。結果出たよ

翌朝。

詩織と由利は亮介と真紀を公園で遊ばせ、真相を話します

(詩織)事件について私の仮説を聞いてくれる?

(由利)なに突然

(詩織)被害者の腸から見つけたカプセル。サプリメントの溶け残りの中で1つだけ完全に形をとどめていた。成分分析の結果、セルロース系ポリマーの半透膜だった。これに証拠能力なんてないし私は刑事じゃない。ただ友達として聞いてるの。被害者は打ち上げ中に毒を飲まされたと考えられていた。けど本当はその6時間前。そのうちの1つが毒入りカプセルだった。

(由利)そんな6時間も毒が効かないなんて。

(詩織)浸透圧ポンプ製剤。半透膜のカプセルは、胃を通過して、小腸に辿り着くまでに浸透圧で水分を吸収。この仕組みを使えば、即効性のあるアコニチンが、体内に放出されるまでの時間を遅らせる。これが科学がくれた答え。そして由利もこの仮説に辿り着いたでしょ。由利は犯人を庇ってる

その頃、山内は真犯人である、奥田幸恵に真実を突きつけました。

(道彦)カプセル内のプッシュ層が水分により膨張し、小さな穴から薬物が一定速度で押し出される。つまり、打ち上げに参加していなくても、犯行は可能なんです。奥田幸恵さん。

(奥田)そんなものどうやって社長に飲ませるんですか?

(道彦)社長が配信中に飲むカプセルをあなたは毒入りのものとすり替えた。ここ数か月、出張の名目で海外の製薬工場に通っていますよね。動物実験用を偽ってあなたが浸透圧ポンプ製剤を依頼していたことが判明しました。

なんと防犯カメラには西条が配信中に飲むカプセルを毒入りのものとすり替え、出張といって、海外の製薬会社に、浸透圧ポンプ製剤を発注していたことが判明しました。

(奥田)創業以来、会社に尽くしてきた。妊娠や出産でキャリアを諦めた仲間が何人もいた。誰も諦めない会社を作ろうと頑張って来たんです。なのにあいつは

奥田は子育てをしている社員への配慮が足りないこと、西条は愛人の桃花に奥田の横領をでっち上げて解雇することを話していたのでした。

育児支援の縮小をしようとする西条に意見を述べた、奥田。

(奥田)社長!育児支援の縮小なんて絶対に反対です。

(西条)一部社員から不満が出ているんだよ。子育て社員を優遇しすぎって

(西条)綺麗ごとばっかでうざいんだよ。横領とか適当にでっち上げてクビにするわ。いないほうがまし。うるさいんだよ。おつぼねおばさん

そこで、奥田は由利に代わって、西条の出張の準備を代行し、遺書と毒の小瓶を出張のカバンに忍ばせたのでした。

(奥田)午後から休みでしょ。出張の準備は私がやっておくから。

道彦は話を続けます。

(奥田)この会社にいらないのはあいつらのほうです、だから後悔はしていません。

(道彦)坂本由利さんは気付いています。彼女は被疑者として疑われながら考えた。誰に機会があったかその方法は何か。何も語ろうとはしません。あなたを庇ってるんです

詩織も由利と独自の見解を話し始めました。

(由利)科学者の夢、諦めたくなかった。部長は私の味方でいてくれた。諦めなくていいよって励ましてくれた。だから信じたくなかった。

(詩織)だからゴミ箱から遺書と薬瓶を拾った。

(由利)本当に部長なのか、本当に毒なのか知りたかったの。

だから由利は社長室に入って、毒の成分を調べようと紙と小瓶を持ち去ったのです。

(詩織)私でも同じことしたと思う。分からないことはとことん調べる。それが私達、科学者でしょ。あの子達を見てると出会ったことを思い出すの。由利は私の世界を広げてくれた。夫や亮介や科捜研のみんなと出会ってもっと広がった。あの頃の鳴りたかった自分とは全然違うし、未来もどうなるか分からない。でも変化していく世界は楽しいよ。そう思わない?

視野が広く、ポジティブな詩織に感心する、由利。

(由利)詩織は強いね

(詩織)私には特別な才能はない、ただ好奇心旺盛なだけだ!

由利をハグする詩織。

学生時代に、詩織にドラセナを探そうと提案した、由利。

(由利)どうせなら、バクスターと同じドラセナの葉で実験してみない?

(詩織)ドラセナなんてないよ。

(由利)どこかにあるよ。一緒に探しに行こう。

由利は犯人ではありませんでした。

(由利)そうねー。未来はどうなるか分からない。あの子はノーベル賞を取るかもしれないし、詩織は科捜研に戻るかもしれない。そういう変化もあり得るでしょ?行くよ!!

詩織と道彦は、亮介が「ちびっこ実験」で、真希と書いたレポートを読んでいました。

亮介は真希からもらった手紙を喜んでいました。

(亮介)真希ちゃんからお手紙貰ったよ、またやろうって。僕の名前間違えてる。ピエール?

(詩織)ピエールはマリーキュリーと一緒に研究をしてノーベル賞をとった共同研究者の名前。ピエールはマリーの夫。真希ちゃん新しい夢でもできたのかな。

真希は亮介を共同実験をする頼もしい相棒だと思ったようです。

(道彦)やるなぁ亮介。

その頃、科捜研では、加藤がパソコンで、厚木窒素ガス事件のデータを削除していました。

鑑定を担当していたのは加藤です。

(加藤)終わりました。

彼はあるところへ電話していました。

元科捜研の主婦(おんな)6話感想・みどころ

詩織の子供、亮介と同い年の子供がいる、由利。

才色兼備な彼女は、職場での女性差別に苦しんでいました。

女性が働きやすい環境づくりを心掛けてきた部長の奥田の犯行動機が切なすぎました。

育児支援の縮小なんてひどすぎますよ。

西条のような適当なお飾り程度の社長は恨まれて当然って少し思ってしまいました。

家族に恵まれ、科捜研を辞めてからの温かなサポートに、詩織が変化の楽しさを見つけられる発想が素敵ですね。

変化の楽しさって、まだ私には経験不足でピンときませんが、詩織のように今ある変化、これから先に起こることを前向きに捉えていけたらいいなと思います。

終盤は、道彦の兄の死。

彼は、厚木の窒素ガス事故の真相を知り、「消された」と睨んでいます。

やはり、加藤と捜査一課長の金田が裏で繋がってるんじゃないかって気がするんですよね。

加藤は詩織をなにかしら敵視しているのも、道彦の兄が関係しているからなのは明らかですが、彼の意図が気になります。

 

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