おコメの女あらすじ8話あらすじネタバレ
当選した灰島こと、鷹羽直哉が喜びの挨拶をしていました。
(鷹羽直哉(灰島))本日、私は議員秘書、灰島直哉から政治家、鷹羽直哉へと相成りました。背筋が伸びる思いで御座いますがこの国の正しい未来の為に鷹羽直哉は力の限り戦うことをお約束します。
東京国税局資料課(通称コメ)内の複雑雑国税事案処理室」の国税調査官、米田正子(松嶋菜々子)は、東京国税局課税第二部長の、麦谷実(戸次重幸)から部署の解体を告げられました。
(米田)組織の再編?
(麦谷)ああ、迅速に部署を整理しろと上からお達しが来た。こめだまさこ、いよいよ年貢の納め時だな。
(米田)それは悪事を働いた馬鹿者に使う言葉。言葉遣い間違えてますよ、麦谷部長。
(麦谷)憎まれ口もそこまでだ。ついに諦める時が来たんだよ。何度も忠告はしたぞー。
(米田)ザッコクが潰されると?我々は間違っていません。どこに問題が?
(麦谷)数え上げればきりがないが、目に余るのは政治案件への不要な介入だろ?選挙準備中の鷹羽直哉への訪問、さらに、大物政治家グループへの執拗な調査、お前は怒らせちゃいけない政界の大物たちを怒らせたんだよ。
(米田)その連中こそが本当の大バカ者。借金1342兆円。生まれた瞬間に1千万円以上の借金を背負う異常な国。どれだけ正しく税金を集めてもその使い道はいつも不透明で、妥当性は0。まるで正しくない!
(麦谷)我々の職務外の話だ。いくら吠えてもお前にやれることはもうない。職員4人の異動先、その他もろもろの調整を含め、1か月で処理しろ。いいか?これは絶対命令だ。
表向きは、元経済産業大臣の鷹羽宗一郎の秘書、「灰島」こと、鷹羽直哉(勝村政信)。
彼を訪ねたことや、鷹羽家への執拗な調査など、政治案件への加入が政界の大物たちの逆麟に触れたことがその理由でした。
この予想もしなった事態にショックを受ける米田、優香(長濱ねる)、笹野(佐野勇斗)、飯島(大地真央)、古町(高橋克実)。
(古町)そんなザッコクが解体?しかもあとたった1か月なんて前代未聞だよ。
(米田)私の見込みが甘かった。申し訳ない。
(飯島)せいこさんは何も悪くない。そうね、なにかしらお金にまつわるアキレス腱を掴めれば。
(笹野)誰も見込めませんよこんな事態。
(古町)でも鷹羽の核心に迫る情報があればまだ分からないよね。
その頃、鷹羽直哉は、正子の父、田次と話し合っていました。
(鷹羽直哉)隠し財産?そんなものが?知りませんでした。
(田次)錦之助先生はよく嘆いていた。強い後継者が欲しい。もっと能力の高い人間に継承したいと。
(直哉)どこにあるんですか?
(田次)ふふ、蔵だよ
解体までのタイムリミット1か月の間に、鷹羽家を徹底的に調査し、裏金に迫る情報を得て、最後まで自分達の職務を全うしようと決意するのでした。
そんななか、改心して真っ当に生きることを誓った鷹羽宗一郎(千葉雄大)。
(米田)埋蔵金が?
(宗一郎)ええ。以前、うちの実家にある祠の話しましたよね?
(優香)あの怪談みたいな話?鐘が鳴るとかなんとか
(米田)その話と埋蔵金どんな関連が?
(宗一郎)実際、埃の近くに蔵があるんですよ。そこに代々ため込んだ埋蔵金がある。蔵に近づくのが怖くて。もう今にも幽霊が出そうな感じなんですよ。
(飯島作久子)【大地真央】鷹羽家がため込んだ裏金ってこと?
(宗一郎)どうなんでしょう。僕も直接見たことはないんです。
(米田)調べてみる価値はある。あと1か月、まだ時間はある。
鷹羽家に代々伝わる隠し財産に、埋蔵金について正子に語り始めました。
米田は麦谷に新潟への出張許可を取りました。
(麦谷)新潟の調査だ?お前は絶対命令の意味を知らんのか?
(稲村太陽)知らんのか?
(米田)あと1か月で処理しろと命令されました。ですからその間、とことん鷹羽家を追求しようかと。
(麦谷)最後ぐらいおとなしくしただろうが。そもそも新潟は管轄外だ。
(米田)不透明な金の流れを察知した以上、見逃せません。鷹羽宗一郎は東京港区に居住地があり、そちらで税務申告しています。東京国税局に管轄があるので調査は可能。彼の隠し財産があるのか新潟に出張しても、問題はありません。つい最近まで宗一郎を調べ上げろと言っていたのは麦谷部長ですよ!
時を同じくして、キャリア組の笹野耕一(佐野勇斗)に内示が出て、財務省に戻ることになりました。
研修期間中に書いた論文が大滝ら上層部の高評価を得たのです。
財務省大臣官房長の大滝保と、東京国税局局長の押水一幸と会食をする笹野。
(大滝保)笹野くんやっと、財務省に戻る決心がついたか。
(笹野)正直、突然の内示をいただき、驚きました。まさか研修期間中に書いた論文がそんなに評価されるとは。
(押水一幸)なんせ君の書いた論文が最高権威の学会で注目されて、海外から招待留学の提案を受けた。
(大滝)ぜひ行くべきだ。財務省に籍を戻しておいたからね。まさかまだあのザッコクとやらに捉われているのか?間違いなく潰れる部署だぞ。今回の運びだって当然上からの…。
(押水)いいかい?笹野くん、国税局長菅のポストというのは財務省のキャリア官僚の指定席だよ。朝刊だけではない、次長も課税部長も勿論、財務省キャリアの指定席だよ。
(大滝)戻って来てくれるね
(笹野)はい、宜しくお願いします。
翌朝。
米田は笹野が財務省から内示が出て戻ったことを皆に報告しました。
古町や俵優香(長濱ねる)、飯島作久子(大地真央)らは、彼の裏切りを感じました。
(古町)笹野くんが?
(飯島)引き留めなかったの?
(米田)彼のキャリアを考えたら正しい選択だと思いましたので。
(古町)見損なったよ。まさか笹野君が裏切る奴だとは。
(優香)海外留学かー出世街道まっしぐらですね。所詮はすぐ本省に戻る腰掛のキャリア組だったってことですかねー。
(飯島)もういい、やめましょう。私達は私達で調査を続行すればいい。
(古町)いやだからって仲間のピンチに離脱する?
(米田)調査はしばらく私1人で行きます。笹野君の判断は間違いじゃない、皆さんも移動先あれば早めに仰ってください。事ここに至っては真剣に考えるべきです。これより先は皆さんの生き方で判断を。答えが出たら出勤してください。
米田は仲間達に、ザッコク解体まで1か月の間に、それぞれの新しい道を決めてほしいと伝えるのでした。
(優香)あんな奴と一緒にしないでください。
米田は鷹山宗一郎宗一郎を伴い、新潟にある彼の実家付近の神社の祠へ向かいました。
(宗一郎)あの笹野さんが抜けたらしいですね
(米田)誰からそれを?
(宗一郎)古町さんです。僕今、古町さんちに居候しているじゃないですか。ほぼ毎晩、酒酌み交わして。
(米田)機密情報をべらべらと
(宗一郎)人が離れるってつらいですよね。気持ちわかります。そういうときの対処法なんですけどね。まずはね?
宗一郎は大臣としての役職を退いてからは、古町の家に居候していました。
(米田)ご心配なく、あなたほど大変じゃないので。
(宗一郎)あれが祠です。あの鐘が勝手になるんですって。わぁ一人にしないで。鍵。鐘を鳴らしたら鍵が手に入るという。ああそんなずかずかと
(米田)蔵はどこです?鍵手に入らないけど
(宗一郎)それ手にしてます。ここに埋蔵金が。今の音が先祖の霊って言われていたのかも。
(米田)では中を開けていただいて宜しいですね。木箱?
(宗一郎)緊張するな
(米田)開けて中を調べてもいいですね
(宗一郎)え、空?
なんと箱の中身は空っぽです。
そこへ2人の行動を嗅ぎつけた、宗一郎の姉、澄子(鳳稀かなめ)が現れました。
(澄子)小判がザクザク出てくるとでも思った?そんなものはない。嘘だと思うなら全部調べたらいい。
(澄子)埋蔵金の話はお父さんの作り話よ。こちらのかたは新しくお付き合いされている方?お綺麗だけど随分、年上。今までの若いバカ女とは違って綺麗な人ね。
(米田)突然済みません、東京国税局の米田と申します。
(澄子)国税局?宗一郎あんた何考えてんの。
(宗一郎)そんなわけない。僕は過ちと向き合う人間になることにした。僕自身は勿論、この家も過ちを正すべきだ。姉さんはここに来てファーストレディ狙い?美味しいところが好きな姉さんらしいね。この蔵にあった埋蔵金、どこに隠したの
(澄子)あんたが落ちぶれたからって家を巻き込まないで!知らないってばそれこそ大昔はあったのかもしれないけど全部、お父様が使ったんじゃない?
(米田)申告していないのであれば隠し財産になります。
(澄子)追徴課税の時効は7年。とっくの昔に対象外では?
(米田)こちらの名義はどなたのものになりますか?
(澄子)父は遺言状を残さなかったの。満足のいく後継者が育たなくて苦労したんでしょう。残念だけど誰のものでもないの。無駄足だったわね。
(宗一郎)済みません、空振りに終わってしまって。
(米田)まだ時間はあります。粘り強く調査を続行しましょう。
(宗一郎)ですね、僕も引き続き協力します。
(米田)1つだけ言っておきます。もし埋蔵金が脱税と認定できた場合、あなたも色々咎められる可能性が高い。
(宗一郎)問題ないですよ。僕、やり直したいんです。一族の悲願とか、総理大臣を目指すとかそういうのから解放されて、寧ろすがすがしい気持ちなんです。そういやいいんですか?ご実家に寄らなくて。米田さんのお父さん、父の秘書だった田次さんですよね?病院にいた時は思い出せなくてすみません、ちゃんと覚えてますよ、優しい人だったから。
宗一郎は心を入れ替え、米田と少し信頼関係ができました。
一方、見事当選を果たし、政治家として道を歩み始めた直哉は宗一郎の姉で妻の澄子に電話をします。
(澄子)なんとか追い払ったわ。本当に大丈夫なのかしら。国税局の人間っが直接来るだなんて。
(鷹羽)想定内です。私達夫婦の未来を脅かすものではない。それをこれから2人で描いていく。大丈夫ですよ、全て私に任せて
(澄子)夫婦の未来?直哉さん帰れる日は少し家で休めるように。
(鷹羽)またご連絡します。驚いたな。隠し財産がこんなとこにあるとは
(田次)本当の蔵はここだ。
そして、灰島の側近として動く、正子の父、田次(寺尾聰)の陰謀に巻き込まれていくのです。
なんと、鷹羽家の隠し財産は「さとやま信用組合」にあるのです。
さとやま信用金庫の理事長、佐古田蔵之介(井上順)と会いました。
夜の店のキャスト、リンダの車で見送られ、降りた佐古田。
(佐古田)リンダちゃんまた店に来るからね。可愛いね。仕事頑張って。
(佐古田蔵之介)待たせて悪いね、でんさん。今日はまたどうした?
(田次)久々に一瓶やろうかと思ってね
その夜、優香と飯島は、米田の行きつけの店へ
(飯島)美味かった!うしまけた。優香さんからお誘いなんて珍しい。日本酒好きなのも意外だった。もしかしてせいこさんの影響でこっそり始めたとか?
(優香)で、どうするんですか作久子さん。
(飯島)優香さん今日なにしてた?
(優香)埋蔵金のこと調べていました。
(飯島)私も同じ。家で1日中、鷹羽家のこと調べてた。
そこへ、ベテラン従業員の美郷(山野海)が正子からの伝言を2人に伝えてきました。
(美郷)お話し中済みません。せいこから伝言があって。もしも、うちの職員がここに来て、ザッコクの話で盛り上がっているようならこう言えって。むやみに突き進むと職ごと失うこともありうる。熟慮するようにって。
(優香)なんか見透かされているんですけど。
(飯島)さすがリーダーね!
米田の仲間思いな面に笑う優香と美郷なのでした。
その頃、財務省に戻った、笹野は同期の兼光航大と梅澤聡太と話します。
(兼光)やっと財務省に戻って来てくれたか。
(梅澤)お前が変な部署に捕まったらしいって同期、皆で心配してたんだぞ。
(笹野)色々心配かけて申し訳ない。やっと目が覚めたわ。
(梅澤)なんでまた戻る気になったの?
(笹野)やっぱり取り扱える事案が少なくてさ、要するに権力が弱いっていうか。
(兼光)ロスした分、急ピッチで取り返せよ。
(笹野)色々さ重要な筋繋いでもらっていい?
(兼光)俺が根こそぎ持ってる人脈で繋いでやる
(梅澤)よくしょぼい部署で耐えてたよな。あの上司のなんだっけ、米田って人、キャリア捨てて脱税だけに固執してる変人なんだろ?
(笹野)まぁ変わり者ではあったかな。また頼むわ。
(兼光)これからはちゃんとしたルート歩んでこうぜ
その頃、田次、鷹羽直哉、佐古田は、終業したさとやま信用組合にて、日本酒を酌み交わしていました。
(佐古田)でんさん、懐かしいなぁ!嬉しいったらありゃしない。
(田次)その節はお世話になりました。
(佐古田)うちと鷹羽、歴史が長いから。俺のオヤジなんか、上越新幹線開通時代からずっと錦之助先生とやってきたんだ。いいことも悪いことも一緒にやって来たもんだよ、どうしたの今日は?
(田次)ご挨拶に。今後は彼が名実ともに鷹羽の跡継ぎになりますので。
(佐古田)いくらでんさんでもそんなことしていいのかい
(田次)埋蔵金を眠らせ続けるこの事態に、錦之助先生もきっと泣いておられるはずです。やり方はある。
(佐古田)じゃあ彼があの金を?
(直哉)まさかこんなやりかたをしていたなんて。米田さんはずっとこれを?
3人は金庫へ向かい、佐古田が隠し金を見せました。
(佐古田)トップの私が認めさえすれば、全てオッケー。黙っていれば誰もわかりゃしない。でんさんの頃はまだ試行錯誤していてね。やり方が甘かったせえいで、錦之助先生に疑いの目がむけられた。それを納めるため、でんさんが身を削ったんだ。全てを自分1人の罪として背負ってくれたんだ。一生、頭が上がらないよ。
(田次)秘書の仕事をしたまでです。
(佐古田)パソコンからなにからハンマーでぶっ壊したけどだめだった。だから俺はね、もっとシンプルな方法を血が出るまで考えた。辿り着いたのはこの方法だ
(田次)倫理観に惑わされず何を大事にするのか錦之助先生の口癖だ。その真意をこれから学ぶといい。
田次は直哉に意味深にほくそ笑むのでした。
一方で、直哉は田次に立場を弁えることを忠告しました。
(直哉)はっきりさせておきたいのですが、たった今、私はあの埋蔵金を自由に使う権利を得た。間違いありませんよね?
(田次)そうだな。
(直哉)ならば、あなたの態度、言葉遣いを改めていただく必要がある。私は実質、鷹羽家のあるじになった。そのあるじに、学べという助言は相応しくない。本気で私を担ぐ覚悟はあるのか?ずっと引っ掛かっていたんだよその物言いに。あなたも私を担いで、利益にあやかろうとしてるんだろ?だから鷹羽の乗っ取りを持ち掛けた。これからは姿勢をとらせてもらうよ?わかったか?わかったなら返事をしろ。よーねーだー!
直哉には田次が自分に近づいた根端が読まれていたようでした。
(田次)かしこまりました
直哉は帰宅後、澄子に高場家の埋蔵金を受け取る権利を得たことを報告しました。
妻の前でも低姿勢ながら、態度をこれまでと変える、直哉。
(直哉)報告がありましてね、先程、正式に鷹羽家の埋蔵金の権利を得てきました。
(澄子)なんですって?どこにあるのお金は。
(直哉)秘密です。ああ小腹が空いた。食事の用意をしてもらえますか?
(澄子)私に言ってるの?
(直哉)なにか問題でも?そうだなー稲荷寿司とメロンがいいな
(澄子)今までのこと根に持ってるの?
(直哉)誤解だよ澄子。言ったろ?これから夫婦の未来を描いていくって。それは正しい夫婦の関係じゃないとな。
(澄子)すぐに食事の用意をしてきます。
(鷹羽)ついにここまで来た
鷹羽は、鷹羽金之助(小野武彦)に会い、澄子の夫になった日を思い出しました。
(直哉)どうかわたくしめを鷹羽家の末席にお加え下さい!
(錦之助)澄子、本気で湖の秘書見習いと一緒になる気か?
(澄子)はい。私は夫に尽くすような生き方は出来ませんから。この男なら一生、私に従順でい続けることでしょう。
(錦之助)使用人と令嬢の恋に酔っている場合か。灰島とか言ったな。本来、貴様ごとき小物が鷹羽家の名を冠することは許されん。鷹羽の一員となる重み、貴様に背負えるのか?せいぜい面汚しにならないようにしろ
(鷹羽)私は身命を賭して鷹羽の家名と宗一郎さんそしてなによりも、澄子さんをお守りすると誓います!有難う御座います。
翌朝。
鷹羽宗一郎は、古町の家族とご飯を食べていました
2人の小学生の息子の相手をしながら食事をしていました。
(古町の息子 古町みつる)みつるやめなさい。お兄さん政治家じゃないんだから。困ってるだろ?2人とも保もご飯食べなさい。
(みつる)政治家にぱーんち
(宗一郎)子供大好きなんで構いませんよ。奥様の手料理も美味しいし。
(古町)でしょ。これは僕の宝物
(宗一郎)宝物は大事です。あまり無茶は出来ないですよ。
(宗一郎)そうなんだけどね、でも男にはやらなきゃいかん時もあるよね。
ここで席を離れて、妻の麻子に自分が無職になるかもしれないが、ザッコクの仕事を全うすることを宣言しました。
(古町)母ちゃん相談があるだけど。実は今職場が大ピンチでもし、このまま調査を続けたら最悪無職になるリスクがあるんだ。でも僕は正しいことをしたい、正しい国税局員として仕事を全うしたい。仕事を全うしたい。
(古町の妻、麻子)(いとうあさこ)なに忙しいんだけど?くだらないこと聞くんじゃないよ。この状況をみな。
(古町)やっぱり家族の安全が大事だよね
(麻子)馬鹿なのかい。子供達に見本見せろって言ってんだよ。正しい父ちゃんの姿を見せつけてやれってんだよ。ダメだったらバイトでもなんでもしてもらうからね。
(古町)愛してるよ母ちゃん
(古町)私もだよ、役立たず
妻子と縁を切られた宗一郎は少し切なく古町と麻子を見ていました。
(宗一郎)いいな
米田は、母の口座が解約されていないことを知りました。
さとやま信用金庫から、母の口座の解約通知が送られてきたのです。
(銀行員)米田正子様宛てに当組合員が送付したもので間違い御座いません。
(米田)母は30年以上前に亡くなっています。当時、解約の申請を済ませたはずですが、まだその口座が生きていたということでしょうか?どのような経緯でこの解約通知が送られてきたのでしょう
(銀行員)失礼いたしました。そちらの解約通知ですが当方の完全な手違いで御座いました。大変、申し訳御座いません。
(米田)手違い?誰かの申請と間違えたということでしょうか?
(銀行員)データ管理をしているソフトの誤作動で間違って送付されたようです。そちらの口座は解約済みです。失礼いたしました。
(米田)ぬかの匂いがする
佐野は財務省に戻り、金融庁監督局、坂野昭彦に話しかけていました。
(坂野)笹野さん、あなたには我々、金融庁の人間も期待しております。今後とも持ちつ持たれつでいきましょう。くれぐれも取り扱い注意で頼みますよ。
(笹野)有難うございます。大変勉強になりました。
米田の元に出勤する、優香、飯島、古町。
(飯島)うーん美味しそう。早速いただける?
(米田)忠告はしました、答えが出てから出勤しろと、職を失っては元も子もない。
(優香)熟慮しろでしたっけ
(米田)では腹ごしらえをしてから調査会議に挑みましょう。
(飯島)ええ。お米足りる?
(古町)大丈夫ですよ。かみさんが後押ししてくれましたから。
(米田)ええ、全員分、炊いてますから。
一同は、米田が炊いた米でおにぎりを美味しく食べました。
(古町)最高だね
(優香)ご飯おかずにいけちゃいます。
ここで、鷹羽錦之助と、鷹羽直哉、田次の関係性を整理する米田達。
(米田)結果として鷹羽の家の蔵に埋蔵金はなかった。
(優香)じゃあ新潟は空振りだったってことか
(米田)でも鷹羽家は代々、裏金を運用していることは間違いない。知っての通り鷹羽錦之助は収賄の疑いをかけられたことがある。
(飯島)でもその罪はせいこさんのお父様が背負って闇に葬られた。
(米田)しかし、錦之助は懲りずに企業からの賄賂を資金洗浄し、申告せずに裏金としてため込んでいた。
(古町)それは立派な脱税だよ。その裏金はタマリになる。
(優香)どんな方法でマネーロンダリングを?
(米田)今どうしているかは分からない。でも当時の方法だけは分かりました。錦之助は当時、地元の花崎信用組合の佐古田という男と共謀し、仮名口座を使って裏金をプールしていたようです。
(飯島)仮名口座。昭和によく使われていた手法ね。
(優香)2003年、本人確認制度の導入で実質的に禁止されました。その後。2008年、マネロン防止法によって法律で禁止されています。
(古町)凄い調査力だな。
(優香)法律で禁止されています。凄すぎます。本来手出しできない金融機関の情報まで。
(米田)肝心なのは鷹羽と佐古田の癒着が今でも続いていること。花崎信用組合は合併して看板を変えた。それが今のさとやま信用組合。その理事長が佐古田。
(優香)鷹羽直哉とさとやま金庫が繋がってる?あそいつらが新たなからくりで脱税を隠している。その方法さえ掴めれば。
(飯島)どんなやり口で裏の鐘を表の金に換えていくのか。
(米田)さとやまと鷹羽を結び付けた大馬鹿者がいる。残り時間で必ず高場の裏金を突き止めましょう。たとえ私達ザッコクが解体しようと正しく集めて正しく使う。
その頃、国会議員の男性に交渉する田次と鷹羽直哉。
(直哉)精一杯やらせていただきます。ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。
(直哉)政治家なんて秘書の何倍も簡単だな、米田。面白いように味方が増えていくぞ。
直哉は佐古田に呼ばれ、キャバクラを楽しみました。
(佐古田)ああ、こっち、でんさん、先生も。
麦谷に呼び出された米田は、最後の調査の許可を麦谷にとることにしました。
意外にも麦谷は米田に味方し、全ての責任を自分がとることを条件に新潟への出向を許可しました。
(麦谷)聞いたぞ、新潟に乗り込むらしいな。
(米田)ザッコクの解体まで時間がないので。
(麦谷)鷹羽直哉は今、急速に力をつけている。どれだけの大物が後ろについてるか分からんぞ。調査は自殺行為。あとで後悔してもいいんだな?
(米田)望むところです。あのもう行っても?ええ、悔いはありません
(麦谷)いいだろ、調査を許可する。意外なのはわかるがな
(米田)はぁ?なにも言ってないんですが
(麦谷)なに問題ない。そう驚くな。ザッコクもコメの一部だ。コメも協力体制を敷いてやる。何責任は俺がとる。米田正子、あんまりなめるなよ。俺にも正義がある。
(米田)なにも言ってないんですが、初めてあなたに驚かされたわ。同期の麦谷実くん。
そしていよいよ、麦谷の許可を得た、優香、米田、古町はさとやま信用金庫へ臨場することになりました。
(古町)いよいよ臨場か
(優香)これから先、無駄足は踏めませんね。
(飯島)調査のおさらいしておきますか。
(優香)さとやま信用組合の調査リスト?どうやってこれ手に入れたんですか?
(古町)どういう口座のリストなの?
(飯島)せいこさんここまで勝手なことして大丈夫なの
(笹野)今、皆さんが見ているのは鷹羽直哉の当選後、ほぼ同時期にさとやま信用組合で1千万円が引き出されたその口座をピックアップしたものです。恐らくマネーロンダリングとなにかしらの因果関係が高い。その金を裏金としてばら撒き、一気に勢力を強めていくとか。調査会議、僕も混ぜてもらいますよ
なんと、笹野はあえて財務省に戻るふりをして潜入調査をしていたのでした。
その間に、米田に金融機関の情報を横流ししていました。
(優香)久し振りね裏切り者君。バレバレだから、どうせ、財務省にスパイとして、潜入したんでしょ。金融庁あたりの役人誑し込んで引き出したんだよね
(飯島)思ったより合流が遅かったんじゃない?でなきゃおかしいもの。いくらせいこさんだからといって我々が手出しできないような金融機関の情報を手にし過ぎ。
(古町)元気そうだね。僕も会いたかったですよ。今のサプライズはかなりダサダサ。
(笹野)想定ではもっと合流、早いはずだったんですけど。
(米田)笹野くんからの提案で下。残り時間を考えたら正攻法で調査しても間に合わない。自分が本省に潜り込んで探ると。
(飯島)これからもよろしくね。私達だけじゃ手を付けられない調査ばかりだからあなたの権限を大いに使わせてもらうわ。
(優香)お勤めご苦労さん。
(笹野)任せてください異。スパイとしてたんまり情報を吸い取ってきましたから。狙いはさとやま信用組合。さとしんです
(古町)オッケー牧場
(米田)皆さんは手分けして口座保有者の元へ行き、調査してください。では、調査を開始します。
(優香)徹底的に調べます。
そして、米田達の最後の戦いに挑みます。
(笹野)米田さん、間違いありません。度の口座も全て亡くなった方のもので、遺族が解約を済ませてありました。一千万円引き出した記録があります。
(米田)なのに最近、1千万円を引き出した記録がある。後は私のほうで当たってみます。借名口座。
そして、米田は母の墓参りをしている最中、笹野から、さとやま信用組合の口座が、借名口座になっていることがわかりました。
鷹羽家の埋蔵金は、11億円です。
次回は最終回です。
おコメの女~国税局資料課雑国室~8話感想・みどころ
米田正子の父、田次は娘を裏切っているように見えて、彼なりに自分と家族を陥れた鷹羽家への報復をしようとしているように思えてきました。
「灰島」こと、直哉がじわじわと黒い本性を見せてきて見応えがありました。
新たな米田達の敵となる、井上順さん演じる、佐古田。
温和な雰囲気に似合わず、かなりの悪党ぶりが垣間見れてギャップがゾッとしますね。
一方で、臆病なお坊ちゃん気質の鷹羽宗一郎は見違えるように心が優しくなっていて、米田との姉弟のようなやりとりが微笑ましかったです。
妻に縁を切られ、我が子の留学をきっかけに家族と離れてしまった宗一郎にとって、古町の妻、麻子とのやり取りは、切なく感じたでしょう。
心を入れ替え、米田の協力者となって動く彼にも幸せな結末が訪れることを願います。
米田達、ザッコクはここで終わらないですよ!
麦谷は情がある憎めない男です。
好きな女子をからかうように、米田の名前をわざと「こめだまさこ」と呼んでいたのが、ちゃんと今日は正しく呼んでてくすっと笑えました。
米田のことが好きなのか…麦谷。
ザッコクに何かあったら、全ての責任を自分が追うというものの、ちょっと心配になりますね。
解体をかけて、チーム一丸となって、さとやま信用組合に乗り込む背中が勇ましい8話でした。