元科捜研の主婦

元科捜研の主婦(おんな)7話

元科捜研の主婦(おんな)7話あらすじネタバレ

一人の女性、蓮沼真実子は夢にうなされていました。

幼少期の真実子は血塗れになったテディベアを抱いて、泣いていました。

(幼少期の真実子)【倉田瑛茉】なっちゃん!なっちゃん!

詩織(松本まりか)は、一人息子の亮介(佐藤大空)と偶然偶然入った生花店で、店長の彩花(徳永えり)から花束を受け取る倉田(大内リオン)と遭遇しました。

(亮介)これなぁに?

(詩織)こっちはアネモネ。こっちはジュリアンってお花。

(亮介)お母さんお花買っていこう。

(詩織)うん。

花屋へ到着すると、店主の出口彩花が、詩織の後輩の科捜研物理係の倉田歩人(大倉リオン)の会計をしていました。

(彩花)真美子ちゃんへの告白頑張ってね。

(倉田)有難う、彩花ちゃん。

(亮介)真美子ちゃんって誰?

(詩織)倉田君、早めの春来るといいね。

大学の同期、蓮沼真実子(工藤美桜)へ告白するらしいのです。

(真実子)蔵田君お待たせ。

(倉田)真実子ちゃん、科捜研の先輩で、吉岡詩織さん。

倉田は詩織を真美子に紹介しました。

(真実子)師匠?大学で同期だった蓮沼真美子です。蔵田君、いつも詩織さんのこと自慢げに話してくれるんですよ。詩織さん、今度詳しくお話を聞かせてください。

(花屋 出口彩花)【徳永えり】ああやって真実子ちゃんのために花を買っては、告白できずに終わるを繰り返しているんです。倉田君。

(亮介)告白ってなぁに?

(詩織)好きな人に好きですって気持ちを伝えること。

(彩花)パンジー包みますね。

亮介は買った花を花壇に植える、詩織に話しかけました。

(亮介)お母さんパンジー好きなの?

(詩織)お父さんとの思い出のお花なんだよ。

詩織は今の夫、道彦(横山裕)と出会ったことを思い出しました。

新米科捜研として働いていた、詩織と巡査長だった、道彦。

【回想シーン 道彦と詩織の出会い】

(詩織)あの、渚橋交番のかたですね。お呼び建てして申し訳御座いません。

(道彦)吉岡巡査長です。

(詩織)この事件に犯人はいませんでした。

(道彦)事件?なんの?

(詩織)器物損壊罪です。小春が丘幼稚園の庭の。

(道彦)ああ、花壇荒らしでうちに相談があった。

(詩織)当該花壇の足跡及び、破損したパンジーの花びらから推定し、外部研究機関に鑑定を依頼したところ、あるせいぶつのDNA型が検出されました。リクガメです。どこからか逃げてきたリクガメが、パンジーの花びらを食い荒らし、噛み後を残したと言われています。

(道彦)わざわざDNAまで調べてくれたんですか。

(詩織)気になることをそのままには出来ません。

(道彦)じゃあ俺はすぐに戻ってリクガメ捜します。

(詩織)その必要はありません。後は役所の担当窓口が対応してくれるはずです。それにリクガメは特定外来種ですから捕獲する必要もありません。

(道彦)ああいやだって、飼い主が捜しているかもしれないし。

(詩織)それでわざわざ?

(道彦)あなたこそわざわざ

そこへ道彦の亡き兄、修一(戸次重幸)が現れました。

(修一)沢田さん。2人とも今知り合ったとこ?

(道彦)(詩織)今、知り合ったとこ

(修一)にしては息が合ってるな。吉岡さんこいつ俺の弟、ご覧のとおり頼りなく見えるけど、中身は優しい奴なんだ。仲良くしてやって。

(亮介)お母さんとお父さんが結婚したのはリクガメのおかげだね。ありがとう、亀さん。

亮介は愛用の亀のぬいぐるみにお礼を言いました。

(亮介)(詩織)リクガメさんリクガメさん

20年前に死亡した白骨遺体が見つかります。

その遺体は、悪魔の女と呼ばれていました。

副所長、加藤(小手伸也)科学係主任研究員、北村さくら(島袋寛子)、小沢(遠藤憲一)らも遺体を検証します。

(加藤)骨盤の形状から性別は女性。鎖骨内端の癒合状態を見ると、年齢は20代から30代で間違いないでしょうね。

(小沢)いやしかしこれ、古いガラケーだね。

(加藤)機種が分かれば彼女が何年、地面の下に埋まっていたかおおよその年数が分かるでしょう。

(さくら)所長、見てください

北村さくら(島袋寛子)が発見したのは、幼稚園児の名札。

(さくら)白骨と一緒に発見されたものなんですけど、こうしてみると…名前だな。

(倉田)蓮沼真実子?

道彦、岡部(入江甚儀)、太田洋平(八嶋智人)も捜査します。

(岡部)昨日、箱ヶ岳山中で発見された人骨は、20代から30代の女性、推定死亡時期は役20年前!致命傷は後頭部に受けた傷によるものと思われます。

(太田)どこからどう見ても殺人死体遺棄なんだが。20年前か。身元特定だけでもひと苦労だぞ。

(捜査一課刑事 千葉真紀)注目すべきはこれです。蓮沼真実子。

真実子の幼稚園の名札に遺体のヒントが隠されていると睨む、捜査一課の紅一点、千葉真紀。

(太田)その蓮沼真実子が現場の山の持ち主ってわけか。

(道彦)あ、はい、蓮沼水産先代社長のお嬢さんで、両親から相続した山林を処分するために、山に測量を入れたところ、測量技師が白骨を見つけたということです。

道彦(横山裕)らは蓮沼真実子(工藤美桜)に名札を元に、事情を聞きますが、当時の記憶が曖昧でした。

(真実子)蓮沼真実子、私の名前ですか…正直、分かりません、幼稚園の頃のことなんて覚えていませんし。

(太田)じゃああの山でなにか覚えていることは?

(真実子)夢なら。子供の頃からよく見る悪夢が見るんです。血塗れのぬいぐるみを抱いた私が泣いている夢。なっちゃん、助けてなっちゃんって言うんです。

(道彦)あなたが幼稚園の頃、つけていた物だと思われますが。誰ですか?

(真実子)たぶん、子供の頃に身近にいた人だとは思うんですが。

(道彦)本名は?

(真実子)ごめんなさい。夢の情景意外、具体的なことは何も。

道彦らに事情を話した後、倉田に話す、真美子

(真実子)あのね倉田くん、さっき刑事さんには言えなかったんだけど、私、両親が私に言っていたことがあるの。あの山には絶対に入っちゃいけないって。死体のこと何か知っていたんじゃないかな。

(倉田)そんなわけないよ。どこかの誰かが死体を隠すために埋めたのか、たまたま真実子さんとこの山だったってだけだよ。心配しないで、僕も力になるから。

唯一の手掛かりは「なっちゃん」という女性の存在です。

その日の夕方、詩織は真実子と花屋で再会しました。

(詩織)ミモザ?もうそんな季節?

(彩花)あ、、それは輸入品で。店には1年中置いているんですよ。

真実子は詩織に事件との関連性と、夢の中の現状を伝えました。

(真実子)詩織さん、師匠ちょっといいですか、警察でもそれしか答えられなくて。子供の頃の記憶も曖昧で。こういう時、両親が生きていたら違ったのかもしれないんですけど…今の自分自身の土台があやふやな気がするんです

(詩織)記憶とはニューロン集団という形で脳の海馬に残された痕跡のこと。なんらかのきっかけでこのニューロン集団全体が活動すると、記憶が想起されることがある。つまり、失った記憶は戻ることがある。きっかけ捜しに行きましょう。匂い、場所、物、なにかきっかけになるといいんだけど。

そこで、詩織と倉田は真美子、亮介は事件の手がかりを探すため、実家へ向かいました。

詩織と共に荷物を整理する、真美子。

(倉田)真実子ちゃんの実家?

(真実子)母が亡くなってから誰も済んでいないから少し荒れてるけど。どれ見てもなにも思い出せない。やっぱりなっちゃんはただの悪夢なのかな

(詩織)でもここには優しい思い出がいっぱいこれ手作りじゃない?

(真実子)どれを見ても何も思い出せない。母は体弱くて入退院繰り返していたんですけど、入院のたびに届いていたんです。病室で縫ってくれていたんでしょうね。こんなカードを添えて。

倉田は亮介の遊び相手をしていました。

(倉田)亮ちゃん。

(亮介)倉田くん待ってー

ふと、真実子は「なっちゃん」と呼んで慕っていた年上の10代から20代の女性のことを思い出しました。

(真実子)父は仕事で母は病院。なのに不思議と寂しかった記憶はなくて。この子たちが埋めてくれたと思っていました。なっちゃんが傍にいてくれたんです。これ、夢の中のぬいぐるみです。このクマが血だらけで。

真実子は一人っ子でも、母の入院や父の多忙で、寂しさを感じていたことはあまりなく、「なっちゃん」という女性が寂しさを紛らわせてくれたことを朧げに振り返りました。

(詩織)でもここには優しい思い出がいっぱい。手作りじゃない?これこのクマがつけているペンダントじゃない?

(真実子)ほんとだこれだけはとっておいたのかな

(詩織)この黒いのが…血痕。保存状態は極めて良好ね。これなら、DNAが検出できるかも。

(真実子)もし、それが血痕だったら、あの白骨遺体は、なっちゃんということなんでしょうか

(詩織)それはまだ断定できません。可能性は3つ、まずは真実子さんあなたの血の可能性、白骨と一致すれば被害者の血痕。そしてそのどちらでもない場合、犯人の血と考えられます。

(倉田)真実子さん、白骨からの複顔が出来たから、一度、県警に確認に来てほしいと。

真実子は白骨遺体の複顔の為、警視庁へ出向きました。

複顔を確認し、「なっちゃん」でないことを太田と道彦に伝えました。

(真実子)なっちゃんじゃありません。

(太田)ほぉー言い切りましたね。

(真実子)少し思い出してきたんです、なっちゃんは優しくていつも私を見守ってくれていた。でもなんとなく知っている人か知らない人か。

そんな2人を見る謎の男、元蓮沼水産専務、福田耕造(橋本じゅん)。

捜査一課では、遺体は保育士の女性、安達依恵(榎堀まや)であることが分かりました。

(岡部)安達依恵さん。蓮沼真実子さんが通っていた幼稚園の教諭です。2006年3月に退職し、その後、連絡が取れなくなったとか。

(神奈川県警捜査一課課長 金田誠也)【渡辺いっけい】なるほど、複顔の効果は絶大だったな。

(真紀)一課長!安達依恵の弟に確認とれました。

(道彦)依恵さんの弟、正之さんによると、やはり依恵さんは20年前から行方不明だそうです。

遺体の身元、安達依恵の弟、正之によると2人の父親は借金をしていたせいで、依恵と正之は、借金取りに追われていました。

(真紀)2人の父親が多額の借金を抱えており、借金取りを恐れて敢えて居場所を知らせて来ないと思っていたとか。

(金田)皮肉なものだな

(道彦)亡くなっていたことに強いショックを受けていました。

そこへ、福田耕造(橋本じゅん)が警察署を訪れました。

(福田)蓮沼水産で専務を務めておりました、福田耕造と申します。

(道彦)蓮沼水産というと蓮沼真実子さんのお父さんの。

(福田)先代の頃から康二郎社長が急死なさるまで、蓮水一筋で働いてまいりました。実は白骨が出たと聞いて警察に相談すべきかどうかかなり迷ったんですが…。

(太田)なんでも仰ってください。

(道彦)警察に届けなかったんですか?

(福田)真美子さんは20年前に誘拐されたことがあるんです。蓮沼さんの同僚です。奥様はあの子に何かあれば死ぬとまで仰るんですから。

真実子の父の同僚だった、福田は、真実子が誘拐の被害者だと話しました。

(犯人の声)警察に届けたければ現金1億円を用意しろ

(蓮沼真実子の母、聡子)真実子!ねぇあなたどうしようどうしよう。

(真実子の父、蓮沼水産仙台、蓮沼康二郎)

20年前に、真実子誘拐され、無事、家に帰って来ました。

(幼少期の真実子)ママ、ママ

(真実子の母、蓮沼の妻)真美子ちゃん、真美子ちゃん

(福田)真美子さんは無事帰って来たんです。私が自宅に呼ばれた数日後。

しかし、真美子の両親は、警察に届けないと言いました。

(福田)警察に届けない?どういうことです?

(真実子の父、蓮沼康二郎)警察に届けたら改めて事情を聞かれるだろ?あの子の頭の中から怖い記憶をすっかり消してやりたいんだよ。

(福田)犯人を野放しに…

(康二郎)いいんだよ!真実子が心配なんだよ。

(真実子の母、蓮沼聡子)福田さんこのことはもう忘れてください。

福田は道彦と太田に話を続けます。

蓮沼家には家政婦がいて、その女性が「なっちゃん」だと言い出しました。

(道彦)あの福田さん、なっちゃんという女性に心当たりはありませんか。

(福田)お2人からそう言われれば、いやも応もありません。蓮沼家の家政婦です。奥様がどこからか連れ出して、子供を手なずけるのが上手くてね、真美子さんもなっちゃんなっちゃんって。そうかやっぱりそういうことか、刑事さん、あの女が誘拐犯だと思ってます。なにしろあの女は誘拐事件の後、蓮沼家から姿を消したんですから。奥様もあの女に懐いているから警察に届けなかったと思いますよ。

(金田)20年前の誘拐事件と白骨が繋がったな。ホシは家政婦か。全員、なっちゃんと呼ばれていた家政婦を徹底的に捜せ!

真実子は道彦と太田から5歳の時に誘拐されたことを聞かされました。

(真実子)私が誘拐?5歳の時に?

(道彦)忘れているのも無理はありません。ご両親は必死であなたの中から事件の記憶を消していたそうです。

(太田)で、ここからが重要なんですが、その犯人がどうやらあなたのいうなっちゃんらしいですよ。

(太田)後藤夏子。昭和61年7月30日生まれ。生まれてすぐ児童養護施設に預けられ、その後、高校卒業まで施設で育ちました。後藤夏子はあなたを誘拐し、それに気づいた保育士を殺害していました。その死体をあの山に遺棄し、逃亡した。我々はそう見ています。

(真実子)嘘

倉田は詩織に電話し、ペンダントの検証結果を報告しました。

(詩織)もしもし倉田くん?

(倉田)もしも師匠、例のペンダント。DNA称号が一致したんですけど。

(詩織)落ち着いて。なにがどうなったのか順序立てて話せる?

(倉田)まず、被害者のDNA型とは一致しませんでした。

(詩織)つまり犯人の血痕の可能性が出てきたということね?

(倉田)そこでサンプルとして提出してもらっていた様々なDNAと照合したところ、真美子さんと一部のアレルが一致して。

(詩織)一部ってどういうこと?

詩織は亮介が眠ってから、真実子の持っているペンダントが一部のアレルと一致したことを道彦に話しました。

(道彦)28%?

(詩織)ぬいぐるみのペンダントに残っていた血痕と、真実子さんのDNAアレル、つまり遺伝子の型の共有率が28%に足していたの。この数値が示すのは、祖父母と孫、叔父、叔母と、甥と姪。そして半同胞。

(道彦)半同胞ってなに?

(詩織)専門用語で片親が共通の兄弟姉妹のこと。

(道彦)兄弟?真実子さんと後藤夏子が?真実子さんおじおばはいないって言ってたし…たぶん…実の妹を誘拐したってこと?

(詩織)真美子さん、なっちゃんを思い出して嬉しそうだった。実の姉が誘拐犯なんて信じたくない。

(道彦)そうだね。俺も。覚えてる?俺が最初に贈ったプレゼント。今だから白状するけどあれ兄貴のアドバイスなんだ。兄ちゃんはいつも俺の味方だった。

道彦は初めて詩織に、ジッパー付きのポリ袋をプレゼントしました。

(道彦)沢田さんいつもこれにお弁当入れているでしょ。ゆで卵とかミニトマト入れて。

(詩織)ブロッコリーやフルーツの時もあります。

(道彦)イラスト入りのを見つけた

(詩織)何故、小分け袋にイラストが?

(道彦)イラスト入り。あ、いらないよね。俺ほんとセンス…。

(詩織)いただきます。可愛い小分け袋。

修一は道彦に詩織へのプレゼントをアドバイスしていました。

(修一)プレゼントは想像力だ。相手がどんなものなら喜んでくれるか想像して選べ。その想像力で相手は自分への愛を感じる。それを見て彼女の顔がふと浮かぶことないのかよ。お前、沢田さんのどこが好きなんだ

(道彦)さすがにポリ袋はいらないよね。常識にとらわれず自分の道を真っ直ぐ歩ところ。

(修一)そういう人なら分かってくれるさ。じゃ頑張れ。

(道彦)ありがと

実家にいる真美子を訪ねた詩織。

真美子は夏子からぬいぐるみを修理してもらったことを思い出しました。

(真美子)異父姉妹?なっちゃんと私が

(詩織)DNAは嘘をつきません

(真美子)母が父と結婚する前に産んだということですか。

(詩織)恐らく。

真実子と夏子は異父姉妹でした。

母として真美子に手紙を当てていたのは、夏子。

(真実子)母が亡くなる直前、入院していた時に届いた手紙です。ずっと母が当ててくれていた物だと思っていました。この頃の母は意識が混濁していて。たぶん、なっちゃん。子供の頃もらったカードも筆跡が同じなんです。あのぬいぐるみもなっちゃんが作ってくれていた。どうして…思い出す記憶は温かいものばかりなのに現実は恐ろしいことを突きつけてくる。なっちゃんが私を誘拐したなんて。信じられない。

(詩織)真実子さん。

そこで、詩織は手紙を検証しようと科捜研へ向かうと、加藤に呼び止められました。

(加藤)いい加減、自分の立場、弁えたらどうだ。

(詩織)けど、事件に関わることなので。昔、切手の裏からもDNAが採取できると教えてくれたのは教えてくれたのは副所長ではないですか。あの時の副所長の言葉、忘れません。

(加藤)なにを言い出すかとい思えば。忘れてくれて結構だ。君は科捜研を捨てて家庭を選んだ。

加藤はかつて、詩織から切手をなめてDNAを採取する方法を教えてもらいました。

【科捜研新人時代の詩織と副所長、加藤】

(詩織)切手をなめる?あり得ない

(加藤)なんであり得ない?

(詩織)切手濡らし器を使うのが一般的ですし。

(加藤)沢田、世の中にはいろんな人がいるんだよ。自分の狭い世界だけで仮説を組み立てるな。世界を見ろ、人を見ろ、そのための化学だ。好きなんだろ、科学。

そこへ、小沢が割って止めに入りました。

(小沢)師匠またよろしくお願いします。またなんか言われたのか

(加藤)はっきりといっておこう。君なんかを育てるべきではなかった。科捜研を守ってきたのはこの私です、あなたじゃない。

(さくら)待ってたよ、何やるの?なんかあった?

(詩織)まずはこの切手の鑑定。大丈夫、やろう。剥がす方向を見定めて。…わかったかも、なっちゃんの正体。

(詩織)真実子さんから預かっていたこの手紙、やっぱりなっちゃんからのものでした。今から説明します。

詩織は真実子と倉田を伴い、花屋の彩花(徳永えり)の元へ向かいました。

(彩花)はい、いらっしゃい、倉田君と真実子ちゃんも。

(詩織)突然ですが、これから化学に基づく仮説を聞いてもらってもいいですか。こちら真実子さんの実家に送られた手紙に貼られていたものです。この切手を調べてみたところ、DNAだけではなく、あるものが見つかりました。切手ののり面に付着していたのはミモザの花粉です。ミモザは春のお花。ところがその手紙は真実子さんのお母様が亡くなる前、一昨年の10月に投函されている。そんな季節外れの時期にミモザの花粉が落ちているのはどこか…そう、花屋です。その仮説の元、私はこの手紙の指紋とこれを照合しました。この手紙の指紋とこれを照合しました。これはこのお店であなたから受け取ったレシートです。鑑定の結果。2つの指紋は同一人物のものだと示されました。切手から採取したDNA型が、真実子さんとの共有率が28%。つまり2人には深いつながりがある。科学がくれた答えです。出口彩花さん、あなたは蓮沼家の家政婦、後藤夏子さん。真実子さんの異父姉妹。

なんと、彩花こそが、真実子の異父姉妹、夏子でした。

(彩花)とりあえず店閉めますね。私は孤児として施設で育った。母を恨んでいたつもりはなかったけど、なんでだろうね…気付いたら母を探していた。その家で家政婦として働き始めた。蓮沼家の暮らしは楽しかった。とくに真美子ちゃんあなたは…妹ってこんなに可愛いだって衝撃だった。

(真実子)私が誘拐された時のこと、覚えてますか?

(彩花)忘れるはずもない。あの日、私は気が付いたら山に入っていて。そしたら…

彩花こと、夏子は真実子を山の中で見つけ得ました。

(彩花)誘拐犯が監禁場所から逃げ出した真美子ちゃんを追いかけてきた。

真実子を森林で探していた際、誘拐犯の女性、安達依恵と格闘した夏子。

(誘拐犯の女性 安達依恵)なに逃げてんだよ!

(夏子)大丈夫?

幼い真実子(倉田瑛茉)は犯人の女性、安達依恵に殺されそうになり、夏子が正当防衛で安達依恵を石で殴って殺しました。

(彩花)それからは真実子ちゃんのお父さんのつてで出口彩花として生きてきました。真実子ちゃんのお父さんが急死して、母まで亡くなって。真実子ちゃん大丈夫かなって心配だった。でも、倉田くんと出会えて良かった。今度こそ自首します。

真実子の父は、娘の命を救った夏子に、「出口彩花」として生きていく道を与えました。

そこで、夏子は家政婦を辞め、出口彩花として花屋をしているのです。

(真美子)なっちゃん。

(彩花)真美子ちゃん、ごめんね、あのとき怖い思いをさせて。

(真実子)違う。謝るのは私のほう。なっちゃんにこんな思いさせてごめんなさい。ごめんなさい!ごめんなさい、ごめんなさい、ごめん。

(彩花)大丈夫だよ、大丈夫。

幼い時と同じように、真実子の頭を撫でる彩花。

翌朝。

警視庁では、20年前に真実子を誘拐した犯人は安達依恵の弟、正彦だと判明しました。

正彦は依恵と共犯でした。

(道彦)20年前の誘拐について問い詰めたところ、安達が全て吐きました。当時、金に困っていた安達は姉の勤めている幼稚園に資産家の娘がいると聞き、姉の依恵を誘って誘拐を企てたそうです。

(太田)後は後藤夏子の正当防衛の裏を取るぞ

その夜、事件解決について話す、詩織と道彦。

ここで、兄、修一は、厚木窒息ガス殺人事件を嘆息で調べていて、それで亡くなったことに触れました。

(詩織)真実子さんは天涯孤独だと思っていたけどお姉さんができた。兄弟っていいね。あなたとお義理兄さんも羨ましかったな。なんでも分かり会えていて。

(道彦)俺は兄さんのことなにもわかってなかったかもしれない。詩織に話したいことがある。厚木窒息ガス事故覚えてる?兄ちゃん一人で事件を調べていたんだ。そしてたぶん、志半ばで亡くなった。

(詩織)たしか被疑者死亡で解決した?そういえば兄さんよく小沢所長に挨拶に来ていた。所長ならなにか知ってるかも。

そして、詩織は科捜研の小沢に、7年前の道彦の兄で、大切な人だった、修一(戸次重幸)の死の真相に近づこうとしていました。

科捜研にて、小沢は何食わぬ顔で穏やかに過ごしています。

(さくら)真実子さんへの告白まだ成功してないんだって

(倉田)そうなんですよ。なかなかきっかけがつかめなくて。どうしてさくらさんが知ってるんです?

(小沢)何の話それ。もしもし師匠?どうした?7年前のこと?

元科捜研の主婦(おんな)7話感想・みどころ

生き別れた異父姉妹の絆がテーマの作品でした。

悪徳家政婦と、蓮沼真実子の父の専務、福田に怪しまれていた「出口彩花」こと、後藤夏子(徳永えり)は、幼い真実子を誘拐犯から守るための正当防衛だったとは…。

真実子が幼稚園の教諭だった、安達依恵とその弟に結託して誘拐されたことは胸が痛みます。

しかし、森林のなかで、偶然、夏子が発見しなければ、真実子の命はなかったでしょう。

夏子は真実子の異父姉妹なので、素性を伏せる為に表向きは、家政婦として働いていたんですね。

そんな夏子にも事件の後、改名して新たな生活を送ることを手助けした、真実子の父親の行動は切なくも温かかったです。

自分の誘拐された記憶がなかった、真実子が時を経て、自分の命の恩人の夏子に再会できて良かったです。

終盤は、修一が「厚木窒息ガス殺人事件」を単独で調べ、無念のゆえに亡くなった事件。

彼は以前も思いましたが、真相を知ったがために消されたと思っています。

そしてその真相を闇に葬ろうとしているのが、科捜研の副所長、加藤。

かつては、優しい人柄の加藤が、いつからか、詩織を目の敵にように接するようになったきっかけが隠れている気がしました。

修一は事件の直後、小沢に会っていた事実。

あの温厚でみんなに分け隔てない小沢が、修一の殺人に関与していないことを願いたい7話でした。

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