サバ缶宇宙へ行く

サバ缶、宇宙へ行く7話

サバ缶、宇宙へ行く7話あらすじネタバレ

朝野(北村匠海)が働く若狭水産高校は存続の危機にありましたが、槍山(熊切あさ美)は小浜の人々の尽力もあり、若狭水産小浜高校と統合が決定しました。

朝野は黒瀬(荒川良々)と共に、海洋科学科の教師として入学の準備をしていました。

しかし、普通科の教師と生徒の存在に居心地が悪そうな朝野。

(朝野)なんか完全なアウェイですね

(黒瀨)進学校やからって引け目を感じる必要ないで。海のことはわしらが一番知っとる。胸を張るんや。

(坂田)教頭の坂田です。黒瀬先生と朝野先生ですよね?何か分からないことがあれば私に聞いてください。

(黒瀨)はい、有難う御座います。今のは戦略や。相手油断させとったわ。

(朝野)僕ら2人ですね

(黒瀨)2人ちゃうで。秘密兵器や

そこにやって来たのは、教師1年目の朝野と共に、宇宙食サバ缶開発を立ち上げた卒業生の一人、菅原奈未(出口夏希)。

(奈未)今は菅原先生やで。せっかく向こうで、教員の免許取ったのに若水なくなって何それって思っとったけど、良かった、ここの空きがあって。黒瀬先生がな、ここなら進学校の看板ちょっと借りるだけやって3人で風穴開けたるって。本日からお世話になります、。新任教師の菅原奈未です、若水の卒業生です。

彼女は新任教師として若狭小浜高校海洋科学科に、新任として赴任しました。

寺尾(黒崎煌代)の妹、琉夏(伊東蒼)が海洋科学学科に入学します。

無重力の宇宙に憧れ、宇宙食サバ缶プロジェクトにも熱い思いを抱いてきました。

(朝野)琉夏ちゃんお久し振り。手伝おうか?

(琉夏)大丈夫

琉夏は車椅子ユーザーで多少の助けが必要です。

(奈未)先生がサバ缶続けてくれとったって。

(朝野)続けたのは生徒達だから。ほんとに嬉しい。菅原さんとまさか働けるなんて

(奈未)出た出た、その感じ。懐かしいわー。

(朝野)いやでもホントに驚いたし、本当にうれしい。

(奈未)東京でなダンスしとったの。毎日毎日踊ってめっちゃ楽しかった。あの時、先生がいてくれなかったらきっと私ずっとここにおって、嬉しいことも悔しいことも沢山経験出来なかったと思う。挑戦して良かったってほんま思ってる。やっぱやってみな分からなかったよね。で、私にはもう一つ、挑戦途中だったものがあるって思い出したの。ここに置いてきたでかい夢があったなって。サバ缶を宇宙に飛ばす。

(朝野)でっかい夢。宇宙か。

(奈未)そう、宇宙。

小浜の地元民の漁師たちは、琉夏の成長を喜んでいました。

(園田)琉夏が高校生か

(百瀬)【佐戸井けん太】琉夏は根性あるで。あれ、創亮より強いかもしれん

(漁師)あんなおちびさんだったのに。

(園田)創亮、聞いたら怒るでー

(百瀬)いやそれにしても大人気やなぁ

そんな百瀬たちは、若狭水産高校の卒業生でパンケーキ店の店員、柚希の店に並んでいました。

店長の田所(八嶋智人)は繁盛して大忙しです。

(柚希)おっちゃんパンケーキ2つ

(田所)あいよ

カリスマ店員の柚希は女性客に大人気です。

入学式で生徒達は普通科と海洋学科に別れ、移動を面倒くさがりました。

(生徒)海洋と校舎、別なん?

(生徒2)ここでは出来んやろ

竹田奏人は普通科の大檎に早く海洋学科から普通科に来るよう促されていました。

(大檎)奏仁、早く来いよ

(竹田奏仁)分かってるよ

生徒の一人、那菜歌がスマホで、柚希を自慢。

竹田奏仁は琉夏に声を掛けられました。

(琉夏)寺尾琉夏

(竹田)ああ

奈未は琉夏以外の生徒にも宇宙食開発に興味を持ってほしいと思うのですが、生徒達は諦めています。

その頃、JAXAでは、木島(神木隆之介)と皆川有紀(ソニン)が社員食堂で昼食をとりながら朝野の近況について話していました。

そこへ、東口(鈴木浩介)が飛び込んできました。

(木島)海洋科学科?…そうですか。なんですか?

(皆川)新しい名称。朝野先生、引き続きそこで働くんだって。あ、ごめん、初めて見た。おコメ食べてる。いつもパスタばっかりだったのに。

(木島)でもまた動き出すかもしれないですね。止まっていた時間が。

(皆川)笑った。隠さなくていいって。

(東口)木島君、真っ先に伝えたくて!まだ正式発表前なんですけど!宇宙飛行士の募集が始まるそうです。木島くん、宇宙への道が開かれてきたね!

奈未と琉夏の2人で宇宙食サバ開発を再開発を開始します。

新しい生徒、小松崎菜那歌(平澤宏々路)、川上寿々(石田莉子)武田奏仁(木村絃碁)。

(朝野)海洋科学科では1年の今のうちから、早速実習やっていくからね。若狭水産高校時代、先輩たちはここで色んな実習をやって来ました。今そこに書かれてることでもいいし、新しいことを何か見つけてもいいし、今のうちに何やりたいか考えておいて。

朝野は新しい海洋科学科の生徒達に、学科で何をやりたいか希望をとるプリントを渡しました。

他の生徒達は宇宙日本食の実習を馬鹿にしました。

(生徒1)あ、知ってる。宇宙日本食

(寿々)いっとき盛り上がっとったよね。小浜時から宇宙へって

(朝野)それなら若水の卒業生である菅原先生から

(生徒)てかさ、何年かかっても駄目だったやつやろ?

(生徒2)時間の無駄やろ。

(奈未)時間の無駄?!

(女子生徒1)先生、資格取りたいんやけど

しかし、琉夏は兄の寺尾に憧れ、奈未に言いました。

(琉夏)菅原先生

(奈未)おお琉夏ちゃん。

(琉夏)宇宙日本食の実習やる。ずっと決めとった。

(奈未)めっちゃ嬉しい。さすが寺尾の妹やな。私もやる。

(ルナ)お手伝いお願いします。

放課後に柚希と田所(八嶋智人)のパンケーキ屋で、那菜歌と寿々が来店しました。

カリスマ店員となった柚希に懐く2人。

(寿々)(那菜歌)このカリスマ店員やばいやろ

寿々と那菜歌は

(柚希)海洋の生徒宇宙に全く興味ないで。

(田所)そりゃそうやろ。みんながみんな俺みたいに選球眼があるわけやないから。イケてる連中の中でもワシが

(寿々)おっちゃんじゃなくて。どうやったらそんな感じになれるんですか?

(柚希)うちな、若水出身なんやで。若水の生徒か、サービスせなな。昔からイケてる人が入る実習があるんやけど、知りたい?

(那菜歌)(寿々)はい

優秀な兄、大檎(安藤冶真)にコンプレックスを抱く奏仁も、消極的でした。

(大檎)勉強分からないことあるか。海洋におったって何の役にも立たないしな。早いとこ普通科受け直せ。とりあえず普通科行っとけば選択肢は広がる。水産の仕事に就くわけでもないのに海洋におったって将来なんの役にも立たないしな。

(奏仁)大丈夫。

奈未が教師になったことを喜ぶ、寺尾、佐々木柚希(ゆめぽて)、菊池遥香(西本まりん)、木村琉空(山下永玖)、福原凪沙(夏目透羽)。

しかし、奈未は、浜中食堂にて、同じ同級生たちと会いますが、新しい生徒達がサバ缶を宇宙へ飛ばすことに無関心な生徒達に不満気でした。

(奈未)マジでなんなん?あの言い方。

(寺尾)声でっか

(遥香)帰ってきて早々なに?

(奈未)何年かかっても駄目な奴やろ?やる意味あるんってうちら思いっきりディスられとるんよ。

(遥香)せっかく奈未のお帰りなさい会なんやから。

(柚希)そうそう楽しくやろう

(木村)あのさ、俺めっちゃ働いて金貯めとるんやけど、原宿でカフェ経営とか無理ゲーだわ

(奈未)てかさ、うちらがどんだけやってたか知ってから言ってみろや!

(寺尾)落ち着けよ、もう先生やろ?

(奈未)落ち着いてられんわ。せっかく帰って来たのに。琉夏ちゃんと2人だけかもしれんのやで。

(柚希)一応勧誘はしたけどな

(奈未)むかつくな

一方で、和子と道夫も険悪な雰囲気でした。

(和子)今夜は早く店閉めようか

(和子)それがええ

そこへ、朝野が来ました。

(和子)先生、お疲れお疲れ。先生、生やな。

(朝野)え、どうしたの?

(奈未)どうしたやないやろ。先生、聞いとったやろ。やる意味あるんかとか時間の無駄やとかさ。

奈未はすっかり酔って、新入生の生徒達への怒りと愚痴を吐き散らします。

(奈未)先生腹立たないの?

(朝野)まぁ別に。普通だよ。

(柚希)それは先生、不思議やわ。さすがに腹立つやんな。

(遥香)立たないほうがおかしいでしょ。あれが普通?

(朝野)でもさ、それが普通なんだよ。

(遥香)普通?あれのどこが?!

(朝野)夢ってさ、最初はそんなもんなんだよ。みんなだってそうだったでしょ。自分達で出来る、やれるそう思えた時にいつの間にか本気で向き合ってる。そんな日が来るって僕はまぁ信じてるけどね。

(凪沙)散々、りくにディスられたよな

(遥香)先生ってたまにいい事言うな。ほんとたまにね。

(奈未)やっぱり私は納得できん!

(木村)声でっか

(和子)先生も来たし、乾杯しよう。

(和子)【村川絵梨】(道夫)【三宅弘城】奈未、おかえりー

その夜、木島は宇宙飛行士の奥山(萩原利久)と共に、夜、バーで飲みます。

奥山は木島が宇宙食開発をしていることを陰ながら応援していました。

(奥山)おめでとう。待ちに待った募集、ようやくやな。チャレンジするんだよな

(木島)今、大手メーカー達と一緒に、宇宙日本食の品目を拡大してる真っ最中で、これから30品目以上選出しなきゃいけない大事な時期で。挑戦したい、そう思ってる。

(奥山)そっか

(木島)ずっと地上から見てきた、宇宙からの景色を見てみたい

(奥山)宇宙で一緒に食べれるといいな。木島が認定した宇宙食。

(木島)じゃあその時が本当の乾杯だな。

(奥山)待ってるよ

その頃、浜中食堂では、和子と道夫の元夫婦喧嘩に朝野や奈未ら卒業生達が巻き込まれていました。

和子と道夫は、店は共同経営しているものの、夫婦喧嘩ついでに、離婚しました。

リモコンの件で、揉めて離婚したとのこと。

(和子)もう私はなんの迷いもない!めっちゃすっきりしとる。

(遥香)離婚しとったんや

(柚希)離婚しとったんやね。

(木村)離婚か

(遥香)離婚ね

(寺尾)離婚

(朝野)あのどうしてそうなってしまったのでしょうか

(道夫)ある時な、わしがこう言ったんや。

(和子)それで私がこう言った。

【回想シーン 和子と道夫が離婚することになった夫婦喧嘩】

(道夫)リモコンどこ行ったんや

(和子)さっきあんたが持っとったやろ?

(道夫)絶対お前やって。最近、物忘れ激しいな

(和子)どの口が言うとんじゃ?あんたアホなん?冷蔵庫の上に置いたまま?!3時間も捜し回っとったん誰やねん。いつもいつも人のせいにしやがって。ふざけんなよ!リモコンにみそ汁の汁が飛び散ったって騒いで、拭かなあかん拭かなあかんって、その間にな、嫁は指切って血流しとんねん!こっちは無視か

(道夫)知らんわ

(和子)そんなにリモコンが好きならリモコンと結婚しとけや。

(遥香)それだけで?

(道夫)散り積もってやつやな

(道夫)リモコン投げるな

(和子)大事な嫁さんだもんね

(道夫)壊れたらどうすんのじゃアホ。

ふいに酔った奈未が別の話題で泣きだしました。

(柚希)ちょっと和子さん達すっきりしたのに

(奈未)うわああん。黒ノートを後輩たちが引き継いで嬉しかった。私は本気でやる。琉夏ちゃんと一緒に宇宙目指す。

寺尾と朝野は外で話します。

(寺尾)ほんまにやかましいな、奈未は。変わらなあかんやろ?先生やで。あの時間は特別やった。先生、琉夏を宜しくお願いします。家やとうるさいんやけど、外やと人見知り発動するんよ。コミュニケーションが得意やない。きっとあいつが一番宇宙を目指してる。

(朝野)みんな元気そうで良かったよ。

翌朝、朝野と黒瀨は、琉夏に宇宙日本食の作り方を教える、奈未を気にかけました。

(琉夏)宇宙空間で飛ばないための粘度調整…

(奈未)朝から何しとるん?昨日、黒ノート見たら後輩たちがコーンスターチ使って年と調整しようとしとったの。惜しいとこまでいったみたいやから、一度やってみようかと思って。やるやろ?

(琉夏)私も見た。

(黒瀨)奈未、ようやっとるな。琉夏も奈未がおって救われとるやろ。なんか心配か?

(朝野)なんか昔の自分を見ているようで

普通科のクラスにて、生徒達は相変わらず、宇宙食開発実習に難色を示していました。

現実的でなく、将来に役立つのかと不満を漏らします。

(三好)どうして水産と一緒にならなちゃいけないんですか。研究研究って家庭科みたいなことばかり。それに宇宙って。

(坂田)君達にいろんな思いがあるのは理解する。私にだって複雑な思いがある。今ここでこの話をすることじゃない

(校長)坂田先生教育委員会から問い合わせがきましてね。朝野先生について聞きたいことが。

奈未は引き続き、琉夏に教えます

(奈未)うちらはゼラチンで粘度調整しとったんやけど全然だめで。

(琉夏)お兄ちゃんも言ってた。サバのゼリーが出来たって。

(奈未)あった、あった。めっちゃまずくてな。どう?これ。

(琉夏)いけるんちゃう?

(那菜歌)(寿々)やば。なんで隠れるの?

(奈未)なにしてんの?

(寿々)今日から私達も宇宙日本食の実習に参加します。

JAXAでは、宇宙食の確認作業に木島と東口が勤しんでいました。

(東口)13番は粘度規定値ギリギリですね

(木島)加温適合性にやや難あり。温度にムラがあります。

(東口)同感です。不合格にしますか?

(木島)はい。

(東口)木島君、私もチャレンジしてみようかと思います。フライトディレクターを目指します。いや、昔ね、そう夢見ていたことがあるんですよ。いつの間にか、日常に流されて忘れていました。今回、木島くんの挑戦を受けてしまったんですかね。宇宙にいる木島君を地上から支える大事な役割ですからね

(木島)東口さんが支えてくれて僕は心強いです。

(東口)そんなこと言わないでくださいよ。まだ決まってないじゃないですか。

(木島)それ言ったら僕もまだ決まってない。僕ら2人いなくなったらここどうするんでしょうね

(東口)大丈夫ですよ。我々が作った明確な基準があります。誰が来ても粛々と認証してもらうだけですよ。木島君?

(木島)あ…

(東口)じゃあ続けましょう。

那菜歌と寿々は、柚希の影響で、実習を受けます。

(那菜歌)ほんまにカリスマが言うイケてる実習なの?

朝野と奈未は那菜歌と寿々が、宇宙食実習に取り組むなか、普通科に進学しようとする、竹田奏仁に海洋学科が不満なのかを聞きました。

(朝野)小松崎さんと川上さんが?それは良かったね。

(奈未)今、粘度調整に苦戦してて。先生も早く入ってよ

(朝野)勿論、手伝うよ。生徒達に声掛けてもらったらね。

(奈未)冷た!

(朝野)竹田君、勉強?

(奈未)高校受験?そうなんや、普通科に?何かやりたいことあるの?

(竹田)編入です。兄がいるので。ここにいたらいつまでも追いつけませんから。

(奈未)それが理由?海洋じゃだめなの?ここでしか出来んことを学べばそれでいいでしょ。海洋学科じゃあかんの?資格だって沢山取れるし。

(朝野)この道じゃないって自分で思うならそれでいいんじゃない?自分だけの道見つけられればそれが一番だよ。

奈未は仕事帰りに、朝野が生徒の進むべき道を後押ししているのを見て、自分との価値観の違いを柚希に聞いてもらっていました。

(柚希)確かにそれは冷たいな

(奈未)せやろ。昔から熱血ってわけじゃなかったけど、なんかもっとこう一生懸命な感じやったやん。今、全然違う。

(柚希)そやな。分かる分かる

(奈未)宇宙熱も全く感じられんし。

そんな2人の会話を聞いて、パンケーキ屋の店長、田所は、今の生徒達と奈未と柚希の価値観の違いを伝えました。

(田所)年取ったんちゃうか

(奈未)年取ったんかな

(田所)常に新しいことに挑戦し続けんと、人っちゅうのは一気に老け込むんや。ほら見てみい?今も絶賛、新作にチャレンジ中や。

(柚希)老け込んだほうがええ人もいるけどな

(田所)ところで皆さん!パンケーキはいかがですか?

竹田は、那菜歌、寿々、琉夏が奈未の指導の元、実習を受けているのを羨ましそうに眺めているのが気がかりでした。

(朝野)今のところ順調?

(奈未)今のところね。

(朝野)そっか

(奈未)そっかって何?もっとさ、一緒に喜んでくれても良くない?

(朝野)喜んでるよ

(奈未)見に来てもくれんのに?

(奈未)先生、宇宙目指してる?全然そうには見えない。なんなん?その距離感?生徒達が言ってきたら行く…面倒くさい?じゃあなに?正直がっかりした。先生が一番、宇宙に本気やと思ってたのに。

竹田奏仁は、琉夏に聞きました。

(奏仁)なにがそんなに楽しいん?いや、朝からずっとやん。休み時間も削って。

(琉夏)ただ宇宙へ飛ばしたいだけ。

(奏仁)それが分からん?宇宙飛ばしたからって何の意味があるん?将来、何の役に立たんわ。どこ行くん?

(琉夏)だから夢なんや。見えるの。宇宙

(奏仁)宇宙?

(琉夏)空の向こうは宇宙や。あの空の向こうは宇宙なんやで。まだ人が行くことは出来ないけど、あのサバ缶を宇宙へ飛ばす。役に立つか立たないかで見るもんやないやろ。夢は。

琉夏の影響で、奏仁は、海洋科学科でやりたいことを見つけるきっかけが出来ました。

黒瀨は奈未に声を掛けました。

(黒瀨)奈未、今日ちょっと付き合えや

大檎も弟の奏仁に寄り添いました

(大檎)海洋でなにやる?そこにいたって意味ないやん。早く勉強しろよ。

(奏仁)兄ちゃんは普通科行ってやりたいことやってるやろ。ちょっと寄り道してくる

その日の夕方、柚希と田所のパンケーキ店に女性客が来店するものの、すぐ帰ってしまい、奏仁が来ました。

(奏仁)クラシックパンケーキで

(柚希)おっちゃん。私のおかげでここ有名になったんやで

(柚希)ごめんね変な店長で。たまには言い事良いんよ。

(田所)また来いよ。絶対約束破るなよ。

朝野は木島に会いました。

(木島)今日は木島さんに会って是非ご報告したいことが。

黒瀨は奈未を浜中食堂へ連れて行きました。

(黒瀨)聞いたで。結構飲める口なんやってな

(和子)遠慮せんで。今日は沢山飲んでや。

(奈未)まぁ多少は。

(道夫)またわーとか騒がれたらかなわんけどな

(奈未)済みません

黒瀨は奈未に、朝野の今の生徒との関わり方と、奈未の生徒への接し方を助言しました。

(黒瀨)あまり出しゃばったことはしたくないんやけどな、まぁでも一応言っておいたほうがええかと思った言うわ。研究発表会の時、奈未ら最優秀賞とったやろ。奈未らが一生懸命書いた原稿を赤ペンで修正しとった。あの時、朝野先生、反省してた。本当に奈美達が伝えたかった思いを消したんや。そん時に気付いたらしいわ

(奈未)クラゲ豆腐のやつやろ

(道夫)ああそんなことあったな

(和子)あったな。生徒達は凄いって。自分が情けないってここで飲んどったわ。

(道夫)自分なんかよりも先にいってて教わることが多いって。

(黒瀨)この学校の主人公は自分ちゃう、生徒なんやで。そっからやろ、朝野先生が生徒を待つようになったのは、それはそれでしんどいと思うで。宇宙への思いは、朝野先生も同じや。でもななんで待てるか分かるか?生徒を信じてるからや

木島は朝野から渡された若狭水産高校の生徒達が作る宇宙食実習の資料を読みました。

竹田は翌朝、那菜歌、琉夏、寿々に宇宙食実習に参加しました

(竹田)俺もええかな。宇宙一緒に目指しても。役に立つか立たないかで夢は見るもんやないんやろ。ここで俺だけの道、見つけたい。

(琉夏)いいの?なんの役にも立たんけど。ここに上白糖の分量乗ってるから同じの図ってもらってもいい?

(竹田)みんなで宇宙、飛ばそうや。

(寿々)(那菜歌)なんかよう分からんけど、これがイケてる感じ?

(竹田)ここでやりたいこと見つけたい。

奈未は朝野に、自分の教師としての未熟さを伝え、反省しました。

(奈未)ごめんなさい。先生に酷いこと言ったよね、間違とったのは私のほうやのに。生徒達がやれるよう、先回りしとった。やってみな分からんのに。やる前から正解を教えようとしてた。朝野先生の教え子第一号としても、失格やな。教師としてもそうやけど。

(朝野)そんなことないよ

(奈未)変わらんな。そうやってムキになるとこも

(朝野)別にムキになってないでしょ

(奈未)でもさ、意地悪は意地悪やで。なんで言ってくれても良かったやん。生徒達を信じて待ってろって。

(朝野)言おうと思ったんだけどさ、菅原さん言ってたじゃん。やってみなきゃ分からないって。それもこれなのかなって思って。それに、菅原さんなら大丈夫だって、信じていたから

(奈未)ほんまなんなん。腹立つわ。私もう生徒やないんやからね!一緒にせんといて。腹立つわ。

JAXAにて、宇宙食の最終確認が完了しました。

(東口)合計32品目すべて最終確認完了です。

(木島)最後の1つだけ確認したいサンプルがあります。気付いたんです。ずっと僕は待ってたんだ。また届けに来てくれること。

朝野は資料を持って教室に到着しました。

(奏仁)先生、実習見てくれへん?

(奈未)ええよ

(琉夏)コーンスターチの分量がうまくいかんくて。

(朝野)選ばれた。うちのサバ缶が宇宙日本食の候補に選ばれた。

なんと、若狭小浜高校のサバ缶は、木島と東口のおかげで、宇宙日本食の候補に選ばれました。

サバ缶、宇宙へ行く7話感想・みどころ

琉夏含む、新入生の登場に胸が熱くなりました。

イマドキの子供達は、現実主義で、サバ缶を宇宙食にすることに難色を示してましたね。

とくに、成績優秀な兄、大檎と仲が良い、海洋科学科の新入生、奏仁は、兄にコンプレックスを感じ、普通科へ編入しようとしていました。

しかし、若狭小浜高校のOB、寺尾の妹、琉夏の影響により、彼も宇宙食開発をしながら、自分のやりたいことをみつけることができて良かったです。

OBたちがメインに映され、懐かしい顔ぶれに温かくなりましたが、奈未の酒癖の悪さと、浜中夫婦のくだらない喧嘩理由に苦笑いしてしまいました。

朝野は、生徒達を後ろに下がりながら見守ることで、生徒を客観的に見ていると思いました。

一方で、奈未はまるで生徒だった時のように新米教師なのにどこか幼くて、宇宙食への実現の夢を捨てきれず、大人としての未熟さを感じました。

柚希も奈未も、田所が言うように年取ったなって私も思いました。

奈未は特に、今の子供達に、理想とか、価値観をやや押し付け気味なところがありましたね。

それでも自身を顧みて、生徒達と向き合い方を変えた奈未の教師としての成長は見守りたくなりました。

そしてついに、若狭小浜高校のサバ缶が、木島の熱意によって、宇宙食に選ばれましたね!

ラストは、朝野や生徒達がずっと試行錯誤してきたことがついに実現しました。

これからの海洋科学科の生徒達の活躍が楽しみですね。

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