相棒24

相棒24  15話「他人の顔」

相棒24 15話「他人の顔」あらすじネタバレ

15年前に佐伯友里枝という3歳の少女が行方不明になった事件を取り上げたテレビ番組が、AIで現在の顔立ちを予測します。

(司会者)15年前、忽然と姿を消してしまった佐伯友里枝ちゃん。当時3歳。一体、友里枝ちゃんの身に何が起きたんでしょうか。お母さんの店で留守番をしていたそうです。今、友里枝ちゃんはどんな顔立ちになっているのかを予測しました。

その顔は、亀山の妻で、記者の美和子(鈴木砂羽)が通うインストラクター、北澤結衣(並木彩華)と瓜二つでした。

(結衣)右足上げてー亀山さん、余裕出てきましたね。

(美和子)凄い時代よね。

(美和子)え?先生どうしたんですか

もし、結衣が友理枝だとしたら、結衣が親と信じていた人物こそ、誘拐犯ということになっていまいます。

美和子は結衣を右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)に紹介し、相談に乗ってもらうことになりました。

そこで、美和子は結衣を小出茉梨(森口遥子)の店、小手毬に連れて行きました。

(美和子)すいません、急に呼び出してしまって。

(結衣)北澤結衣と申します。

(右京)杉下です

(亀山)美和子の夫、亀山です。

(結衣)顔が二っていたのは単なる偶然だろうと思っていました。ただよく考えてみると、自分の幼い頃の写真を見たことがなくて。それでちょっと気になってしまって。

(右京)つまり、その相談というのは自分がその女の子かどうかを知りたいということですね。

(結衣)どちらかというとその子ではないということを確認したいっていう気持ちのほうが強いです。母のことを疑うことになるのがつらいんです。

(右京)なるほど。もしあなたがその行方不明の子だとしたらお母様はあなたを誘拐したことになってしまうということですか?

(亀山)お母様はなんて

結衣は母が2年前に他界し、父は義理父であることを右京達に伝えました。

(結衣)母は病気で2年前に…。私が3歳の時に母が再婚して、私は母の連れ子なので。

(亀山)DNA検査とかは?似ていたってのはたんなる偶然じゃないすかね。俺はその番組見ていないけどさ、そんなに似てた?

(結衣)そこまでするとちょっと大事のような気もして。

(右京)戸籍謄本は確認しましたか?

(結衣)はい、自分で役所へ行ってとって来ました。でも特におかしなところは見当たらなくて。

結衣は戸籍を右京に見せました。

(右京)拝見します。

(美和子)似てるなんて偶然じゃないよ。こんな偶然あると思います?私も友里枝ちゃん行方不明の記事集めてみたんですよ。右京さん、薫ちゃんどうか協力してください。

(結衣)これがその画像なんです。

(亀山)そっくり、いやまんまじゃない

(右京)おやおや

(亀山)右京さんどうしますか

(右京)やりましょう

聞くと、結衣の両親は離婚していて、母は2年前に病気にて、他界していました。

義理父は、結衣に対し、何かを後ろめたいことがあるようで取り合ってくれません。

(結衣)私、赤ん坊の時の写真見たことがないから

(結衣の義理父、栄次)そんなこと気にしていたのか。例のテレビ番組のせいなのか?似ていたのは単なる偶然だよ

(結衣)まぁ別に気にしてるって程でもないんだけど

興味を持った右京は、車で、薫と共に友理枝の母、佐伯真由美(遠藤久美子)が営む飲食店へ向かいました。

車中の中で、友里枝の事件を整理して、確認する特命係。

(右京)15年前、群馬県高柳市で3歳の時行方不明になった。母親は、離婚してシングルマザーの佐伯真由美さん。事件当時から現在まで、友里枝という小さな飲み屋を経営しているようです。その地域の女将やママたちが、友里枝ちゃんの足跡を追う会というボランティアの団体を立ち上げているようですね。

(亀山)15年前、結衣さんが18歳って言ってましたから。

(右京)年齢的にはぴったりですね。

友里枝の本来の実家である、高柳商店街に到着した2人。

(亀山)昭和って感じがして渋いですね。

(亀山)突然済みません。ちょっとよろしいですか?

(真由美)警察?友里枝が見つかったんですか。

(亀山)ああ、済みません。違います

(真由美)ではなんの御用でしょう。

(亀山)3か月前、友里枝ちゃんが取り上げられた番組ご存じですよね?

(真由美)勿論です。こちらからお願いしましたから。支援してくれる方達が何度も交渉して取り上げてもらえました。それが何か?

(亀山)ええ、それで。再捜査しようってことになりまして。すみませんがもう一度、事件について教えてもらえませんか?

(真由美)あの日、私は買い物に出かけたんです。たまたま立ち寄った常連さんに友里枝を少し見ていてほしいと頼んで。でもそれが間違いでした。全て私が悪いんです。常連さんは友里枝を置いて煙草を買いに出てしまって。ほんの数分なんですけど。必死に探してくれたんですけど。

友里枝が失踪した日、徳治は、聡美という女性に聞いていました。

(徳治)友里枝ちゃん見ませんでしたか?

(聡美)見ませんでしたよ

(徳治)見かけたら、教えてくれ

(聡美)うん。

現代に戻ります。

(佐伯友里枝の母、真由美)警察もこの町の皆さんも必死に捜してくれました。でも、見つかりませんでした。

(右京)常連の方のお名前は?

(真由美)山田徳治さんというかたです。この方が支援してくれる会の代表をしていました。責任を感じていたのだと思います。糖尿病で足が不自由でになっても、沢山、友里枝を見つける為に頑張ってくれていました。

(右京)頑張ってくれていました、過去形ですね

(真由美)先週、亡くなってしまって。

(亀山)ご病気か何かで

(真由美)警察の方が言うには自殺だろうって。そんなに悩んでいるなんて全然知らなくて。橋から飛び降りたそうです。

(右京)橋から…飛び降りた。

シングルマザーだった真由美はちょっとした買い物のため、常連客の男性に友里枝の面倒を一時的に見てもらうよう、頼みました。

(常連客 山田徳治)【小倉蒼蛙】友里枝ちゃん見なかった

その常連客が目を離したすきに、友里枝は誘拐されたとのことです。

責任を感じた常連客は、支援団体を立ち上げますが、その関係者が最近、飛び降り自殺を遂げたらしいのです。

その死に、疑問を抱いた右京と薫は、当時、「佐伯友里枝失踪事件」にあたっていた、坂口という刑事を訪ねました。

捜査で押収した資料を見せてもらいます。

(坂口刑事)友里枝ちゃん行方不明事件ですか?もう15年も前の事件ですからねぇ。特命係っていうのは捜査一課の特別班みたいなものですか?

(亀山)ああ、まぁそんなもんです。山田徳治さんって方ご存じですよね。友里枝ちゃん足跡の会の

(坂口)エリートさんだ。これが事件当時の捜査資料です。ええ、先週遺体で見つかった山田徳治さんですよね。

(亀山)死因は?

(坂口)我々は自殺と考えていますが、友里枝ちゃん事件と関係でも?

(右京)いえ、少々気になることがありましてね

(坂本)先週、水曜日の早朝、散歩をしていた近所の人が、橋で倒れている遺体を発見しました。死因は端から転落した際の脳挫傷だと思われます。

(右京)何故、自殺だと?

(坂本)仕事が出来なくなって頼る身寄りもいない。恨みを買う相手もいなかったですし、金銭目的の強盗っていうのもちょっとね。

山田は天涯孤独の身であることから、自殺だと思っている坂口。

(右京)山田さんは体を患って足を引きずっていました。そんな方が橋の欄干をわざわざ跨いだりしますかね?

(亀山)自殺するにしても、なんかもっと別の方法を選ぶようなね。

(坂口)ちょっとうちの判断に文句つけるんですか。もういいですか

(右京)コラ、亀山くん

(亀山)え?俺のせい?

山田の家に行くと、友里枝について熱心に調べていたことが判明します。

また、亡くなる前に東京に出かけていたことも、彼の家にあったポケットティッシュに書かれた住所から分かりました。

(亀山)とても自殺を選んだ人とは思えませんね

(右京)亡くなる前に東京に言っているようですね。

(亀山)なんか匂いますね

(右京)今日の予定ですね

(亀山)15時、友里枝ちゃんの足跡を追う会…詩の舞?

(右京)しのぶとも読めますね

間もなく、友里枝の足跡を追う会の女性たちを訪ねた右京と亀山。

(亀山)で、今日は友里枝ちゃんの足跡を追う会の定例会ということで宜しいですね?皆さんこの辺りでお店を?

(しのぶ)こちらが陽子ママで、こっちが聡美ママ、みんな足跡を追う会のメンバーです。

(陽子)トクさんが亡くなってこれだけになっちゃいました

(しのぶ)でも私達、諦めません。トクさんの分も頑張らないと。

(陽子)あのテレビ番組もトクさんの熱意が通じたんです。こないだもね、今度こそ見つけるって当時の資料、見返していましたもの。

(右京)ところで今日は真由美さんは?

(聡美)トクさんの追悼だから、複雑なんじゃないかしら。

(陽子)ひょっとしたら、真由美さん、トクさんのこと心の奥底では許せてないのかも

(しのぶ)そんなことないのかも。トクさん頑張ってくれていたし。今日だって病院じゃなかったら真由美さん参加していたと思います。ちょっと風邪ひいたみたいで。

本当は徳治の件がなければ、友里枝の母、真由美も参加していたと振り返るメンバーたち。

そこで、右京は、徳治の周辺の異変を尋ねます。

(右京)最近、徳治さんに何か変わったことはありませんでしたか?

(しのぶ)ここ最近、地上げを受けていて

(亀山)地上げ?

(右京)表にポスターがありましたね。

(聡美)この辺りを大型マンションにしようっていう計画があるらしくて。それで私達を追い出そうと、怖い人たちを雇って嫌がらせされているんです。

(陽子)トクさん、反対運動の先頭に立ってくれました。友里枝ちゃんが戻ってくるまで絶対ここを守るんだって。

(しのぶ)その程度の嫌がらせで怯むような私達じゃないんだけど、先週は。聡美ママのお店が放火にあって。いくらなんでもやりすぎだわ

地上げ屋の嫌がらせで、聡美の店が放火にあったことを口にする、しのぶ。

(右京)放火とは穏やかではありませんね。何故、放火だと分かったのでしょう

(聡美)警察からは放火が出火元というのが分かりました。でもその時間は誰もいなかったんです。

(亀山)被害はどれくらい?

(聡美)とても営業できる状態じゃ

(亀山)じゃあ今は?

(陽子)とりあえず今はしのぶママの店を手伝ってます

(右京)火事になったのは具体的にいつでしょう?

(聡美)先週の3日。ちょうどトクさんが亡くなる前の晩でした。

(右京)ちなみに地上げが始まったのは?

(しのぶ)3か月前ですかね

(右京)3か月前、ですか

捜査一課に15年前の友里枝の件で調べていることを知られました。

(伊丹)おい!亀!山田徳治っていうのは何者だ。聞いたぞ、群馬で色々嗅ぎまわっているらしいじゃねぇか。しかも捜査一課を語りやがって。

(芹沢)捜査権のない特命係がエリートってちょっと言い過ぎじゃないっすか

(亀山)あれが向こうが勝手に勘違いしたんだよ

(麗音)群馬県警に嫌味言われて、部長たちかんかんです、私達に調べて報告しろって

(右京)実はやんごとなき事情を抱えたある女性から調査の依頼を受けましてね。

(芹沢)やんごとなき事情って?

(亀山)やんごとなき事情はやんごとなき事情だよ

(右京)部長たちへの報告はよしなにお願いします。

(亀山)頼むよ、お前らの腕の見せ所。

右京と亀山は、地上げに関係している会社を角田課長(山西惇)に調べてもらいました。

(右京)地上げをしているのはランデートという会社でした。今、課長に調べてもらっています。

(角田)何かわかったか?全く人使いが荒いんだよ、いつもいつも言うけど俺、結構偉いんだよ。では早速…まぁ調べてみたんだが、強引な地上げで急成長した会社だな。だもんで、胡散臭い連中との付き合いは多少はあるもんだが。会社そのものは合法で、これといって怪しいところはないな。

(右京)拝見します。…亀山くん

(亀山)社長の名前が北澤栄次。栄次って結衣さんの父親の名前と同じですね。え、これどういうことですか?

(右京)結衣さんの戸籍謄本には、父親は栄次とありました。もし、結衣さんが行方不明になった友里枝ちゃんだったとしたら、結衣さんの父親がそれを隠ぺいするためにあの場所を地上げしようとしているとは考えられませんか?

(亀山)ああ、友里枝ちゃんの足跡を追う会を潰すためにってことですか?

(右京)僕の想像ですがね

(亀山)てことは会の代表であり、反対運動の先頭派に立っていたってことは、山田さんは邪魔ですよね

(右京)15年前の友里枝ちゃん行方不明事件、その母親、真由美さん、友里枝ちゃんを探し続けているママさん達、山田さんの死去、放火を疑う地上げ、その地上げを目論む社長である北澤栄次氏と自分が行方不明になっていた友里枝ちゃんなのではないかと疑う、北澤結衣さん。

(亀山)考えれば考えるほど、この北澤栄次ってのが怪しく見えてきますね。

そこで、美和子から連絡が来ました。

間もなく、友里枝に関することを中断するよう、美和子が特命にストップをかけました

(美和子)友里枝ちゃんに関して調べるのストップしてくれない?

(結衣)勝手言って済みません。でも、今更、自分が自分じゃないっていうのを知るのもどうしていいかわからないし。母は子供を誘拐するような人じゃありません

(茉梨)たしかに複雑よね。

(右京)友里枝ちゃん行方不明事件は重大な未解決事件です。警察は捜査を尽くさなければなりません。

(亀山)友里枝ちゃんのお母さんのこともあるしね。事件で心を痛めているのは君だけじゃないんだよ。友里枝ちゃんのお母さんの真由美さんも15年間ずっと、友里枝ちゃんが無事に見つかるのを待ち望んでいる。

(結衣)友里枝ちゃんのお母さんという人には会えますか?会いたいかどうかは分かりません。でも、会ってみて、自分が友里枝ちゃんじゃないって思えたら、このもやもやした感情もなくなるのかなって。

右京と亀山は、結衣を友里枝の母、真由美に会わせました。

結衣はふと、店に入った時、母と思わしき人物が作る後ろ姿と、料理の匂いを思い出しました。

(真由美)うちの看板料理の下仁田ネギと赤城豚の香りよ

(結衣)違います。私は北澤結衣です。

しかし、真由美は結衣を友里枝と思い込んでいます

(真由美)あの子が生きていてくれた。それが分かっただけでも。

(右京)つまり、あなたは彼女が友里枝さんだと

(真由美)母親が娘を見間違えるなんてことはありません。

(亀山)今からでもそう伝えたほうがいいっすよ

なんと、真由美は白血病で、生きている時間が精一杯だというのです。

(真由美)私、白血病なんです。私、もう長く生きられないんです。内緒にしてくださいね。あの子が自分で選んだことですから。

右京と亀山は次に、結衣の養父を訪ね、興池第一ビルディング内にある、ランテードへ出向きました。

(右京)お忙しいところ申し訳ありません。

話を聞くことになった結衣の父、栄次は苛立っていました。

(栄次)何の御用でしょう

(亀山)高柳市のマンション建設計画についてお話を伺えればと思いまして。

(栄次)それがなにか

(亀山)この計画には反対運動が起こっていますよね

(英二)反対はつきものです。寧ろ、税収の増加や若い世代の誘致に期待できると歓迎されていますよ。

(亀山)その予定地で先週、予定地で先週、火事が起こったことはご存じですか?

(栄次)はい、出火原因は聞いてないと。まさかうちの会社が出火原因に関係していると?なんの根拠もない、いい加減にしてください

(右京)反対運動の先頭に立っていた、山田徳治さんをご存じですか

(栄次)いえ、、知りません。でも15年前であそこで起きた友里枝ちゃん行方不明事件についてはいかがでしょう

(亀山)じゃあそれを取り上げたテレビ番組があったことも?

(栄次)ですから知りません。

(右京)結衣さんはあの番組のことで相談したいと言っていましたが。

(結衣の父、栄次)娘を、結衣のこと知ってるんですか?

(右京)存じ上げております。我々は結衣さんに頼まれて、事件について調べています。

(栄次)何を調べているんです?

(亀山)ご存じかと思いますがお嬢さんはご自分が友里枝ちゃんではないかという思いに揺れ動いていらっしゃいます。

(栄次)結衣がよその子だなんてバカバカしい。第一、戸籍はどうするんです?戸籍がなければ学校にも行けない、医療サービスも受けられない、生きていけない、もう宜しいですか。

その後、右京と亀山は、栄次の動揺ぶりから、独自の見解を述べ合います。

山田徳治が関わるビルは、今はランテードになっていることに気付きました。

(亀山)かなり動揺していましたよね。もし結衣さんの母親が友里枝ちゃんを誘拐していたんだとしたらたしかに戸籍や出生届の問題は残りますよね。

(右京)ええ、ですが、結衣さんの戸籍におかしなところはありませんでした。

(亀山)うーん、やっぱり結衣さんは友里枝ちゃんではなく、似てたのは単なる偶然だったってことになります。

(右京)君、気付いていましたか?山田徳治さんの部屋にあったポケットティッシュ。あの英会話スクールは、このビルに入っています。

(亀山)じゃあ徳治さんはここに来た?!

(右京)防犯カメラがありますね。データをお借りできるかどうか聞いてみましょうか。

そこで、2人はサイバー対策課の土師(松崎亮太)を頼ることにしました。

(亀山)ああ、右京さん、防犯カメラの映像を土師っちに解析してもらったところ、徳治さんが東京に来た日だけ削除されていました。

(右京)北澤社長の指示でしょうね

(亀山)ですね。まだ上書き前なので復元できるそうです

(右京)何故そこまでする必要があるのでしょう。徳治さんが地上げの抗議に来ただけならば、そこまでする必要はありません。例の戸籍標本ですが、結衣さんの戸籍情報から、喬子さんに結衣という娘がいたことは間違いないでしょう。一方で結衣さんには15年前に行方不明になった友里枝ちゃんではないかという疑いがあり居ます。この相反する2つを両立させる条件を考えてみました。

(亀山)それ両立するんですか?

(右京)日本では毎年、9歳以下の子供が約1000人程度、行方不明になっています。友里枝ちゃんだけでなく、喬子さんの娘も行方不明になっていたとしたら?

(亀山)つまり行方不明になっていた子の戸籍をそのまま使った。

(右京)調べてみましょう。2011年ですね。友里枝ちゃんが行方不明になる2週間前、田村喬子さんという母親の、3歳になる田村結衣ちゃんが奥多摩の川で行方不明になったと母親の友人から通報が来ていますね。

(右京)田村というのは

(亀山)北澤栄次と再婚する前の旧姓ですね。ただ3週間後に無事、戻って来ていますね。

(右京)ただ、本物の結衣ちゃんと友里枝ちゃんが入れ替わった。

(亀山)実際には本物の結衣ちゃんは見つかっていなかった。ああ、で、これが結衣ちゃんの3歳の時の写真です。

結衣と友里枝の戸籍が入れ替わっていること、本当の結衣は未だ消息不明なことを突き止めた右京と亀山。

(右京)おや…

(亀山)さすが土師っち。防犯カメラの解析終わりましたね。

土師の協力の元、山田が映る映像が来ました。

結衣の父、栄次を訪ね、結衣の同席の元、真相を突きつける、右京と亀山。

(栄次)なんですか、朝から

(友里枝)どうしたの

(栄次)部屋に入ってなさい

(右京)この写真に見覚えはありませんか?

栄次は喬子の実の娘、3歳当時の結衣の写真を見せました。

(亀山)2011年に奥多摩の川で行方不明になった喬子さんの本当の子供の写真です。結衣さんにこの子の戸籍を不正に使用しているんじゃありませんか?

(栄次)この写真は結衣の子供の頃のものですよ

(右京)人間の顔は変わらない箇所が一つだけあります。耳です。この写真の子供の耳と結衣さんの耳は別人です。

結衣は現実を受け入れたくなく、右京と亀山に反論します。

(結衣)私は父と母の子供です。本人が言ってるんだからそれでいいじゃないですか!

(右京)真実や正義は個人の事情にあるものじゃありません

(亀山)あなたの会社の防犯カメラのデータを復元しました。山田徳治さんがばっちり映っていました

(右京)山田さんは何をしに来たのですか?

生前、山田徳治は、結衣が行方不明の友里枝だと疑い、訪ねてきたことがありました。

(山田)ここへ来る前にあなたの娘さんを見てきました。そっくりでした。

(栄次)まさかそれが証拠だというんじゃないでしょうね。

(山田)あなたの奥さんは友里枝ちゃん行方不明になったあの日、あそこにいたんです!

(栄次)お引き取り下さい。

現代に戻り、亀山と右京は栄次を畳みかけ、真相を話すよう、促します。

(亀山)栄次さん行方不明になった友里枝ちゃんであることを知って、それを確かめに来た。そして翌日、不審死を遂げた。

(栄次)私は関係ない。

(亀山)関係ないなら防犯カメラのデータを削除する必要がなかったんじゃないですか?徳治さんが来たことであなたは慌てた。違いますか?

(栄次)私が疑われて、警察が捜査に乗り出せば結衣は…。

(右京)結衣さんは自分のことは自分で決められる年齢です。本当のことを知っても結衣さんを失うと決まったわけではないと思いますがね。

(結衣)お父さん、私はお父さんの娘だから、本当のことを話して

(右京)結衣ちゃんが友里枝さんと知ったのはいつですか?

(亀山)なんで警察にそのことを言おうとは思わなかったんですか?

(栄次)喬子と結婚する時です。警察に喋れば妻は逮捕されてしまいます。そんなことには耐えられないと思いました。

(亀山)15年前の痕跡を隠すために地上げすることにしたわけですか。でもね、いくらなんでも放火ってのはやりすぎなんじゃないですか。

栄次は結衣の戸籍を偽っていたことは認めたものの、地上げはしていないと否認しました。

(栄次)15年前のことも火事のことも本当に知らないんだ。お父さんはほんとに何もしてない。

ふと、右京は喬子の仏壇に、水引細工が供えてあるのを見つけました。

(右京)これは?

(栄次)妻が趣味で作っていた水引細工です。人と人の縁を結ぶためのものだからとこうして鶴に仕立てていました。

(右京)徳治さんがどうやって、結衣さんに辿り着いたのかずっと謎でしたが、なるほど、そうでしたか。

右京は水引きで細工をきっかけに、山田の死因の真相に気付きました。

そして、しのぶを訪ねます。

(しのぶ)箸置きですか

(右京)以前、お尋ねした時に水引細工の箸置きがありました

次に、事件を当時、担当した刑事に押収した証拠品をもう一度見せてもらうと、水引細工が。

その後、足跡を追う会の聡美を訪ねました。

(亀山)北澤喬子さん、旧姓、田村喬子さんのことはご存じですよね?

(聡美)知りません。そんな人

そこで、右京は喬子が作った水引細工と、聡美が持つ水引細工を照らし合わせました。

友里枝が失踪した事件現場に落ちていた水引細工と同じだからです。

(右京)これは北澤喬子さんが生前、大事にしていたものです。水引細工というのは、結び方やその重ね方に個人の好みや癖が出るそうです。調べたところ、喬子さの水引細工と、あなたが作った水引細工は色も形も全く同じでした。しのぶさんのお店からお借りしました。古い友達から作り方を教えてもらったのだとか。そしてこれが焼け跡から見つかった作りかけの水引細工です。全く同じ結び方です。15年前にも同じ写真がありました。これ、偶然でしょうか。あなたが言っていた友達というのは喬子さんのことではなかったのかと。

(亀山)15年前、喬子さんの娘、結衣ちゃんが、奥多摩の川で行方不明になった時に杏子さんと一緒にいた友人が警察に届けていました。調べたらその友人というのはあなたでした。

(聡美)たしかに喬子とは知り合いでした。水引細工も彼女から教えてもらったものです。

(亀山)どうして喬子さんを知らないって嘘ついたんですか

(右京)結衣さんが喬子さんの娘、友里枝ちゃんであると知っていたのではありませんか?

(聡美)待ってください。喬子のことを知っていたからってなんなんですか

(友里枝)徳治さんは気付いていたんです。あなたの親友、喬子さんの娘が友里枝ちゃんであることに。そしてあなたの店である日、この水引き細工を見てしまった。徳治さんは思い出したのではないでしょうか。。あの日、あなたともう1人誰かいたことを。もう一人の人物に気付いた徳治さんは…あなたのことを調べ、かつての親友、喬子さんを調べ、彼女には行方不明になった娘がいるという事実に辿り着いた。そして徳治さんは東京へ行き、結衣さんを見て核心しました。結衣さんが友里枝ちゃんであると。そして、徳治さんに問い詰められたあなたは、店で徳治さんを殺害し、その死体を運び出した後、祥子が残らないように店に火をつけた。その火事を地上げのせいにしました。あなたの店の焼け跡から水引細工の他にこういうものが見つかりました。徳治さんのアパートに行った時にこれが見当たらないと思い、不思議でした。徳治さんは重い糖尿病を患っていました。カートリッジはあるのにインスリンの注射キットがない。徳治さんのインスリンが何故、あなたの店にインスリン注射があったのでしょうか?こんな大事なものを忘れるわけにいかない。仮に忘れたとしても店に取りに帰るはずです。

(亀山)徳治さんはアパートに戻らなかった。というより戻れなかった。話してもらえませんか?

やがて、聡美は自身の生い立ちも含め、友里枝の行方不明事件の真相を語り始めました。

(聡美)喬子は子供の頃からの親友でした。当時、私はひどい暴力を振るう男に付きまとわれ、そんな私を喬子は群馬の実家に匿ってくれた。そして私は店を始めて、新たに人生を再出発できることが出来たんです。

(亀山)子供を失った悲しみに暮れていた喬子さんは、この町で見かけた友里枝さんを誘拐してしまった。

(聡美)私のせいなんです。喬子と喬子の娘と3人で川に遊びに行って。私がちゃんとあの子をちゃんと見ていなかったから!喬子は子供を失ったことで深く傷ついていました。けど、彼女は私を責めるようなことをなに1つ言いませんでした。それどころか、私の前では無理して元気なふりをしていました。私にはそれがとてもつらくて。

(亀山)だからって誘拐の片棒を担がなくても

結衣の母、喬子は、幼い友里枝を見かけ、娘が川の消息不明なことで、傷つく喬子の為に、友里枝を誘拐したのでした。

(生前の喬子)良いご縁に恵まれて良い人たちと結びつきますようにってお祈りしながら結ぶの。結ぶって言う言葉が好き。だからあの子も…。

そして、偶然見かけた友里枝を結衣でないことがわかっていても、結衣と思ってとっさに店の中に入れてしまいました。

(喬子)結衣!結衣がいたの。もう絶対離さない!

聡美は喬子の心の傷を知っていて、彼女の犯罪に加担してしまったのです。

右京は真相を話し続けます。

(右京)依頼、あなたと喬子さんは事件が発覚しないよう、連絡を絶った。しかし、徳治さんは気付いてしまった。

その後、徳治が結衣が友里枝だと気づき、聡美を責めました。

とっさに鈍器で殴って殺してしまいました。

(徳治)あなた達は真由美さんと友里枝ちゃんの人生を奪った。それがどういうことか…ずっと俺達のことも騙していたんだ。残念だが警察に言うしかない。

(聡美)お願いです!黙っていてくれませんか!

聡美は、徳治を殺したことを後悔し、泣きました。

(右京)喬子さんがお子さんを失った不幸と、責任を感じて自分を責めたであろうあなたのあなたの気持ちは理解することができます。あなたの気の毒な過去も。しかし、真由美さんと友里枝ちゃんの15年を奪ったばかりか、何の罪もない徳治さんを殺し、証拠隠滅の為に店に火をつけ、それを地上げのせいにする、誰が理解できるでしょう!あなたの流す涙など最早なんの役にも経たないのですよ。

やがて、「佐伯友里枝」であった、結衣を連れて、実母の真由美の店へ行きました。

(真由美)なにか食べるもの作りますね。どうぞ

(結衣)ここに来ればなにもかもすっきりすると思っていました。でもお母さんに遭えば会う程、私は2人のお母さんを裏切ってしまっている気がします。

(右京)結衣さん、あなたのその気持ちはあなたがこれまで懸命に生きてきたことの証です。この先のことはゆっくり時間をかけて見つけていけばいいんじゃありませんか。急ぐことではありませんよ。

(真由美)長く商売をしていると色々なことがあるんです。過ぎたことでいつまでもくよくよしていたら続けられません。どんなに嫌なことがあってもどんなに悲しいことがあっても今あるものに感謝するの。ありがとうって。

(結衣)美味しい、美味しいです、お母さん

(真由美)そう、良かった。いっぱい食べてね

友里枝として、真由美と再会することが出来た、結衣。

真由美は笑顔を見せながら涙を流していました。

(右京)美味しいですねぇ

(結衣)凄く

翌日、白血病を患う真由美と結衣の白血球の型が適合したことを右京に報告する、亀山。

(亀山)右京さん、真由美さんと結衣さんの白血球方が適合したそうです。

(右京)それは良かった。

(亀山)15年前にバラバラになった2人がまたこんな形で結びつく。運命ですかねぇ。

(右京)たまには紅茶も良いものですよ?

亀山は右京から紅茶をもらいました。

相棒24 15話「他人の顔」感想・みどころ

15年前に行方不明になった佐伯友里枝。

3歳だった少女とそっくりのヨガインストラクターの北澤結衣。

彼女こそが、友里枝でしたね。

友里枝の母、真由美が結衣を一目見た時の母性や噛みしめる思いが伝わり、胸が痛みました。

結衣は自分が当初、友里枝だと信じたくなかった気持ちも分かります。

喬子と養父の栄次に何不自由なく大切に育てられたと信じたいですよね。

しかし、真相は奥多摩で行方不明になった実の娘、結衣の生存に絶望していた、喬子の突発的な行動により、運命が変わってしまいましたね。

栄次が地上げをしていなかったのは何よりです。

喬子と共に、結衣の誘拐に加担し、秘密を知った、山田を殺して、地上げが放火したことのせいにするのは悪の限りを尽くした印象でした。

右京の「誰が理解するでしょう」と一喝する言葉にも、親子の時間を奪い、殺害事件を起こした聡美に熱き心が込められていましたね。

結衣と真由子の血小板の型が一致し、ドナー適合で命が繋がる温かなフィナーレに、優しい涙がこぼれた15話でした。

 

data-ad-format="rectangle" data-full-width-responsive="true">
data-ad-format="rectangle" data-full-width-responsive="true">

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください