ちょっとだけエスパー2話「天使」あらすじネタバレ
横領で会社をクビになり、家庭を失ったことで、命を絶とうとしていた、文太(大泉洋)。
再就職した企業「ノナマーレ」は、少しだけエスパーの能力を持つ個性的で温情を持ち合わせた社員ばかりです。
触っているだけで心の声が聞こえるエスパーを得た、文太は、私生活が謎に包まれた兆(岡田将生)に、課せられた初仕事である、「ミッション」を成功させました。
しかし、ノナマーレは僅かな超能力で世界を救うことをスローガンにしており、文太は腑に落ちません。
さらに、新生活も始まった文太は、仮初の家族として、正体が不明の四季(宮崎あおい)と夫婦として生活することになりました。
ここでも、四季との間にルールがあり、彼女を愛してはならないという掟が、兆から伝えられました。
四季は文太をある理由から、かつての自分の本当の夫だと思い込んでいるようで、話が嚙み合わないところがあります。
文太はいつも通り起きて、四季を朝を迎えますが、四季がなぜか不機嫌。
(四季)邪魔
(文太)なにかお手伝いすることは?
(四季)ねぇ分ちゃんどうしてあんな端っこで寝るの?昨日も落ちたよね
(文太)でも意外と眠れるようですよ端っこでも
(四季)ねぇ私達夫婦だよね?
(文太)…はい。
文太は出勤し、エスパーの錠剤を飲みます。
出金する文太を社長の兆(岡田将生)が待ち構えていました。
(兆)一週間に1錠、飲むのを忘れないでください。
(文太)超能力があるなんてすごい薬ですよね。特許や認可を?サプリメントの分類ですか?
(兆)超能力とは少し違うんです。発言する力は本人の資質次第。だからエスパーって呼んでます。エクストラセンソリーパーセプション…超感覚的知覚。文太さんのエスパーは触るだけで心の声が聞こえるとか。私の知る限り、最も超能力っぽいエスパーです。
そんななか、ノナマーレから新たな「ミッション」が届きます。
(文太)ミッションのことなんですが、いただいたミッションレポートのことなんですが、鈴木さんに傘を持たせたら借金が返済できた、佐藤さんの目覚まし時を5分進めたら昇進した。高橋さんのスマホの充電を0にしたら結婚できた。正直何が何だか
(兆)文太さんのような優秀な人材であれば当然の疑問です。まず、鈴木さんはあの晩、杖をなくした大富豪と出会いました。たまたま持っていた傘を杖の代わりに貸したことをきっかけに、大金を手にして借金を返します。佐藤さんは5分早く目覚めたことで、あの日の仕事に遅刻せず、エリアマネージャーに会えた。もし、遅刻していたら昇進は叶わなかった。高橋さんは婚活アプリで人に会うはずでした。スマホの充電切れで会えなかった。その人は運命の人ではなかった。もうわかりますね?
(文太)あの後、本当の運命の人に出会って結婚?
(兆)そう、呑み込みが早い
(文太)しかし今のはどれも未来の話ですよね?
(兆)そうなるんです。文太さんのような優秀な人材であれば当然の疑問です。私達が存在する世界、この世界はツリー…木のようだと思ってください。木の幹と枝のように世界には沢山の分岐点があり、ある場所で起こった出来事が他の出来事に結びつき、新たな未来になる。一見して関連性のない出来事も違うところへ波及していく。小さなミツバチ1匹が地球の命運を変えることもあるんです。ミッションで世界の形を良くしましょう。社宅はどうです?四季さんに何か問題でも?
その後、話が変わり、四季の話になりました。
(文太)あの方はノナマーレの社員ではないですよね
(兆)はい、クリーニング屋にお勤めです。四季さんはわけあって、うちの社宅で暮らしてもらってます。
(文太)今朝、ベッドの端っこで寝ていることを責められたんですよ。私達、6日前に会ったばかりですよ。よくあそこまでなりきれますよ。円寂さんにも言われました。四季さんは私のことを本気で夫だと思い込んでいるレベルで。どういう意味でしょうか?四季さんは私を本気で…
(兆)愛してる?あなたを愛している。そうかもしれません。だとしても気にしないことです。あなたは彼女の夫のふりをして、平凡なサラリーマンのふりをして世界を救ってください。では引き続き頑張って
その後、四季が運動している間、文太は仕事へ向かいました。
文太は、ノナマーレの社員達、花咲科エスパーの桜介(ディーンフジオカ)と、最年長のベテランのレンチンエスパー、円寂(高畑淳子)、動物と話せるアニマルコミュニケーターエスパーの半蔵(宇野祥平)と共にミッション遂行に向かいます。
「画家の千田守が目的地に着くのを阻止する」というものです。
(文太)千田守が目的地に着くことを阻止する…癖強いな
(半蔵)文太さんお疲れ様です。
(文太)目的地に着くのを阻止するって目的地はどこなんですか?
(半蔵)ミッションの指示が出来ていない
(文太)5W1Hが出来てない
(円寂)せんまる、千田守の愛称。
(文太)なんで知っているんですか?
(円寂)町内会の情報網。ここはね、せんまるのアトリエを兼ねたお家で絵画教室もやってる。
(文太)目的地はどこなんですか?
(円寂)分からない
(文太)絵を描きに行くと世界が救えるってどういう設定ですか
(半蔵)設定ってやめましょうよ
(円寂)ここ近道
(文太)なんか怖いな
近道を通り抜けて、桜介に合流する、文太たち。
(円寂)あれ、せんまるの車。車がつかえなければどこへも行けないでしょ
(文太)電車で行けばいいんじゃ
(円寂)せんまるは電車が苦手なの
(半蔵)念のため聞くけどなにしたの?
(桜介)いや、タイヤパンクさせたら犯罪だって怒られそうだからこれとっておいた。後で戻しておけばいいじゃん
(半蔵)バンパー?窃盗だよ。だから桜介に任せちゃダメなんですよ
(文太)バンパーないの気づいてませんね。なくても走れますからね
(半蔵)走行違反だよ!
(円寂)もうちょっと出来る子かと思ったのよ
桜介はその後、自分がとったバンパーを持ち主の千田守に返しました。
(桜介)できたよ!
間もなく、仕事が休みの四季と豪中した文太たち。
四季は車を借りてきました。
(四季)お待たせ
(円寂)車借りられて良かったー!ごめんなさいね急に
(四季)いえいえ。仕事は?ぶんちゃん
(円寂)私達、便利屋さんでしょ。その依頼主が急にキャンセルだっていうからねー
(四季)暇していたから丁度良かった。江の島は?江の島行きたい
(文太)(円寂)(半蔵)芦ノ湖いこう
四季には、自分達がエスパーの仕事をしていることを隠すことにしました。
その頃、千田守(小久保寿人)は、クライアントに電話している様子でした。
(千田)そうなんですよ、ちょっと時間に遅れそうで。あ、ゴルフ…そうですか、なら良かった。とりあえず芦ノ湖の桃源台駅に着いたら連絡します。
(文太)運転手さんあの赤い車追いかけてください。ふざけてないですよ
文太は千田の赤い車を追いかけるよう、四季に頼みました。
(四季)お客さん!ドライバー歴20年のあっしがなんとしてもついていってみせやす。ねぇ前の車の人なにしたの?仕事なんでしょ?あの人の素行調査?便利屋って探偵みたいなことするよね。結婚詐欺師?
(文太)実はあの人が目的地に着くのを阻止する
(半蔵)言っちゃだめでしょ
(文太)話したほうがが早いですよ
(四季)後ろから追突決めるか?やらないよ、お店の車だし
(文太)いや、あなたやりそうです。このまま後ろを走っても一緒に芦ノ湖に着いちゃうだけですよね?
四季の行動を突っ込んだ後、後部座席で半蔵と桜介戸次の計画を練る文太。
(半蔵)そうですよね
(桜介)花咲かせておく?
(半蔵)文太さんのエスパー聞いてない
(文太)変な押し売りやめてくださいよ
(文太)どこに咲かせても意味ないでしょ、僕だって円寂さんと半蔵さんのエスパー聞いてないですよ
(桜介)四季ちゃんこんな男とは離婚したほうがいいよ
(文太)レンチン…レンジでチン。温かくもなくもない
(半蔵)円寂さんはレンチンエスパー。
(円寂)ほんのりなの
(半蔵)円寂さん、自分のエスパーに自信がある
(文太)手かざし系…そうだ、千守の車を熱くする、いや、走っている車を温めても意味はない。そうだ、人体、人体を温める
円寂に相談する、文太。
(円寂)えーでも…
(桜介)どこあっためるんだよ
(半蔵)せんまるの膀胱です。膀胱の血流が促進されると、腎臓の血液ろ過が活発になって、尿が出るって聞いたことあります。トイレに行きたくなる。目的地に向かうのを阻止できる
しかし、200ワット以下の力にも関わらず、文太が円寂の能力で、トイレに行きたくなってしまいました。
(円寂)サービスエリアに入った!
(文太)円寂さん、たぶん、温める方向が違います。トイレ行きたくなる
(桜介)我慢だな。レンチンが文太に効いた
(半蔵)今止めたら、せんまる見失う
(文太)無理…トイレ!!
無事、サービスエリアのトイレに入った文太。
千田に巨大な虫に噛まれると嘘をついて、彼の背中に触れてエスパーを発揮します。
(千田)300万円、その価値があるのか
(文太)ああ、すいません。危ない!巨大な虫が背中に!巨大な虫に噛まれるところでしたよ
(千田)有難うございます
仲間たちと合流した文太は、千田の300万という言葉が引っかかります。
(文太)300万円ってなんなんですかね。いや、せんまるが行ってたんですよ
(円寂)話したの?
(文太)直接じゃなく、独り言みたいな感じで、300万、価値があるのかみたいなことを
(円寂)絵を描きに行くんじゃなくて売りに行くのか?
(桜介)え?あいつそんな有名なの?
(円寂)売れてないって。絵画教室とか党内で頼まれたポスターとか看板を描いて生活している
その後、千田はクライアントにまた電話していました。
(千田)もしもし千田ですー出先でトラブルがあって、はい、絵は大丈夫です
(四季)はい、ぶんちゃん、これぶんちゃんの好きな奴
芋の串揚げを四季に渡され、芋が苦手な文太は戸惑います。
すかさず、円寂が気遣って、文太に食べるよう、勧めますが、心の声は毒づいていました。
(円寂)やだ!文太さん、ジャガイモ好きだって言ったじゃない!(四季ちゃんに合わせろって言っただろ、このボケナス!頼むわよ)
心の声が読み取れるエスパーの文太は慌てて、空気を読みました。
(円寂)ああ、絵画教室とかで絵を売っているらしい
(文太)芦ノ湖着いちゃうよ。芦ノ湖までもうすぐですよ。ミッションクリアすることで世界を救うって信じているんですか?
(桜介)文太さんそれ聞いてどうするの?辞めんの?
(文太)仕事はしますけど
その頃、千守はアニマルコミュニケーターのエスパーを持つ、半蔵。
半蔵は鳩たちに話しかけていて、彼を車に乗せます。
(半蔵)暑いよねー
その能力により、千田は車の窓ガラスに鳩にフンを落とされてしまいました。
(文太)動物を操れる能力?
(半蔵)操れはしないんです。動物お願い系エスパーです。お願いペースでちょっとだけ頼みを聞いてもらえる
(文太)ちょっとだけ…
早雲山に着く、文太たち。
その後、千田は桃源台駅に行き、終点に芦ノ湖があることを悟りました。
文太たちは、千田に声を掛けられ、写真を撮ってもらいました。
(千田)写真撮ります?
(桜介)あの絵ぶっ壊すか?絵がなくなれば止められるだろ。うわっ!変な虫がついていたので
桜介が絵の入ったバッグをわざと倒します。
(千守)なにするんですか!(俺が描いた偽物だけどね)
(四季)うっわ、天使がいる可愛い
(文太)大丈夫ですか?
(千田)傷はついてないですけど
(円寂)ほらあれあの人じゃない?
(千田)パウルクレーの後期の作品です。
(文太)お高いんでしょ?
(千田)2千万円
(桜介)こんな絵が?あ、拝むんだ…じゃあ
四季は絵を千守が描いた絵を褒めました
文太が千守の背中に触れて、心の声を聞くと、その絵は贋作だったのです。
しかも、千田守はその贋作を画商に2千万で売ろうとしていました。
(四季)ねぇあの人、結婚詐欺師?
(文太)絵画の詐欺…贋作師だ。車と二手に別れましょう。桃源台駅には次の大涌谷駅で乗り換えです
(文太)芦ノ湖で待っているのは恐らく画商です。せんまるが描いた贋作を300万円で買い取り、2000万円で誰かに売る
(桜介)騙される奴、誰かいるの?
(円寂)精巧な贋作だと、絵の具も昔の時代の成分、使っていたりするのよ。鑑定書も偽造したりして。パウルグレーなんておかしいと思った。2千万円って言われたらそうなのかしらって
(文太)でも贋作が売られるのを止められるミッションならまぁまぁ世界を救うことになりますね。チンしてロープウェイ壊せませんか
(桜介)花咲かせておく?
(文太)(円寂)今はいい
(桜介)俺達、役に立たないな
千田守をサービスエリアの食事に誘います。
(文太)お昼一緒にどうです?人生最大の極限には飯を食わないと
(千田)犯罪者になる前の最後の晩餐か、お昼なのに晩餐…
(文太)大涌谷カレー楽しみですね
(千田)とっくなら人に会って桃源台に着いているはずだったんですけど。いやもう朝からトラブル続きで。さっきなんて鳩が上から、食事の時にする話じゃないですけど…不思議な信じれないことが起こってて。まるで神様がそっちに行くなって思って
(四季)そういうのあると思います。天使。天使が肩に手を乗せるんです。天使がそっちに行っちゃだめだよって。そっちは違うよ行かないでって。でもその声が届かないこともある。
ここで、四季の言葉に独自のネガティブな持論を口にした、千田。
(千田)生きていくってお金がかかるじゃないですか。芸術だけを考えてなんていられない。どんなに美しい綺麗な色をのせたくても濁っているんです。藁をも掴みたい人間は藁をも掴むでしょ。そっちに行くなって言ったって。そういう人間は掴むしかないでしょ。藁しかないんです
千田を黒たまごご飯に誘い、あの手この手で目的地に行くのを阻止する文太たち。
(桜介)このまま拉致しておく?
(文太)すぐ犯罪にいく
(桜介)じゃあ花咲かせておく?
(文太)黒卵食べている間に説得しよ
次のエリアで黒卵を食べる一同。
(円寂)1個食べると7年寿命が延びるんだって
ここで文太が千田を説教くさく、説得し始めました。
(文太)千田さんあなた立派だよ。私は前の会社で横領していたんだ。別にね、切羽詰まっていたわけじゃなかった。接待量を落とすための経費の水増しで、その分、仕事撮ってきているからいいだろうって、罪悪感なんてない。自分が犯罪者になるなんて考えもせずに軽い気持ちでやってたんです。10年間で300万円。300万円なんてはした金ですよ
(千田)はした金じゃない、大金です。
(文太)はした金ですよ。失ったものに比べたら。俺の一生、俺の人生が300万。そう思ったらあまりの安さに涙が出てきました。でもね千田さんは分かってるだよ!目の前に縋るのが藁だって、目の前にすがろうとしているのが藁だって分かって掴もうとしている!だったら、掴んでやりましょうよ!それで助かるならいいじゃないですか。プライドより金ですよ。どうせ世の中、金を持っているかどうかが成功のバロメーターなんだから。金欲しがって何が悪いっていうんですか
(千田)金なんかじゃない。私が掴もうとしている藁は寧ろプライドです。絵の価値そのものといってもいい。県立の美術館が展示していた、ジャン・メッツェンの絵が偽物だったと分かりました。贋作師が画風を真似て創作した絵だったんです。美術館が6千700万円で購入し、25年もの間、価値のある芸術作品として、何十万人もの人に干渉された。世間は偽物でもいいんです。画家がどれだけ魂を削ろうが関係ない。美術館に飾れればいい。それが芸術性、それが名画なんです。愉快な話ですよ、まったく。
そこで、情に厚い文太は目的地の芦ノ湖まで行くことを提案します。
(文太)よし、芦ノ湖まで行きましょう。終点まで行って目的地まで行こう。だいたいね、贋作が世の中に1枚増えたからってなんだっていうんです。絵なんて見ない人にとってはどうだっていいんだよ。どうせ世の中嘘っぱちだ!心配いりませんよ、俺達誰にも言いませんから。最後の晩餐噛みしめて食え
四季と半蔵は、文太の横領について戸惑いを隠せません。
(四季)横領していたなんて知ってましたか?昔のことなんだろうけど、夫婦なのに知らないこと沢山あるなー
(半蔵)いえ
ロープウェイに乗る、文太、円寂、桜介。
円寂と桜介は千田の背中を押すためにわざと、人情味ある態度をとったのかと、文太に尋ねました。
(円寂)さっきのあれ、背中を押すためにわざと考えさせるっていう
(文太)素直な気持ちです。彼は世の中に復讐したいんだ。
(桜介)おい、ミッション忘れてないか?
(文太)世界を救う?知ったことか。世界が俺を助けてくれたことなんて未だかつてない
そして、ロープウェイで芦ノ湖へ行こうとした矢先、千田が拒否します。
揉めて、係員に注意されるものの、なんとか乗りました。
(千田)芦ノ湖?
(文太)千田さんお元気で。やりたいことやってください
結局、桃源台駅まで、千田を送ってしまった文太たち。
(文太)円寂さんそれ何個目?
黒たまごを食べる円寂に話しかける文太。
(円寂)それ5個目。100歳までいっちゃう
(半蔵)なんでかなーいや、せんまるなんで戻ったんだろ
(半蔵)悪いことはできないと思ったんじゃない?
(円寂)文太さんがなんか知ってると思うわよ。文太さん私の肩に手を置いて。(おぬし、心の声が読めるな?)文太さんのエスパーって心の声が読めるんだって
円寂はわざと、文太に自分の肩に手を触れさせて、みんなに彼の能力をばらしました。
(桜介)だから俺の足払い交わしたのお前、反則だろ。せんまるはなんつったんだよ
(文太)いや、ちょっとだけ触れると心の声が聞こえるんですよ
千田は、黒いたまごを描きたいと心の声が訴えていました。
(文太)やりたいことやってください
(千田)俺は黒いたまごが描きたい
千田はその後、クライアントに連絡しました。
(千田)すいません、やっぱり売りたくないなんて言って。僕の絵がどこまで通用するのか興味あったんですけどね、思いついちゃったんです、やりたいことを。贋作よりも愉快だ。怒らないでください。変な人たちに会っちゃったんですよ。僕の名前も贋作のことも知ってて。警察だったのかそうじゃないとしたらきっと…。
文太たちは、千田が目的を見つけて、犯罪に手を染めずに考え直したことを文太を通して知りました。
(半蔵)黒い卵?
(円寂)これが描きたくなって降りたの?
(文太)芸術家の考えることはよくわかりませんよね
その後、四季の過去に触れた文太たち。
(円寂)さっきのお昼の時の四季ちゃんの天使の話、さみしくなっちゃった。だってここにいるみんな天使が肩に置いた手に気付けなかったんでしょ。文太さんもそうったのね
(文太)ここにいるみんな人生失敗チーム。嫌なとこ来ちゃったなー
(円寂)それがノナマーレよ
(半蔵)四季さんは目の前で旦那さんが悲惨な死に方だったって。それで旦那さんを文太さんに重ねているというか、文太さんだと思い込んじゃっているみたいなんです。
(円寂)受け入れられないのよ。旦那さんが死んだこと、それで心が壊れちゃったのね
(円寂)こう言っちゃ難だけど誰でもいいのよ。帰ってくれば、誰でもそこそこ旦那さんに見える。そうなのよ、記憶が不安定でこうだったわねっていうとそうだったかなって。
(文太)大丈夫なんですかそれで
(半蔵)文太さんが来たおかげで、四季さん変わったよね
(桜介)思い込みならいいんじゃん、贋作の旦那でも
(円寂)世界を救うってよくボスが言うけど世界なんてどうでもいいのよ私だって。これまでの人生、世界に見捨てられて生きてきたんだもん。でも目の前の四季ちゃんを救うことなら分かるじゃない?
文太は四季のつらい背景を知り、夫のふりをしながら彼なりに気遣うことにしました。
(文太)いい写真は撮れました?
(四季)座って。もっと笑って
(四季)私、子供の頃、ねり消しゴムが欲しくてお母さんの財布から100円盗んだの。分ちゃんと同じだね
(文太)違います。横領と子供の100円じゃ比べ物になりません。かすりもしない。私の肩にも天使の手がのってたのかなー
すると、四季は文太の肩に手を置きます。
(四季)私がいること、忘れないでね
そして、千田は画家として一生を終えるとのことで、ミッションは完了しました。
(半田)ミッション55、千田守は画家として一生を終える…
(円寂)逮捕されないってこと?やったー!
円寂と半蔵、そして、文太は、千田の明るい未来を願って、喜んでいました。
(四季)いい知らせ?
(文太)うん
(文太)いつか美術館で黒い卵を見られるかもしれません
しかし、千田は交通事故に遭い、命を落としました。
天使の絵が不気味に黒ずんでいました。
ちょっとだけエスパー2話「天使」感想・みどころ
ほのぼのとしたゆるいテンポで今日も物語が穏やかに進行していきましたね。
自らが描いた贋作を売ろうとしていた千田の人生を変えた文太たち。
文太は自らの罪と後ろめたい過去を話し、この世界は救われないからこそ、自分分を貫くことを熱弁していて、彼の温情にちょっと胸が打たれました。
千田のいうように、生活を支える為に生きていかなければならない現実だからこそ、芸術は芸術のままでは終われないですよ。
四季の過去が少し覗かれ、文太を精神的にも本当の夫だと思いたい心理状態に胸が痛みました。
文太がノナマーレの掟である、「愛してはならない」を破りそうで、ハラハラしますね。
文太が四季を見つめる目線がだんだんと家族の目線になってきて面白いです。
文太たちはまだ人間としてやり直せる千田を必死に説得し、何とか彼にもやりたいことが見つかった希望から、交通事故による奈落の底への転落…。
今回のエピソードは後味が胸につっかえるものを感じた2話でした。