未解決の女~警視庁文書捜査官~Season3

未解決の女~Season3~4話「令和3億円事件」

未解決の女Season3~警視庁文書捜査官~4話「令和3億円事件」あらすじネタバレ

元号が変わって間もない2019年秋頃、社用車で移動していたアパレル企業、アルプレアの社長、西園綾音(市川由衣)と運転手、新田悟が殺害され、車内にあった現金3億円が奪われました。

(銀行員)こちら3億円になります

(新田)社長、一旦止めますね

(綾音)ちゃんと食べてますか?またパパ野暮ったいスーツ着て。なんだろ?大事な時に。

犯人が白バイ警官に成りすまして停車させるなど、昭和43年に起きた事件を彷彿させる内容です。

(橋詰旺司)ひどいよ、あの消えた3億円は僕のものになるはずだったのに。あの3億円…

腹部に包丁が刺さったまま深夜の繁華街を彷徨う男(竹財輝之助)。

「令和の3億円事件」とも呼ばれ、犯人も3億円の行方も分からず、月日は流れていきました。

事件から7年経過した2026年、同事件との関連が疑われる事件が起こります。

街中で大柄の男性に刺されたモデル事務所社長、橋詰旺司(竹歳輝之助)が口にした最期の言葉がきっかけでした。

文書捜査官第6係の鳴海理沙(鈴木京香)、係長、陸奥日名子(黒島結菜)、草加(遠藤憲一)、夏目(宮世琉弥)はかつて橋詰の事務所にいた元モデル、深谷栄斗)(戸塚純貴)から情報を得ます。

新係長の、日名子が経費で購入したことで、加湿器が6係に導入され、浮かれる夏目。

(夏目)うわぁ埃だらけの空気が綺麗になる!

(日名子)地下は空気がどうも籠るので、環境を整えようと思って経費で買いました。

(夏目)さすが陸奥係長。ああなんかすでに空気が美味しくなってきた気がします。

(理沙)何かと思ったら

日名子はその後、夏目と草加の書類ミスを指摘します。

(日名子)夏目さん、交通費の生産が間違っていましたよ。単純な足し算ですので、集中して計算し直してくださいね。草加さんはぎっくり腰の公務災害認定請求書様式第1号に、記入漏れがありましたのでご確認ください。鳴海さんも丁度良かった。昨今、警視庁警察庁もRPAツールの導入が進んでいます。これからは手書きではなくて、報告をデータで

手書きの文字で今までやって来た鳴海理沙にとって、日名子のAIへの対応は不服なものでした。

(理沙)なにあれ、Z世代ってやつ?

(日名子)前から思っていたのですが何故、6係には鳴海さんの部屋だけあるのでしょう?係長の部屋もないのに。

(理沙)それは前の前の前の係長の財津さんが私が調べものしやすいようにって。

(日名子)なるほど…うん…私は6係存続の為にこれからはもっとオープンに積極的に文書捜査をしたいんです。ですのでこの部屋を含めて6係全てをフリーアドレス化してみてはいかがでしょうか。ですから鳴海さんも向こうで働いて一緒に真実のひとひらを…!ドアも心も閉ざされてしまった

(夏目)室長から呼び出しです

捜査一課では古賀(沢村一樹)と宗像(皆川猿時)、越坂部(武田玲奈)らが、旺司が殺された事件を整理していました。

(古賀)昨夜、新宿区東新宿の路上で刺殺事件が起きた。被害者の身元は不明だが、付近の日雇い労働者の可能性が高い。防犯カメラの映像に大柄な男に腹部を刺される様子が映っていて、今、強行犯係が犯人の行方を追ってる。面白いのはここからだ、このガイシャは、亡くなる前にこう言っていたそうだ、あの消えた3億円は僕の者になるはずだったと。7年前に起きて未解決だったあの、3億円強盗殺害事件に関係している可能性が高い。よし行け!強行犯係に負けるな。いやいやあんなに大注目だったヤマが再び動き出すとはな。

(宗像)消えた3億円とはあの?

(日名子)そうですね!では7年前の捜査対象リストを調べましょうか?

(古賀)それは下ではなく上の仕事だ。君は下で荷物を運べ

(宗像)室長!陸奥刑事は6係とはいえ、キャリアですよ。さすがに荷物運びなどは。

そこで、荷物運びは夏目に任せられることになりました。

(夏目)こんなにあるんですね

(日名子)被害者の西園綾音さんは業界でも有名なカリスマ経営者だったんですね。潰れかけの婦人服メーカーに入社し、自社ブランドを立ち上げることで立て直して、その手腕を買われて2代目社長に就任。

(夏目)SNSで見たことがあります。可愛いを叶えるみたいな

(日名子))ああ、私こういうキラキラ系あまり縁がなくて

(夏目)分かる気がします。

(草加)西園社長は当時さらに事業を拡げようと、八王子の工場に給与現金払いを売り文句に外国人を含む数百人の労働者を集めていた。

(日名子)イマドキ現金払いなんですか?

(草加)そこがみそなんでしょうね。事件の日、西園社長は新しい工場に給与や賞与を運ぶため社用車で八王子に向かっていたところ、府中市内の車通りの少ない道で、偽の白バイが近づいてきた。するとなぜか偽警官が運転席に乗り込みそのまま発車。そしてその2時間後、西園社長と新田の遺体が発見された。

(理沙)そして犯人は事前に用意した車に乗り換えて逃走、警察が埼玉県の山中でその車を発見した時、もぬけの殻だった

(夏目)お祖父ちゃんもテレビ見て言ってました、白バイ隊員に返送とか昭和の33億円事件みたいだって。

(理沙)でも、昭和の3億円事件で殺人は起きてない

(日名子)そうですね。3億円を奪った挙句に2人を殺していたのだとしたら、許されることではありません。6係も早速動き出しましょう。

(理沙)私は遠慮するわ。だって係長、文書はどこよ?

(夏目)我々、文書捜査官でしたものね

(草加)よし、上へ運ぶぞ

(日名子)もしかして私1人でから回ってる

捜査1課では古賀が捜査一課の刑事達に開設してました。

(古賀)犯人は西園社長が車に現金3億円を運んでいたことをあらかじめ知っていた人物と見て、間違いないんだよ、で、それを知っていたのは死んだ2人を除けば、社長の夫で当時副社長だった西園正人と社長秘書の松田美羽、この2人だけなんだよ。

(宗像)当時の聞き込みによりますと西園正人は…。

そこで、社長の綾音の夫で、アルプレアの元副社長で、綾音の死後、社長を引き継いだ、西園に聞き込みに行った宗像。

西園(吉田ウーロン太)私は予定通り専務と工場へ向かっていました。だいたい、妻には何回も言ってたんですよ。現金支給なんて馬鹿なことはやめろって。

(宗像)そして、秘書の松田美羽は…西園社長の周辺でトラブルはなかったかと尋ねたところ。

西園の秘書、松田美羽もアリバイを証言しました。

(松田)私はラインナップ会議に出ていました。社長は副社長を愛していて早くお子さんがほしいようでした。なのに副社長が…。

宗像は古賀に報告を続けます。

(古賀)それを拒否していたのか?

(宗像)先代からいる役員が社長に反抗的で副社長と謀反をお起こすという噂があったとも証言しています。

その会話に割り込む日名子。

(日名子)謀反。でも結局、副社長にも役員にも全員アリバイがあったんですね。

(宗像)そうです、警視、それに殺害に利用されたのは殺傷能力の非常に高い特殊なガスであることも分かりました。

綾音と新田は偽白バイ警官に車内に乗り込まれた挙句、ガスで殺されたのです。

(草加)専門的な薬学に詳しい人物が独自に作った可能性が高いが、そんな人物はアルプレアの車内にも西園夫妻の関係者にもいなかった。

(夏目)3年前にもその捜査本部を閉じちゃったんですね。

そこへ、捜査一課の今津(草川直弥)が報告に来ました。

(今津)室長、昨夜殺された男の身元が判明したそうです。

(古賀)だから!6係は荷物を持って下に降りろ!あの3億円は僕のものになるはずだったのに。と死んだこいつの身元か?

(強行犯捜査第5係刑事 桑部)【山下圭哉】ガイシャは橋詰旺司、45歳。千葉や群馬の太陽光パネル設置工事の現場に住み込みで働いていた。

(日名子)ほぉ、こう見ると端正なお顔立ちだったんですねー

(桑部)新係長は面食い?

(日名子)そんなことないですよ

(越坂部)鋭いじゃないですか、元モデルだそうですよ。30代になって自分でモデル事務所を作って独立したけどうまくいかず、2019年11月に倒産してます。

旺司は自身でモデル事務所を立ち上げたものの、2019年に倒産していました。

(日名子)7年前の3億円事件の翌月ですね。

(春日)係長、11年前のホームページ見つかりました

(夏目)きらきっらが余計設宇ないです、芸能界のはかなさを感じます。

(桑部)で、その橋詰旺司が所持していた財布にこんなものが挟まってた。文書と言えるか微妙だがな

(日名子)キラキラしてる!橋詰さんも別人みたい。文書?なんだか不思議な絵…大好き?

その後、日名子は理沙に解析を求めます。

(理沙)これは聖杯(カップ)の8よ。タロットカードには大アルカナっと呼ばれる皇帝や死神、太陽など22枚の他、小アルカナと呼ばれる56枚のカードがあるのよ。この人物は並べたカップに背を向けて、川を越えてどこかへ立ち去ろうとしてる。これまで持ってた欲望を捨てて立ち去ろうとしてる。これまで持ってた欲望や権力を捨ててそこから旅立とうとしてる心情が示されていると言われてるわ。

(日名子)タロットカードにこんな絵ありましたっけ?

(夏目)え、じゃあその聖杯の8にも何か意味があるんですか?

(草加)立ち去る人物の心のような静かなる月夜だ。

(夏目)なんかかっこいいですよね、この絵のTシャツがあったら普通に買いですね。

(日名子)この裏の大好きという文字は?

(夏目)そう、裏があんまかっこよくないんですよね。大の大人の男がカードの裏に大好きとか書くかなー

(草加)大の大人の男が愛を唱えて何が悪い

(夏目)済みません

(日名子)とにかく文書が見つかって良かったですね。

ここで、理沙はタロットカードの聖杯8に書かれた「大好き」の筆跡から人物像を分析します。これで我々も堂々と捜査をすることができます。

(理沙)この大という字、1画目が強くて右上がり。係長もそうよね?1画目が強くて右上がりなのは物事に対して積極的な人。熱心だけど空気が読めなくて独りよがりにもなりやすい。2画目のこの突き出しが長いのは、ワンマン的なリーダーシップを持つ人によく見られる筆跡よ。責任感や意志の強さがある。左の払いの長い人は、自己顕示欲が旺盛。この3つの特徴がある人は、カリスマ経営者、芸能人、スポーツ選手が多い。これはあくまで捜査とは無関係の字から繰り出される空想だけど、西園綾音と橋詰旺司の接点は?

(草加)カリスマ経営者?まさか!洗ってみる可能性はあるぞ係長!…あ、失礼しました、あります係長

(夏目)今のところ千葉出身だけですね

(日名子)この情報を室長にも知らせてきます。

その後、古賀が西園正人(吉田ウーロン太)に問いただすもの、否定します

(西園)一昨日亡くなった男性ですか?さぁこんな男は見たことない。

(宗像)7年前は工場の視察を兼ねて奥様である社長が自ら現金を運ぶことになっていたんですね?

(西園)工場で到着を待っていたんですが予定の時間になっても現れず、そこに事件の一報が入ったんです。

(古賀)しかし翌日には現金輸送保険が下りて3億円にも上る八王子工場の従業員の給与は無事全額支払われている。

西園を犯人だと疑う古賀と宗像に、同席していた、西島の秘書はもう反論します。

(西島の秘書 君島進)そうです。7年前もデマや陰謀論が飛び交ったんだ、失礼な話です。

(西園)もういいです。だがはっきり言っておく、私はこんな男は知らないし、7年経ってもまだ犯人を見つけられない警察を軽蔑してる。

そこで、旺司のモデル事務所で働いていた栄斗(戸塚純貴)とマネージャー、梅田芳美を訪ねる草加と日名子。

(芳美)え、旺司さんが死んだの?!良い人だったんですよー社長としてはあんまりだったけど。優しくて恨みを買ったりしそうにない人なのに。大丈夫、栄斗くんショックよね。

(草加)はい、何者かに殺されました。そのモデル事務所は7年前に倒産したんですよね?

(芳美)そう、イベントで運営会社でお金を持ち逃げされて借金が増えてしまって、3億円ぐらいあったんです。

(日名子)3億円?

(芳美)旺司さんは助けてくれる人がいるなんて言ってたけど誰に借りるつもりだったのかしら。まぁもう私は無理よって思ってましたけど。で、結局倒産して、旺司さんもうこの業界辞めるって絶望していました。モデルの人も事務所移って。栄斗くん、今はこんなお店でバイトしてたのねぇ

(草加)よく喋る人だな

そこで、栄司が、信じられないことを草加と日名子に告げました。

旺司は稲本巧介という男性と恋仲だったのです。

さらに、巧介と別れてからは谷田部昌磨と交際していました。

(栄斗)はい、でも信じられなくて。あの旺介さん、巧介とできてました。巧介と別れて昌磨だったかな…事務所の元仲間に聞けばその辺ももっと分かると思うけど。

(草加)有難う御座います、あの連絡先とか分かりますか

事情聴取をした日名子は、思い悩みます。

(日名子)あ!1画目が強くて右上がり!熱心だけど一人よがり。よくヒロにも言われてたな、だから弱いって。不甲斐ない、不甲斐ない。草加さん!嘘?聞いてました。私、独りよがりですよね…前、鳴海さんが理不尽な事件を一緒に弔うことが出来て嬉しかったって言ってくれたんですよ。私、その言葉が嬉しくて優しい人だなって、刑事としての内なる情熱も感じました。私はホルスさんほど強い刑事ではありませんが、私なりの立場で、鳴海さんと一緒に捜査がしたい!なんて思っていたんですが力不足ですね。

日名子が鳴海と捜査が続けられるように成長したいと思っていることや、鳴海を尊敬している面を感じ取る、草加。

その会話をこっそり聞く鳴海。

(草加)ふふ、大丈夫ですよ、捜査も人間関係もゆっくりでいいじゃないですか。そんな焦らなくても。私達はもう係長のこと仲間だと思ってますから。

そこへ外にいる夏目から電話がありました

(夏目)陸奥係長、令和三億円に件の被害者、西園社長と殺害された橋詰旺司は、昔、付き合っていたっぽいです。今、千葉で、女子高の頃の同級生に聞いたら、佐倉北という男子校にいた1つ年上の読者モデルと付き合っていたって。

(草加)佐倉北は橋詰旺司の出身校です。

(夏目)その読者モデルが旺司といいう名前だったと言ってるんです。王子様みたいな名前だから覚えてるって。

(理沙)その同級生に卒業アルバムを見せてもらってくれない?欲しいのは写真じゃなくて寄せ書きのページよ。

夕方、日名子は、夏目が持ってきた寄せ書きを持って、理沙を訪ねます。

(日名子)鳴海さん、卒業アルバムの寄せ書きが届きました

(理沙)別に部屋を独り占めするつもりはないわ。人間や情報がごちゃごちゃしてるなかで物を考えるのが苦手なだけ。文字に囲まれているほうが落ち着くの。変人とでも文字フェチとでもいえばいいっわ。命令なら今週中に明け渡すから。西園綾音はデジタル化が好きだったようで、7年前は直筆資料がなかったのにね。好きなファッションについて沢山話せて楽しかったよ、綾音

(日名子)西園さん昔からファッションが好きだったんですね。

(理沙)見るところはそこじゃないでしょ

理沙は、綾音が生前書いた文字を見せました。

(理沙)このカードの文字は西園綾音が書いたもので、橋詰旺司は死ぬまでこれを大切に盛ってた。

(日名子)すごい!もしかしてこれが文字の神様?

(理沙)あの子の文字、右払いが長いのは感受性が豊かというけれど、泣いたり笑ったり走ったり、慌ただしい上司だわ

(草加)ああだけど芯は強い。一見クールだが予想外のことには人一倍動揺する誰かとはちょうど正反対だな。

(理沙)誰のこと?

ふと、草加と理沙は、旺司が死んだ新宿で、献花して手を合わせる栄斗を見かけました。

(草加)彼、モデル事務所の

日名子は古賀に報告

(日名子)では多少、空想も交じりますが聞いてください。西園綾乃さんと橋詰さんは高校時代に付き合ってた。それが十数年後に再会し、2人は道ならぬ恋に落ちた。橋詰さんの事務所は潰れそうで。逆に社長として成功していた綾音さんは橋詰さんを助けたいと思ってた。多少のお金は援助できても、さすがに3億円という大金は夫の目を盗むことが出来ない。それで思いついたのは令和の3億円事件を起こすこと。

(古賀)空想は必要ないから真実だけ話してくれ

なんと、被害者の綾音は3億円事件を計画した張本人。

(夏目)社長は3億円奪われたふりをして、その3億円を彼氏にプレゼントしてその分の3億円を保険金で回収する計画だったってことですか?

(日名子)奪われたふりをするだけのはずだったのが何者かが来て本当に奪われてしまった。護衛もなしに現金で3億円を運ぶこと自体がとんでもないことですし、それを愛する者のために。綾音さんが計画したのだとすれば証明できます

(古賀)だとしたらとんでもない社長じゃねぇかよ。なんで初動捜査の段階で橋詰の換金に気が付かなかったんだよ。まさか

そこで、古賀と日名子は、西園の秘書をしていた、美羽(菜葉菜)を訪ね、真実を突きつけます。

(古賀)7年前あなたは社長は夫を愛していたと証言してる。でも本当は知ってたんですよね?橋詰の存在を。

(日名子)6係の刑事が都内の占いサロンを片っ端から当たって、このカードを使っていた占い師さんを見つけて来てくれました。その方が見たそうです。西園社長にいつも付いてきていたあなたの姿を。

生前の綾音と旺司はよく占いに行っていて、その時に聖杯8のタロットカードをもらったのです。

(綾音)ほら、やっぱり私達結ばれる運命じゃん。大丈夫だよ、私のことが信じられないの?2人で幸せになろうね

(旺司)ありがとう、綾音。

その様子を西園綾音に付き添って聞いていた美羽。

(松田美羽)【菜葉菜】はい、私は社長に頼まれて2人の連絡係をしてました。ある時突然3億円が必要になったって、でも社長は大真面目で、誰も傷つかずにお金が手に入る方法を考え付いたっていうんです。知ってたのは社長と橋詰さんと橋詰さんと、橋詰さんの仲がいい事務所の若い男の人だけだと言ってました。

やはり、3億円事件を引き起こしたのは綾音。

(綾音)ねぇ知らない?昭和の未解決事件の3億円事件、私あれを自分で起こせないかなって。半分冗談、半分本気。いつか離婚してこの会社は夫に譲って新しいブランドを立ち上げるつもり、その時は一緒に来てよね。

(美羽)冗談ですよね

(日名子)何故7年前に、正直に言わなかったんですか

(松田美羽)社長を尊敬していました。なのにその社長が恋に溺れてこんなバカなことをしたって世間にばれたら…社長の名誉に傷がつくと思って。

その後、美羽は生前の綾音が思いついた3億円事件のことを知ったうえで協力したとして、横領で逮捕されました。

そのことを草加は第3強行犯捜査第5係の桑部に話します。

(草加)秘書の松田美羽が横領の罪で捕まった

(桑部)そりゃ古賀さんが喜んでるでしょうね。

(草加)だけど7年前の真犯人は分かってないからな。

(桑部)橋詰と出来ていたっていう男の正体も分からないんだよなー岩本巧介も谷田部昌磨も、橋詰と付き合うなんてあり得ないと言ってた。

(春日部栄太)【井上翔太】係長、橋詰旺司、殺害犯の足取り掴めました。被疑者は名古屋市在住の水谷幸太郎、32歳。10年前、橋詰のモデル事務所に一時期だけ在籍してて、素行が悪く辞めさせられた人物です。

その後、橋詰に解雇させられた金髪の若い男性、水谷幸太郎が宿泊するホテルへ到着したところ、彼は既に息絶えていました。

(越坂部)え、死んでる

しかし、水谷は浴室で亡くなっており、7年前、綾音を殺したのは水谷でした。

(宗像)死んだ水谷幸太郎のDNA7年前の事件で残されていたDNA型が一致しました!3億円強盗殺人の犯行も水谷だと思われます。

(古賀)西園綾音らを殺害し、3億円を奪い、今になって橋詰も殺したという湖とか。つまり水谷幸太郎は7年前ならまだしもなんで今更、金も名誉もない橋詰を殺すことになったんだ

(宗像)被疑者死亡とはいえ、ようやく我々は7年前の真実を掴むことが出来たのです。

6係で話し合う日名子達。

(日名子)理由が分かりません。それに3億円を運ぶことを水谷幸太郎がどうやって知ったのかも謎

(夏目)水谷の死因は西園社長たちが殺された時と同じガスによる中毒死。でも水谷自身にはそんな特殊なガスを作る技術も知識もなかったそうです。

(草加)つまり水谷幸太郎にガスを持たせ、3億円を強奪させた真犯人がいるということだ。やはり怪しいのは橋詰旺司のコレだな、恋人って意味だけど

(夏目)じゃあ橋詰は若い男と付き合っていた上に元カノに3億ねだってたってことですか。最低ですね

橋詰は若い男と付き合っていたうえに、綾音とも交際していたのです

(理沙)ねぇこの子、手の甲にタトゥーみたいなのがあったわよね

ふと、理沙が栄斗が手の甲にタトゥーの処置の為にガーゼをしていたことを思い出しました。。

(日名子)でも橋詰さんは大好きって書かれたタロットカードを、死ぬまで大事に持っていたんですよ。本当に大好きだったのはどっちだったんだろ。私が会った時はガーゼみたいなものを貼ってました。怪我かと思ってました。怪我かと思ってたんですが

理沙に「文字の神様」が降りてきました。

(草加)うるさーい!

(理沙)うわー!文字も神様が降りてきた

栄斗が手の甲に入れていたタトゥーに、鳴海は事件解決になるヒントが浮かんだのでした。

そして、真犯人は深谷栄斗(戸塚純貴)。

栄斗は旺司に恋心のような感情と人として尊敬していたことがありました。

(日名子)深谷栄斗さん、あなたはアルバイト店員ではなく、この店のオーナーだったんですね。あなたは北国大学薬学部を卒業してる。6年前、この高崎のカフェバーを開店してます。

(草加)7年前、水谷幸太郎に西園綾音と運転手の新田を殺させたのも橋詰旺司を殺させたのもお前だな。もう諦めろ。

(古賀)お前の自宅から水谷を殺したガスに使用された合成麻薬と精製機材が押収された。もう逃げれんぞ。

(栄斗)なんで俺が

(理沙)グッドナイトスイートプリンス

(日名子)そのタトゥー私達が会いに行った頃は彫ったばかりで、まだ保護をしてる状態でしたね。

(理沙)おやすみなさい、優しい王子様。シェイクスピアのハムレットの息絶えたハムレットに親友のホレイシオが語り掛けたセリフ。あなたは橋詰を殺しておきながら安らかに眠ってほしいという。これ以上、ハムレットに恋してた。あなたは橋詰旺司を殺しておきながらやすらかに眠ってほしいと願い、そのタトゥーを刻んだんじゃないんですか。ホレイシオはハムレットに恋していた解釈があります。あなたは橋詰旺司を愛していたのでは?

(栄斗)あはは。旺司さんダメな人だったなぁーでも大好きだった。夢ばかり追いかけていつも目キラキラさせて。でも金って人を変えちゃうんだな。金持ちの女社長と付き合い始めて事務所の営業資金を融通してもらうとか言ってぺこぺこして。あの旺司さんが金の為にあんな馬鹿な女と犯罪やっちゃうほど落ちぶれたなんて、悲しかったなーふざけんなと思ったよ。考えて、その金は俺が貰うことにした。どうせやるならホントに3億円事件のようになろうと思ってた。

生前の旺司と、彼のモデル事務所で働く、栄斗は良き関係でした。

綾音に騙されて彼女の「3億円強奪事件」の乗っかた話に乗ってしまった旺司を境に亀裂が生じました。

(旺司)肩の力抜いて。栄斗は俳優とかそっち系が向いてそうだよね。任せておけ、僕がスターにしてやる。栄斗、最終選考受かったよ。ほら、オールメールの舞台シェイクスピアだぞ。やっぱり栄斗は俳優向きだと思ったんだよ。王子が似合ってるな。やっぱり栄斗は俳優向きだと思ってた

(旺司)なぁ栄斗、3億円強奪事件の犯人を演じてみないか?偽者だけどさっこれ使って脅かすふりするだけ。綾音が僕のために考えてくれたんだ、頼む、栄斗、こんなこと頼めるのお前だけなんだ。

そこで、栄斗は金に困って、詐欺の手伝いをする、水谷幸太郎を誘って、犯行を実行しました。

(水谷幸太郎)えいとくん、金に困っちゃってさSNSの詐欺の手伝いとかしてるんだ

(栄太)じゃあ一緒に面白い事やらない?

水谷は白バイ警官のふりをして、綾音と新田に声を掛けました。

そして、車の中で綾音と運転手にスプレーをかけると、2人共死んでしまいました。

(幸太郎)あのーこの付近で現金強奪を目論んでる窃盗犯がいるって通報がありまして、とりあえず車を安全な場所に移動するので降りてもらっていいですか?

(栄斗)眠らせるだけで良かったのに俺のせいで人が2人死んだ。旺司さんとは2度と会わないと決めて東京を離れた。でもな金はあるのに何をやっても満たされない。結局ずっと旺司さんのことが忘れられなかった。そんな時だよ。

偶然、旺司が日雇い労働者となった姿を見かけた栄斗。

(栄斗)なぁ旺司さんここで一緒に働きませんか?

(旺司)なぁ栄斗、もしかしてお前なのか?お前、薬学部だったよな。そんなわけないか、車を襲ったのはたしか大柄な男だったって。なんだよ、なんか言ってくれよ栄斗

(栄斗)やっぱ適わないなー旺司さんには。話しますよ7年前のこと。昔2人でよく飲んだあの焼き鳥屋で

栄斗は、旺司を焼き鳥屋に呼び出し、帰り際に水谷幸太郎に旺司を刃物で殺させました。

(栄斗)幸太郎は3人も人を殺したって、自首しそうだったので俺が殺しました。

(古賀)深谷栄斗、殺人の疑いで逮捕する

事件解決後の6係。

(夏目)あー僕も高崎まで行って逮捕とかしたかったなぁー

(草加)お前にはまだ早いよ

(日名子)フリーアドレス化も早すぎました。というかこの6係には合わないようです。これからもあの部屋使ってください。

(理沙)いいの?係長の部屋もないのに

(日名子)私はただ部屋を奪いたかったんじゃなくて。早く仲良くなりたかっただけで

(草加)可愛い事言うな

(夏目)そういえば草加さんとエジプシャンタロットの店に行った時、メジェド教えてもらいましたよ。メジェドのこと調べましたよ。

(日名子)メジェドの話はやめてください。似てません。

未解決の女警視庁文書調査官~Season3~4話「令和3億円事件」感想・みどころ

文書捜査官なのに、文字データがなかなか出なくて珍しいとっかかりでした。

鳴海の「文字の神様」が暴れ出し、見応えありましたね。

本日の事件は…誰一人として登場人物に同情の余地もないって思いました。

西園綾音も、綾音に騙され、生活が落ちぶれた旺司も、旺司を殺した栄斗も。

もうちょっとみんな真っ当な道を生きればいいのに。

旺司は、男性も女性も恋愛対象にしていた面が覗かれ、多様性の切ない恋の形でしたね。

かつてモデル事務所でモデルとして働いていた栄斗は社長の旺司を尊敬し、彼に好意的な気持ちもありました。

不器用でも夢に向かって切磋琢磨していた2人が、綾音のとんでもない思いつきによって、心が離れ、人生が狂ってしまうとは思いませんでしたね。

旺司の名前を手の甲に彫った栄斗のタトゥーが、線香花火の残り香のように後味を引く4話でした。

 

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