ユニコーンに乗って8話あらすじネタバレ
海斗(坂東龍汰)がゲームアカデミアに寝返った裏切りを未だに信じられないながらも、スタディーポニーキャンパス拡大のために前進することにした、佐奈(永野芽郁)。
ネット上で、話題の「ミン・ソヌ」をスカウトするため、無謀にも彼が出場するEスポーツ大会にアカウントを作って、参戦することに。
恵実(青山テルマ)、小鳥(西島秀俊)、栗木(前原滉)、功(杉野遥亮)だけじゃなく、依里(武山瑠奈)も参戦。
しかし、小鳥は敵チームながら負けてしまいます。
練習試合終了後、佐奈は恵実に好きな気持ちのレベルを聞きました。
「心が温かくなるのは、ファミリーへの好き、会いたくなるのは恋レベルの好き」
佐奈は自分が小鳥に抱いている「好き」が何かを少し気づきました。
一方で、小鳥も功や栗木から、恋愛について聞かれますが、はぐらかします。
そして、トイレに行った小鳥は、次は会いに行くと誰かと電話をしていました。
翌日。
佐奈達の対戦相手はゲームアカデミアだと判明。
そんななか、小鳥(西島秀俊)が突然、会社を早退。
同じ頃、佐奈たちは人材不足から新しいエンジニアを探しに没頭。
海斗が自分たちを裏切って、ゲームアカデミアに行ったことに関して、彼に何かできることはなかったのかと少し落ち込む、佐奈。
「佐奈が落ち込まなくていいよ、誰がなんと言おうとあいつがしたことは最低だよ」
厳しくも優しくフォローする、功。
心配に思った佐奈は、須崎功(杉野遥亮)の後押しを受けて、小鳥の自宅を訪問。
そこで、佐奈は今まで明かされなかった小鳥の私生活を知ります。
そこで、小鳥の父、志郎(小野武彦)が療養のため、面倒を見なくてはならず、帰ったのです。
志郎は、息子の智志(西島秀俊)が、未だに銀行で働いていると思い込んでいて、小鳥が訂正する前に、佐奈が気遣って調子を合わせました。
続けて、志郎は「智志は良い奴なんだよ。妻があいつが学生の時に病気で倒れた時もずっと看病してくれて・・・俺の稼ぎが悪いばかりに、銀行に勤めることになって。お嬢ちゃんみたいな優しい部下がいて、智志は助かるだろうな」
親心を理解した佐奈はなんとも切ない思いを抱えるのでした。
実家を出た後、小鳥が少年時代から、野鳥観察が好きで、勉強が苦手でも、教師を目指していた過去を知りました。
小鳥は当時の担任に自分の好きなことのために、何かを極めていけば夢が叶うことを教えてくれました。
そこで、小鳥は恩師のおかげで、教師になりたいと思うようになったのでした。
不意に、佐奈はEスポーツ大会で、ミンがゲームアカデミアに勝ったことを知り、かなりの強敵だと察知。
また、海斗の話題になり、佐奈は過去のデータから、彼がスタディーポニーキャンパスのユーザーだったことが判明。
一方、早智(広末涼子)は特許を取り戻すために動いてくれました。
また、ゲームアカデミアの永瀬(松尾貴史)のたくらみの序章では?と佐奈に忠告します。
佐奈達は海斗の裏切りが最初から永瀬が仕組んだ罠と言葉を続けました。
一度、自分たちを裏切っていたように思われた海斗を救う行動に出ます。
佐奈と功は、特許をドリームポニーから奪うために、海斗を利用したことを認めました。
海斗は最初からドリームポニーの情報を漏らしていなかったのです。
「森本君を真っ向から疑っておいて、居場所を失った彼を拾ってあげただけだ、全部君たちが蒔いた種だよ」
急ぎなので立ち去る、永瀬に唖然とする佐奈と功。
ドリームポニーにいったん戻り、事実を知り、海斗にひどいことをしてしまったことを悔いる、佐奈達。
小鳥は海斗はもしかしたらあの居酒屋にいるとみんなに教えました。
みんなで海斗に謝ります。
「僕はもう大手ゲームアカデミアで楽しく充実に仕事しています。なんで小さなスタートアップ企業に戻らなきゃならないんですか?今更、仲間面とかもっとありえません」
海斗の件を小鳥に話した、森本。
海斗は以前、心が不安定な時はクラゲの画像にSNSの画像を変えていることを佐奈に話しました。
そこで、海斗が今、本当は充実していない環境にいるのではないかと推測。
ドリームポニーにて、佐奈と小鳥、功は、ゲームアカデミアから次々と退職した人がドリームポニーへの入社を検討していることに驚愕します。
ゲームアカデミアでは、海斗が佐奈達の知らないところで、先輩からパワハラを受けています。
海斗を唯一心配する先輩、金光に、海斗は大学の教授に自分の意見を言ったら無視をされ、大学を辞めました。
自分には今、ゲームアカデミアしかいないとぼやきます。
また、現役社員の一人が実態を佐奈達に伝えました。
金光にゲストカードをもらい、入室する佐奈と功。
そして、永瀬に話をつけに向かいました。
「御社は、エンジニアに過剰労働を強いて、ゲームの駒のように扱っている。森本海斗は心を持った人です、あなたの駒ではありません」
「それがどうした?君たちのように仲良しごっこでやっていけないんだよ。海斗さん自らがうちに志願してやってきたんだ」
言い切る佐奈。
警備員に引き留められた2人。
小鳥は、森本にメールをし、「森本さんは大切な同僚です。今はもうあの時のクラゲではありません」
そんななか、理念を共有でき、自立心がある新たなエンジニア面接を実施。
小鳥はヘルパーに父のことを任せ、面接官に。
なんと、ミン・ソヌがドリームポニーを志願しました。
ミンの経歴を見ると、それはやはり、海斗でした。
ゲームアカデミアを辞めた彼は、ドリームポニーの面接へ。
「僕の名前はミンソヌです・・・日本名は森本海斗。僕はずっと自分の居場所や学校の環境に合わない僕に合うところはないか模索していました。テストの解答をハッキングされて、僕のせいだと担任から決めつけられました。居場所がなくなって、家でゲームをしているときだけが、僕の居場所だと感じました。そんな時、成川さんをテレビで見て、またプログラミングの勉強を始めて、ここで働きたいって思いが強くなりました。御社が作ったスタディポニーが僕をまた外の世界に繋げてくれて、ここのみんなは僕を一人の人間として扱ってくれました。僕はまたドリームポニーで旗らk隊です、年齢も性別も国籍も関係なく、勉強できる場所を作りたいです。」
涙を流しながら、志望動機を話し、自身のつらい過去も含めて打ち明けた、海斗。
佐奈達はもう一度、海斗を再雇用することに一致団結。
また、その日の夜、小鳥は父、志郎に自分が今、佐奈達と働いていることを告げました。
銀行を辞めたけど、今、長年携わりたかった教育事業に関われて、今、楽しく働いていると伝えました。
ふと、志郎は、息子がリモートをしている際に、生き生きと佐奈達と笑っている様子を見て、スタートアップ企業は分からないけど、息子が新しい環境で頑張っていることを察知。
「そうか・・・いい仲間に出会えたんだな」
翌日。
功は凛花(石川恋)から、功の父の会社が潰れたこと、佐奈は早智から、ドリームポニーはスタートアップ企業を目指し、その後の展望を聞かれていました。
佐奈がまだ思いつかずに言葉が出ないでいると、早智は、佐奈にドリームポニーを買収すると宣言。
ユニコーンに乗って8話感想・みどころ
まさか、ミン・ソヌが海斗だったとは・・・。
ゲームに次々と勝ち、頭の回転の速さとキレの良さが匂わせていた気がします。
そして、ドリームポニーを裏切ったのではなく、ゲームアカデミアの永瀬に、天才的な能力を利用されるために、スタディーポニーキャンパスの情報を漏らし、特許を奪うことに加担させられていた、海斗。
佐奈達も当初は海斗がみんなの気持ちに背中を背けたと思っていましたが、ずっと高い能力や国籍から、学生時代も疎外感や教師からのひどい言いがかりをつけられていた過去には胸が痛みました。
海斗のことを諦めない姿勢でい続けた佐奈の努力や、小鳥の入念な手がかり探しによって、ゲームアカデミアのずさんな社員への扱いも明るみになりました。
永瀬は人のことを使い捨てて、駒のように動かしても会社のためになるなら良しとする腐った人間ですよね。
教師から胸倉を掴まれた過去を持ち、ヘッドフォンをすることで自分を守る行動をとるほど、PTSDを持つ海斗が、あのままゲームアカデミアにいなくて本当に良かったです。
ミン・ソヌという本名、通り名は森本海斗として、自分の居場所や人からの温もりを必要としていた海斗が、ドリームポニーの面接を受けに来て、志望動機を話したときは涙が止まりませんでした。
自分の居場所は本当はドリームポニーだったことに気づけた海斗の成長と仲間との絆をずっと怖がって信用できなかった彼が、以前よりも笑顔になれて何よりですよ。
小鳥の父も登場した本日のエピソード。
スタートアップ企業がわからなくても、息子が不慣れなリモートワークで画面越しに、ドリームポニーのみんなと仕事をしているのを見たり、訪問した佐奈の人柄を見て、「良い仲間ができたな」と呟いたときはなおさら、涙腺が・・・。
小野武彦さんの親心や不器用ながらも言葉を選び、息子の仕事を認める描写が温かい。
子供の頃に教師になりたかったこと、勉強ができなくても何かを目指すことを諦めないことを小鳥少年に教えてくれた恩師の優しさ。
なりたい者になるには、国籍も年齢も関係ないというドリームポニーの企業理念のような多様性が伝わる8話でした。
そして、ドリームポニーがなんと、早智に買収される恐れがあったり、功の父の会社が倒産!これは一難去ってまた一難ですが、きっと、佐奈達は乗り越えられると思います。