絶対零度~情報犯罪緊急捜査~

絶対零度~情報犯罪緊急捜査~3話

絶対零度~情報犯罪緊急捜査~3話あらすじネタバレ

或る日、佐生はある男に桐谷総理大臣(板谷由夏)の夫の浮気を調べてもらっていました。

(男)桐谷総理と真一さんは理想の夫婦といわれていましたが

(佐生)ベルギー長期出張中に羽目を外したか

(男)女は同じ東洋グローバル商事の現地スタッフです

(佐生)で?官邸に逆らうのにお前を呼ぶわけにいかないだろ。さらなる情報収集、適切な対処しておいてくれ。で、二ノ宮奈美のほうはどうだ

(男)総理との接点はまだ掴めていません

佐生は、桐谷総理の夫、真一の浮気を秘書に特定してもらいました。

(佐生)桐谷総理の女性スタッフだとはな

その頃、ルミナス会の教祖、黒澤が信者たちの前に登壇していました。

(黒澤)我らは選ばれし者、世を導く光だ。金は命の巡り。流せば流すほど我らの魂は清められる。信じる者だけが明日の栄光を手に出来る。皆の心神が光へ続く唯一の道になる

その教祖は、怪しい聖水で信者から金を搾り取っていました。

町工場の「ミズハラ製作所」の社長、水原明人(小林三十朗)は経営不振に頭を悩ませています。

(水原)どうか支払いを後1か月待ってもらえませんでしょうか。はい。その日には必ずお支払いします。

(水原の妻)あなたもう限界じゃないの?

(水原の息子 直哉)このまま続けても赤字が膨らむだけだよ。工場、閉じたほうがいいんじゃないか?

(水原)簡単に言うな。社員たちを路頭に迷わせる気か。何とかならないから商工会で相談してみるよ

そこで、商工会で紹介され税理士、上村元也(松田広大)に助けを求めるのでした。

息子の直哉と共に上村から話を聞いた、水原。

(水原)商工会の人から若いのに優秀な税理士の先生がいると聞きまして。来てもらえて助かりました。先生、うちの工場はなんとかならないでしょうか。

(上村)税理士の上村と申します。良かったです。ちょうどスケジュールが空いていたので将来に残すべき財産です。そうですね。今のままでは正直厳しいです。御社の金属加工技術は唯一無二の技術です。外部の力を借りてでも守っていく価値があります。資金力のある会社と組むことでブランドと技術が残せる。勿論社員の皆さんの雇用も守られます。

(水原)でもうちと組んでくれるような会社がそう簡単に見つかるとは思えないんですが

(上村)実は知り合いの社長が御社の技術力に関心をもっていまして。こちらの会社なのですが既に複数の企業と取引実績があり、どの企業様も経営が上向きに回復しています。元々は小さな工場から始まった会社だそうで、中小企業の技術をを残しておきたい思いが強いそうです。子会社を含めての総売り上げは年間100億を超えるそうですよ。御社の技術を託すのにこの会社は間違いないと思います。どうかじっくりお考え下さい。

(上村)外部の力を借りるべき

ミズハラに式力のある株式会社「ネッブス」との経営統合を提案されました。

「ネップス」の社長、奥田真斗(町田悠宇)もこの求めに応じました。

水原はこれで経営が安泰すると安心するものの、数日後、工場の口座の金が全て消えていました。

(直哉)大変だ。口座の金が全部抜かれている。

(水原)口座が?なにいって…

(直哉)これじゃあ機械のリース代も払えないぞ

(水原)きっと何かの間違いじゃないのか。すぐに奥田社長に

水原はすぐに奥田に連絡しました。

(水原)これじゃあ社員に給料すら払えない。うちの資金が全部消えているんです。

(上村)誤解ですよ。一時的に振替っているだけです。経営統合には一時的な混乱が月ののです。安定しますから

資金を失い、負債だけを押し付けられた水原は、自ら命を絶ってしまいました。

一方、佐生(安田顕)は黒沢道文(今井清隆)に目をつけていて、そのことをディクトの室長、早見(松角洋平)と話し合っていました。

(佐生)黒澤道文。宗教法人ルミナス会の教祖だ。

(早見)最近よく耳にしますね。ここ10年ほどで急成長して信者を一気に増やしているとか。

(佐生)拡大した宗教法人を母体に現在は、学校や病院、不動産会社まで手掛ける黒澤ホールディングスを築き上げた。有難い教祖様のじっったいは…

(早見)金儲けですか

(佐生)信者には怪しい商品を買わせ、後継者不足や資金難に苦しむ中小企業には承継ビジネスを持ち掛ける。

(早見)企業継承を持ち掛けて資産をむしり取り、負債を押し付ける手口ですね

(佐生)法の網をすり抜けているがやっていることは犯罪そのもの。

「宗教法人ルミナス」の教祖として、宗教法人を母体とする「黒沢ホールディングス」の代表です。

信者に高額な商品を買わせて、後継者不足や資金難に苦しむ企業には、承継ビジネスと称して、金銭を騙し取っていました。

(佐生)そして問題なのがその金の行き先だ。巻き上げた金は寄付金としてルミナス会に入りそこから国外に流れている痕跡がある

(早見)裏金作りか。マネーロンダリングの可能性がありますね

(佐生)あるいは国際犯罪グループの資金源かもしれない、ただ証拠がない。二課も組織対策本部も黒澤たどり着けなかった。このままじゃ国民は食い物にされる。ディクトに動いてもらう

「ミズハラ製鉄所」のような被害報告もいくつか上がっており、佐生はDICT室長の早見(松角洋平)に調査を命令するのでした。

南方はある夜、大学時代の友人たちに会いますが、その一人に上村が含まれていました。

(南方)みんな忙しいだろ

(友人)そういう南方が一番忙しいだろ

(南方)いやただの巡査部長だって

(友人)でも出世コース間違いないんだろ。謙遜しろよー

(上村)悪い仕事で遅くなった

(友人)さすが税理士先生だな、ビールでいい?

(南方)久し振りだな。仕事はうまくいってるの?

(上村)至って順調だよ

(南方)そっかさすがー

ディクトの二宮奈美(沢口靖子)と南方睦郎(一ノ瀬颯)は被害を受けた和菓子店で事情聴取をします。

(南方)お2人はここで40年も和菓子屋を続けられてこられたんですよね。どういった経緯が事業承継の話が

(和菓子屋店主)年齢的にも和菓子作りが厳しくなって、後継ぎもいない。そんな時、知り合いの税理士が、店を引き継ぎたい社長を知り合いが紹介してくれました。

(店主の妻)正直、店を他人に託す不安はありました。でもその社長さんから、未来へ引き継ぎましょうって言われて

(店主)うちの団子をこれからもお客様に食べてもらおうと思い、契約しました。

(南方)しかし、契約したとたん資金を抜かれ。倒産させられた

(店主)社長に訴えても経営上、必要なことだからと取り合ってもらえず

(店主の妻)今うちにあるのは借金だけです。家を売るしか

(店主)警察からは契約上はこれ以上、犯罪と断定できないと言われました。

(奈美)人としては真っ黒でも違法じゃないかぎり、警察として動けない

その後、戻った奈美たちは、ディクトにて、話し合いが行われます。

(南方)柴浜堂を買い取った会社はモトノギコーポレーション。社長は奥田真斗です。

(清水)奥田の経歴を洗いました。以前、詐欺容疑で事情聴取を受けていますが、証拠不十分で立件にはならなかった

(掛川)ミズハラ製作所の家族に話を聞いてきました。取引したのは株式会社ネップス。社長は奥田真斗。

(早見)柴浜堂と同じか

(田辺)資金を根こそぎ抜かれて負債だけを押し付けられた。ミズハラ社長は責任を感じて自殺したそうです

(奈美)この奥田という男が中小企業の人たちを食い物にしている

(南方)とはいえ契約書を見る限りでは犯罪とは言い切れない

(掛川)債務の移行に向けて最大限努力する?なんだこれ

(田辺)努力って…曖昧な書き方

(早見)最初から言い逃れをするつもりで作ったんだろ

(奈美)でもそれを裏付ける証拠もない

(清水)だから捜査二課も手を出せなかったんですね。モトノギコーポレーションも株式会社ネップスも黒澤ホールディングスの関連企業です。

(早見)何とか証拠を掴むぞ。田辺と掛川は奥田周辺の流れを。二ノ宮と南方は奥田の動きを追ってくれ、田辺と清水と掛川は会社の動きを

調査官の清水紗枝(黒島結菜)、警部補の山内徹(横山裕)、元公安の田辺智代(馬場園梓)、巡査部長の掛川啓(金田哲)も奈美に力を貸します。

するとここも、奥田の会社と経営統合しており、店主に奥田を紹介したのは上村でした

その事実に衝撃を受ける南方。

実は上村は南方の大学時代の友人でした。

南方はSEの事件の件で、新たな情報を得ました。

システムエンジニアの男性が殺された件で、妻の証言によると、被害者は亡くなる前、急に羽振りが良くなっていて、その原因が分かったのです。

その件で、酒井という別の女性刑事と連絡をとりました。

(山内)SE殺人の件、被害者が収入増えた理由何かわかったか?

(酒井)山内さんの読み通りただの昇給じゃありませんでした。被害者2人とも別口座で高額の金を受け取っています。

(山内)別口座?家族にも知られたくない金があったってことか。送金元は?

(酒井)複数の口座を経由していて追跡出来ませんでした。

(山内)つまり被害者たちは怪しいところから金をもらっていた

奈美と南方は上村を追います。

(南方)そもそも契約を結んでしまっている時点で違法性を問うのはおかしいですよ

(奈美)明らかにおかしい契約なのに犯罪に出来ないなんて

(南方)犯罪にできるかどうかは感情じゃなくて法律っす。向こうもバカじゃない

。全てに言い訳を準備しているんです。

(奈美)悪知恵が働くのね。さすが南ちゃん捜査二課出身。状況を冷静に俯瞰できている

(南方)警察が踏み込める余地は限られていますよ。なんか言い方にとげがあるな

(奈美)見てあのビルに入ってく

上村税理士事務所に着くと、南方は奈美に、上村が友人と伝えました。

(南方)南方は俺の大学時代の友人です

その頃、上村と奥田は取引をしていました。

(奥田)先生の件で柴浜堂の件も片付きました。

(上村)良かったです。

(奥田)これ今回の取り分です。先生、次の「仕事」も用意していますから。

ディクトにて、奥田を調べる奈美達。

(清水)奥田の事務所はちゃんと登記されていますね

(早見)実在する会社ってことか

(田辺)そのうえ、広告をバンバン売っている黒澤ホールディングスを名乗られたら普通は疑いませんよねえ

(早見)資金の流れは?

(掛川)奥田の会社に移行された資金は系列会社を何度も経由して分散されています。

(清水)マネロンのようですが表向きは会社間の取引として成立しています。

(早見)奥田の動きは?

(奈美)税理士事務所に入っていくのを確認しました。渋谷区の上村税理士事務所です。

(山内)取引に関わっている税理士か

(清水)上村元也27歳で税理士として成長、すごいですね

(奈美)上村さんは南ちゃんの大学時代の友人ですって

上村と南方が知り合いだと知り、早見は私情に引きずられずに彼が捜査できるか心配します。

(南方)上村のことを一番よく知っているのは俺です。この事件、担当させてください

(早見)私情を挟まないで捜査できるのか

(奈美)私がフォローします

その頃、中野仁次郎(大河内浩)幹事長と話している佐生。

(幹事長)やぁ佐生君相変わらず忙しいようで

(佐生)幹事長の忙しさには足下も及びません

(幹事長)こちらは内閣支持率を睨んでばかりで、頭痛いよ

(佐生)ご心配をお掛けし、恐縮です。

(佐生)先日の幹事長の政治資金パーティー大盛況だったそうですね。ルミナス会の黒澤さんも会場にきていましたね

佐生はここで、黒澤道文が中野の政治資金パーティーに出席したことを触れました。

(幹事長)この中野にもうひと働きするようにと皆さんの厳しい叱咤をもらったよ。

(幹事長)黒澤さんとは国を憂う志を1つにしとるからね。頼もしい限りだよ

(佐生)なるほどここで新たなお仲間が出来たということですね

その夜、捜査の為に上原と店で会う、南方。

(南方)ごめん、呼び出したのに遅れて。ちょっと立て込んでてさ。急に誘って悪いな

(上原)いやちょうど飲みたかったから。こないだゆっくり話せなかったし

(南方)税理士は大変なんだよ。

(上原)事務所にいた時はそれなりに忙しかったけど、独立してからは自分の裁量で働けるから。

(南方)さすがだな、20代で税理士なんてほんの1握り。上村は学生時代から努力家だったからな。気を遣う仕事多いだろ?後継者を捜している会社とか。

(上原)たしかにそういう相談は増えてきたな。でも俺が関わるのは手続きだけだ、深い話を知らないで済んでいるよ。それより南方の話聞かせてくれよ。いつもゼミで俺を出し抜いたくせに

(南方)俺には大した話ないから。たしかに俺が全勝だった

(上原)その感じ変わってないな

束の間の安らぎを得て、奥田に呼び出された上原。

(上原)奥田さん警察に見張られているような気がします。大学の同級生に警察がいて

(奥田)心配いりません。私達は捕まらないようになっています。誰に向かって口をきいてんだよ、お前もアイツみたいになりたくないだろ、黙って言うこと聞いてればいいんですよ

奥田に圧を掛けられ、支配下にいました。

翌日、ディクトにて、南方は奈美達ディクトメンバーに上原に会ったことを報告しました。

(南方)昨日、上村に会ってきましたが特段に怪しい点はありませんでした。

(山内)友達だからって見る目が甘くなったわけじゃないよな

(南方)そんなことはありません

(早見)上村自身は何も知らずに奥田に利用されている可能性もあるからな

(奈美)上村さんは奥田に気付けないほど馬鹿じゃない。そう思ってるんでしょ?

南方に問いかけます。

(南方)奥田は奥田のたくらみに気付くはず。

(掛川)他の被害企業にも詳しく話を聞いてみましょう。

南方と奈美は奥田が会社にしていた、モトノギコーポレーションを訪ねました。

(奈美)確かに会社としては登記されているけど、稼働している形跡がない。

(南方)被害企業とか不動産を移すだけの箱。でもそんな仕組み、上村なら一目でわかる。上村を直接、問い詰めます。

(奈美)まだ証拠がない。感情でぶつかって口を割る相手かな?

そして、2人が上原を訪ねると、刑事としてきた南方に怒りを覚える、上原。

(上原)南方…お前

(奈美)突然、伺ってしまって申し訳ありません

(上原)アポもなしに一体何の用でしょうか

(南方)分かっているだろ、奥田のことだよ。全部知っていて一緒になって騙しているんだろ

(上原)なんの話ですか。私はただ税理士として繋いだだけです。

(南方)違う。最初から倒産させるために近づいた

(上原)どこにそんな証拠が?親会社に影響が及ばないようにするための通常経営判断です。

(南方)そうやって言い訳を用意して被害者のことはどうでもいいのか。お前そんな人間じゃなかっただろ

(上原)俺の何を知ってるんだよ。お忙しいところ恐縮ですがまだ仕事が残ってるんで

帰り道の奈美と南方。

(南方)見損ないました。あんな奴じゃなかった、真面目で努力家で

(奈美)南ちゃん昔の友達の姿に縛られていない?人は良くも悪くも変わっていく、今の彼をちゃんと見なきゃ。もしかしてだけど彼、お金に困っているんじゃないかな。

(南方)え?いや。仕事も順調だって言ってましたし。

(奈美)彼の腕時計、高級ブランドだった。スーツも事務所の調度品も。いくら順調とはいってもまだ20代でしょ?独立資金も必要なはず

(南方)奈美さんそんなところまで

ディクトに戻ると、上村が借金をかなりしていることを知りました。

(清水)奈美さんの言う通り結構な額借りているみたいですね

(奈美)クレジットカードの支払いも度々、遅延している。

(南方)借金返済のために奥田と手を組んだってことですか

掛川は、上原の借金が奥田と契約してから、経費と寄付金でかなり膨れ上がっている状況を指摘しました。

(掛川)被害に遭った会社に問い合わせると、契約してから経費や寄付金が膨らんだそうです。

(田辺)決算報告の数字も自分達が把握していたものとは合わないと

(南方)奥田は資産を移すんじゃなくて帳簿そのものを操作しているってことすね

1人で残業する、南方は奥田について調べていました。

(南方)奥田は絶対に何かを隠しているんだよ

(掛川)自信満々だね。なにかわかったのか?

(南方)今のところ特には数字ならいくらでも見られるんですけどね。奈美さんみたいに人間を見る目はないですけど

(掛川)なんで奈美さんと張り合っているんだよ。お前が勝負する相手は他にいるんじゃないの?まずは自分とか。お前さ熱くなるの恥ずかしいと思っているタイプだろ。

(南方)まぁそうすね

(奥田)いつまでも透かしている奴が一番かっこ悪いからな

後日。

田辺に上村のことを調べてもらい、南方を心配する一同。

(田辺)奈美さん、頼まれていた記事。やっぱり奈美さんのいうとおりでしたよ

(山内)南方まだ来てないね

(早見)昨日も遅くまでやってた

(掛川)根詰めすぎていないといいですけどねあいつにはそういう時間が必要なんじゃないんですか

清水がここで新たな奥田に関する情報を調べました。

(清水)出ました!この税理士も1年前に、奥田の案件に関わっています。

(奈美)やっぱり

南方は上村を訪ねます。

(上村)何しに来た。疑うだけ時間の無駄なんだよ

(南方)申し訳なかった!昨日気付いたんだ。去年の8月17日連絡が来ていた。昨日気付いたんだ。仕事で気づかなかったのか、返すの忘れてたかどうかも覚えてない。奥田のこと相談したかったんだろ。ほんとにごめん俺がちゃんとあの時話を聞いていれば。今からでも聞かせてくれ。これ以上罪を重ねないでくれ

(上村)無理だ。もう逃げられないんだよ

奥田に怯えて、精神的なストレスを抱える、上村。

(奈美)上村さんあなたの安全は警察が守りますだから話してもらえませんか

(上村)殺人?

(奈美)その人は以前、奥田の会社を担当していた税理士だった。あなたは金に目がくらんだんじゃない。裏切れば殺される、それが怖かったんでしょ

(上村)俺が悪いんです。周りの期待に応えたくて、必死に見栄を張って、借金抱えて

なんと、奥田と以前、関わっていた税理士が殺されていて、その新聞記事をコピーしたものを上原に見せる奈美。

(奈美)ほんとうは足を洗いたかった。そうすれば命を狙われる。だから仕方なく続けるしかなかった。

(南方)これから警察がアイツを逮捕する

(上原)無理だあいつを逮捕出来ない

(南方)確かに、事業承継の件では逮捕状は出せない。ただ、会計上の不自然な処理を見つけた。脱税だ。奥田は巧妙に隠していた、お前が処理していたんだろ俺じゃなきゃ気付けなかった

上原が奥田の脱税の証拠を処理して隠していたことも発覚しました。

(上原)やっぱりお前には適わないな。いくつか気をつけなきゃいけないことがある。その後、警察に出頭する

(南方)逃げたりしないよな

(上原)いちからやり直したい、まだ間に合うかな

(南方)間に合うよ

(上原)ありがと

そして、奥田を引っ張って、取り調べると脱税を悪びれもしない様子でした。

(奥田)たかが脱税でしょ、人が死んだわけでもないのに

(南方)奥田は承継で巻き上げた金を黒沢ホールディングス系の別会社に移動させていたそうです。

(早見)そしてその金を寄付金としてルミナス会に入れ、そっから黒澤は海外へ流す

(掛川)手口がうまいな

(南方)上村は奥田の会社の決算資料に直接アクセスできた。奥田は、もしもの時に自分を守るためにも記録を残していたようです。隠し口座のことも

(山内)さすが抜かりないな

(南方)上村はその証拠を提出すると言っています

(清水)その証拠があれば黒澤ホールディングスに切り込めますね

奥田は自己防衛の為に記録データを持っていました。

(奈美)やっと本丸にいける

その夜、上村は必死にやり直すために、奥田の犯罪の証拠となる裏帳簿をダウンロードします。

そして、慎重に作業を終えて帰宅途中に、若い男性に刺されました。

なんとその男性は、上村と奥田が騙した町工場の水原の一人息子、直哉でした。

(男)親父の痛みはこんなもんじゃない

そして、上村は南方に渡さないとと思ったUSBを奥田に奪われ、息絶えました。

そんな一大事も知らないディクトの奈美達。

(掛川)でも上村、ちゃんと聴取にきますかね

(清水)もし証拠隠滅していたらどうします

(奈美)大丈夫、逃げる人の目じゃなかったから

(南方)あいつはちゃんと出頭しますよ

翌日奈美たちに、上村の死とその詳細が知らされました。

(南方)上村を殺害したのは自殺した水原社長の息子で、すぐに自首しました。

(田辺)被害者が加害者になった

(山内)証拠は?

(清水)上村元也のPCは事務所から持ち去られていました。使っていたクラウドには痕跡はありますがそれ以上は負えませんでした。

(掛川)残念ながら決定打はないですね

(奈美)今ある証拠では黒沢ホールディングスに切り込めない。でも上村さんの遺志は無駄にできない

(早見)黒澤ホールディングスへの捜査は中止だ。官邸からストップがかかった

(南方)そもそも上の意向で黒澤のこと調べていたんですよね!

(奈美)官邸って誰の意向なんですか?

ディクトのメンバーの中で、奈美だけが佐生が裏で動いて、黒澤ホールディングスへの圧力に屈して、捜査を中止させたと察しました。

その頃、佐生は中野幹事長と話していました。

(佐生)幹事長、わざわざご足労いただき、恐縮です。

(中野)黒澤ホールディングスの子会社がやらかした兼、さっきニュースで見たよ

(佐生)ディクトが黒澤道文まで捜査を進めようと息まいておりまして。私のほうで慎むように諫めておきました。

(中野幹事長)気をきかせてくれたつもりかね。

(佐生)最近、幹事長の周りでこういった犯罪絡みの話が多いですから

(中野)佐生君君は何年官房長をやっている

(佐生)前の総理の時からですから4年半です

(幹事長)それはいささか長くなった

ディクトの奈美たちは納得いきません。

(南方)なんで諦めなきゃいけなかったんですか?

(奈美)早見さんなんで政治の力が大きくなったんですか?黒澤ホールディングスには手を出すなと佐生が指示したんですか

佐生はその頃、杏子と話していました。

(杏子)ではあの黒澤道文が海外に送金している可能性がある、ということですね

(佐生)残念ながら資金流出の足取りはまだ途中までしか追えていませんが。

(杏子)中野幹事長も加担してる

(佐生)それは週刊誌のネタでしょう。今の幹事長は黒澤の後ろ盾がないと立ちいかないと思われます。

(杏子)で、佐生さんはどうするおつもりなんです。だからディクトの捜査をやめたんですか

(佐生)今、強引に動いても、黒澤のしっぽは掴めません。政治においては相手の弱みを握ることが何より大事ですから

その佐生は、杏子の夫が女性スタッフと不倫しているネガを見つめ、にやりと笑うのでした。

翌朝。

(女性)【福本莉子】もしかしてお団子会に来たんですか?でも閉店しちゃって。ここのお団子屋ほんと美味しかったから

(奈美)寂しいですよね

奈美は女性と別れてから、佐生に会いました。

(佐生))特にみたらし団子が美味しかったですよ。このお店には学生時代から通っていました。上京した時、よくこの店に来ていましたから

(奈美)私、このお店が犯人に殺されるのを阻止できなかった

(佐生)人だけでなく、お店も犯罪者は殺しに来るということですか

(奈美)どうして捜査を止めたんです?

(佐生)今はその時期ではないと判断したのです

(奈美)あなた一人で決められるんですか?あなた王様にでもなったつもり?

(佐生)誰がやってくれるんですか?誰が責任を取って国難に対峙するんです?残念ながら私しかいない。それがこの国のシステムですから。柴浜のみたらし団子、二ノ宮さんにも食べてもらいたかったな

空港にて、杏子の一人娘、カナはスコットと共に、日本を旅立ってしまいます。

(スコット)カナちゃん忘れ物ない?じゃあ行こうか。これチケット。昨日寝れた?

(カナ)あ、ちょっと

黒澤ホールディングスの大々的な広告を睨む、奈美なのでした。

絶対零度~情報犯罪緊急捜査~3話感想・みどころ

宗教法人を母体とする黒澤ホールディングスの闇と、彼に加担する奥田のおぞましさが伝わるケースでした。

それと同時進行で、山内が追うシステムエンジニア殺害事件も少しずつ足跡をたどりながら、真相に向かっていますね。

奥田を逮捕出来たものの、奈美たちはちょっと動きがのんきだなと今回は思ってしまいました。

「絶対零度」シリーズの前作では、井沢(沢村一樹)達「未然犯罪対策組織室」、ミハンのみんなはチーム一丸となって被害者を先読みして守れていたのにな。

上村が事件をきっかけに逆恨みで襲われてもおかしくないのに、守り切れていませんでした。

案の定、意外な人物でしたが、奥田によって家族を亡くした水原直哉が、上原を刺殺して逮捕されました。

奥田の魔の手から逃れて、上村は捜査に協力し、自分と向き合おうとしていたのにな。

奈美たちは無念ですが、さらに、佐生による黒澤ホールディングスの件、捜査ストップって…。

歯がゆい結末でしたが、次回、奈美たちが被害者を守り抜きながら、隠された悪を取り逃がすことないことを願います。

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