皆さんは「十二国記」という小説を知ってますか?
小野不由美さんが2000年あたりから出版し続けているシリーズ小説です。
今までドラマCD化・舞台化もされて、更に2002年から2003年にかけてアニメ化された作品なのです。
「十二国記」ってどんな話なの?
簡単にあらすじを説明しますと、普通の女子高生、中嶋陽子は突如現れた「ケイキ」と呼ばれる男に巻き込まれ、十二の国が存在する古代中国のような異世界にいざなわれ、わけも分からないまま、元の世界に戻ろうと奮起するという内容です。
いわゆるよく見る異世界ものかと思われますが、天意として麒麟という存在があり、麒麟が選ぶ人間が国の王になるという特殊な設定など、細かい設定があり、それが生かされていることで、この物語の内容は格段に面白いものになっています!
NHKアニメで放送され話題になった
アニメ化はNHKBS2の衛生アニメ劇場枠で放送されていました。
原作そのままではなく、アニメで補完するアニメオリジナルの話もあって、全45話という珍しい長編アニメでした。
原作小説が児童向けではあったものの、内容のシリアスさや心象描写のリアルさが素晴らしく、ただの子供向けのアニメという概念を捨てて視聴した方がいいと思います。
日本だけではなく、アメリカや中国、台湾などの海外でも十二国記のアニメは配信され、未だに多くのファンが存在しています。
またOP(オープニング)とED(エンディング)も十二国記の世界観に合わせた楽曲になっており、特にオープニングテーマの「十二幻夢曲」は全オーケストラ構成の楽曲であり、まさに十二国記の世界観を表現した素晴らしいオープニングだと思います。
エンディングも曲のイメージや歌詞のイメージが主人公の陽子を表しているようで、話の最後に流れると心が洗われるようです。
この2曲を聴くだけでも聴いてほしいという思いです。
物語の内容の筋としては、陽子という一人の女性の成長を描くものなのですが、彼女が抱えていた問題やその問題に対する答えを描くまで、長い長い時間をかけて描いているので、どんどん彼女に自分を重ね合わせて見ていくようになり、彼女の事を愛するまでになります。
実際に私はなりました!
本当に陽子の事を応援したい、陽子が好きになりました。
声優さんが豪華で更に演出・設定が素晴らしい
キャラクターがいるということは中の人、声優さんも存在します。
主人公、陽子の声優さんは、セーラーマーキュリーなど有名なキャラクターを担当している久川綾さんです。
素晴らしい声優さんです。
陽子の初期の弱々しい声から、成長するにかけて力強くなっていく声が本当にすごかったです。
演技に成長を感じられてとても感動しました。
また、設定もすばらしく、そちらは小説を引用しているのですが、古代中国のような世界観でありがなら昔の日本を彷彿とさせるような日常、そして麒麟の存在と絶対的存在の王というのも日常の中にあるファンタジーが強烈に魅力的です。
まとめ
十二国記は児童向け原作なので、是非子供達にも見てもらいたいですが、大人の方達にも見てほしい作品です。
子供向けだと思って避けているのはもったいないです。
私も20代になってから、十二国記のアニメを見直してみたのですが、何度もボロボロに泣いてしまいました。
もしかしたら子供の頃より、主人公、陽子の心境や葛藤に寄り添えることができたのではないかと思います。
年齢・性別問わず是非是非見てほしいと思います!
最後に、十二国記を見るには、主に有料配信で公開されています。
DVD・Blue-rayも絶賛発売されています。
第1話を試しに見てみたい方は、バンダイチャンネルから見て頂きたいです。(※第1話は無料公開されています。)
詳細はこちら→https://www.b-ch.com/titles/3246/001
有料配信されているサイトは、FOD、U-NEXT、Hulu、Amazonプライム等です。
是非ご覧下さい。
また、原作小説の「十二国記シリーズ」の待望の新刊が4年ぶりに出版されます!
出版月は2019年の10月・11月です!
原作ファンはもちろん、アニメから十二国記を知った方たちも是非見て頂きたいです!
詳細はこちら→https://www.shinchosha.co.jp/12kokuki/log/80.html