4分間の8話あらすじネタバレ
運命の日が迫るなか、寝る間も惜しんで絵を描き続けていた、沙羅(菜々緒)が倒れ、病院に搬送されました。
命に別状はなかったのですが、改めて気を引き締めるみこと(福士蒼汰)、廉(桐谷健太)、藍(横浜流星)でした。
ある日、仕事で海外を巡っていた花巻家の母、理津(麻生祐未)が帰国。
みことは沙羅と結婚することを理津に報告。
驚きながらも、理津から祝福されるのですが、沙羅の死の運命のことは伝えることはできないのです。
沙羅は自ら理津に話そうとします。
沙羅がとうとう自宅で倒れて、救急車で運ばれます。
迷走神経反射失神。
命に別状はないものの、脳への血流が悪くて、起こることもあると言う医師。
みことや廉、藍は沙羅の「運命の日」が迫ってきていることを実感するのでした。
みことの義母で、沙羅・藍・廉の実母、理津が急に訪ねてきました。
みことらは沙羅の体を気遣いながら、沙羅とみことが夫婦になることを理津に報告。
自由奔放で心優しい理津は、二人の結婚を聞いて直ぐに認めてくれました。
大らかで理解がある理津の存在に少し花巻家に笑顔が戻ります。
沙羅は家で仕事をしているので、理津の洗濯物を手伝いますが、そこで、理津に自分の運命の日を自ら打ち明けようとしますが、繊細で人が傷つくのを嫌う沙羅は母を気遣ってわざと明るく振舞って誤魔化してしまいました。
みことはその頃、妊婦、赤木伊織の元へ急ぎました。
そばには彼女、伊織の父親がいました。
伊織はなんらかの事情で子どもを一人で産もうとしているようでした。
みことが伊織の手を重ねると、伊織は出血性ショックで亡くなる可能性があることが視えてきました。
伊織は出血多量で非常に危機的な状態・・・救急車のなかで伊織は、なにがあってもいい・・・・この子を産んで母親になると強い意志をみことに伝えますが、意識を失ってしまいました。
伊織は輸血をしながら見守りが必要な状況です。
後日、みことと沙羅と理津は、みことと沙羅の結婚式場探しへ向かいました。
そこで、沙羅は理津が席を外してから、みことに小学生の頃の母との思い出を話します。
「子どもの頃、理津が一時的に家に帰ってきてくれた時、理津はテレビでオーロラの写真を見ていた、でも、その日、学校で母親に手紙を書く授業があり、理津に自分が書いた手紙を読んでもらいたかったけれど、母が仕事上、撮りたいものがあればどこへでも駆けていく奔放さを幼い頃から知っていたからこそ、母を気遣い、私も一緒に行きたい・・・でも、お母さんが撮った写真が見たい」と言ったのです。
「子どもの頃のように家を飛び出していくお母さんが見たい」、自分が28歳の誕生日に死ぬことを知れば、それにショックを受けたり、余計、母が仕事に身が入らなくなるのでは?と理津を心配する沙羅。
理津は仕事の連絡が入り、またしても事務所に戻らなければならないとのこと。
廉は理津の相変わらずな自由奔放さに苛立っていました。
理津の代わりに自分が「父親代わり」をしてきたこと、自分が「母親らしいことを理津にしてもらったことがない」と上司に相談。
上司は「生んでもらったことは母親らしいことをしてもらったこと、生んでもらわなかったら廉は今、こうやって存在していない、そのことに感謝すべきだ」と諭すのでした。
その日の夜・・・。
家では、理津に「運命の日」のことを言えずにいて、理津を気遣うあまり自分の言いたいことを無意識に抑えてしまう沙羅を、廉・みこと・藍が男3人で話し合って心配していました。
廉は、子どもの頃から本当は子どもながらに寂しさを抱えていても、明るく振舞っていて、みんなに心配をかけないようにしてきた沙羅の様子を子どもの頃からよく知っている・・・とこぼします。
自分が母、理津の邪魔になりたくないからだ・・・と沙羅の気持ちを汲み取る3人。
沙羅は、理津に言い掛けますが、理津は逆に母として沙羅が自分に言えない悩みを抱えていることを直感で推測して、「何かお母さんに言えないことはない?」と尋ねます。
でも、沙羅は言えません。
カメラマンの理津は、沙羅が仕事をしている様子を写真に撮るなど天真爛漫。
そんな理津の様子は沙羅譲り・・・。
子どもといる時間と同じくらい写真を撮るのが楽しいと、沙羅が絵の指導をしている女子児童、高木の母、まりに話す理津。
まりは娘が幼い頃は必死な思いだったこと・・・でも、子どもとの時間はかけがえのないものだと語ります。
帰宅した理津に、沙羅はとうとう自分の「運命の日」を告げようとしますが、やはり、理津を目の前にすると話しにくいのです。
廉が怒我慢ならず、とうとう声を荒げます。
みことが代わりに、沙羅の運命の日のこと、自分の特殊能力を理津に伝えました。
理津は明るく振舞いますが、内心は混乱。
藍もみことの能力を見たことを冷静に理津に話しました。
「答えは見つかっていないけど、自分達でどうやっていいか悩んでいる」と。
沙羅はみことが代わりに話してくれたものの、繊細で優しい性格ゆえに、自分が28歳で死ぬという現実を突然、突き付けられた母親のことを想い、一人、部屋で泣いてしまいました。
廉は、理津の仕事の事に関しては何も文句はないけど、沙羅が子どもの頃からずっと理津のことを想ってきたことを伝えました。
また、沙羅が子どもの頃、母への感謝を綴った手紙を理津を気遣っているからこそ、渡せなかったこと、今回の自分の運命のことも、沙羅が悲しませまいと我慢していたことを告げました。
翌朝・・・。
理津はみことに、手を出し、「わたしの運命を視なさい」と言い、沙羅の現実を受け入れ、自分がもしもこの先、年齢的な意味で死ぬことになっても、沙羅に死ぬ前に何かできることはないかと言いだしたのです。
しかしそれは、沙羅の死を止めるなら、自分の命を犠牲にしても良いということでした。
みことや沙羅が必死で止めました。
しかし、理津は言います。
「沙羅の死を避けられることに繋がるなら、自分が死んで沙羅の運命が良い方向になってもいい、あなたが死ぬよりはいい」と。
重い足取りのまま・・・呼び出されて病院へ。
伊織の父の赤木によれば、伊織はあの後、容体が急変し、みことの予知通り、亡くなってしまいました。
しかし、伊織の子どもは無事、助かり、可愛い笑顔をみことに見せます。
その夜・・・母、理津と川の字で布団を並べた沙羅は、理津から子どもの頃の手紙を見て、そのことを感謝していることを伝えます。
お母さんが撮った写真をこれからもずっと見ていたい、みことがいる、みことが自分を助けてくれる、お母さんの娘で、みことや藍の姉で、廉の妹でよかったと。
また、お母さんの写真を見るまではぜったいに死ねないと涙を目に浮かべながら言う沙羅。
沙羅と理津は長い時間をかけて、親子の絆を再確認し合ったのでした。
翌朝・・、理津はまた仕事へ出かけるため、モロッコへ旅立ちました。
沙羅のことやみことと沙羅のこと、花巻家と沙羅の現状を理解した理津と、花巻家4姉弟は前を向いて、それでも生きていくことを決意したのでした。
来週もお見逃しなく!
4分間のマリーゴールド8話感想・今後の見どころ
沙羅が倒れても、いつも通り平常に接する藍や廉、みこと。
沙羅の絵を描きたいという沙羅に、「しっかり休養をとったり体に負荷をかけないこと」と優しく諭す保護者のような、みことに対し、廉の「次、倒れたら許さない」という廉の愛のむち(笑)。
沙羅が好きなことに没頭して我を忘れるのは、理津譲りでしたね(笑)。
理津は世界を飛び回るカメラマンで「自分も撮りたい写真があればそこがどこへでも情熱を注いでしまう」ところは、沙羅の描きたいと思えば筆が止まらないところと凄く似通っていますね。
沙羅と理津が共感し合ってハグするシーンはとても微笑ましかったですね。
廉とみこと、藍は男性として沙羅を気遣い、本当に心優しい男兄弟として頼もしい存在ですね。
伊織が「自分がどんな状況にあってもこの子だけは生む、母親だから」という固い意志は、母親を経験している視聴者の涙を誘っていましたね。
伊織とお腹の赤ちゃんが無事、助かってほしいと思いましたが、伊織は亡くなってしまいましたね・・・本当に悲しすぎます。
現実にも、伊織と同じような状況で必死の思いで子どもを授かったお母さんもいるからこそ、心にグッときましたね。
理津は自由人に見えて、沙羅が自分に言えない隠し事をしていることを、母の直感で見抜きました。
お母さんだからこそ、子どもが何歳になってもなにか自分に言えないことで悩んでいるのが表情や態度で伝わるのでしょうね。
仕事に没頭しがちですが、子ども達を誰よりも愛していて、自分を子どもの頃から気遣う沙羅の行動を先読みしていたところや、みことに自分と手を重ね合わせて、運命を視ることで、沙羅の運命を変えられるなら・・・死ぬまでにどんなことでもする・・・と言ったところは涙腺崩壊でしたね。
沙羅と理津が川の字になって、お互いの親子の絆を再確認したシーンや、沙羅が「お母さんの娘で良かった、みことや藍の姉で、廉の妹でよかった、お母さんには写真を撮り続けてほしい、お母さんの写真を見るまでは絶対に死なない」と生きる希望や自分自身への決意とも言える発言もまた感動ポイント!私も思わずハンカチを拭う手を止められませんでした。
来週はついに、みことが「手を合わせた人の生死のゆくえが分かる能力」が突如、消えてしまいます。
救急隊として普段、出逢うことになる患者だけでなく、沙羅を救うためにもこの能力を良い方向に使いたいと思っているみことに最大のピンチが!
最終章に向かって突き進むストーリーは沙羅の運命の現実が近づいていく足音のようですね。
来週も見逃せない展開になっていきそうです。