フェイクマミー

フェイクマミー6話

フェイクマミー6話あらすじネタバレ

本橋慎吾(笠松将)は、日高茉海恵(川栄李奈)にこう告げました。

(本橋)まみえ!久し振り

(本橋)いろはちゃんってさ、俺の子だよね?まさか俺の子を柳和に入れてくれるなんて、あのとき、母の言葉が君を傷つけてしまって…それなのに有難う。いろはを俺の子を立派に育ててくれて

(茉海恵)さっきから何を仰っているのか分かりません。

(本橋)いつまでもこんな嘘突き通せないから。大体、偽の母を用意する…

(茉海恵)やめて!

(本橋)大きな声を出してどうしたんだよ

(茉海恵)あんたの子じゃない!

2人は過去に交際しており、いろはは笠松の子供でした。

そこへ、佐々木が虹汁を買いに来ました。

(茉海恵)ササエル…

(佐々木)【中村蒼】本橋圭吾君のお父様ですよね

(本橋)先生も虹汁を買いに来たんですか?特にこのピンクが好きで。先生は?

(佐々木)私も好きです。

(本橋)好みが合いますね。ではこれにて失礼いたします。まみえ、あまり一人で抱え込まないでね

花村薫(波留)は、母、花村聖子(筒井真理子)の転倒による検査入院に付き添いたいと偽ママ業を3日だけ休むことになりました。

(薫)あの、3日ほどお休みをいただいてもよろしいでしょうか?

(茉海恵)かお姐どうかした?

(薫)実は母が転んだ際に頭を打ってしまって、精密検査のために入院することになりまして。本人は来なくていいって言ってるんですが出来れば付き添ってあげたくて。

(茉海恵)勿論、お母さんの傍にいてあげてください。こっちはなんとかしますので。

(薫)済みません。まみえさんは谷川麻衣子でお願いします。三羽鴉さんには気を付けてください。

(茉海恵)了解、例の三羽鴉ね。あのさ、かお姐…やっぱ何でもない

本橋との件を言おうと思った茉海恵ですが、気を遣ってやめました。

その夜、誕生日を祝ってもらった本橋さゆり(田中みな実)は、本橋に、圭吾を留学させることを話します。

本橋家では慎吾(笠松将)が息子の圭吾(高橋龍之介)をロンドンの学校に留学させる話が浮上していました。

柳和学園のジーニアス留学制度で選ばれようと努力を重ねる息子を見守って来たさゆりは、モラハラ気質な慎吾に意見出来ません。

(本橋)けいくんのことと家のことといつも有難う。そして7月14日誕生日おめでとう。

(本橋)圭吾のことなんだけど、最近なんだか覇気がないような気がするんだ。もっとこう、目がぎらつくようなものが出始めてもいい年頃だろ。

(さゆり)学校では頑張っているみたいです。

(本橋)でも一番じゃないよね?本橋家の人間は負けの味を覚えちゃいけないんだ。一番はいろはちゃんって子なんでしょ?来月、ロンドンのボーディングスクールに空きが出るそうなんだよ。

(さゆり)留学させるんですか?ジーニアスの選考を待たずに。

(本橋)選ばれる可能性は何パーセントなの?

(さゆり)それは…わかりません。

(本橋)負けの味を知る前に次のステージに進ませるのも親の責任じゃない?

(さゆり)圭吾のことが邪魔ですか?

(本橋)なにそれ。圭吾は俺の息子だよ。可愛いに決まってるじゃん

翌朝、薫は母の病院に付き添うことにしました。

(聖子)いいのにー付き添いなんて

(薫)そういうわけにいかないでしょ

(聖子)ねぇあなたそれより平気なの?会社

(薫)そのことなんだけど…ママ、私ね。タクシー呼んだ?

その頃、薫は茉海恵の部下で、長年仕事を一緒にやっている黒木竜馬(向井康二)に助けられながら、母を病院まで送り付き添います。

(薫)竜馬さんどうしたんですか?

(黒木)今から病院行くんですよね。荷物が多くて大変だろうから送るようにって茉海恵から連絡が。

(薫)そうだったんですか。何も聞いていませんでした。

(黒木)初めまして、お母さん、薫さんの同僚の黒木竜馬です。今日は病院まで送らせてください。

(聖子)あの、よろしいんですか

(黒木)薫さんには日頃からお世話になっているんで、お気になさらずに。

その頃、茉海恵は、いろはの登校準備を微笑ましく、行っていました。

(茉海恵)よし、チェック開始!宿題、教科書、ハンカチとティッシュ、後はお弁当と水筒。

(いろは)忘れ物なし。

日高茉海恵【まみえ】(川栄李奈)と、娘のいろは(池村碧彩)が一緒に登下校出来ることを喜んだのもつかの間、茉海恵は送迎後に至急、会議に向かわなくてはなりませんでした。

(茉海恵)初めてだね、こうやって手繋いで学校行くの

(いろは)うん

(いろは)お仕事大丈夫?間に合う?

(茉海恵)会議11時からだから大丈夫。じゃあまた迎えに来るね。勉強頑張って。

仕事に向かおうとした野菜、「柳和の三羽鴉」こと、柳和学園小学校に権力を持つ保護者、玲香(野呂佳代)、美羽(橋本マナミ)、詩織(中田クルミ)に呼び止められます。

(玲香)たしか日高さんの

(茉海恵)日高茉海恵の妹の谷川です。姉といろはがいつもお世話になっております。

(詩織)今日はお姉さまの代わりに送迎ですか?

(茉海恵)そうなんです。では失礼いたします。

(玲香)よろしかったら、ご一緒にお茶でもいかがですか?

(茉海恵)お茶…ですか

思いがけず、竜馬と聖子が仲良くなっているのを喜ぶ、聖子。

(聖子)ごめんね。わざわざ来なくていいのに。もしかしてそうなの?彼氏なの?あなたが家に男の人連れてくなんて初めてじゃない?

(薫)は?!違うって会社の人の前で変なこと言わないで。とにかくそういうんじゃないから!

その頃、「柳和の三羽鴉」こと、玲香、詩織、美羽とお茶をする茉海恵。

表向きは薫の妹で海外生活経験のある、谷川麻衣子として振舞うことにしています。

(玲香)谷川さんもお姉さんと一緒で、東大出身ですか?

(茉海恵)ああええまぁ

(美羽)以外。

(詩織)姉は優秀で妹はぐれているパターンって

(玲香)もう冗談ですよー

(茉海恵)ぐれてねぇー…です

(玲香)お姉様は小さい時からあんなかんじですか?

(美羽)自己主張が強いというか

(詩織)ちょっと空気が読めないというか

(玲香)柳和のお母様らしくないっていうのかしら。寧ろバリキャリって言うんですか?

(美羽)母は子に寄り添い、夫を支え、家庭に軸を置くのが柳和が求める家庭像ですから。

(茉海恵)そうです、本当に素晴らしい。昔の価値観そのままですね

圭吾はいろはと少し以前よりも打ち解けました。

同級生が、ゆず葉の愛犬を見に行く中、一人主義の圭吾といろはは妙に気が合いました。

(ゆず葉)うちの犬可愛いだよ。いろはちゃんも見に行かない?

(いろは)みんなで犬を見に行くの?なんで?

(ゆず葉)なんでって可愛いから、圭吾くんも来ない?

(圭吾)僕は…いい

(いろは)みんなで犬見に行かなくてもいいよね

(圭吾)犬とか虫とかで盛り上がりすぎ。僕、転校するかも。外国。

(いろは)それってジーンイアス留学制度で?行きたくないの?行きたくないならはっきり言えばいいじゃん。

(いろは)圭吾のパパは何している人?

(圭吾)おっきい会社の社長だよ。凄いだろ

(いろは)あ、そうだ、明日の夜、南東の空で月の近くに土星が明るく見えるんだ。

(圭吾)そんなの見て何が楽しんだよ

(いろは)犬より私は楽しいけど。まぁいいや、じゃあね

さゆりは、圭吾が柳和のジーニアス留学制度に合格ラインかどうかを野添(宮尾俊太郎)に聞きます。

(さゆり)圭吾のジーニアス留学制度の選考に通る可能性はどのくらいあるんでしょうか?

(野添)正直、現時点では50%といったところでしょうか。

そこで、夫の件を茉海恵に相談することにしました。

(さゆり)夫のことでどうすればいいのか分からなくて

黒木(向井康二)は、薫をサポートしながら、入院中の彼女に本を渡しました。

(黒木)お母さんこれ良かったら読んでください。病院ってなんだか退屈じゃないですか。これ俺の愛読書なんです。

(聖子)竜馬さんに漫画借りてたの。あなたもヤンキーだったの?

(黒木)違います。

本橋は三ツ橋食品にて、秘書の上杉から、茉海恵の「虹汁」炎上騒動について対策を求められました。

(上杉)虹汁がネガティブレビューで炎上した件ですが投資家たちの間で不安材料になっています。このままではRAINBOWLABの上場に影響が出るかもしれません

(本橋)ではそれについての発注は一旦ストップしましょう。上場を妨げることは本末転倒なので。

それは茉海恵も同じで、岡本と話し合います。

(岡本)今回の炎上騒動、審査中だったのが不幸中の幸いでした。上場後なら投資家の評価が一気に冷え込んでいたかと。

(町田)【若林時英】でもそれについてはいずれも事実無根の内容なんです。

(岡本)真偽は問題じゃありません。審査で見られるのは御社がどう危機に対処したか…ガバナンスの実効性です。上場審査も終盤ですから対応方針を早急に固めてください。

(茉海恵)はい急ぎます。

その夜、薫が帰宅し、茉海恵は、三羽鴉の件を夕食時に薫に愚痴を吐きました。

(いろは)お疲れ。マミーのママ大丈夫だった?

(薫)大丈夫でした。今日は宿題をさっと見たら失礼しますね。

(茉海恵)柳和ママやばかったよ

(薫)茉海恵さんこそお気遣い有難う御座います。竜馬さんにお手伝いお願いしてくれたんですよね?

薫は母の入院の件を茉海恵が知って、黒木が手伝いに来たことの礼を述べました。

(茉海恵)私?してないよ

(薫)え?そうなんですか

(茉海恵)どうかした?

間もなく、茉海恵の母、ミツコから新鮮な魚介類が届きました。

(いろは)伊勢海老、サザエ、塩カツオ、

(茉海恵)母ちゃんまたこんな沢山

(薫)茉海恵さんの両親って

(茉海恵)漁師なの。父ちゃんと弟2人が船に乗ってる。母ちゃんいつもこうやって突然、送ってくるんだよね。有難いんだけどさ、量だけは加減してほしいわ

(薫)まみえさんのお母さんってどんな人なんですか?

(いろは)うーん、おばあちゃんはね、超元気。

黒木はまた病院にお見舞いに来て、聖子に温かく接し、薫を助けてくれました。

(聖子)竜馬さんがね仕事の前に届けてくださったの

(薫)わざわざ、すみません

(黒木)続きが気になるかなと思って

(聖子)丁度読み終わったところだったから助かりました。

病院を後にした薫と黒木。

(薫)母がマンガを読んでいる姿は家でも見たことがなかったです。

(黒木)そうなんですか

(薫)だから驚きました。

(黒木)気持ちを大事にしてくれる優しいお母さんですよね。

(薫)ちょっと心配しすぎなところがあるんですけどね

(黒木)心配と優しさは紙一重ですから。じゃあそろそろ行きます。

(薫)あの竜馬さん、有難う御座いました。

(黒木)たいしたことしてませんから

しかし、病院のロビーで、偶然、さゆりと会ってしまいました。

(さゆり)まみえさん!ああやっぱり。こんなところでお会いするなんて。ここ私の父がやっている病院なんです。旧姓、たちばなで。

(病院スタッフ)花村さん入院の手続きのことでよろしいでしょうか

(さゆり)花村さん?

(薫)旧姓が花村なんです。今日は母のっ検査入院の付き添いで

(さゆり)ああそうでしたか。何かご不便ありましたら仰ってください。

さゆりは「花村」という苗字に当然、違和感を覚えます。

表向きは、薫は「日高茉海恵」として、いろはの母に成りすましているからでした。

聖子に会社を辞めたことが言えず、薫はまたしても葛藤しました。

ふと、聖子がガンの手術を1年前にしたことを初めて知りました。

(聖子)実はね、1年前かな。ガンの手術したの。初期だったしね、術後3日で歩いていた。だからもう大丈夫。

(薫)ママ、ガンなの?どうしていってくれなかったの。

(聖子)いいじゃないもう終わったんだから。

(薫)そういう問題じゃないでしょ

(聖子)優秀社員賞をとった時期だから、あんな大きな会社で昇進して賞までもらって、凄いことだって私にだって分かるのよー。立派にやってくれてることが何よりの励みよ。それで私も頑張れたんだから。あなたにはあなたの人生を大切にしてほしいの

いろはと茉海恵はスーパーで買い物をしている最中に、佐々木に会います。

(いろは)ねぇすごい安い。4本500円だよ?買わないの?

(茉海恵)ええ?こんなに飲み切れないでしょ?

(いろは)先生だ、先生それ買うの?

(佐々木)安いのでいいのですが使い切れなくて

(いろは)うちと同じだね

(茉海恵)それなら、これでちょうど半分。うち今、魚が沢山あるんです。それ以上はもう。

茉海恵は牛乳を佐々木と分けると、母から届いた魚をもらってくれるよう、佐々木に頼みました。

ちょうどそこへ、突然、茉海恵の母、ミツコ(島崎和歌子)が来ました。

いろはは大喜びです。

(いろは)おばあちゃん!わーい!

漁師の妻である彼女は、新鮮な魚を届けに来ました。

(ミツコ)うちは大事なもの送り忘れたが

(茉海恵)ちょっと母ちゃん来るなら言ってよ

佐々木も同席して賑やかに食卓を囲みます。

(ミツコ)孫の入学祝でめでたいってのに鯛を忘れてどうするんだって。先生、いろははいいこら?頭いいら?

(佐々木)いろはさんは優秀ですよ。

(ミツコ)いやーその言葉を聞けただけで西伊豆から鯛運んできただけ甲斐があった!あった!先生には父ちゃんが獲った魚、食べて行ってもらわんとねー

(いろは)おばあちゃんこれ美味しい

(佐々木)…美味い!

(ミツコ)そうだら!いやぁ都会のマンションでうちのサザエや句碑が来るなんて夢にも思わなかったよ。先生この子さ、中学の時から私と一緒に朝の3時には起きてさ、弟らの弁当を作ってたら。この子もさ、漁師の誰かとくっつくと思ってたら、でも漁師の嫁はほんと大変さ、朝は早えし、魚とれんかったら、男どもはちんぷりこくしさ!

方言に聞き取れない、佐々木。

(佐々木)ちんぷり?

(茉海恵)ちょっと母ちゃん、ちんぷりこくって私達しかわかんないや。ごめんなさい、機嫌が悪くなるって意味です。

(佐々木)そうなんですか。貴重な情報、有難うございます。

(ミツコ)でもあんたは一人でよーくやったよ。いろはだってこんなにいい子に育ったがだし、私は何もしてやれんかった。

茉海恵は母のミツコと川の字で寝て、それぞれの境地で逞しく生きていることを再確認するのでした。

(茉海恵)こんな時間に寝れないよ

(ミツコ)漁師のちょめはな、船の音を聞いてから起きるんじゃ。遅いんだよ

(茉海恵)ここ東京だから

(ミツコ)東京にいても私のリズムは変わらねえ。茉海恵には茉海恵の海があることもわかってるよ。父ちゃんを支える人生も悪くなかったけどあんたが違う景色見てるの私は嬉しいが。海の世界は広いし、互いの持ち場で頑張るしかないが。母ちゃんよくわかった。

母が自立して逞しく生きる娘に安堵を感じたのでした。

本橋家では圭吾がさゆりに自分は父と似ていないから、嫌われているのかと尋ねました。

(さゆり)何見てるの?

(圭吾)今日は怒声が見えるって友達が。お友達から聞いた

(さゆり)友達?

(圭吾)日高いろは

(さゆり)いろはちゃん私も好きよ。はっきりしていて。一緒に探そうかな

(圭吾)僕はパパに似ていないからパパは怒るのかな。でもたぶんそうかなって。僕、ママとパパをがっかりさせたくない。ジーニアスに選ばれるように頑張りたい。

圭吾は自分達の空気を感じ取る圭吾に胸がいっぱいになるのでした。

薫は、聖子がガンの手術をしていたことを自分に言わなかったことで腹を立っていて、黒木に相談します。

(黒木)連絡有難う御座います。明日、車で迎えに行きましょうか?

(薫)何度も申し訳ないので明日はタクシーで行きます。

(黒木)あの…なにかありましたか

(薫)あ、いやなんでも。

黒木は眠れない薫をランニングに誘いました。

(黒木)薫さん、スニーカー持ってます?あのままじゃ一晩中あれこれ考えて悩んで寝れなかったでしょ。そういうときは体を動かすのが一番です。

(薫)いいんですかこんなところ

その後、黒木はとある建物の屋上に、薫を連れて行きました。

(黒木)ここ俺のお気に入りの場所なんです。考え事するときとか。どこがいいのって思ってるでしょ。東京って上向かないと空見えないから。ここは空と町のバランスがちょうどよくて。

(薫)母がガンの手術をしたんです、私に内緒で。1年前に。三ツ橋商事で一生懸命働いている私の邪魔をしたくなかったそうです。なんで病気のことずっと黙ってたのってちょっと腹立って。でも私も大事なこと話せてなかったんです。私も三ツ橋商事辞めて偽ママしていること言ってなくて。母を裏切っていたんです。そしたらママ、一人で手術を受けずに済んだのに。すいません私、自分のことばっかり

(黒木)いいですよ。俺でよければいつでも話聞きますから

茉海恵は朝、薫の代わりに、いろはを学校に送りました。

さゆりは、茉梨海に本橋のことを相談します。

(茉海恵)え、どうされました?

(さゆり)夫のことで

(茉海恵)喧嘩したんですか?

(さゆり)夫と喧嘩したことありません。あの夫の意見が私の意見で夫の考えが私の考えなんです。子供の気持ちが無視されるのは我慢が出来ない

そこで、茉梨恵は自身も父親が亭主関白なタイプだったこともあり、アドバイスしました。

(茉海恵)…わかります、あ、いえ、分かる気がします。さゆりちゃんの旦那さんって確か経営者でしたよね?

(さゆり)ええ。

(茉海恵)経営者ってどうしても自分のペースがあるっていうか、こっちが話したいことをいきなり切り込んでも聞いてくれないかもしれません。

(さゆり)もしかして麻衣子さんご主人経営者なんですか?

(茉海恵)私は独身です。なんとなくそうじゃないかなって

(さゆり)たしかにそうかも。

(茉海恵)大事な話をしたいときは先に気持ち良く話をさせたほうがいいです。食事をしながらとか。

(さゆり)え、食事ですか?

(茉海恵)はい、メニューは筑前煮とかほうれん草のお浸しとかがいいかも。最後はしぶいお茶出したりして。男の人ってなんだかんだで素朴な味が好きでしょ。失敗したらごめんなさいだけど。私、さゆりちゃんの味方だから。

(さゆり)麻衣子さんに話したら心が軽くなりました。麻衣子さんとお友達になりたいです。

(茉海恵)なりましょう、友達に。

あくる日、薫は三ツ橋商事を辞めたことで、聖子ともギクシャクしてしまいます。

聖子は無事、退院できることになりました。

(主治医)検査は問題ありませんでしたので退院になります。

(聖子)有難う、来てくれて。ガンのこと黙っていてごめんなさい。2人きりの親子なのにね隠し事なんてするべきじゃなかった。薫が帰った後、反省したの。

(薫)ママ、私も黙っていたことがあって、私、会社辞めたの。

(聖子)三ツ橋商事を?いつ?

(薫)1年前

(聖子)そんな前に…?どうしてあんないい会社。

(薫)ちょっと説明すると。今は働いてる。

(聖子)ああ、転職したんだ。どこの会社?

(薫)会社じゃなくて、ある女の子の保護者をしているの。

(聖子)保護者ってどういうこと?

(薫)去年、ある女の子の母親として小学校のお受験をしたの。それで合格してそのままお母さんのふりを続けているの。

(聖子)ふりってちょっと何言ってるの?

(薫)私の担当はね、學校の送り迎えをしたり、宿題を見たり、保護者会に出ることなの。家事とかは本当のお母さんがやってるの。

(瀬古)担当ってなにそれお金が必要だったってこと?だったらマンション売って、ねぇうちに戻ってくればいいじゃない。

(薫)そうじゃないの、聞いてほしいの。私ね、キャリアがずっと自分の価値だと思っていた。誰よりも働いて上を目指すってでもそれが崩れた時どうすればいいのか分からなくなったの。きっかけは偽ママだけどその子と一緒の時間を過ごすことで新しい自分を見つけられたの。ねぇ、ママも私のこと変わったって言ってくれたよね。あの時すごい嬉しかった。

(聖子)ねぇ、あなた自分で何言ってるか分かってるの?もう騙されてるに決まってるじゃない。その母親って言ってる女の人に。もういいように都合よく使われているだけなのよ。

(薫)そうじゃないの。ママも望んでたでしょ?子育てしながら働くことが幸せなんだって。それが一緒になっただけ。

(聖子)子育てって…!赤の他人の子供を育てて何の意味があるの?母親のなりすましって犯罪じゃないの?東大にまで出た娘が犯罪者なんて、もうそんなことために苦労して育てたわけじゃないわよ!

薫が三ツ橋商事を辞めたことすらも知らなかったからでした。

(聖子)もう何やってるの?何も聞きたくない。もう出て行って!

昔から世間体を気にし、昭和的な価値観を持つ、聖子との関係に長年悩んでいた薫は、涙してしまいました。

(薫)なんで?なんでまたいるの?来なくていいって言いましたよね?

(黒木)気になって、薫さんが心配だったから。

(薫)なんで何回も来るんですか?

(黒木)薫佐賀心配だったから

(薫)私、本当は自分がだめなことをしているって分かっているんです。でも、母に伝えたかったのはそういうことじゃなくて、今の私を知ってほしかった。ママにわかってほしかった。頑張っているのねって言ってほしかった。ただそれだけだったんです。

(黒木)一緒に帰りましょう。お母さんと一緒に

そんな薫を黒木が抱き締めて慰めます。

本橋家にて。

(本橋)筑前煮か。いいね。母さんの得意料理だったから。美味しい、懐かしい味がするよ。うん、これもゆで加減が最高だね

(さゆり)少しは、お母様の味に近づけたかしら

(本橋)あの人はあまり料理はそんなに得意じゃなかったけど、筑前煮だけはお手伝いさんに頼らずに、自分で作ってくれたな。

(さゆり)あなた、圭吾はジーニアスに受かるために頑張っています。

(本橋)もう枠を確保したよ。いつでも準備できるなら言って?

(さゆり)圭吾の留学制度のことなんですけど…圭吾はジーニアス留学に受かるために頑張ってます。だから…お断りしてくれませんか?

(本橋)うん、かまわないよ。僕たちの息子の意思を尊重しよう。さゆりさん、ちょっと温かいお茶淹れていただいてもらってもいいかな。うんと渋いやつで頼むよ。

その夜、夫に初めて言いたいことが言えて、茉海めぐっみの筑前煮効果もあったとj感じる、さゆり。

しかし、さゆりは「茉海恵」の旧姓が「花村」という薫とのやり取りや、茉海恵が勧めた筑前煮の件で胸のざわつきを感じました。

茉海恵が独身と言っていること、夫の慎吾が渋いお茶が好きなことを何故、知っているのか疑問に感じます。

そして、夫のスマホを見て、「茉海恵」と名乗る、薫の妹、麻衣子として自分に接していた、茉海恵が、夫の元恋人だと知り、ショックを受けるのでした。

翌朝。

「1年1組には偽ママがいる」と告発文を校内に出します。

校長の樫村(利重剛)は、佐々木に思い当たることはないか尋ねました。

(佐々木)これは…

(樫村)1年1組宛です。なにか思い当たることはおありですか?

(佐々木)いえ、全く。

(野添)児童たちの安全を考えるとあ警察に届けておいたほうがいいかもしれませんね。

(佐々木)警察ですか?

(野添)なにか?

(佐々木)いえ、なんでも。

佐々木は、告発文の件で、警察を呼べば、茉海恵と薫が逮捕される可能性を考えました。

(いろは)マミーと歩くの久し振りな気がする。

(薫)おはようございます

いろはを送ってから、挨拶をした薫にも裏切りを感じた、さゆりは無視しました。

告発文は、さゆりが書いたものです。

フェイクマミー6話感想・みどころ

薫がついに母の聖子に偽母をしていることと、三ツ橋商事を辞めたことをカミングアウトしましたね。

いや、薫、お母さんに認められたかったってそれは出来ないでしょ。

私でも、薫が詐欺に遭っているのかと心配してしまいます。

三ツ橋商事を辞めて、他人の子供の母親代わりをしているなんて説明されても訳が分かりませんよね。

薫に寄り添う黒木との距離が縮まっていて今後が楽しみです。

黒木って茉海恵のことが好きだったかなと思っていたのですが、薫に惹かれていきましたね。

自分のストレスを内にため込む薫を優しく包み込む彼の温かさは、母との件でうまくいかなかった薫を癒してくれたでしょう。

いや、でも薫、聖子に他人の子供の母親代わりが仕事って無理ありますよ。

せめて、茉海恵の「RAINBOWLAB」で、虹汁の製造か企画に携わっているって言えば良かったのでは?と思いました。

RAINBOWLABなら、黒木も口裏を合わせてくれそうですし。

一方で、さゆりは茉海恵の料理の後押しのおかげで、モラハラ気質な夫、慎吾に息子の圭吾のことで本音が言えて良かったです。

張り詰めた環境で、圭吾を守っているさゆりにとっては、茉海恵と仲睦まじく映る夫はつらいものがありますよ。

薫にとってちょっとした亀裂が誤解を生み、裏切りを感じたさゆりとの関係に、冷たい風が吹き込まれた6話でした。

 

 

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