ヤンドク!10話「守るってなんすか」あらすじネタバレ
お台場湾岸医療センターの大河原(大塚寧々)は脳神経外科の中田(向井理)に、同じく、「天才」脳神経外科ドクター、湖音波(橋本環奈)が岐阜の病院から中田宛に書いた、8歳で亡くなった少女、宮村亜里沙(湯山新菜)の紹介状を突きつけました。
(大河内)これは岐阜にいた田上先生が信頼している中田先生に宛てて書いたものです。でも彼女はこんな文面書いてない。これはあなたが偽造したんですか。答えてください、中田先生、
(中田)その通りです、院長。宮村亜里沙さんが亡くなったのは私のせいです。私が彼女を殺したんです。今、院長と話をしているんです、出ていけ
岐阜に家族旅行に来ていた亜里沙は激しい頭痛を訴え、処置と中田の手術を受けました。
しかし、彼女は手術前後に視野障害が出ていて、転落死したのです。
(湖音波)亜里沙ちゃんを最初に見たのは自分だ。中田先生なら必ず助けてくれるって紹介状を書いた。もしそれがまじなら絶対許さない!
(大河内)田上先生落ち着いて
(中田)院長、彼女は関係ありません。
中田と大河内はかつて、鷹山に反論していました。
(中田と大河内が鷹山に意見する回想シーン)
(中田)事務局長、一旦体制を見直してください。このままだと大きな事故が起こりかねない
(大河内)患者より数字を優先するやり方に私は賛成できません。
(鷹山)何言ってるんですか。この病院は毎年、数十億円単位の赤字を出している。財源が尽きれば、一人も救えないんですよ。
そして、現在、湖音波は宮村亜里沙の紹介状を鷹山に協力して改ざんした件について話を勧めます。
(大河内)私の代わりに田上先生が小田桐先生に会って話を聞いてくれたの。あのあと私、お酒飲みながら言ったよね。もうお飾り院長なんかやめたい、現場に戻りてぇって。そしたら中田先生、院長の強みは現場を知ってることです、現場を知らない人間に病院は任せられない、一緒に戦いますって。何か考えがあって行動しているんでしょ?だったら話して?!今度は私達一緒に戦うから。
やがて、大河内の説得に中田は真相を話します。
(中田)巻き込みたくなかったんです2人共。全ての責任をとって事務局長と刺し違えるつもりでした。
(湖音波)なんで自分が書いた文言が電子カルテに反映しなかったんですか?
ここで、湖音波は自分の紹介状の文言が電子カルテに反映されなかった理由を聞きました。
(中田)各科の案件を事務局で一元管理するようになった。それに伴い、他病院からの紹介状は担当医が直接目を通す前に事務局で開封されるようになった。
(湖音波)紹介状が?あり得ないっしょ!
(中田)事務局はAIを使って、病名や検査結果をデータ化し、カルテに反映させた。当時は精度が低くカルテには反映されてない。医師のコメントや備考欄の記載が抜け落ちることが多かった。
中田や大河内が言うには、当時の精度や技術の進展がないことが原因でした。
(大河内)トラブルが多かったからさすがにそのシステムは改善された。中田先生が紹介状を見たのはいつでした?私ももうお飾りでいたくない。
(中田)亜里沙ちゃんの手術が終わった後です。もし早急な加療目的と分かっていれば、緊急性を踏まえた対応が出来た。オペの対応も進め方も違う選択が出来た。だから彼女が亡くなったのは私の責任だ。私が彼女を殺したんだ。
亜里沙の母、梓から湖音波が紹介状を書いて送ったことを聞かされた、中田。
(梓)良かった。岐阜の先生が早く手術を受けたほうが良いって紹介状を書いてくれて。田上湖音波先生です。
中田は、亜里沙が手術後に、頭痛が改善されたことでほっとしていました。
しかし、湖音波の紹介状に後から気付きました。
(大河内)私もあのシステムを受け入れた私にも帰任がある。
(湖音波)どうしてその事実を事務局に訴えなかったんですか!
(中田)事実を突きつけても排除されるだけだ。あえて正面から闘うのを辞めた。この事案はいずれ鷹山事務局長の致命傷になる。だから従順なふりをして機会を待つことにした。
(湖音波)なんで自分を呼びよせたんですか?
(中田)遅かれ早かれ、紹介状を書いた君の存在に気付く。ならば私の目が届く場所のほうが守れると思った。私が君を特別扱いしてると逆効果。君を守ろうとした。なんとか疑いの目が向かないようにしたんだが、彼は証拠を隠滅するため、紹介状を書き換えたんだ。
(湖音波)…守れる?書き換えたアイツが一番最低やけど、それを知ってて黙って受け入れたあんたも最低やな!どいつもこいつもくそたわけや!機会を待つ?あえて戦うのを辞めた?落ち着けるわけないっしょ。こんなの許せないっすよ。全部、表に出してください!
(大友)それは私がやる!必ず表に出す!だから私に任せてほしい、私をお飾りにしたこと必ず公開させてやる。
湖音波が脳神経外科医のルームへ戻ると、スクラブについて話し合う、ソン、鈴木颯良(宮世琉弥)、松本(納言)。
(鈴木)ことは先生何がいいですか?脳外チームです。スクラブの背中に同じものを入れようと思って。ヤンキーの人ってこういうのお好きですよね?
(湖音波)ああ。
(ソン)絶対これがいいです。なんでやねんがいい、みんなが笑顔になれえる魔法の言葉でしょ。
(松本)でもお揃いのスクラブってさすがにこの年だとやばいかも。
(鈴木)いいじゃないですか、スクラブ。ことは先生、なにか聞いてません?
(湖音波)うるせぇなさっきから。いや自分、聞いてないっす。絶対無理っす、
(ソン)ああやってずっと話しかけてほしいオーラ出してる。
(鈴木)ちょっとことは先生話聞いてくださいよ。
(高野ひかり)【馬場徹】私が話を聞きます。仕事に支障が出ます。大友先生、大丈夫ですか?なにかあったんですか?そんなに泣いてなにがあったんですか?
(鈴木)みんなで話聞きますよ。
(大友)なんでもないですーみんな優しいな
(湖音波)麗奈となんかあったんすか
大友(音尾拓真)が見るからに落ち込んでいました。
(大友)プロポーズ断られた。生まれて初めておみくじひいたら結構すぐ叶うって。スーツ用意して、レストランまで下見して。麗奈さんと同い年のワインも選んで、フラッシュモブまで準備したのに。最高に盛り上がったのに!なんでそうなる?ここまで復讐したらテストなら絶対100点取れるはずなのに。
(鈴木)恋愛はテストじゃないよ
(湖音波)だから早まるなって言ったのに
(鈴木)おみくじで人生決める人初めて見た
(松本)ださ
(ソン)あのレストランした身だったんですか?奢ってくれたので珍しいなと思ってました。
大友はレストランの下見にソンを誘っていました。
湖音波の「マブダチ」の一人で、シングルマザーの麗奈(内田理央)にプロポーズした大友。
(大友)麗奈さん、僕と結婚してください。麗奈さんが働かずに幸せに暮らせるように絶対にします。
(麗奈)なめてんじゃねーぞコラ!うちはてめぇに守ってもらう気は一ミリもねぇわ。このたわけ!
その頃、中田は厚生労働省の医政局長、徳永(春海四方)と厚生労働省大臣、海原幸生(井上肇)が訪ねてきました。
(鷹山)こちら高両省の徳永さんと、厚労省大臣の海原先生です。中田先生にオペの依頼です。
(徳永)先生が先日、人間ドックを受けたところ脳に動脈瘤が見つかりまして。手術を受けるならこちらの病院がいいと私がおすすめしたんです。
中田は湖音波を提案しますが、徳永らは、中田に担当を頼みました。
(中田)でしたら私より適任がいます。田上という医師なんですが。
(徳永)あの元気な若い女性の先生ね!大臣、私も診てもらったんですが判断の速い優秀な医師でしたよ。
(海原)非常に実績の高いあなたにお願いしたいんですよ。
(鷹山)中田先生どうかお願いします。
(中田)承知しました。
その夜、大友は高野が声を掛け、始末書を書きながら病院で飲むことに。
(松本)誰かに飲みに誘ってほしいみたいよ
(鈴木)飲みならことは先生でしょ
(ソン)じゃあ松本さん誘ってあげてください
(松本)男同士で誘って行ってあげたら?私これから夜勤だし。
(鈴木)いや今月厳しくて
ここで看護師の高野が助け舟を出します。
(高野)大友先生、安く飲めるとこあるんでみんなで行きますか。
(大友)うん、みんな付き合ってくれてありがとう。
(高野)ただし飲んだら明日から気持ちを切り替えてしっかり業務をしてください。
(鈴木)でもいいんですか?こんなところで飲んで
(ソン)高野さんのルール的には問題ないんですか?
(高野)みんな勤務外だし、ここに患者さんが来ることはないし、飲む前にこれを書きましょう。
生真面目すぎる高野は湖音波のおかげで口うるささが軽減したものの、病院内で飲むので、全員分の始末書を持ってきました。
(鈴木)でもなんか最近、高野さん変わりましたよねーいやっだって前だったらこんなの絶対やらないじゃないですか。湖音波先生に影響されたんじゃないんですか。
(大友)書く、書く。みんなと呑めるならいくらでも書く。僕のどこが悪かったのか教えてくれ、復習するから。教えてくれ何が悪かったんだ。
(鈴木)また勉強に置き換えてる
(ソン)僕はそのダサい服だと思う、なんでいつもひし形なんですか?私達だって心が痛いんです。
(鈴木)顔じゃないですか。大友先生って鬼瓦みたいな顔してる。
(大友)やめてくれ!お前らの言っていること全部ルッキズムだからな。そんなすっと言わないだろ。
すると、一人、冷静な高野は自身の恋愛経験の失敗から、相手に自分と波長を合わせることを求めすぎるのは良くないとアドバイスしました。
(高野)気が早かったんじゃないですか?出会ってすぐプロポーズとか将来のことを決めるとか女性は引きますよ。わかりますよ、私も昔、同じことを強いましたかっ羅。私は今も毎日のルーティーンが決まってます。仕事、筋トレ、食事、就寝時間。それと同じくプロポーズの時、相手の生活リズムまで管理しようとしたら、一緒に生きるんじゃなく、管理されているみたいって言われて振られました。
(大友)それは僕でもドン引きだ
(鈴木)あ、昭和が来た
(高野)私が誘ったんです。
高野が湖音波の父、湖吾郎にも声を掛け、飲みに誘いました。
(湖五郎)今夜はとことん飲もうぜ。恋愛は本能でいかんと!ビビッときたらズドーンときて、ドカーンと決めればいいだよ。でもこうやって酒飲みながら恋愛相談なんて俺が病院来たころは考えられなかった。みんな同じ病院に勤めてるのにピリピリしてて、料理で言えば、せっかくいい食材が揃ったのにみんな味が喧嘩してるみたいな。ちゃんとした一皿になってきたんじゃないの
(大友)だからその擬音じゃ1ミリも伝わりませんよ。
(鈴木)それはことは先生のおかげです。前はうちの病院って科同士で高い壁があったんです。湖音波先生のおかげです。でもことは先生は、心臓外科だろうが、整形外科だろうが産婦人科だろうがどんどん壁を壊してって。この病院が変わったのはことは先生のおかげです。病院だけじゃ無くて湖音波先生が隣にいてくれたおかげで救われました。湖音波先生のおかげで誰かを好きになってもいいのかなって。
(湖五郎)え?コトの?そりゃそうだ。
(ソン)間違いないです
しかし、湖五郎は鈴木が湖音波に好意があるのかと勘違いして、彼を睨みました。
高野や大友、ソンは何も気づかない鈴木を見守るしか出来ません。
一方、湖音波も麗奈に、大友の件についていつもの居酒屋で愚痴を聞くのでした。
(麗奈)全部!全部嫌いになった。前の男もその前の男もそうだった。
(湖音波)麗奈、すぐそうだな。好きになってすぐ嫌いになる。今回は礼奈のほうから好きになったよね。今話して
(麗奈)最初は脳が美しいだなんてまじでときめいたけどさ、フラッシュモブ、今どきやる?踊られているうち、はずかった。高い指輪買って高いレストランに誘えば女が喜ぶって思ってるのマジくそだな。働かなくて良いって言われたのがめっちゃむかついた。頼んでもないのに守とか何様って。うちは今まで自分で選んで自分で稼いで、丈太郎と生きてきた。自分を否定された気がして一瞬で冷めた。うちやりたいこと見つけた。脳の病気を経験したうちしか出来ないこと湖音波のこと話してよ、悩んでいる顔してる。なにがあった?うちらマブダチでしょ
(湖音波)たしかにそれはむかつくな。ずっと理想だって思っていた壁が壊れたっていいうか、うち中田先生みたいな医者になりたくて今までやってきた。あの人も普通に迷う人だったんだなって。
(麗奈)それがショックだった?
(湖音波)ショックって言うか、納得いかんっていうか
(麗奈)うちはコトのことずっと見てきた。ヤンキーだった時も、事故に遭った時も、医者になるために必死に努力した時もずっと見てきた。コトが変わったのは中田先生のおかげ。それは間違いないだろ?そんな人が初めて迷った姿、見せてくれたでしょ?だったらコトにしかできないことあるんじゃない?
中田は自身の体調の異変に気付き、脳神経外科医の小宮玲児(早乙女太一)に相談することにしました。
(小宮)髄膜種だ。しかも視神経にも達している。同期の俺には隠すな。視野障害も出てる。どうして同期の俺にもっと早く言わなかった。すぐに手術を受けろ。このまま放置すれば命に関わる。
(中田)右側の視野がかなりかけている。手術を受けてたとしても視力の大幅な低下は免れない。それは同期のお前にもわかるだろ。同じ脳外科医ならお前もそれが何か意味が分かるはずだ。ごめんな、時間外に検査してくれて。
(小宮)5年後、10年後には、神経再生、視覚補助、確実に研究は前に進んでる。だから諦めるな
翌朝。
湖音波は、昨日の飲み会のことをソンや鈴木から聞きました。
(鈴木)僕とソン先生は途中で帰りましたけど、大友先生と高野さんは、昨日朝まで飲んで、湖音波先生のお父さんに捕まっちゃって
(高野)田上先生のお父さんに延々、何故我々が結婚できないのかダメ出しされました。
(松本)高野先生も参加したんですよね。
(湖音波)それはさーせんでした。自分も麗奈と話したんすよ
(高野)二日徹夜なんて慣れている。朝、ジムに行ってきた
(ソン)そういうの体力おバカって言うんですよね
(鈴木)体力お化け
(大友)君の父親に最期は僕の存在そのものを否定されたんだぞ。言ってくれ、本当にこれで終わりにしたくないんだ
(湖音波)働かなくていいって言われたのがむかついたらしくて守るとか何様だって
(大友)なんで?嬉しいじゃん?女子むずー
(中田)緊急カンファレンスだ。集まってくれ
(湖音波)中田先生、昨日は自分に何もかも話してくれたのについ、カッとなってさーせんでした。自分の中でまだ整理ついてないですけど、今は自分がやるべきことだけに集中します。
(中田)カンファ行くぞ
中田との蟠りも解け、香炉右大臣、海原を担当することに。
(副事務局長 熊野)カンファレンスに先立ちまして、事務局からいくつか注意事項があります。今回の患者様は現厚労省大臣、海原先生です。
(ソン)VIP?
(虎島)いつも以上に慎重に…
(湖音波)うちらどんな患者さんでも慎重に全力でやってんすけど。
(熊野)今回の執刀は中田先生にお願いします。
(高野)中田先生が執刀?
(大友)久し振りに部長のオペが見られるのか
(ソン)私も初めてです。
ここで中田が海原の状況を説明します。
(中田)左内頚動脈後交通動脈分岐部に未破裂脳動脈瘤があります。サイズは中程度。現段階で切迫破裂の所見はありません。オペは開頭によるクリッピングを予定しております。動脈瘤の頸部が比較的はっきりしており、形状も素直です。前脈絡叢動脈が近接しているため、クリップ操作に注意が必要。オペは2日後、助手は田上先生にお願いします。
(湖音波)自分が助手?いいんすか?
(鷹山)待ってください相手は大臣です、謹慎になった医師じゃ不安ですね。助手は大友先生でお願いします。
(熊野)事務局長の御意向ですよ。
(鷹山)どういうおつもりですか?
(大河内)中田先生のご提案、私が許可します。どんなオペも重要です。それにもうあなた方には従いません。私がこの病院の最高責任者です。私もう腹くくったんで。200メートルのバンジーを飛ぶほど腹くくったので。
(中田)ではカンファレンスを終了します。
その夜、中田は海原の手術の件で、湖音波の意見を聞きました。
(湖音波)お疲れっす。まだ帰らないんですか?
(中田)田上先生、時間ある?
(湖音波)はい。
(中田)君の意見が聞きたい。この患者さんのアプローチ。
(湖音波)自分なら前側頭からのアプローチっすね。
(中田)それだと静脈の処理が大変じゃないのか
(湖音波)でも後交通動脈の根本は子のほうがよく見えるんで。結果的にリスクは低くなると思います。中田先生ってオペの時いつもこんなにシュミレーションするんすか?
(中田)ありがと参考になった。
(中田)ぶっちゃけ今回のオペ難しくないっすよね。簡単な手術などない。入念に準備して無駄なことはない。
(湖音波)さーせんでした。かっこいい!中田先生のオペが見られるってドキドキっす。助手に指名してくれた時は嬉しかったっす
(中田)あんまりハードルを上げるな。信頼しているから当然のことだ
(湖音波)亜里沙ちゃんのこと最初から全部話してくれていればもっと力になれたのに。
(中田)君がここまで積み上げてきたキャリアを守りたいと思った。それなのに結果的にこうなってしまったのを本当に申し訳なく思ってる。済まなかった。ずっと君のことを機に欠けていた。岐阜の病院に運ばれてきた時のことよく覚えてる。君自身も必死に生きようとしていた。だからぶつかったんだ。あれから君は生まれ変わったように必死にリハビリを頑張った。退院の日、医者になりたいって言っていたのも覚えてる。勿論、本心だ。あの時の君の目は焼き付いている。あの後すぐ俺は東京に移ったが、岐阜の院長からずっと連絡をもらってた。あの不良娘が必死に勉強して脳外科医になったこと、その後も努力を重ねて、カテーテルと外科施術両方が出来るようになったこと…それを聞いて嬉しかった。心の底から誇らしかった。君と一緒に仕事をして君が本当に血の滲むような努力をしてきたことも分かった。君はもう技術、考え、どれももう一人前のドクターだ。田上湖音波先生、君ならこの病院の未来を託せる、頼んだぞ。私は…
中田は自分の病気のことを言いかけましたが、湖音波にお台場湾岸センターで多くの患者を自分なしでも助けられることを伝えました。
(湖音波)だったらもう二度と自分を守るなんて言わないでください。守とか守られるとかじゃなくて同じ方向を見て一緒に戦いたいんです。中田先生とずっと一緒にこの病院で闘いたいんです。
翌朝。
(湖五郎)おはようコト、今日だろ?中田先生とのオペ。良い顔だ、胸張っていってこい
(湖音波)うん
(湖五郎)美濃の国が生んだ青き一凛、田上湖音波、魂の演武を披露する。一同刮目せよ。
(湖音波)お父さん恥ずかしいからやめて
学ラン姿で娘を応援する、湖吾郎なのでした。
(湖五郎)何言ってる、これで医大も受かったんだろ。フレーフレー、湖音波。
かいばらの手術が始まりました。
(湖音波)ガーゼ下さい
(中田)顕微鏡動かして。動かすよ。バイポーラ
手術の様子を見る、鷹山、副事務局長の熊野、虎島、そして厚生労働省大臣の徳永。
(徳永)問題ありません。
(虎島)さすが中田先生。
脳外科医チームもモニターから見守ります
(ソン)脳ベラも使わずにリトラクトしてます。
(高野)中田先生すごい手技ですね
(大友)当たり前だ、学会で何度も表彰された人だぞ。
中田はその頃、顕微鏡を見ている時に、視野障害が表れてしまいます。
(中田)クリップ
周囲に病気を隠す彼は悟られないようにしますが、湖音波は勘づき、中田の見えない手を誘導して、手術する場所に異動させました。
(中田)よし縫合に入ります。4、0針糸
(大友)もう縫合か
(松本)早いですね
手術の様子を見ていた鷹山は厚労省へ戻ることが出来ました。
(徳永)良かった。鷹山君、これで厚生労働省大臣復帰は決まったな
(大河内)鷹山事務局長ちょっとお話が。
しかし、大河内は亜里沙の紹介状のすり替えや同じ件が10件以上あることを指摘しました。
(大河内)これを…。あなたが破棄したのは中田先生が複製したものです。原本はいざという時の為に保管していました。他にも1年半分洗い直しました。宮村亜里沙さんのような最悪な結果はありませんでしたが同じ構造の事案が、10件以上同じ例があります。これを公表します。本気です。
(鷹山)あなたも責任に問われますよ。
(大河内)承知しております。
(鷹山)院長ご存じですか?今、公立病院は86%が経常赤字、95%が異業赤字という異常事態に陥っていることを。人件費、材料費、光熱費、全て上がっているのに診療報酬は追い付かない。地方もちろん都内でも閉鎖する病院が相次ぎ、救急っを閉じ、夜間を辞める病院が後を絶たない。。その結果、犠牲になるのは患者です。病気で苦しんでるのにたらいまわしにされた末、救急車の中で、息を引き取った件が。たしかに宮村亜里沙さんの件は胸が張り裂けそうな気持ちになります。だからって今のやり方を止めていいんですか?このモデルを全国に展開すれば地方医療、財政難の医療を救えます。何千人、何万人の命が救える。都会だろうが地方だろうが日本のどこにいても、同じ医療が提供できる仕組みを作りたいんです!それをあなたは止めろというんですか。
(大河内)でもその正論の元で切り捨てられた人がいる。取り返しのつかない命があった。それでそれを必要な正義というなら私はその正義には乗らない。
(鷹山)どれだけ話しても無駄ですね、理解していただけると思ったのですが残念です。現実の話をしましょう。その事実を公表すれば中田先生も田上先生も無事では済まない。私が告発するからです。
(大河内)何の罪で?
(鷹山)何の罪でも構わない。5年後、10年後日本の医療体制が崩壊する。それを守るためなら私は手段を選ばない。私はそれを守りたい。2人を守りたいなら院長のとる選択肢は1つです。
大河内に辞職を勧める、鷹山。
その頃、湖音波は中田が病気にかかっていることを指摘しました。
(湖音波)中田先生、目見えてないですよね
ヤンドク!10話「守るってなんすか」感想・みどころ
宮村亜里沙の件で、鷹山に従順なふりをして、湖音波を権力を振りかざす鷹山から守ろうとしていた、中田の事実。
師弟ならではの不器用な堅い絆を感じました。
思いがすれ違って衝突した湖音波と中田はようやくまた2人で協力して歩み寄ることが出来て良かったです。
「守る」「守られる」ではなく、一緒の方角を向く…。
湖音波らしいですよね。
中田は一人で背負い過ぎる悪い癖があるし、病身になり、視覚障害が出ている状態です。
命の期限を感じている彼の言葉はとても切なかったです。
かつて中田に命を助けられた湖音波は中田の目には今では自分がいなくても一人前の医師としてやっていける信頼が感じられました。
医療だけでなく、私生活の面でも、麗奈も大友に言っていたように、男性に養ってもらいながら「守られる」のではなく、一緒に生きてゆくことが大事だと思いました。
大友は少し時代錯誤なところがあって、自分が麗奈を養いながら幸せにすることは、麗奈が喜ぶと勘違いしていました。
しかし、息子を育てる麗奈からすれば大友の行動は、女性軽視にも思えました。
自分の力で男性に守られなくてもみんな生きているからです。
それを女性の幸せとか思うのって違いますよね。
大友に時間をかけて春が来ますように。
鷹山が医療崩壊の体制を改善する改革で一人で暴走しているように感じました。
大河内のように、必要ない正義に乗っかりたくないって私も思いました。
次回、中田に近づく命のタイムリミット。
湖音波は「師匠」を救えるのか!