あなたを奪ったその日から10話あらすじネタバレ
望月(筒井道隆)と出会ったことがきっかけで、美海(一色香澄)は自分の出生を知ってしまいました。
紘海と血縁関係にないどころか、自分が結城(大森南朋)から11年前に誘拐された少女、「結城萌子」だという事実に激しくショックを受ける、美海。
「左腕の肘にほくろが2つ。2015年12月8日に行方不明。結城萌子、現在12歳。お母さん、この子、誰?ねぇ誰?違うよね?違うよね?私じゃないよね?!」
「ごめんなさい」
「なんで謝るの?」
「なんで?私なの?私捜索されてるの?」
「ごめんなさい美海、お母さんはお母さんは罪を犯しました」
「やだ」
「わたしはあなたをあなたのお父さんから」
「やだ!聞きたくない!やめて!最低だよお母さん最低だよ最低最低」
一方、紘海の犯した罪を知った望月は、自分を騙していた結城への怒りと失望から本当のことを伝えられずに葛藤しています。
「あの人の子供をもう一度奪う権利、あるのか」
「どういう意味だ?もう一度奪う?」
「中越さんです」
「待ってくれ中越さん?」
「中越さんの家にいる中学1年生の女の子多分萠ちゃんです。肘にほくろがあって父緒がいない。中越さんが萠ちゃんを育ててます」
しかし、結城にとうとう、美海が萌子であることを打ち明けました。
「どこ行くんですか。まさか今から中越さんのところに」
「待って。落ち着いてください。今の萌ちゃん幸せそうに見えたっていうか。彼女にも今の生活があって、この勢いで乗り込んだら傷つけて取り返しのつかないことに!」
「離せこれは俺の問題だ、お前には関係ない。」
「そんな言い方ないでしょう。俺はあんたの為に…わかりました。もう辞めます。俺は用済みたいなんで」
結城は生きている萌子を確かめたくて、望月の制止を振り切って、会社を飛び出しました。
望月は慌てて紘海に電話。
「もしもし、中越さん結城さんが今からそっちに行く。君のお嬢さんが萌子ちゃんだって知られてしまったみたいで。もしもし聞こえますか?」
紘海は失望します。
「どうしたの?」
「結城さんが今からうちに来るって」
「逃げよう、お母さん。逃げよう、お願い。お母さんお母さんお母さん!お母さんいこ」
美海に促されて、放心状態の紘海はなんとか立ち上がりました。
その頃、紘海と美海は逃げるようにアパートを出て、美海が誕生日に行く予定だった、長野へ行くことにしました。
「中越さん中越さん中越さん」
結城はマンションに着きますが、時すでに遅し。
その頃、バス停にいる2人。
「どこ行く?」
「あそこは?ほら長野のなんだっけ、誕生日に行こうって行ってた。姨捨」
「まじで?いいの?なんか楽しくなってきた。ここから行くなら東京駅からかがやきに乗って、長野から篠井線、いや待った、それより、新宿からあずさに乗って、松本ルートの方が楽しめるか?どうしよう」
「トイレ行きたいんでしょ」
「ばれた」
「行ってきな」
「娘は娘はどこだ。娘を返せ!」
「時間をください」
「説明する時間を美海は何も」
「萌子です!萌子蜂の繋がった僕の娘だ」
「お嬢さんに説明する時間をください」
「勝手な事言うな」
「あの子にまだ何も話せてないんです。私があの子を誘拐したの。このままでは混乱してあなたの元に戻らないかもしれません。1時間で良いんです。お願いします!」
「だったらこうしてください。あの子があなたに一片の未練も残らないようにしてください」
「お母さん」
紘海に声を掛ける美海。
その言葉に、唖然とする、結城。
「お母さん、どうしたの?この人、誰?」
「1時間後に。…さぁ」
「生きてた。生きてた」
そして帰宅した紘海は萌子に事情を説明する心構えができました。
「お母さんさっきの人もしかして。逃げるんだよね?逃げようよ!」
「美海、お母さんね。私ね、私ね昔子供がいたの」
「え?」
「あなたの1つ年上で、灯という女の子。3歳の時にその子を事故で失った。事故の原因はある会社の食品で、恨んで恨んで復讐するために近づいた。それがさっきの人、あなたのお父さん結城旭さん。10年前の12月6日あの日、わたしはあなたを盗みました」
「盗んだ?」
「誘拐したの。あなたのお父さんに私と同じ目に遭ってほしくて」
「でもだとしても、可愛かったからでしょ。最初は仕返しだったかもしれないけど3歳の私を見てああこの子可愛いって育ててずっと一緒に暮らしたいってそう思ってくれたんでしょ。いいよ、だったら私お母さんの子でいい。お母さんが悪い人でも良い。ずっとお母さんの子がいい。だから逃げよう」
「可愛かったからじゃない!あなたが可愛かったから子供にしようとしたんじゃない。言ったでしょ。これは復讐なの」
紘海はわざと、美海を突き放す言い方をして、自分の心にけじめを付けます。
「嘘」
「結城旭さんに復讐がしたかったから!娘でもない!血も繋がってない!私は犯罪者。あなたの言ったよ降り最低の人間です。これまで騙してきてごめんね。警察に捕まりたくないからこれから逃げます。」
「待って!」
「邪魔だからついてこないで!お父さんは良い人だからもうすぐここに迎えに来てくれるから」
「もう二度とあの子の前には表れないで下さい。それから連絡も一切取らないでほしい警察にはこちらから告訴します。萌子の混乱が収まったタイミングで。報いを受けて下さい。」
旭は、紘海の部屋に入り、萌子を迎えに行きました。
「萌子、覚えてるか?パパのこと」
萌子は恐怖で後ずさりします。
「そうだよなまだ小さかったよな。ずっと謝りたかった。あの日お前から目を離したこと。それと、仕事ばかりで、ずっと寂しい思いをさせていたことも、ごめんな。ごめんな。迎えに来るのがこんなに遅くなって。パパを許してくれ」
「お母さんのこと、通報しますか?」
「しないよ」
「本当に?」
「萌子。萌子、おいで、乗りなさい」
結城は萌子を連れて本来の彼女の帰るべき場所へ帰宅します。
結城はタクシーの中で紘海が後を追いかけているのをバックミラーで見ました。
紘海は美海が大切だからこそ、思いがこみ上げ、路上で、泣き崩れるしかありませんでした。
「覚えてるか?お姉ちゃんのこと」
梨々子(平祐奈)と対面するものの、知らない者同士に戸惑う、ン萌子。
「ほらこれ3歳の頃遊んでた。じゃあこれは?お前が描いたんだ、そうだ、写真、みんなでよく行った?おじいちゃんおばあちゃん、パパ、お姉ちゃん、萌子。どうだ」
「ごめんなさい」
「そうだ腹減ってないか。あの…」
「休んでもいいですか?疲れたので」
「休みなさい、そうだよな疲れたよな。部屋はそのままだから」
一か月後。
望月は昼間から飲みました。
「店長もう一杯」
「もうやめときなよ。こんな明るい時間から。仕事は」
「仕事辞めたんで」
「お会計」
結城が現れ、拒絶する、望月。
「安心しろ俺が出て行く。それと今、萌子と暮らしてる」
玖村と梨々子は改めて、紘海が起こした事件について話し合っていました。
「いや何回聞いても信じられない。ピザ事件の背景に君がいて、さらに被害者の母親が萠ちゃんを誘拐してた。」
「うん、信じられないよね」
「大丈夫なの?マスコミにも嗅ぎつけられたら。」
「記者にももう知られてる。そう遠くないうちにピザ事件の真相は記事になると思う。というわけで私もあなたと同じ人生終了する予定。でもそれで当然。皆川灯ちゃんの命を奪ったのは私だから」
その頃の砂羽。
「いつになったら記事になるわけ?大手スーパー結城旭は娘可愛さに隠ぺいした。まさか結城家に同情しちゃった?だとしたらジャーナリストの風上にも置けないわね」
先輩社員の元木から突っ込まれ、砂羽は混乱するのでした。
「萌子、萌子。萌子どこ行ってた?」
「トイレです」
「お腹空いただろすぐ作るから」
夕食。
「新しい学校はどうだ?慣れたか?なにか部活にでも入ったらどうだ?楽しそうだし」
「パパ、部活は学校に慣れてからの方がいいんじゃない?」と梨々子が助け舟を出します。
「今度、家族で食事に行かないか。どうだ萌子、ママも誘ってみる。本当の母親だ、紹介するから」
萌子は新しい家族に戸惑っていました。
義理父の木戸(中原丈雄)から、紘海の告訴の件について問いただされる、結城。
「例の件どうなってる?」
「おそらく来週には地元企業、買収のめどがたつかと」
「その件じゃない!萌子のことだ告訴はまだか?誘拐は親告罪だ。被害者側からの告訴がなければ警察は動かない。」
「萌子がまだ落ち着いてないので」
「すぐにでも告訴して誘拐犯を逮捕させるべきだ。」
「わかっています」
「あの女が梨々子のミスをあちこちのマスコミにばらせば面倒なことになる。さっさと告訴して終わらせるんだ。」
その頃の玖村も今の仕事先から梨々子が拡散したSNSにより、玖村が彼女に手を出したというデマについて、真相を追及されました。
「玖村君、昔やらかしちゃったんだって。家庭教師の女の子と」
「どこでそれを」
「SNSで噂になってるよ。知らなかった」
紘海は清掃のバイトをしながら鬱々した日々を過ごしています。
「紘海先生、もう連絡しても返事がないから心配で」
雪子に呼び止められた、紘海。
「黙っていて申し訳ありませんでした。もうすぐ告訴されると思います」
「いつ?」
「わかりません。告訴がなければ自首します。灯を失ってから私は正しさからどんどん遠ざかっていきました。最初にあの人が美海を奪って、その罪を隠すためにまた別の罪を重ねて気が付けば引返せなくなっていきました。」
「子ゆえの闇。子供が可愛いあまり暗闇の中に入ったように、正しい方向を見宇閉まってしまうことを子ゆえの闇に迷うというの。私たちずっと大昔からそうだったのかもしれないね。美海ちゃんに伝えたいことがあれば」
「ありません」
嘘だった、私は罪を犯してしまったことと同じく後悔している。
何故あんな言い方をしたんだろ?
萌子に対し、「娘なんかじゃない。可愛かったから誘拐したのではない」と厳しい態度で接したことを後悔する、紘海。
一目だけで良い、萌子に会って謝りたいと思いが募る、紘海
「美海」こと萌子に一目だけでも会って謝りたいと思い走り出す、紘海。
その頃、萌子は実母、江身子(鶴田真由)と初めて会いました。
「萌子、ママだ」
「萌子ちゃんわたしには母親を名乗る資格はないけれど出来る限りのことはさせてください。お願いします」
「レストラン7時からの予約なんだ。少し早いけど行こうか」
「ちょっと待って」
梨々子は萌子の服装が気になり自分の服を貸すことに。
「そうしたの?行きたくないの?だったらそう言えばいいのに。あの人達別に怒らないよ」
「どういう人ですか?」
「ママ?」
「じゃなくて」
「パパのこと?どういうって」
「約束守ってくれる人ですか?」
「うん」
萌子を着替えさせた、梨々子。
「変ですか?」
「全然すごく可愛い」
「私の妹だから当然可愛い」
「じゃあ行くぞ」
どうして、大好きだって言おうと、これからもずっと変わらないと、塀の向こうからもずっと大切に思っていると、あの時どうして言えなかったのだろう。
「タクシー大通りで拾おう」
「萌子、おいで」
「約束」
「部活、鉄道研究会に入ってもいいですか?」
「萌子、今も電車好きなのか?」
「うん、ずっと好き。車掌さん目指してたことあって。側頭、滅!」
美海は、ようやく少し緊張が解けて、笑顔が少し戻りました。
美海が萌子として笑顔を見せた時、本来の彼女の姿に何も声が掛けられない、紘海なのでした。
あなたを奪ったその日から10話感想・みどころ
美海が「中越美海」として生きていく時間に終わりを迎えましたね。
これからは、結城萌子として生きる道を歩み始めた彼女の背中は、迷いと戸惑いと、ほんの少し、新しい家族を信じてみようという表情が表れていると思いました。
紘海も萌子のことをもう娘同然に思っていて、愛してしまっているからつらいですよね。
「あなたを可愛いと思ったからじゃない。結城家への復讐の為に誘拐した。あなたは血が繋がってない、娘じゃない」
心を鬼にして、萌子を突き放した紘海は、「中越美海」という鎖から彼女を解き放つ決意が出来て良かったです。
萌子にもう一度謝って別れを告げようとする、紘海ですが、彼女の立ち入る隙はもうない10話でした。