コンフィデンスマンJP傑作選美術商編あらすじネタバレ
ずば抜けた頭の良さと、巧みなコミュニケーション力を持つ女詐欺師、ダー子(長澤まさみ)。
彼女には、長年の相棒で物腰柔らかいベテラン詐欺師のリチャード(小日向文世)と、年下で若きお人好しな好青年詐欺師、ぼくちゃん(東出昌大)と共に多くの悪徳業者を騙し取り、大金を手にしてきました。
変装が得意な3人は知恵を活かし、愉快痛快な方法で関わった人を欺いていきます。
ぼくちゃんは知り合いの画家の卵である若き女性、ユキがある人物に騙される被害に遭ったことからショックで家に閉じこもりがちな様子を心配していました。
ユキは城ヶ崎のことを尊敬していて、美大生の彼女は城ヶ崎と交際しながら、絵を学んでいました。
やがて個展が決まったユキは、城ヶ崎にそのことを伝え、個展に来てくれることを頼みました。
ユキ(馬場ふみか)は、城ヶ崎からひどい偏見的な物言いをされたショックで精神的に参ってしまったんでした。
やがて、ユキに関わった新たな「オサカナ」(ターゲット)を高名な美術評論家、城ヶ崎(石黒賢)に絞りました。
彼は元々、貧しい家庭で育ち、画家だった父は、才能に恵まれなかったものの、プライドだけは高く、母と共に気苦労してきたのです。
美術評論家になったのは、父のような無名の画家に手を差し伸べ、引導を渡す為でした。
独学であらゆる古今東西の芸術作品を学んでその知識を仕事に活かしている城ヶ崎は、バブル崩壊後に行方不明になっていたいくつかの名画を発掘し、お宝鑑定番組に出演するなど自分の地位を確立しています。
しかし、彼の正体は女癖が悪い上に、持ち込まれた美術品の真相を偽って安く買い上げ、裏社会の顧客に売却して自分の利益にしていること。
つまり、父と同じような立場のデビューしていない画家を助けるというのは表向きの顔でした。
ユキに対しても「性」の対象としか見ておらず、彼女の一生懸命、絵を描く情熱や、城ヶ崎の元で学びたい姿勢、機会を奪いました。
ダー子は天性の記憶力や理解力を武器に、バイヤーになる為の勉強を独学で開始。
リチャードやぼくちゃんがのんびりと作戦を練っている間に、サクサクと知識を吸収していきます。
翌日、ダー子は、中国人バイヤーに変装して、リチャードとぼくちゃんと共に、城ヶ崎と交渉。
彼のオークションハウスに潜入すると、兼ねに目をつけず、大量の作品を購入することで信用させます。
さらに、旧知の贋作画家で、あらゆる時代の有名画家のタッチを知っているという、伴友則(でんでん)に、「ピカソのまだ世に出ていない作品」の製作を依頼。
早速、友則の元を訪ねた3人はオリジナルの「ピカソのまだ世に出ていない作品」を1か月後に完成させたのでした。
ぼくちゃんは父親が三流画家で、幻のピカソの誰も見たことがない作品を買わされた男、沼田小美術商の沼田を演じ、友則を訪ねます。
ダー子もバイヤー姿で駆け付け、交渉成功かと思いきや、友則の正体を隠して伝えたために、城ヶ崎はこの絵は犯罪の証拠なのでは?と疑います。
そして、ダー子たちの正体はばれなかったものの、友則は警察に逮捕されてしまいました。
ダー子はオークションハウスに再度、潜入し、「山本巌」というダー子達が合作した架空の絵を高額の一千万でわざと買い取りました。
すると、五十嵐(小手伸也)が、城ヶ崎の会社に出入りする清掃業者に化けて、「山本巌」の絵をもう一つ持っていると伝え、その絵を持ってきます。
これに、城ヶ崎は目の色を変えて大喜びし、「山本巌」の「聖地」を訪ねるため、田舎へ。
そこには、山本巌の息子を演じる、リチャード(小日向文世)の姿がありました。
その頃、ダー子は、ぼくちゃんに新しい絵を作ることを提案。
「新たなるゴッホ」をテーマに、新たな絵と共に、架空の人物、山本巌を自分たちの手下である「子猫ちゃん」をモデルにしてねつ造。
巌の作品として、「おかよ 16歳」を演じ、五十嵐に写真を撮ってもらったダー子。
その効果は絶大で、城ヶ崎は見事に、「山本巌」の息子に化けたリチャードに、「山本巌」の絵をすべて買い取ると宣言。
そこへ、ダー子演じる中国人バイヤー、王(わん)と、沼田に成り済ましたぼくちゃんが登場。
ますます、城ヶ崎に絡み、彼をこの状況から逃げられないように仕向けます。
そこで、城ヶ崎は、「この絵を3・5憶」で買うことを決意。
後日、ネットオークションを開いた城ヶ崎は、自信満々に絵を披露しますが、その会場に、山本のモデルになった農業を営む山本(内村遥)が登場。
彼は自分の正体を明かし、よって、城ヶ崎の悪事が明るみになり、ダー子たちは詐欺を成功させたのでした。
城ヶ崎は通りすがりに見た子どもが母親を描いた幼き絵を見て、それまで抱いていた偏見を改心し、「良い絵だね」と笑顔を浮かべて見守るようになりました。
ダー子、リチャード、ぼくちゃんの挑戦はまだまだ続きます。
後日、ユキが少しずつ画家になるべく、個展開催が決定したので、ぼくちゃんはその様子を訪ねます。
ユキは結婚相手ができて、絵も成功の道へ向かって少しずつ軌道に乗り始めていました。
そのことを知ったぼくちゃんはショックを受け、ダー子とリチャードに笑いものにされるのでした。
来週の次回は、「コンフィデンスマンJP傑作選スポーツ編」!ゲストは、小池徹平さんです。お見逃しなく!
コンフィデンスマンJP傑作選感想・見どころ
ダー子(長澤まさみ)、リチャード(小日向文世)、ぼくちゃん(東出昌大)の3人そろえば最強&無敵のコンフィデンスマンがカムバック!
お帰り!ダー子!リチャード!ぼくちゃん!と言いたいような嬉しさと興奮が再びですよ。
さらに、冒頭では小手伸也さん演じる、五十嵐が、月9ドラマで現在、放送休止となっている「スーツ」の蟹江として一人二役で本日の物語をちょこっと紹介するシーンは魅力的でした。
ネットでは小手さんの冒頭シーンが大反響!五十嵐さんと蟹江さんが戻ってきて嬉しいという声が続出していて、共感できますね。
ダー子の偽中国人バイヤー・・・(笑)某別ドラマに少し寄せたキャラクター性ですが、視聴者に大好評でした。
良い意味でダー子の「うさん臭さ」が今回も健在です。
ユキは本当に可哀想すぎるし、城ヶ崎は女性蔑視が強く、最低な人間性が覗かれましたね。
ユキの純粋な絵心や、絵を学びたい意思をも奪った城ヶ崎に、ダー子達がすかっとする「制裁」を加えてほしいと思いましたね。
城ヶ崎は天然すぎます。
どこまで間抜けなのでしょうか(笑)最後に、「山本巌」のモデルになった男が会場にあえて紛れていた時は抱腹絶倒でしたね。