ハケンの品格2007年特別編(第3夜)あらすじネタバレ
朝、春子たち、S&Fマーケティング課は、社内で突然の地震に遭遇します。
その影響で大慌てのマーケティング課の面々ですが、なんと、春子はテーブルの下に非難しながらも、いつも通りに電卓を打って仕事を続けます。
東海林(大泉洋)の企画で、チョコレートの名店「シルスマリオ」との新製品を発売する事になりました。
その宣伝とリサーチのため、S&Fマーケティング課がバレンタインのイベントを担当。
イベント当日、販売要員として、ハケンライフから臨時の派遣たちがS&Fマーケティング課に到着。
残業をする他の社員をよそに、春子は残業はしないときっぱり上司の桐島に言います。
「残業をする人は一生懸命でやる気があるのではなく、職務の怠慢」だと独自の持論で、またしても、東海林の怒りを買うのでした。
美雪や賢太など他のマーケティング課の社員も、そんな春子の態度に唖然として言葉を失いました。
美雪は今回のバレンタイン企画に参加するシルスマリオのチョコの販売に協力してくれる他の中年女性の派遣たちから、「ハケンの女性の定年は35歳」と嫌みを言われ、落ち込んでしまいます。
春子はその日の夜、ラテンダンスバーで、店のママ、眉子(白川由美)の手伝いをしながら、後輩の派遣社員、美雪の相談にはのりますが・・・「派遣社員は義理チョコを社内で渡すべきか?」の質問に「そんなことで悩む暇あるなら老後の貯金でもしなさい」とばっさり。
さらに美雪が「私のような普通の派遣社員は35歳過ぎたら将来、派遣の定年と言われている年齢だから心配」とこぼせば、それに関しても、その時点で止まっているようではハケンとしてダメだと一喝。
美雪は困りますが、春子の愛ある厳しさに複雑な気持ちを抱えて悩むのです。
そこへ、春子が手伝いをしているラテンダンスバーの眉子とその息子、リュート(城田優)にも、「人間はいつか死ぬもの、そんなことで悩んでいたらしかたない」と諭されたのでした。
春子と同じマーケティング課の面々で、そのなかの一人、ウグイス嬢を担当することになった早苗(工藤里紗)がイベント会場で一目ぼれした賢介に本命のチョコをプレゼントします。
春子と美雪は会場でチョコを配っていると、チョコレートの製作者で、シルスマリオの代表、くに子にチョコを証明の下で売ってはいけない、うちの会社のチョコは生きていると注意されてしまいました。
くに子(もたいまさこ)は責任者を呼べと言い、呼び出された東海林が2人に対し、くに子に謝るよう促すのでした。
そもそも、大量のシルスマリオのチョコを証明の下に山積みに置けと指示したのは東海林だったのです。
美雪は春子に東海林の対応について文句を言いながら、春子とお互いに「ハケン」ならではの苦労の愚痴を吐き出し合うのでした。
会場にて、賢介は早苗に対し、仕事に集中するよう、やんわりと注意をしたのですが、それにむっとした早苗はなんと仕事を放棄してしまいます。
そこへ事態を知った春子の派遣先のマネージャー、一ツ木(安田顕)がフォローのため、マーケティング課を訪れます。
なんと、早苗は賢介に振られたことを機に、本来、ウグイス嬢としてシルスマリオの新作バレンタインチョコの宣伝をするはずが完全、放棄!
かつて選挙演説のウグイス嬢として、代議士を3人も当選させたこともあった春子を急きょ、早苗の代行にと提案。
しかし、春子は、被り物をすることを拒否。しかし、春子の仕事ぶりは健在で、予想を上回るバレンタインチョコの売り上げになりました。
東海林は翌日分の注文を早速、「シルスマリオ」の代表、くに子(もたいまさこ)の元に浅野(勝地涼)と共に同行するのでした。
くに子とその娘はシルスマリオのチョコのチョコを50個追加することを承諾。
その日の夜、社内に忘れ物のバッグがあることに気付いた賢太は、それが春子のものだと分かり、ラテンダンスバーに春子を訪ねて届けにいきました。
そこで、賢太は春子に親睦会に参加しないか?と提案しますが、春子は「会社は友達を作る場所じゃない」ときっぱり断ります。
さらに、なぜ、うちの会社で派遣をしているのか?と聞かれれば、残業のないハケンのほうが働きやすいメリットがあることを伝えます。
東海林や賢太を含め、春子以外の面々は、チョコレートの追加のため、製作をくに子たちと手伝い、見事、成功。
OLで賑わう2日目の会場。
春子はまた、ウグイス嬢で活躍をしますが、春子がずっと笑顔がないままアナウンスをしていることに文句を言う東海林。
春子が東海林の企画したコメントに毒づいたことで2人はまたしてもいつもの言い争いに発展。
義理チョコは、職場の潤滑油と主張する東海林に対し、義理チョコはどぶにお金を捨てるのと同じだと独特の持論を述べた春子。
なんと2人の言い争いが、春子が持っていたマイクで会場中に流れてしまい、多くのお客さんを不快にしてしまうのでした。
会場には、今回の企画で呼ばれた早苗を含めた他の派遣社員たちもはがっかりしてチョコを返品。
しかし、春子と東海林の声がマイクで会場に流れた影響で、協力した中村よしみ(竹内晶子)含む派遣の働き方に関して認識が変わります。
特に、よしみは春子の言葉に励まされたと、美雪に伝えます。
後日、シルスマリオに謝罪へ向かった東海林と春子。
必死に土下座をしている時、くに子の娘が破水してしまいます。
実は彼女は、妊婦で、このバレンタイン企画が進行開始当時から、子どもの誕生を待ち望んできたのです。
春子は数ある資格のなかから、助産師の正式資格を持っている事をくに子に証明し、くに子の娘、あゆみの出産を補助することに。
急きょ、東海林にも出産のベッド代わりなどを用意させました。
春子は優しくアシストしながら、あゆみ(遠山景織子)は無事、女の子を出産。
今回のことで、くに子はバレンタインの件を許してくれました。
春子は東海林から賢太から会社に戻っても良いと言われ、戻ります。
すると、賢太、美雪、小笠原などみんなで春子の誕生日をお祝い。
ケーキも用意し、春子に内緒でサプライズでバースデーメッセージカードまで作ったのですが、春子はみんなに対し相変わらずのひねくれた態度。
「S&Fはお時給をどぶに捨てているようなもの」と毒を吐き、会社を後にしました。
しかし、いつもバスを待つベンチで、春子はみんなからのメッセージカードを読んで涙するのでした。
来週も、放送します!春子の今後が気になりますね。
ハケンの品格2007年特別編第三夜感想・見どころ
春子は地震が突然、起きようが仕事を続けるところはさすが、特Aランク!(笑)。
働く姿勢は誰よりもピカイチですが、残業をして働く社員たちを「残業する人は意欲があるのではなくて、職務怠惰」って自分にも他人にも厳格な態度が垣間見れますね。
シルスマリオのチョコの宣伝をしている時、春子のむすっとした表情と、可愛らしい少女と大人が同居したようなかわいい声とのギャップが最高でした。
春子って、東海林が突っ込んでいましたが、声だけはかわいい。
さらに、春子と東海林の口喧嘩は喧嘩するほど仲がいい夫婦みたいでなんだか笑えました。
春子って何者?って思うぐらい多岐に渡る資格が、彼女の初の大きなミス挽回に役立ちましたね。
助産師の資格を持っていて、助産師として出産するあゆみを優しくサポートしている時の春子は別人のように穏やかで優しい瞳と表情でした。
みんなに誕生日をサプライズで祝ってもらっても、「S&Fの社員は業務中にサプライズカードを作るなんて」などと悪態をついている時は、ちょっと東海林みたいに「春子、それはないよ」って言いたくなりました。
いつもは穏やかな小笠原も口出しして、春子を父親のようにたしなめていたところも、小笠原さん、やるじゃん!もっとやんわり言ってって思ってしまいましたね。
しかし、春子にはもしかしたら、銀行員時代に解雇に遭っただけでなく、大きなトラウマがあって一緒に働く人達をどうしても拒絶してしまうのだなと切なくなりました。
美雪や小笠原、賢太、さらには、東海林まで春子に愛のこもったメッセージカード寄せ書きには私もホッとしましたし、春子が本当は「みんなありがとう、ごめんね」と思っているような気持ちが伝わってきたバレンタインの夜をテーマにしたエピソードに相応しい3話でした。
いつ始まるか分かりませんが、ハケンの品格2020のメイキングもちらっと覗けて、充実したところもあり、来週はどんなエピソードか楽しみですね!