ドクターX外科医・大門未知子~3話あらすじ・ネタバレ
問題の多い、現役で活躍する厚生労働大臣の梅沢三郎(門野卓三)。
どこか具合が悪いのではなく、度々の失言により、マスコミに追いかけられているため、匿ってほしいとのことでした。
病院長代理で、人員削減のためなら人を切り捨てる“コストカッター”、ニコラス丹下(市村正親)はその申し出を断ります。
一方で、梅沢の秘書、竹田邦子(西原亜希)は、ニコラスによって、入札談合などで不正行為を暴かれた挙句、拘置所にいる前病院長、蛭間重勝(西田敏行)を訪ね、蛭間を不起訴にする条件として、梅沢を東帝大学病院に入院させる交渉をしているのでした。
見事、不起訴になり、蛭間は東帝大学病院に舞い戻ることに成功。
早速、蛭間は梅沢を特別待遇のVIP患者として手厚く迎え入れます。
体に異常がないはずだった梅沢ですが、天才フリーランス外科医、大門未知子(米倉涼子)が彼の口の中を検査したところ、舌縁部分に腫瘍を見つけ出すのでした。
梅沢は未知子に手術を頼みます。
舌癌ステージ2まで進行していることがわかり、梅沢の手術などを含め、48時間以内に治療することを提案した、未知子。
しかし、梅沢を長く入院させることである思惑を抱いているニコラス丹下は、次世代ガン・ゲノムを専門とする腫瘍内科部長、浜地真理(清水ミチコ)が企画する化学療法が良いのではと意見してきます。
これに反発し、独自の治療法で梅沢を助けると異議を唱えた未知子は、担当から外されてしまいました。
そこで、梅沢がお詫びを持って、未知子が所属する神原名医紹介所を訪ねてきたのですが、未知子は梅沢のもう一つの違和感に勘づきます。
さらに、ニコラス丹下が梅沢を長期入院させようとする真意に気付き・・・。
神原昭(岸部一徳)と未知子はもんじゃ焼きを食べながら、失言した政治家、梅沢のニュースを見ていました。
東帝大学病院では、失言防止マニュアルが医師達に配られていました。
そこへ、エレベーターで東帝大学病院内にいる梅沢を見かけ、興奮するあまり、“失言おじさん”と言ってしまいます。
未知子の失礼な態度を邦子は咎めますが、梅沢は笑って対応してくれました。
しかし、拘置所にいる蛭間に、梅沢を病院でマスコミから匿う代わりに、不起訴にすると交渉をもちかけていた邦子。
その交渉は、夫の様子を見に来ていた蛭間の妻、華も同席で、その後、蛭間は東帝大学病院にカムバックに成功。
ニコラス丹下は蛭間が病院長に戻ってきたことから、病院長の座を交代。
2人は話し合い、協力しながらより良い病院作りをすることを約束します。
その頃、未知子は偶々、邦子に車椅子を押されている梅沢を見かけ、口の中を見たところ、舌癌を発見!しかもステージ2の段階でした。蛭間(西田敏行)は必死に、早期で癌が見つかったことは良かったことだとフォローし、2日で退院できることを伝えますが、未知子は48時間で手術やすべての梅沢の治療を完成させると宣言。
そこで、梅沢は未知子に自分の手術を頼みました。
術前カンファレンスにて、蛭間とニコラスは、浜地真理を指名。
AIは超選択科学的療法、陽子線治療がベストだと言いますが、未知子は梅沢の負担を軽減させるべく、ガンの切除を意見する未知子。
そこで、浜地と対立してしまいます。
蛭間は今や降格した立場にいる、海老名敬(遠藤憲一)に、今回の手術は外科の専門だと声を荒げますが、決定権は自分にあると相変わらず横暴な態度をとるのでした。
未知子は他の異論を唱える潮らにも意見し、カンファレンス室を強制退去させられました。
その後、梅沢と話した未知子は、梅沢が医師たちが一体となって自分の治療に専念してくれると言い、未知子の手術を断り、浜地や潮など他の医師に自分の治療を任せる事に。
そこへ外出許可を得た梅沢が、未知子の手術を断ったことを詫び、そのお詫びの品として、うなぎ弁当を持ってきました。
未知子や、未知子と同じフリーランスの麻酔科医、城之内博美(内田有紀)、神原も交えて麻雀に興じます。
後日、次世代がん・ゲノムの専門医、浜地と屋上で意見が対立。
梅沢は長く入院してもらい、長期入院することで患者のと病院の利益になると語る浜地。
あまりにも患者への思いやりのなく、忖度を考える浜地に、未知子は反論。
浜地も負けてはおらず、未知子に自分は優秀な大学を首席で卒業し、完璧な子どもや夫に恵まれ、横浜に家を持つエリートだと傲慢に自分語りを続け、未知子をあきれさせたのでした。
蛭間は原守(鈴木浩介)と、加地(勝村政信)を呼んでお好み焼き屋で復帰祝いの打ち上げをします。
秋のリーグ戦から駆け付けた海老名も合流し、緊迫した空気のなか、蛭間のご機嫌取りに応じるのでした。
偶々、同じもんじゃ焼き店で打ち上げをしていた未知子と神原と博美。
すでに泥酔状態の原守(鈴木浩介)、海老名敬(遠藤憲一)、蛭間に遭遇。
3人の様子に呆れますが、転倒してソースで服が汚れたのを見ていた時、梅沢のさらなる異変の根源に気付きます。
それは神原名医紹介所で梅沢が麻雀をしていた時に言葉の間違いがあったことや、梅沢が失態した本当の原因は、舌癌ではなく、目の疾患だと突き止めました。
梅沢が言葉の失態が多かったのは、飛蚊症が原因でした。
未知子は梅沢の大手術を決行し、舌癌と飛蚊症を同時に手術で取り除くことを成功させました。
梅沢の手術は無事、成功しますが、彼は大臣を辞任しました。
最後に神原がいつものように未知子と博美の報酬をニコラス丹下に要求。
神原はニコラス丹下が政治家の大泉と深い癒着があることをネタにし、ニコラスの弱みを握って口止め料として、未知子と博美の給料、3000万円をがっぽりいただいたのでした。
未知子は晶とゆるい会話をして家路に向かい、また次の患者の命を救うために気持ちを切りかえます。