ごくせん(特別編)

ごくせん特別編1話 あの熱血極道先生が帰ってきた!

ごくせん特別編1話あらすじネタバレ

白金学院高等学校で、担任を務める事になった、山口久美子(仲間由紀恵)。

堂々と新任到着の挨拶の練習を体育館でする久美子。

ツインテールにジャージ、丸眼鏡が特徴の20代半ばの教師で、とても真っ直ぐで、少々、暑苦しいところもあるが、非常に生徒想いの性格が愛されています。

藤山静香(伊東美咲)と共に、檀上に上がった久美子に、容姿の違いからがっかりする男子生徒たち。

久美子が挨拶をするな否や、生徒たちからブーイングの嵐。

しかし、遅れてやってきた一人の生徒、沢田慎(松本潤)の姿に、どうにかその場は静かになりました。

容姿端麗なのにもかかわらず、地味な恰好をして職場に行くのは理由がありました。

久美子は生徒たちからの手荒い歓迎を受けますが、いたって冷静です。

幼いときに交通事故で両親を亡くし、唯一の肉親である祖父、黒田龍一郎(宇津井健)は、極道「大江戸一家」の組長だからです。

家庭の中では、若頭代理の若松(阿南健治)、若頭補佐の朝倉テツ(金子賢)、達川ミノル(内山信二)に 囲まれるといった特殊な環境で育ってきました。

そんな背景から、喧嘩は強く、人にも厳しい態度をとることもある久美子は、3年D組の生徒たちの荒れ果てた様子は予想していたのでした。

夕飯中に、久美子の学校の様子を聞いた祖父、龍一郎(宇津井健)。

組員のミノルやテツ(内山信二)、若松は、久美子が学校で生徒たちから暴言を吐かれたことを知ると、極道特有の反応で、男子たちを”しめ”ようとしますが、食事中に行儀が悪いと久美子や龍一郎から諭されたのでした。

久美子は何かしら問題を抱えた生徒たちに立ち向かっていくことを決意。

いっぽうで、校長の白川(田山涼成)だけは、久美子の家庭のことを知った上で、「彼女なら学校を変えてくれるのでは」と採用したのです。

しかし、久美子の素性が明るみになれば、久美子は泣く泣く退職を余儀なくされる危機にあるのでした。

あくる日、久美子は通勤バスの途中で、言葉を交わした爽やかな印象の若き刑事、篠原(沢村一樹)に一目惚れ。

しかし、任侠の孫娘と刑事という叶わぬ恋を痛感するのでした。

少年たちの態度などに久美子は決して屈しない姿勢を授業中も貫き通します。

久美子は、男子生徒たちが賭け事をやっていることも厳しく咎めました。

小銭を乱暴に扱う生徒たちに、久美子は「親が一生懸命、稼いだお金を軽々しく扱うな」ととも注意。

その日の夜・・・。

初めての久美子と静香の歓迎会。

自分に優しくしてくれた菊乃(中澤裕子)の存在に、久美子は救われます。

彼女は学校の情報通で、久美子のクラスの沢田は、前の学校で担任を殴ったりなどして問題を起こしたので、白金高等学校に転校になったのでした。

それもそのはず、沢田の父親は警視庁の上層部の立場で、学校側もあまり大きな注意はできないのです。

沢田にはたくさんの友達がいて、内山(小栗旬)、南(石垣琢磨)、野田(成宮寛貴)、熊井(脇智弘)といった逆らえないグループも。

同じ頃、沢田は街を歩いていた若者にぶつかり、因縁を付けられた挙句、頬に怪我を負いました。

久美子が学校に到着すると、模擬試験の受講料50万円が入った集金袋が紛失したことで大騒動になります。

教頭の猿渡(生瀬勝久)は、当然、「不良クラス」の3年D組の生徒たちの誰かがやったに決まっていると決めつけます。

その様子に久美子は大きな憤りを感じます。

久美子はその日の夜、テツとミノルに付き合ってもらいながら、仕事の愚痴を聞いてもらいました。

そこへ、久美子が仕事のことで悩んでいることを一早く察知した祖父、龍一郎が。

久美子の晩酌に付き合いながら、久美子の話を聞きます。

龍一郎は孫に対し、「自分を信じられない人は相手を信用することもできない」とアドバイス。

続けて、龍一郎は、「お前の母、ユリコも誰がなんと言おうとも、お前の父と結婚して出て行った。任侠を嫌がっていて、もう少し、娘を信じるべきだった」と。

久美子の父は教師で、母は、祖父、龍一郎の一人娘。

本当は、久美子の母、ユリコが大江戸一家を継ぐはずでした。

しかし、久美子は大江戸一家の4代目を継ぐ気はなく、父と同じ教師を目指す道を決めたのでした。

熊井に対して一方的な決めつけをする猿渡(生瀬勝久)は、強引かつ横暴に熊井(脇智弘)を問い詰めました。

事態は急変します。

熊井(脇智弘)が集金袋に似た紙袋を持って繁華街をうろついていたという理由や、3Dの生徒だからという理由で、熊井を責める猿渡。

それに対し、熊井は、自分が、煙草入れに普段持ち歩いているもので、今回の集金袋とは無関係なことや、古くなったので桜田川に捨てたことを自白します。

熊井の言うことを信用すると唯一、生徒思いの久美子。

生徒を信じるのが教師の務めと言い、猿渡たちに逆らいました。

猿渡たちが熊井のことをゴミだと暴言を吐いている様子に大きな怒りを隠し切れない久美子。

そんな彼女に対し、沢田は、「俺たちに甘い言葉を言っても信用しない。どうせ裏切るんだよ、あんたら大人は」と大人への不信感を常日頃から感じていることを久美子に伝えるのでした。

一緒に集金袋を手掛かりになる桜川付近で探します。

その様子を笑いものにしながら見るほかの男子生徒たち。

しかし、熊井の心はほんのわずかに、久美子がこれまでの教師や大人と違うことを感じていたのでした。

沢田もそれを勘づいていましたが、友達想いの彼は、「先生の言うことを信じればまた裏切られる」と熊井に忠告。

しかし、久美子は必死に、桜川を朝まで探し続けます。

そこへ来た熊井がとうとう久美子の元へ。

「集金袋は俺が盗んだ。いつも猿渡が自分たち3Dを目の敵にするから仕返ししようと考え、猿渡が携帯でキャバ嬢と話していた時に盗った。帰り路に不良集団に因縁を付けられ、集金袋の50万を盗まれた」と。

久美子は熊井が意地汚い行動をとったことで、彼の頬を殴りつけます。

そこで、その不良集団を突き止めた久美子は、不良集団と格闘し、集金袋とお金を取り返しました。

学校では、猿渡が熊井を集金袋の件の張本人だと言い、退学処分にしようとしていました。

沢田やほかの生徒たちが慌てて止めようとしますが、猿渡ら一部の教師は熊井を蹴って座らせるなど未成年に暴力を。

久美子はその様子を見て思わず「私の大事な生徒に手を出すんじゃねぇー!」と一括。

その後、猿渡に、男子トイレに集金袋が落ちていたと嘘をつきます。

すると、猿渡は思い当たる節があり、「ああ、あの時の」と自分のミスだと額に汗が。

おかげで熊井は学校を退学になることはありませんでした。

心優しい熱血な「ヤンクミ」の活躍を今後も期待の1話でした。

ごくせん特別編1話感想・みどころ

久美子は、おさげ髪に真っ赤なジャージ、子どもの頃から生真面目な優等生を連想させる眼鏡姿。

普段はおとなし気な雰囲気ですが、泣く子も黙る大江戸一家の孫娘というギャップ。

久美子は頭の回転が速く、生徒たちが反抗的な態度で自分を迎えることを予測した知的な対応をとっていて、この人を怒らせたら怖いっていうオーラが全開!

生徒や、家庭の組員たちには堂々としているけれど、刑事、篠原(沢村一樹)の前では恋する乙女なところがかわいすぎる!

嵐の松本潤さん演じた、沢田はクラスの空気を一瞬で変える行動や、久美子に関しても、自頭の良さから「只者じゃない」と見抜いていましたね。

この子が、クラスを大きく動かす鍵なんだなって感じがして、表情の一つ一つなどしぐさにハラハラさせられました。

久美子の家庭は義理と人情に厚く、非常に家族思いな家庭でしたね。

ミノルとテツや若松は、久美子が少しでも生徒たちから暴言を吐かれれば、刀を持って戦おうとします(笑)それだけ、久美子は大江戸一家のなかで、大切にされていることが伝わりますね。

久美子が勘が鋭く、何が一番、誰かのためになるのかを考えて行動するところは、祖父、龍一郎譲りなのではないでしょうか。

龍一郎も、久美子が思春期真っ只中の青年期の子ども達との関わり方に本当は葛藤していることを見抜いていて、「自分を信じられないのは相手も信じられない」という言葉は深かったです。

猿渡や一部の男子教師たちは今でいったら児童虐待。

生徒たちに一方的な価値観と基準で決めつけ、古臭い考えを持つ典型的な「悪者」。

ですが、この猿渡も回を追うごとに、久美子が子ども達を想っていることや、教師として自分の接し方を改心していく気がします。

次回も「ごくせん」!2話が楽しみですね。

 

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