BG身辺警護人傑作選8話あらすじ・ネタバレ
厚生労働大臣の愛子(石田ゆり子)と民事党の幹事長、五十嵐(堀内正美)の会食の場で起きた発砲事件により、襲撃された、日ノ出警備身辺警護課の課長、村田(上川隆也)。
村田はほどなくして、章(木村拓哉)が見守るなか、救急車で病院に運ばれている途中で息を引き取ってしまいました。
元はと言えば、襲撃犯だった植野(萩原聖人)は、かつて五十嵐の元で働いていたものの、彼から手ひどい裏切りを受け、そのことを逆恨みしていました。
さらに、以前、五十嵐に突然、アポイントメントも取らずに会いに行った際は、SPの落合(江口洋介)らに乱暴に取り押さえられたことも根に持っていました。
氷川(宇梶剛士)に対して、記者たちは質問攻めに。
愛子も同じような状況ですが、村田の死の真相について2人とも隠蔽。
村田の葬儀にて、ごくわずかな記者が居場所を突き止めて章たちを挑発。
村田の遺族、庸一(堀家一希)と妻、靖子(中山忍)は心の傷が深い様子。
とくに、息子のよういちは章たちに向けて反抗的な態度を取り、「親父がボディガードなんて馬鹿なことをするから」などと悪態をつきます。
そんな彼を大人として叱ろうとする高梨(斎藤工)ですが、章が「今はそんなことをいうべき場じゃない。やめよう」と仲裁。
最期の別れで、村田を追悼する意味で、章たちは時計を村田の出棺時間11時25分に合わせます。
全員で、「誤差なし」と声を合わせると、村田が霊となり、章たちを見守っています。
職場に戻ると、高梨が村田の汚名返上に動こうと言い出しました。
章はこれまで通りの業務を続けていくことを同僚たちに伝えますが、みんなは衝突。
ピリピリした空気が身辺警護課に漂います。
そこへ登場したのは、サスケフーズ会長、大久保佐助(伊武雅刀)が。
場が一瞬でも和み、彼から自分の警護の依頼を頼まれました。
菅沼まゆ(菜々緒)、沢口(間宮祥太朗)、高梨(斎藤工)はボディガードの職を遠のく決意をしてしまい・・・
沢口は章に、実家の母が自分の仕事を心配していて、BGの仕事を辞めることを勧めていると聞かされました、
章は沢口に「自分の気持ちはどうなのか」と聞くと、「よくわからない」と答え、彼に迷いがあることを知るのでした。
高梨は、落合(江口洋介)に、なぜ、真相を話さないのかと彼を待ち伏せて問いただします。
しかし、落合は取り合ってくれませんでした。
その様子を見た菅沼まゆ(菜々緒)は彼に叱咤激励を飛ばし、そばで見守ります。
そんななか、SPの落合を伴い、愛子が日ノ出警備保障を訪問。
愛子が村田の死の真相を隠していることを知っている章は、愛子に腹を立てていて、露骨にそれを態度に示します。
ところが、愛子は、これからは身辺に気を付けないと、章たちが危険な目に遭うことを忠告されました。
村田の死を見ていたのは、章と愛子だけ。
鬱屈した気持ちを抱え、章は家路に帰宅。
反抗期真っただ中の息子、瞬(田中奏生)とぎこちない会話ながらも夕食のカップラーメンを食べるのでした。
瞬はいつもながら反抗的でしたが、この日は鉱物のラーメンを章と食べ、目に輝きや、笑顔が。
そのラーメン「エッグちゃん目玉焼き味」の会長、大久保の「エッグちゃん目玉焼き」の完成披露発表が。
会場内に不審な男たちを目撃した章。
彼らは、村田の葬儀に来ていた男たちで、どうやら大久保に解雇された恨みを持つ元従業員でした。
まゆと章は敏速に対応して阻止。
その頃、高梨は身辺警護課のパソコンにアクセスし、立原愛子に関する音声データを再生。
そこには、村田の肉声が。
高梨はすぐにそのことを章にメール。
章たちが高梨と接触すると、村田はこれまでの警護のやり取りをデータ記録にしていて、村田の遺品が遺族に返却されていないことが判明。
そのことを村田の妻、靖子と息子に伝えます。
庸一は父の死でいまだ動揺と怒りを隠せませんが、章たちが村田の遺品を返却するために警視庁へ行くことを決めた時、自分一人で警視庁へ行くと言います。
それを止めた章と高梨。
とくに章は「今の庸一君をみてお父さんは君を一人で行かせない」と。
その言葉に渋々、納得する庸一。
靖子は、章たちに「この子のことを守ってください」と懇願するのでした。
身辺警護課のオフィスに戻った高梨と章は、高梨がかつて後輩を亡くしていることを知ります。
その後輩の真っ直ぐな性格が庸一に少し似ているとこぼした高梨。
衝突が絶えなかった2人ですが、高梨は初めて章に心の内を見せたのでした。
まゆが夜食を買ってきて、沢口はBGを辞めない決意を章たちに話します。
日ノ出警備保障の身辺警護課のメンバーはようやく心が一つに。
しかし、章はその日の帰り、何者かに付け狙われていることに気付き、相手を挑発。
「こっちも付け狙われているのはプロだから気付いている。顔を見せてほしい」と。
しかし、相手は黙ったまま、章に危害を加えずに去っていきました。
翌朝、まだ中学生の瞬を朝早く起こした章は、瞬にこれからもっと危険な仕事をしなければならなくなったこと、だから、息子を守るために、彼を元妻、仁美(山口智子)の元へ帰します。
別れ際に、瞬に対して、もっといろんなところへ行ったほうがいいと経験をすることを伝えました。
章自身は、自分がもしかしたら今回の件で亡くなるかもしれないことを予期し、父親らしく、息子を見送ったのです。
章はその後、高梨と共に、村田の息子、庸一に付き添い、警視庁へ。
庸一は無事、村田の遺品出るデータを返してもらいましたが、章たちが一番知りたがっている村田が亡くなった時のデータが削除されていました。
それは、警視庁の氷川(宇梶剛士)と、落合が手を組んでいたのです。
氷川が指示をして、落合がデータを村田が亡くなった当時に削除していました。
このことに怒りを爆発させた庸一。
しかも、章を狙って不審な人物が凶器を持ち出して襲ってきます。
このことで、章は愛子を訪問し、村田の死に関する真相を世間に公表してほしいと頼みますが、落合を含めた愛子のSPに取り押さえられてしまいました。
愛子は葛藤しながら、五十嵐(堀内正美)に、「村田さんの死を公表すべきです、そして、先生も・・・」と頼み、自身の大臣辞職を含めた行動に。
落合にも、大臣を辞職する意思を伝え、村田の死に関する真実を公にすることを決意するのですが・・・。
その頃、落合と氷川は、章を「消す」ことに共謀していて・・・。
警視庁ながら、隠蔽と章の命を奪おうと共闘を誓った「闇」組織・・・。
次回は最終回です。
なんと、最終回には、あの大物ゲストが本人役で出演!2018年放送当時でもそのビッグゲストの登場は視聴者の大きな話題になりました。
愛子は、周囲を警戒しながら家路を急ぐ章に「真実を話す」と言い、彼と共に身辺警護課のオフィスへ。
そこで、愛子は、菅沼、沢口、高梨、そして、章の目の前で「私が真実を話します、共に戦いましょう」と、村田の死に関する真相の為に、身辺警護課の面々と共闘することに。
波乱で濃厚な最終回!来週もお見逃しなく!
BG身辺警護人傑作選8話感想・みどころ
冒頭から泣かされました・・・。
村田が亡くなる直前に、救急車の中で「誤差なし」と腕時計を見て確認し合った7話のラストシーンにはじまり、村田の葬儀にて、彼への哀悼の想いを込めて、身辺警護課の章たちが、時計を村田の出棺時間に合わせて、「誤差なし」と言い、涙をこぼすシーンは、もらい泣き。
村田課長も霊となって章たちの間に入り、「誤差なし」と言って笑顔を見せていて、身辺警護課の強い絆を感じさせましたね。
愛子や落合は村田のことを隠しますが、愛子だけは信用できそうですね。
愛子はやはり、章たちを裏切らなかった・・・!よかった。
章が息子の瞬に、自分がもしも村田の件で、村田と同じ状況になったとしても、瞬にはいろんな人生経験をして成長してほしいという親心が温かかったですね。
氷川と落合は、警視庁とSPながら、ゲスすぎます。
民間人を守る仕事をしていながら、章を抹殺しようと共謀するなんて・・・。
章の身の危険や、村田の死に向けて、大きく進展する最終回に期待したいですね!
最終回には、超ビッグなクライアントも登場します!
章たちは愛子という最強の味方をつけて氷川と落合に挑みます。
緊迫感と次回が待ち遠しくなる8話でした。