ごくせん特別編2話あらすじネタバレ
久美子はいつも通り、朝、組員や祖父(宇津井健)に見守られながら、出勤。
大好きな篠原の顔を通勤バスで思い浮かべていたら、バスを一本乗り過ごしてしまいました。
そこで、自転車通勤している篠原と出くわし、途中まで一緒に行くことに。
しかし、自転車に乗る篠原についていくのもやっとです。
そこへ、土手の前で日向ぼっこをしている生徒の沢田を見かけ、声をかけた久美子。
沢田は久美子にぼんやり気付きますが、無関心。
学校へ到着すると、学校掲示板に猿渡をバカにしたコラージュが・・・。
生徒たちも久美子も思わず笑ってしまいます。
駆け付けた猿渡が絶対に3Dの仕業がだと決めつけ、それをオブラードにたしなめる久美子。
しかし、久美子もすぐ自分がコラージュにされていることを知り、極道風にその場にいた男子生徒たちに声を荒げてしまいます。
そんな久美子を見る、静香や猿渡、他の教員たち。
久美子のコラージュだけは、3Dの生徒たちでした。
コラージュに、「ヤンクミ」という生徒たちが考えた久美子のニックネームが書いてあり、久美子は男子たちの発想に親しみを覚えました。
生徒たちは「山口久美子」だから、ヤンクミというニックネームを考えたと久美子に笑顔で話すのでした。
次に、猿渡の車が落書きされ、猿渡はかんかんに怒って3年D組の教室に来て問い詰めました。
車をいたずらしたのは自分達ではないことを訴え、もし、このクラスの誰かがやったとしても、友達を売るようなことはしないと口にする生徒たち。
久美子は男子生徒たちが義理と人情を大切にするところを褒めます。
猿渡は生徒たちに、「自分の車を綺麗にするまで家に帰せない」と宣言。
久美子にも、連帯責任として生徒たちを見張るように言いつけます。
ふいに、生徒の一人、南がデートの為に、他校の生徒、あゆみ(加藤明日美)と会う為、帰ります。
それを止めようとした久美子を阻止した熊井(脇智弘)など。
「デートぐらい行かせてやってほしい」と生徒たちの優しさを知り、久美子は猿渡には内密で、男子生徒たちを帰すことに。
ただし、猿渡の車を清潔にしてから・・・と条件を出す久美子。
案の定、男子生徒たちは来ないので、久美子が一人で車を磨くのでした。
静香(伊東美咲)が企画した合コンに参加した、久美子(仲間由紀恵)。
久美子が心配になった組員のテツは、合コンの会場に乗り込んでしまいました。
なんとか、その場をごまかして、久美子が「大江戸一家」の孫娘であることは合コン相手の篠原や、同僚教師の静香(伊東美咲)、菊乃(中澤裕子)には気付かれずに済みました。
帰り道に、偶然、不良グループに襲われている生徒の南(石垣琢磨)を助けました。
一緒にいた刑事の篠原(沢村一樹)と、相棒の柏木(坂田聡)が逃げる不良たちを追いかけますが、補導に失敗。
それ以前に、デートをしていた南の恋人、あゆみを知っていた沢田は、何かにピンときていました。
久美子は南を追うものの、逃がしてしまったことで、学校の職員室には、白金学院高校の生徒が被害を受けたとの情報だけが流れました。
猿渡(生瀬勝久)は、沢田慎(松本潤)が他の生徒に襲わせたと真っ向から疑いますが、久美子は取り合いません。
沢田は、南に、あゆみと交際することはやめたほうがいいと助言。
あゆみの「何か」を知る、沢田は友達を想っての忠告のつもりでした。
まもなく、慎と南が喧嘩をしている様子を他の教師に見られてしまいます。
沢田に反省文を書くよう強制的に促す猿渡。
さらに彼は、書かなければ即退学にするとまで脅してきました。
沢田は、心配している久美子が促しても取り合わず・・・。
ふと、熊井が沢田を進路指導室へ連れていきます。
彼が退学にならないために、配慮しようとしていたのです。
そんななか、久美子は熊井(脇智弘)から、沢田は理由もなく喧嘩を売るような人物ではないことを聞かされました。
熊井によると、沢田が前の学校を退学になったのも、日頃から生徒に暴力を振るう担任から、友達を守るためだったというのです。
久美子は、熊井が心配しているところを沢田に伝えますが、沢田は「教師の言うことなんて信じない」と突っぱねるのでした。
まだまだ災難は続き、南がとうとう、トラブルを起こした不良に呼び出されてしまいました。
その不良少年の一人で「新高」の生徒、渡辺こそが、あゆみの彼氏でした。
内山(小栗旬)の話によると、南と沢田、そして不良グループの間に起きたトラブルの根本的な原因は、南が最近、交際し始めたばかりのあゆみが、その不良グループの渡辺と二股をかけていたとのこと。
多数のグループを引き連れているその不良のことを聞いた久美子ですが、内山、野田(成宮寛貴)、熊井などを含めた生徒たちになぜ、南を助けないのか問いただします。
生徒たちがあまりにも無責任で、相手が立ち向かえないとわかった時点で、南を引き止めないことや、人を簡単に見捨てる生徒たちを厳しく叱責。
やがて、久美子は、授業が始まる直前、南を助けに一人で向かったところ、資材置き場で倒れている南を発見。
さらに、沢田を見かけますが、沢田が一人でグループと対峙することを悟った久美子はすぐに彼を追い・・・。
沢田は南から電話を受け、資材置き場へ駆け付けたのです。
しかし、喧嘩が強い沢田すらも手強い渡辺たち。
久美子は寄ってたかって南と沢田に暴力を振るう不良生徒たちを叩きのめしました。
学校に戻ると、久美子は猿渡にかんかんに怒られます。
授業を放棄したことや、生徒がけがをしたことを責められます。
そこへ、沢田が反省文を手に職員室へ。
沢田は無事、退学を免れ、久美子は生徒たちと共にまた、新たな1日を迎える事ができたのでした。
なんと、来週からは「ハケンの品格2020」がついに始まります!
そこで、「ごくせん特別編」はまだ2話にもかかわらず終了です。
久美子と生徒たちの物語が2話でおしまいなんてちょっと名残惜しいですが、来週からの「ハケンの品格」は、大前春子が今度こそ、令和の夏に帰ってきますよ!
ごくせん特別編2話感想・みどころ
ヤンクミと生徒たちの心温まる人情派学園ドラマは今日がラスト!
久美子は些細な変化に気付き、生徒たちの気持ちや行動力をいち早く察て何が彼らのためになるのかを最優先できる素敵な教師ですね。
女性としても、久美子は人と人とのつながりや、自分が強い者に立ち向かえないからと、逃げ腰な生徒たちに厳しく接するなど人間的な意味で尊敬できるところもありますね。
沢田は寡黙だけど、内面に秘めた優しさがかっこよかったです。
熊井は影の力持ちといえるでしょう。
久美子に助けられたことももちろんですが、熊井自身は本当は不器用な優しさを持っている素敵な男の子だと思いました。
久美子は生徒たちの前では、強気だけど、篠原(沢村一樹)を見ると、乙女の顔に!篠原のことを考えすぎてバスを乗り過ごしたり、篠原と通勤できても、自転車の彼の後を必死についていこうとするシーンは微笑ましかったです。
篠原さんはイケメン過ぎる・・・久美子が惚れてしまうのも共感できる爽やかさでした。
それから、生徒たちの久美子と猿渡のコラージュ(笑)私も趣味でよく、コラージュを作りますが、ユーモアある「作品」に思わず笑いをこらえずにいられませんでした。
生徒たちが、コラージュの中に、久美子を「ヤンクミ」と呼ぶことにしたなど可愛いところや、久美子を少しずつ信頼し始めている様子も伝わり、和みましたね。
久美子の合コンシーンで、テツが心配で駆け付けるところは、娘を心配する父親のみたいでした。
久美子が生徒たちのことや、周りの人のことを視野を広げてみることができるのも、人として間違っていること、正しいことをきちんと心の目で教えているところは、祖父、龍一郎(宇津井健)や、テツ、ミノル(内山信二)などの組員たちから愛されて育ったことがわかります。
今回のエピソードに登場したあゆみ(加藤明日美)はちょっと卑怯。
彼女が二股をかけなければ、南はあんな目に遭うこともなかったでしょう。
沢田(松本潤)の勘が鋭く、久美子に少し似ていて、相手の気持ちや行動に敏感なおかげで、南は自分が交際していた相手を間違っていたことに気付けてよかったですね。
「一人じゃ何もできないのが人間。だから”つるむ”」という久美子なりの生徒たちへの真っ直ぐな愛や名言には感動です。
私自身、ごくせんの結構なファンなので、久美子や生徒たちとの「別れ」が名残惜しい・・・ありがとうヤンクミ!ありがとう、沢田たち!
来週からは、「ハケンの品格2020」がいよいよ、1話解禁!