獣になれない私たち 第3話
放送日:2018年10月
日本テレビ水曜ドラマ
獣になれない私たち 第3話のあらすじ
スーツケースを持って、深海晶の元を訪れてきた恋人の花井京谷。
京谷の家には元カノ・長門朱里が住みついており、攻撃的になっている朱里から逃げてきたということだった。
一方、粉飾決算に加担を迫られる根元恒星。
そこには数年前に行方不明になった兄が関係している様子。
特別チーフクリエイターとなり仕事は忙しく、京谷との関係に疲れている晶に、朱里によってさらなる問題が課せられることとなった。
獣になれない私たち 第3話の感想
晶・京谷の関係を掻き回す朱里の存在
第3話で、どんなブラックな書類にも判を押すと言われた恒星。
このドラマでは松田龍平さんに“悪”の空気を感じるので、そういうことにも手を染めているのかと思っていたのですが、どうやらお兄さんが関係していることが冒頭でわかりました。
女性に軽いところもあるようなので、恒星が根っからの悪でなくて良かったです。
5tapで再会するのはいつも晶と恒星でしたが、今回は京谷も恒星と再会しました。
どんな話をするのかとドキドキしました。
2人の間になんだか緊張感が漂っていたからです。
出張に行くのかと思うようなスーツケースを持った京谷。
晶のところに泊まりに行くための物だったんですね。
それにしたって荷物が多いと思ったら、朱里によってハリケーンの後のように部屋を荒らされ、京谷の顔を見て物を投げるようであれば、それは自宅での大きな問題です。
気が休まることはないでしょう。
同僚にも晶と一緒に暮らしていないことがバレてしまった様子。
相関図には同僚の名前がありませんが、これからも何か京谷に影響を与える人物になりそうだと感じます。
さて、ここで思わず「えー!」と思うことがひとつ。
千春から京谷宛ての荷物が届き、当たり前のように封を開けた朱里。
幾らなんてもそれはひどい。
そして、後にそれは大きな問題に繋がっていきます。
呉羽による起爆剤
一方、再びグレたくなった晶は、傍若無人な社長と戦うために呉羽の元を訪れました。
自由を手に入れるためには闘いが必要だと言う呉羽の言葉に思わず心が打たれました。
恒星との出会いと別れについて、なんだかとても難しいことを言っていましたが、何度でも聞きたいと感じるような内容でした。
呉羽はやはりどこか飛びぬけた特別感があります。
闘いのために呉羽の元を訪れた晶でしたが、営業部特別チーフクリエイターという肩書きがついたことで、これまでも社長には躊躇いはありませんでしたが、秘書としての役割を押し付けられ、予想される大きい仕事のリーダーを任され、社長の強さに、グレ・晶はむなしく散ってしまいました。
ただ散っただけならいいのですが、また線路に飛び込みたい衝動に駆られないようにと柱にしがみつく様子に、晶がとても心配です。
さらに、仕事だけでなく、京谷とのプライベートにもここで問題勃発。
千春から送られてきた晶のためのプレゼントをネットーオークションに出した朱里。
京谷宛ての荷物の封を開けただけでもどうかと思っていたところに、これはあんまりです。
仕事がない、家がない、だから放っておけないのもわかりますが、こんなに勝手をされても、晶の元に行くことで解決策を見つけない京谷も苛立ちが生まれてきます。
そこにひとつ起爆剤を仕掛けてくれた呉羽には感謝しかありません。
呉羽の言うとおり、朱里との暮らしに何も責任感の取れていない京谷。
しかも、そのフォローを晶にさせるなんて、なんて切ないことでしょう。
でも、呉羽がいたからどうしようもない現実について言葉にできたし、その現実を受け入ることで認めたくない気持ちを封印していたことを京谷に話せたことは2人にとって大きな一歩だと思います。
恒星は呉羽は勝手だと言いましたが、煮え切らない2人には呉羽ぐらいの勢いが大切なのでしょう。
ただ、何故ゆえに京谷にキスをし、なんてことをしてくれたのかと思ってしまいます。
晶と恒星の恋の鐘はいつ鳴る?
晶の方はと言うと、恒星から財務諸表を例えに京谷との関係について問題を考えていきましたが、やはり今の状態は良くないと改めて頭を整理。
常に冷静な晶と恒星の2人にはまだ大きな事故が起きる雰囲気はありませんね。
ここまで来ると、むしろどのタイミングで恋に落ちるのか気になります。
獣になれない私たち 第4話の期待や予想
京谷にキスをした呉羽。
それでなくても朱里のことですれ違いになりそうなところに、大きな事故が発生です。
それを晶が知ったらどうなるのか。
ここで、傷ついた晶を恒星が励まし、恋に落ちていくのか。
4人の関係がどんな風になっていくのか、次回への期待が募ります。