健康で文化的な最低限度の生活 第5話
放送日:2018年8月
関西テレビ火曜ドラマ
健康で文化的な最低限度の生活 第5話のあらすじ
東京都東区役所生活課。そこに一人の生活保護受給希望者・島岡光がやって来た。
光は自分のことを語ろうとしない。
光の担当となった義経えみるは、親族による援助が可能かそれを確認するための扶養照会を光に了解を取ろうとするも強く拒否をされてしまう。
えみるは、係長・京極大輝の指導により生活保護を認めるかどうかの調査をすることとなり、改めて光の元を訪れるが、光は変わらず拒否をし続る。
そんな光に苛立ちを覚え、感情を顕にするえみる。
光の戸籍を取り寄せたえみるは、光の父・雷が病院の院長であることを知った。
父親に収入があることから、扶養照会をするよう京極はえみるに指導する。
しかし、先輩ケースワーカーの半田明信は時期尚早であり、親子関係が逆に悪化を辿る可能性もあると助言をするも強行突破をした京極とえみる。
扶養照会が雷の元に届き、保険課に現れた雷は、光の元に連れて行って欲しいと願い出た。
雷と共に光の元を訪れることをえみるが伝えると光は逃げ出してしまう。
そして、光は誰もが予想することのできなかった最悪の行動を取ってしまった。
一方、えみるの同期・桃浜都も、担当する受給者の家族問題に取り組んでいたが_。
健康で文化的な最低限度の生活 第5話の感想
想像もしなかった今回の案件に60分力が入ったままでした。
職場に納豆を大量に持ち込まれたことに嫌がる様子だとか、半田さんが納豆の歴史に詳しいだとか、始まりはすごく穏やかだったのに、それも全て飛んでしまうほど内容が衝撃的でした。
まず水原典子さんの案件。
安易に「大丈夫です」とか、「息子さんも会いたがってる」と確約を保証できない言葉を立て続けに発していることに不安しか感じませんでした。
島岡光さんの案件も半田さんが時期尚早だと言っているのに事務的に進めていく様子に危機感を持つべきではないかと感じながら観ていました。
親子関係の問題については悪化の可能性もある、半田さんは可能性も提示したのにどうして聞く耳を持てなかったのだろうと疑問でなりません。
えみるは新人ワーカーだから経験値が少ない、それは少し譲って考えることはできても、係長はこれまで沢山の案件を見てきただろうに、島岡さん親子を会わせても問題ないと何故思うことができたのだろう。
安易すぎる発想や言葉のオンパレードに憤りしか感じませんでした。
生活保護を扱う部署というのはこれほどまでに人間味のない対応を現実にするものなのかと思わずにいられませんでした。
光のあれほどの怯え方はとても異常です。そして、雷の目付きもおかしい。島岡親子には一体どんな問題があるのだろうか。来週の展開がとても気になります。
親子問題というのはとても難しい問題だと思います。
溝がある場合、それは容易く(たやすく)埋められるものではなく、ケースも様々ですが、今回・次回で広く多くの人に親子問題の複雑さを知ってもらうきっかけになれば良いと思いました。
健康で文化的な最低限度の生活 第6話の期待や予想
島岡光の案件。光の命は助かるのか。光と雷の関係はどう展開していくのか。
次回も力が入る内容になるのでしょう。
同時進行している水原典子の案件。桃浜都はどんな思いで水原さんに現実を伝えるのか。それを聞いた水原さんはどうなってしまうのか。
生活保護課全員が背負う問題。どう展開し、どう解決し、何を感じていくのか。これまでとは比較することができないほど深刻な回になり、作り物としてドラマを受け止めることに留まらず、様々なことを考えさせられる回となりそうです。