元科捜研の主婦(おんな)2話あらすじネタバレ
元科捜研、吉岡詩織(松本まりか)。
出産をきっかけに退職し、新米刑事の夫、吉岡道彦(横山裕)と、幼稚園の年中の一人息子、亮介(佐藤大空)を支える、専業主婦です。
しかし、事件がひとたび起きると、科捜研の顔になってしまい、真相究明に手を貸してしまうことがありました。
ある夜、詩織、道彦、亮介は人魂探しの為、文光寺の森を訪れます。
(吉岡)ここは文光寺の裏の森です。今日は人魂を探しにきました。なぁ亮介
(亮介)うん。お母さん怖いの?
(吉岡)ママ、怖いところ苦手だからな
詩織は暗いところが苦手ですが、亮介の為に耐えていました。
ふと、彼女はつまずいてしまいました。
(詩織)そんなことないよ。亮介、大丈夫、怖くないからね
(亮介)拓人くん、人魂見つけるからね
人魂を見たという幼稚園の友達、拓人の話を信じた亮介。
拓人は他の園児たちからその森林で人魂を見つけたことを疑われ、からかわれていたのです。
(他の園児)拓人くんの嘘つきー
(拓人)嘘じゃないもん、僕見たもん。
とっさに、亮介の担任の教諭、真理子が止めに入りました。
(幼稚園教諭 真理子)どうしたの?
(他の園児)拓人くんがお寺の裏の森で人魂見たんだって。先生、人魂なんていないよね
(真理子)そうねぇ。いないとも言えないし、いるとも言えないし。
(亮介)たくとくんが見たなら科学で証明できるよ。僕が見つける
(拓人)ホント?
「科学で証明する」と幼稚園で言ってしまったからでした。
(詩織)拓人くんが人魂見たのこの辺りかなー
(吉岡)うわぁ!出た!ひ、人魂ー!りょ、亮介、大丈夫
(亮太)人魂?
(吉岡)違う、幽霊
なんと、3人は人魂と幽霊の女性らしき者を目撃します。
(詩織)出現時間約20秒、直径20センチのほぼ円形、明るさは蝋燭の炎程度、淡く青白い光、火の玉は存在する
その頃、神奈川県警の管轄内で高齢者を狙った強盗事件が立て続けに起こりました。
吉岡は事件の状況を代理の捜査一課長、阿久津から話を聞きます。
今回、課長の金田誠也(渡辺いっけい)が別件で休みなので、代わりに、神奈川県警捜査一課管理官の阿久津正が来たのでした。
(阿久津)金田課長は忙しいので本日はこの私が。
(捜査一課 岡部)【入江甚儀】殺しがあったんですよ!
(阿久津)大人の事情が色々あるんだよ。君にもそのうち分かります。
(岡部)納得いかないですよ。なんだこのちょび髭…
岡部は阿久津に悪態をついてしまい、太田(八嶋智人)に止められました。
(捜査一課刑事 太田)お前、黙ってろ。私が説明いたします。殺害されたのは草薙幸恵さん、77歳、死後一週間は経過していると思われます。この地域では、高齢者を狙った強盗や詐欺が頻発しており、これらはSNSで実行犯を募る、匿名流動型犯罪グループの犯行とみられます。しかし、今回、殺人は初めてです。
(阿久津)トクリュウに関してはこれまで数人の実行犯は逮捕したが、主犯格についての噂は一切ない。姿は現さず、痕跡を残さない。巷では、ゴースト、ゴーストと呼ばれています。高齢者を狙った強盗事件が立て続けに起きてる。姿を明かさず痕跡を残さない。狙われたのは裕福な高齢者です、病院のカルテ、介護施設の利用者名簿、情報源として考えられるもの全て洗って犯人に繋がる手掛かりを探してください。以上!
(吉岡)ゴースト…こっちもゴーストか、あ、すみません。病院が20、介護施設が30ありますけどどっちから行きます?
(太田)タイパで行く。犯人は盗品を金に換えているはずだこのエリアで古物商は五件だけ。病院を回るより楽だろ、手分けして行くぞ
(吉岡)さすがタイパの鬼
(太田)俺のこと馬鹿にしてる?いやしたな、まさにしたな
(吉岡)いやしてませんよ
(太田)ありがと
殺人事件まで発生してしまい、主犯格は「ゴースト」と呼ばれていることが分かりました。
幼稚園の亮太は、拓人から科学は凄いものではないと言われてしまい、落ち込みました。
(亮太)僕のお母さんが科学で調べてるんだよ。
(拓人)科学なんか凄くない、人魂だもん
その頃、化学系主任研究員で、元同僚のさくら(島袋寛子)を連れて、詩織は森林を調査します。
さくらはティンシャを鳴らします。
(詩織)なにそれ
(さくら)癒しと浄化をもたらす、ティンシャ。詩織が森に行こうっていうから森林浴的な?セラピーかと思ったのに、ただの寺の森じゃん。私、有給だから仕事しないよ。マイナスイオン浴びに来たのに全然癒されないじゃん。ねぇ調べたいことってなに?
(詩織)森は森じゃん、ちょっと調べたいことがあるの。ねぇお願いしたやつ持ってきてくれた?私の仮説が正しければ…
検知機器をかざしていると、文光寺の寺男 田崎元(大水洋介)と、黒木良慈(鶴見慎吾)に遭遇しました。
(田崎)どちら様ですか?なにをしているんですか?
さくらは詩織が事実を言おうとする前に、田崎と黒木に、花粉探知機だと嘘をつきました。
科捜研に使うメタンガス探知機を持っていることを知られるわけにはいかないからです。
(さくら)ちょっと森林浴を。花粉症がひどくて。花粉感知機です。ああ、早いですよね
(田崎)こんな時期に?ご住職、有難いお言葉
(黒木)おつらいですよね。お大事になさってください。
(詩織)なんで逃げるの?
その後、詩織は家にさくらを連れて行きます。
(さくら)メタンガス検知器持ってるとか怪しすぎでしょ。
(詩織)厳密には火の玉だけど、亮介に正体を突き止めるって約束したの。
(さくら)人魂を見た?なんでメタンガスがお寺で発生しているんだろうね。
(詩織)値は50000PPMだった
(さくら)かなり高度。メタンだけじゃ火の玉は出ないよ。普通に考えたら、放火、煙草の不始末。発火の原因は他にあるはず。あとは焼き芋の飛び火とか?自然発火もありうる
(詩織)だとしたら大火事になってる。真面目に考えてよ。自然発火?
(さくら)ジホスフィンなら発火の可能性が充分、考えられる。メタンと反応すれば火の玉にもなる。
(詩織)ジホスフィンの発生源は?
(さくら)有機物とか不法投棄されたゴミとかが、土の中で分解されたり或いは汚染土壌だったり、色々な要因が考えられるけど。ここ凄くなってない?もはやちょっとしたラボだよ。亮介くんの好奇心を引き出すラボ。名付けて好奇心ラボ?詩織、楽しそうだな…お母さん、感心、感心
さくらは親友として、母になった詩織を見守ります。
(詩織)有機物の分解…。なんか上からだな
バーミモザ店員 佐伯莉子(貴島明日香)が盗品を売ったことで、吉岡、太田(八嶋智人)、岡部一郎(入江甚儀)が向かいます。
白い服を着た女性を追う、3人。
(吉岡)どうして逃げるんですか?
(白い服の女性)追いかけるから。
すると、吉岡は、女性が森林で人魂を詩織たちと見たときに見かけた女性だと分かりました。
(吉岡)で、出た、貞子
思わず女性に失礼な発言をしてしまう、吉岡。
早速彼女に、事件の証拠となる写真を見せて、取り調べる、吉岡と太田。
吉岡が冷静なのに対し、太田は感情的に問い詰めました。
(吉岡)佐伯莉子さんこれはあなたが質屋に持ち込んだんですよね?これらはどこで手に入れたんですか?
(莉子)彼氏からのプレゼントで売ったの。
(太田)ふざけるなよ!これは強盗被害に遭ったお年寄りの家から盗まれた。これも、これも、これも、これも、これも!金に換えるように男に指示された、そうだろ?君に出来ることはさっさと認めて我々の捜査に協力すること。男はどこのどいつだ?庇うのも立派な犯罪だぞ!男は、どこにいる?
(莉子)知らないって!本当に知らないって!急に連絡取れなくなったの。自分だけ逃げたのかも
(吉岡)あの、あなたはどうしてあの部屋にいるんですか?
佐伯莉子が撮影した動画を参考に、吉岡たちは、莉子の共犯者で、連続強盗事件のトクリュウの主犯、龍二を探ります。
龍二が着ているのは、莉子が手作りしたスカジャンでした。
(太田)ええ、恋人の佐伯莉子が撮影した動画です。この男が連続強盗事件の主犯格、ゴーストと見られます。現在、男とは連絡が取れていないそうです。男は龍二と名乗っていますが身元は不明です。
(阿久津)他に手掛かりがなければ
龍二がゴーストと名乗る強盗犯の主犯の可能性を阿久津は示唆しました。
次に吉岡が龍二について説明します。
彼は、よく高光寺に訪れていました。
(吉岡)佐伯の話ではゴーストは信心深い男のようで、よく寺に説法を危機に通っていたようです。文光寺という寺です。佐伯は男に会えるかもしれないと思い、何度か寺で待ち伏せしていたそうですが、結局現れなかったと。
吉岡が森林で目撃した佐伯は、よく寺を訪れていた佐伯に会えることを期待して、文光寺にいたことがわかりました。
(岡部)文光寺を調べたところ昔は所謂駆け込み寺だったそうです。
(阿久津)女には捜査に協力してもらえ、ゴーストが接触してくるかもしれないからな。寺に聞き込みだ。
詩織は幼稚園から連絡があり、拓人と亮介が喧嘩したことを知りました。
亮介の気持ちに寄り添う、詩織。
(亮介)拓人くんが科学なんて凄くないって言うから。
(詩織)亮介はそれを言われて悔しかったんだね。拓人が科学をそれだけ好きって言ってくれるからお母さんは嬉しいよ。でも拓人がお友達と仲良くなってくれることも嬉しい。
(亮介)お母さん、火の玉の正体分かった?
(詩織)まだ調べてるんだけどもう少し時間かかりそう。亮介、失敗は成功の母。
(亮介)エジソンだ
(詩織)トーマス・エジソンは何度失敗しても挑戦して、沢山の発明をした。火の玉の正体が分かったら教えるね。
吉岡は、文光寺の住職、黒木良慈(鶴見慎吾)と寺男の田崎元に事情聴取しました。
(吉岡)この男なんですがご存じないでしょうか?
(田崎)さぁこれじゃあ分かりませんよ。一体何に事件なんですか?
(吉岡)この辺りで起きている連続強盗事件なんですが、この男が事件の関係者のようで
(黒木)物騒ですね
(太田)済みません、あの防犯カメラの映像見せてもらっていいですか?ビンゴ!世界で一つのダサいスカジャン!
太田は、スカジャンの男、龍二を防犯カメラで見つけました。
(黒木)知ってますか?
(田崎)さぁ知りませんねー寺には沢山の方がいらっしゃいますからね。一人一人の顔までは。
(吉岡)こちらのお寺、駆け込み寺と言われていましたよね。男を匿っている事ってありますか?
(黒木)刑事さん、駆け込み寺というのは困っている人を助けるという意味です。犯罪グループの首謀者を匿ったりはしませんよ。
(田崎)当然ですよ、失敬な。ご住職は慈愛の心、そして善悪を見極める心の目をお持ちです、この寺が長く人々に愛されてきたのはこのお人柄があってこそです。
(太田)素晴らしい!じゃあまたなにかありましたらご連絡をお願いします。
(吉岡)ご住職、もう一つ、お伺いしてもよろしいでしょうか?このお寺、人魂出ますよね。
(黒木)私は何十年もこの寺を見てきましたが、そのようなものに出会ったことは御座いません。
(吉岡)なんか引っかかりますよね
(太田)大いに引っかかるよ。人魂って…子供か!
(吉岡)済みません
帰宅すると、吉岡は詩織に住職も寺男も、スカジャンの男の「ゴースト」こと、龍二を隠しているのではと話しました。
(吉岡)やっぱり引っかかるんだよなー
(詩織)なにが?
(吉岡)今追ってる事件の話なんだけど
(詩織)待って、家で事件の話はしないルール
(吉岡)やっぱりちょっと聞いて!俺は防犯カメラに映っている男が犯罪グループの首謀者とは一言も言ってないんだ。なのにあのお寺の住職、スカジャン男が首謀者だって断定してた。
(詩織)事件の話はしない!
(吉岡)しかもこの間、寺で見た幽霊あれは犯人の彼女だったんだよ
(詩織)彼女は幽霊?
(吉岡)違う、違う、彼女は生きてる。犯人が熱心な信徒であの寺にいると思ったらしく、あそこで待ち伏せしていたらしい。あの寺、昔は駆け込み寺って言われていたんだって。
(詩織)そのスカジャン男、寺が匿ってるってこと?
(吉岡)俺もそう思ったんだけどさ、太田さんには考え過ぎだって言われた。人魂のこと話したら怒られたし。
(詩織)人魂のことについて私も調べたんだけど、あの寺の森には高濃度のメタンガスが発生していたことがわかったの。発火現象が起きたことを考えると、あの辺りに有機物が埋まっている可能性が高い。
(吉岡)埋まっている有機物?
(詩織)有機物っていうのは動物の死骸とか…
吉岡と詩織は、亮介に配慮して声を潜めていたものの、亮介が起きてしまいました。
吉岡は亮介をお手洗いに連れて行きました。
(亮介)お母さんトイレ
(吉岡)よし、お父さんと行こう
「仕事の話は家でしない」のが吉岡家の決まりで、詩織は吉岡に注意しました。
しかし、吉岡の話を聞いている間、詩織は再びあの雑木林に行って土を採取しようとしました。
すると、田崎と黒木に見つかります。
(黒木)ここで何を
(詩織)土が欲しくて
(黒木)何故、そんなことを
(詩織)人魂を見たんです
(黒木)ああ済みません。
(田崎)いい加減にしなさい、お引き取り下さい
その夜、莉子は仕事を終えてから店のドアを開けると、龍二を見つけました。
龍二を追いかける吉岡を恋人を庇って止める、莉子。
(莉子)龍二、逃げて
(吉岡)離してください。済みません、逃げられました!
(太田)いや、収穫はあった。
翌朝。
捜査で疲れて寝た吉岡を気遣う、詩織。
(詩織)お疲れ様
亮介が詩織と間違えて、寝ている吉岡に抱き着き、吉岡は亮介を愛情いっぱいに抱き締めました。
(亮介)お母さん?あ、お父さんだ
(吉岡)亮介ーおはようー、例のスカジャン男が逃げたんだ。監視カメラで追ってたけど逃走中
(詩織)本当に犯人だったの?
(吉岡)世界に一つだけのスカジャン着てた
(亮介)ねぇねぇ僕、お母さんに見える?
ふと、亮介がガウンを着て、科捜研の母の真似事をし、微笑む吉岡と詩織。
(吉岡)随分可愛いお母さんだな
(吉岡)土を掘り起こした?まずい
(詩織)もしかして火の玉とあなたが追ってる事件、関係あるかもしれない。科捜研に行ってみる
詩織は神奈川県警警察刑事部科学捜査研究所へ向かいました。
そこで、副所長の加藤(小手伸也)に元科捜研であることから、入室を止められます。
(加藤)今日は何の御用でしょう?
(詩織)副所長、お疲れ様です。火の玉現象を追っていたところ、事件性と…。
しかし、所長の小沢(遠藤憲一)が止めました。
(加藤)勘違いをしていませんか?あなたがかつてどんなに優秀な科捜研職員だったとしても、今は忠信会社です。
(小沢)私が呼びました。調査に協力してくれる民間人として私が入手津を許可しました。ほんと、大丈夫だった?薄気味悪い奴!みなさーん手際よくお願いしますよ!幼稚園のお迎えがあるんですからね。
加藤は詩織を目の敵にしていて、またあるところに問い合わせていました。
(詩織)…では始めましょう
(小沢)始めましょう
(さくら)自然発火の原因と考えられるのは、ジホスフィン。でもジホスフィンじゃとても不安定な物質だから、それ自体を検出するのは難しい。なので、ジホスフィンの生成物であるホスフィンをはじめ、いくつかのリン化合物を探ります。これらを見つけることが出来ればジホスフィンの現象が証明される。
(小沢)おお青くなった。さすが師匠、手際いいね
(さくら)リン化合物あり、
(詩織)ジホスフィンとメタファンあり
(小沢)メタンとジホスフィン出たの?つまり、っ出たってこと?
(さくら)メタンとジホスフィンが出たということは…
新人の倉田歩人(大内リオン)が防犯カメラに映る2人は、龍二と莉子ではないことを突き止めました。
(倉田)出た。これが昨日、警察が追っていたスカジャン男。これは犯人の恋人が持っていた映像です。吉岡さんの予想通り、この2人は別人です。
(詩織)倉田くん、もう1つ調べてほしい映像があるんだけど。
詩織は倉田にさらなる依頼をしました。
文光寺の住職、黒木と寺男の田崎は森林を探索します。
幽霊の声がして、田崎は手をこすり合わせます。
(黒木)一人で大丈夫だよ
(田崎)住職を一人にしておけない。いたずら電話だったんですかね。うわ
(人魂)出してくれ。ここから出してくれ。この恨みはらさでおくべきか
人魂の声は詩織のスマホの音声でした。
それに憤慨する田崎。
(田崎)またあなたですか!いたずら電話も全く何がしたいんだ!
(黒木)どういうことですか?
(詩織)今のは火の玉の再現です。
(田崎)ふざけるな!あなた警察だろ?なんでこんないたずらを
詩織は事件の真相を究明します。
(詩織)いたずらではありません。人魂、いや、火の玉の正体についての仮説を化学で検証するためです。科学…はじめはこの辺りで目撃された人魂の正体について知りたいそれだけでした。可燃性気体であるメタンガスが発生していることがわかったんです。
(田崎)何を言ってるんだ。なんでこんなことでガスが。仮に発生していたとしても火の玉が発生するなんてあり得ない
(詩織)たしかに今日は火をつけましたが…私が火の玉を発見した日は、自然発火が起きていたんです。そこで、このあたりのふちを調べたところ原因が分かりました。ジホスフィンです。リンの原資を含む無機化合物で、空気中で自然発火する性質を持つ物質です。ここの土にはメタンとジホスフィンどちらも存在することが分かりました。これらの成分は、土の中に埋められたある物質、有機物から発生している可能性が高いです。有機物っていうのは小動物の死体とか人間の死体です。ここの土は雨が降ると水はけが悪く、一定の気温や湿度が保てる条件がそろっています。そういった特殊環境にある土が、有機物、つまり人間の死体の分解を進ませ、メタンとジホスフィンを発生させた。ここに埋められた人間の死体こそが、火の玉の正体でした。
詩織は、土にはメタンとジホスフィンが活かされていて、死体の分解が進んでいる状況を証明したのでした。
(吉岡)あなたは龍二と名乗っていた男の遺体を埋めましたよね。黒木さん。連続強盗事件の共通天はこの寺でした。 先日亡くなった草薙さんもこの寺の檀家ですよね
(詩織)歩容認証です。犯人の恋人の前に現れたスカジャン男と、寺の防犯カメラに映るお2人を歩容認証したところ、あなたと一致しました。科学がくれた答えです。
(吉岡)あなたは捜査を攪乱するために、現れて、恋人を匿った。寺に犯人がいないことを証明するためですよね
(田崎)なにかの間違いですよね、住職!
(詩織)人の目は誤魔化せても科学は誤魔化せません
(黒木)騙されたんだ。口車に乗せられて檀家の個人情報を渡してしまった。犯罪に使われていると知った時は遅かった。
なんと、黒木が龍二を殺して遺体を埋めた犯人でした。
匿名流動型犯罪グループの主犯格で、強盗犯の高橋龍二は、よく文光寺に説法を聞きに来ていました。
そこで、高齢者の終活事業をしていると名乗った龍二を信用してしまい、檀家の個人情報が入った名簿を渡してしまいました。
それをきっかけに、文光寺の利用者だった高齢者たちの命を奪った、強盗殺人が起きてしまったのです。
(黒木)色即是空 空即是色、全ての物事に絶対的な実態は御座いません。常に変化し続けています。
(高橋)大変有難いお話。有難う御座いました。実は私、高齢者の方に向けた就活を応援する事業を行っておりまして、高橋と申します。
(黒木)頂戴いたします。
(黒木)話が違うじゃないか。犯罪に加担することはできない!まさか強盗に入るなんて。警察に通報する。
(龍二)名簿返せばいいんだろ。騙されるほうが悪いでしょ。あんた金受け取ったよな。この寺はトクリュウの犯罪に加担した寺だって世間に晒しちゃうよ?また来るわ
突発的に黒木は、龍二を石で殴って殺害してしまいました
(黒木)あんな男を信じた私がばかだった。
(田崎)ご住職!お戻りになるまで私がしっかりと寺を守ります
(太田)裏の森で男性のものと思われる遺体が見つかった。事務所では世界にたった一つだけのスカジャンが発見されたそうだ。人魂を調べていたら殺人事件の真相にぶち当たるなんて、さすが科捜研の女。持っていますねぇ。当然だよ、男が家で頭なんかあげるもんじゃないんだよ。それが夫婦円満の秘訣ですよねぇ
(詩織)元です、元科捜研。
(吉岡)火の玉の正体、亮介になんて話す?死体が埋まっていたなんて言えないよね
そこで、科捜研に、亮介を預け、さくらや小沢、倉田などの大人たちが、科学を使って、火の玉の正体を教えました。
(さくら)亮ちゃん、お母さん仕事終わったって。
詩織はその夜、亮介を寝かしつけ、科学のヒントと、亮介が拓人と和解できるアドバイスをしました。
(亮介)メタンとジホスフィンが火の玉だ。明日、幼稚園にもっていく。科学は凄いんだよって。拓人くんに人魂は火の玉だって教えるの。
(詩織)亮介、聞いてくれる?火の玉が出る原因は沢山あってね、これはその沢山のうちの一つなの。火の玉にはまだまだ沢山分からないことがあるし、だから人魂だって思うお友達がいてもいいんじゃないかな
(亮介)うん、わかった。
(詩織)亮介は科学好き?
(亮介)大好き。みんなも科学好きになってほしいなー
(詩織)大好き。亮介、お母さんいいこと考えた。
詩織は翌朝、亮介の幼稚園でシャボン玉を作り、亮介と拓人が仲直りをするきっかけを作りました。
(拓人)科学って楽しいね。どっちが早くできるか競争。亮ちゃん待ってー
元科捜研の主婦(おんな)2話感想・みどころ
詩織の科学が、怪奇現象の真実を明らかにしましたね。
息子の亮介の友達との出来事をきっかけに、人魂の真相解明と、吉岡が捜査している、高齢者を狙った連続強盗殺人事件が繋がっているケースは面白みがありました。
シリアスとユーモラスな展開で進んでいくので、笑いあり、サスペンス要素ありです。
作中では、過去ドラマ「ライオンのいる家」で、愛くるしい演技が話題の、佐藤大空さん。
佐藤さんの可愛らしい声は、詩織のように母性本能を刺激されたり、ほっこりしますよね。
温厚な少年、亮太に今日も癒されました。
終活セミナーの業者を装っていた高橋が、トクリュウの主犯で、連続強盗事件の犯人でしたね。
品行方正な顔の裏がすぐに暴かれ、黒木はとっさの感情に任せて、自分の保身と恥を隠すために、殺害したことは愚かだったと思います。
お寺の住職が民間人を殺してどうする。
黒木を尊敬している口うるさい田崎が犯人かと思いましたが。
科学と歩容認証のダブルミーニングが真相解明に繋がり、見応えがありました。
副所長の加藤は何かしら裏の人間と癒着していて、詩織の立場を潰すつもりでいますよね。
彼だけが握る秘密もますます気になりました。