最愛

最愛1話 父が隠した娘への悲しい嘘!梨央という美女の秘密に迫る

最愛1話あらすじネタバレ

2006年岐阜県の白川郷・・・。

陸上部の寮長と顧問を務める父親をもつ梨央は、青春を謳歌し、彼女を時に静かに見守り、優しい愛を育む大輝と平凡な日々を楽しく生きています。

梨央は、東京の大学の薬学部会進学を希望する高校3年生でした。

白山大学陸上部の寮夫として忙しく働く父、麻美や達雄(光石研)に変わり、弟の優の面倒をよく見る世話好きで優しい女性でした。

その梨央が恋心を抱いていたのが陸上部のエースである大輝。

彼が出場する駅伝の地区選考会に駆けつけ、精いっぱい声援を送る梨央。

大輝もまた、梨央に想いを寄せており、彼女の推薦入試が終わったら告白しようとしていました。

天真爛漫で活発な高校生だった梨央と、大輝。

優勝16年ぶりの大輝は、姉の結婚式に向かう為に、梨央の父、達雄(光石研)に会場まで車で送ってもらうことに。

達雄は、梨央が亡き妻の代わりに、病気の長男、優(柊木陽太)の面倒を見たり、将来は、弟の為の薬を開発できるようになることを目標としていました。

びまん性軸索損傷という難病で、無意識に同級生を殴っていたことすら症状で、自分がしたことの記憶が飛んでしまう病気と闘っています。

父の朝宮が留守中、弟と部員たちの食事の世話などをすることになった梨央。

そこへ、梨央から忌み嫌われている白山大学薬学部の2年の渡辺康介(朝井大智)がやって来ました。

彼は大学内の友達と麻薬を吸っていて、そのことを梨央に隠しています。

彼が眠ってから、梨央は優の足に血がついていることを知り、異変を感じます。

その後、間もなく父の朝宮が帰宅したものの、どうやらただならぬ罪悪感を抱いている様子。

「ごめんな、お父さんがもう少し早く帰ってくれば、ごめんな」

梨央は、寮の部屋で勉強していて、気が付いたら布団でパジャマを着て寝ていたと話します。

その様子に、彼女に良くないことがあったのですが、朝宮は敢えて「何も覚えていないのか?」と問います。

翌日。

梨央は殆ど何も覚えておらず、寮でトラブルがあったと濁す朝宮。

大学受験の日、優のことが気がかりだと不安になる梨央。

実は、優がびまん性軸索損傷になったきっかけは、自分が目を離したすきに優が遊具から転落したことによるものでした。

また、梨央は、父の異変と、弟の足に血がついていることが拭いきれず、内面に不安を抱えていました。

浅草は大学受験を控え、東京に旅立つ娘を想い、敢えて「あの夜」何が起きたかを言いません。

翌日。

信じられない出来事が起きます。

朝宮がくも膜下出血で亡くなりました。

既に息を引き取った父の姿を目の当たりにした優はパニックを起こします。

慌てて白山大学の部員たちが駆け寄り、優を落ち着かせ、莉央はテストを終えて、慌てて帰宅。

ふと、莉央は、祖母、長岡恵(茅島成美)から言われ、父の遺影を家で探すことに。

ふと、あの夜、洗濯した父の服が血に染まっていることや、渡辺康介の衣類が血に染まってごみ袋に入れられ、家の蔵に隠されていたことを知り、ゾッとします。

梨央の頭の中で、彼に薬を盛られ、強姦されそうになった記憶が蘇りました。

それで、梨央は何も覚えていないのです。

渡辺の父、昭(酒向芳)は、我が子が行方不明になり、まだ心が安定しない梨央にまでしつこく詰め寄って、息子を見ていないか何度も確認を迫ります。

慌てて陸上部の他の部員や大輝が制止。

朝宮の葬儀に、弁護士の加瀬賢一郎(井浦新)が訪問し、梨央と優をサポートしてくれることに。

その後、梨央と優は、祖母の恵と共に、それまで言っていなかった、優に母親が違う事実を告げました。

一度、朝宮達雄は真田梓(薬師丸ひろ子)と離婚しており、真田は息子の政信を引き取り、梨央は達雄に引き取られました。

祖母の恵は今の梨央と優の将来を心配し、東京の大学に進学することを諦めようとしている梨央の心の揺らぎを指摘。

ふと、優は恵の元で暮らすことを決意し、姉の旅立ちを応援することに。

その夜、大輝は梨央を応援し、彼女を好きであることを伝えました。

2人は別れを惜しむようにハグをします。

弁護士の加瀬のサポートにより、梨央は実母の梓の元で暮らすことに。

これから着る服も、住む環境も、新しく出会う人も変わることを説明した加瀬は、必要な書類にサインすることを梨央に伝えました。

ところが、車で向かう途中、陸上大会で「白山大学」の選手として走る大輝の活躍が気になり、途中で加瀬に車から降ろしてもらいました。

大輝の活躍を歩道橋の上から見守る梨央。

梨央はその後、真田家の長男、政信と実母、梓と対面。

梓はにこやかに娘を迎えますが、政信はモラハラ気質で、梨央を受け入れないオーラを放ちました。

時は経過し・・・。

「真田ウェルネス」の社長、真田梨央(吉高由里子)は、「世界を変える100人の30代」に選ばれる気悦の実業家。

その彼女がかつて心を通わせたことがあった、宮崎大輝(松下洸平)と15年ぶりに再会した時、大貴は刑事、梨央は殺人事件の重要参考人でした。

なんと、渡辺の父親が殺害されて、川で遺体が発見されました。

その捜査を続ける刑事の宮崎大輝(松下洸平)や、コンビの桑田仁美(佐久間由衣)、捜査一係長、山尾(津田健次郎)は、梨央を疑い、彼女に接触。

大人になった梨央に、15年前と同じく、我が子の行方を知らないかしつこく訪ねてきた昭。

その様子は、「真田ウェルネス」の防犯カメラに記録されていました。

そして、宮崎は15年ぶりに梨央に刑事として再会し、話しかけますが、梨央はこれまでの明るい様子は微塵もなく、別人のようにしたたかで冷静沈着な女性へと変貌。

一方で、梨央の様子を警察とは違う動きで追っている、元新聞記者のフリーランスライター、橘しおり(田中みな実)と、「真田ウェルネス」の専務、後藤信介(及川光博)、情報屋(高橋文哉)らも、それぞれ、梨央と母、梓、梨央の実の兄、政信(奥野瑛太)の経歴、過去、隠された闇を追うべく、動き出します。

純粋な愛を育みながら別れた梨央と大輝は、容疑者と刑事という最悪な再会を果たしてしまい、取り調べを次回、受けることになる梨央の動きに期待!

最愛1話感想・みどころ

脚本はシリアスな展開が話題沸騰だった、杉咲花主演の過去作「夜行観覧車」などを手掛けただけあり、緊迫感溢れる中に、家族愛や、穏やかな人生を歩むはずだった梨央の人生が大きく変わりだす展開に息をつく暇もないほど引き込まれました。

優は、びまん性軸索損傷というなかなか稀に見る脳の病気で、あんなに普段は家族とも関係が良く、元気が良すぎるくらい明るくて、活発な子に見えますが、自分でも気づかぬうちに同級生に手を上げてしまうことがある症状が辛い。

最終的には梨央の幸せを心から願う優しい子で応援したくなりました。

梨央は将来も視野に入れた大輝との優しい恋、血のつながりはなくても、難病の弟、優を母代わりに思いやり、父の朝宮の愛情の元、親の離婚を経験してもすくすく育ってきた様子が伝わり、切なくなりました。

朝宮は最愛の娘が、渡辺に薬を盛られて強姦される寸前だった様子を恐らく、大輝を姉の結婚式場まで送った後に帰宅してから気付いた可能性がありますよね。

渡辺、どこか狂気が漂い、この男と梨央が2人きりになることは絶対何かリスクがあるだろうなと予想していましたが・・・彼を殺したのは現時点では、朝宮。

しかも渡辺って大学の仲間内で麻薬やっているし!中には陸上部のマネージャー、菜奈(水崎綾女)もいたけれど、彼女すらも梨央を助けてくれなさそうな気がしました。

しかし、朝宮が駆けつけたおかげで梨央は命も、体の異変もなく助かったのは間違いないですよね。

朝宮が大学入試へ行く梨央をひたすら気遣って、入浴中に話すシーンは親心を感じ、胸が詰まります。

「梨央と優を絶対に守ってやる」温かな愛を持った父、朝宮を違和感なく演じる光石研さんの演技が光っていて、泣けました。

梨央を純粋に想い、ひたすら一途に彼女を愛し続けた大輝が梨央と再会するシーン。

すっかり起業家として有名になり、あの頃の陽気で天真爛漫な彼女の面影すらないほど、冷酷そうで、謎めいた女性になっていて、愕然する気持ちも共感。

梨央を薬で眠らせた上に、性加害を加えた渡辺と、不審死を遂げるまでに、梨央が社長になって活躍して以降も、彼女に付きまとい、息子の行方を捜す渡辺の父(酒向芳)がただただ不気味で怖かったです。

父親として息子の無事を祈っているかもしれないけれど、梨央の顔をよく覚えていて、梨央に執着するシーンが、酒向さんの怪演でしたね。

真田家で新たな暮らしと自分を手に入れた梨央が、連続殺人事件の重要参考人としてフォーカスされていく2話に期待。

 

 

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