しあわせな結婚最終回あらすじネタバレ
15年前、妻の鈴木ネルラ(松たか子)の元婚約者、布施夕人(玉置玲央)を殺したのは、当時小学生だった弟、鈴木レオ(板垣李光人)でした。
レオを庇い、伯父の鈴木孝(岡部たかし)が、出頭したのです。
レオは自分の罪に向き合い、原田幸太郎(阿部サダヲ)に付き添われて、燭台をもって警察へ行きました。
幸い、レオは当時未成年だったので、罪には問われず、家に帰ることが出来ました。
そのことを帰って、ネルラに報告した幸太郎。
しかし、ネルラは予想外のことを言いだしました。
(ネルラ)15年間、みんなで頑張ってレオを守ってきた。あなたと出会って全てが壊れた。私達は出会ってはならなかったのよ。離婚してください
幸太郎の抵抗むなしく、2人が離婚してから1か月以上経過します。
孝は犯人隠避罪に切り替わり、死体損壊罪については既に時効によって不問になった。
(林)当時11歳であった甥っ子への親心で御座います。
裁判でネルラは幸太郎と顔を合わせることもなく、去っていきました。
裁判が終わってから、黒川に声を掛けられました。
(幸太郎)ネルラは先に席を立ちましたか?
(黒川)いえ、最後までいたと思います。離婚されたそうですね
(幸太郎)そちらは全てが目論見通りにいったようですね。この件でお宅の刑事部長は警視総監レースの本命に近づき、警備部長は左遷された。あなたは一課に残れた。完璧ですね。
(黒川)完璧なんですけどつまらないんです。虚しいってやつです
(幸太郎)人生ってそういうものですよ。虚しいかもしれませんが、どうせならもっと偉くなってください
職場の「原田幸太郎法律事務所」に着いた、幸太郎。
(臼井)今日も別れた奥様は見えてましたか
(幸太郎)俺のほうを見ようともしないで出て行ったよ
(臼井)腹立ちますね。あれだけ守ってもらって真犯人を突き止めてもらって事件から解放してもらったのにどういう了見なんでしょうか。
(幸太郎)あの家は特別な家だから。ああなるのも分からないじゃない。こっちも法律家として真実を明らかにするしかなかったわけだし、まぁ仕方ないな。
(今泉)世の中仕方ないことだらけですね。だから弁護士が必要なんですけど
(幸太郎)成長したね。目線の高い弁護士だったけど、今は俺達のところまで降りて来てる。素晴らしいことだ
(今泉)僕も色々ありましたので
そこへ、幸太郎からニュースホープのプロデューサー、倉澤ちか(堀内敬子)から電話がありました。
(臼井)誰?
(幸太郎)ニュースホープのプロデューサー。いやいやいや
(臼井)いよいよ復帰ですかね
堀内を客間に通し、話し合う幸太郎。
(倉澤)実はお願いがあって来たんです。ニュースホープのコメンテーター、お願いしたいんです。おたくの今泉先生に。この前こちらでちらっとお目にかかった時お美しいなと思ったんですけど、最高裁判事のお父様、東京高検公判部長のお母様、弁護士のお兄様、末っ子の今泉先生。華麗なる一族って視聴者も喜ぶと思うんですよね。お目目ぱっちりでカメラフェースもいいと思います。ぜひ、ご許可をいただけないでしょうか。
(幸太郎)俺はもう過去の人なんだ
ネルラは教師を辞め、教師以前行っていた美術館の修復の仕事を始めました。
ネットに晒されたレオは、アイドルのスタイリストの仕事を辞め、更生に向けて、デリバリーのバイトをしています。
幸太郎も「呪われた家族」といわれ、仕事を失いました。
布施の絵はオークションにかけられました。
レオを庇った孝は、執行猶予付きの有罪判決が下されました。
幸太郎の元に、ニュースホープの倉澤ちか(堀内敬子)が来ましたが、今泉をニュースホープの新コメンテーターにしたいという要望でした。
幸太郎はすっかり過去の人扱いです。
鈴木家にてー。
(ネルラ)検事さんの論告が厳しくてつらかった
(寛)そうか
(ネルラ)孝ちゃんの弁護士さんは迫力なかったわ
(寛)弁護士の腕に左右されてしまうんだな。
(ネルラ)そうね、私も今日そう思ったわ
孝がなんといおうと幸太郎君に頼むべきだった。いい旦那さんだったんだけどな
(ネルラ)あの人のことはもう言わないで。執行猶予はつくだろうから孝ちゃんもここに戻って来られるわね。
(寛)孝はもうここで暮らさないだろう。荷物は取りに来るだろうけど、その先は分からないな
(ネルラ)お父さんと私だけになってしまうじゃない
(寛)レオも孝も戻ってこないなら1階と3階は人に貸そうか
(ネルラ)事故物件だから安い家賃しかとれないわよ
(寛)ここで殺人事件が起きたんじゃないから問題ないだろ。
(ネルラ)孝のこともレオのこともこのマンションの写真も拡散されてるのよ。
(寛)レオは大丈夫かなー
(ネルラ)昔みたいにここで暮らしたい、みんなで力を合わせて立ち向かえるのに
(寛)この事件でみんな色々失ったけど、だからこそ次が開けるということもある。仕事どうする
(ネルラ)それが不思議なんだけど、東京文化美術館から修復の依頼が来たの。
(寛)ほら見ろ、良かったじゃないか
(ネルラ)依頼してくれた美術家は私の事情も知っていて、イタリアでの実績も知ってて、それでもいいからぜひって言ってくれたの。久しく修復をやっていないから私の技術が認められるか不安だけど
(寛)ネルラには次の道があったわけだ。禍福は糾える縄の如しだ。思った道を行きなさい
幸太郎は、弁護士で元恋人の内藤つばさ(小雪)とディナーに。
(幸太郎)この度は本当に有難うございました。東京美術館のことありがとう。心から感謝しているよ
(つばさ)待たせてごめんね。クライアントの話が長くて
(つばさ)全く私も人がいいと思うわ。あなたの別れた妻の為に、顧問弁護士してる美術館に頭を下げて事情も話して、イタリアでの評価ももりもりにもって、喋って契約させちゃうなんて。あのさ、別れたくないくらい好きならなんで簡単に離婚しちゃったの?辣腕弁護士なんだからいくらでも粘れたでしょうに
(幸太郎)君の手腕に乾杯
実はネルラの仕事はつばさがサポートしていたのでした。
(つばさ)私のこと原田幸太郎事務所で雇わない?今の事務所の社長ともそりが合わないのよ。もう結婚してとか言わないから。今日ってお礼のお食事会よね。こんなに呼吸が合ってるんだもの。仕事でも阿吽の呼吸でうまくいくと思わない?
幸太郎はネルラが朝食作ってくれたこと、それでも離婚しない頑なな意思を思い出すのでした。
(ネルラ)これ食べたら離婚届けとりに区役所に行くわ。お先にいただきます。
(幸太郎)ちょっと待ってよその気持ち何とかならないの?
(ネルラ)ならない
(幸太郎)
(幸太郎)考えが違ったって一緒に生きていくことは出来ると思うんだけど。
(ネルラ)そうね。でもこの件に関してだけはもう寄り添えないの
(幸太郎)じゃあもう寄り添わなくていい。だけどたった一晩で結論を出してしまうのはあまりにも早計だと思わない?
(ネルラ)思わない。幸太郎さんもな二か食べないとお仕事できないわよ
(幸太郎)やっぱり俺は離婚したくないよ。一緒にいたい。美味しいねこれ
(ネルラ)即席漬け。卵焼きも私にしてはまぁまぁ良い出来よ
(幸太郎)美味しいよ
ネルラは修復の仕事を開始。
主任学芸員の女性(手塚理美)からサポートを得ながら、仕事を覚えます。
幸太郎は事務所で布施の絵がオークションにかけられていることを報道で知りました。
ネルラへの想いが消えない幸太郎の元に、父の鈴木寛(段田安則)から電話がかかってきました。
(寛)ネルラが2日間帰って来ません。そっちに行っていませんか?
(幸太郎)来てません
(寛)携帯には反応しません。電源は切れていないようだけど
すぐに黒川に電話する幸太郎。
(幸太郎)ネルラが法廷から姿を消したそうなんです。一昨日の夜から今朝までに身元不明の事故があるか調べてもらえませんか
(黒川)分かりました。まずは東京s地裁からの足取りを追跡します
なんと、ネルラが失踪したという幸太郎が、慌てて、鈴木家に駆け付けると、寛とレオ、孝の姿がありました。
孝は拘留期間を終えて戻ってきました。
(寛)わざわざ来てくれて済まない
(幸太郎)あの警察に問い合わせたところ、交通事故とか被害者身元不明の事件と蚊はありません。意思をもって出て行ったのではないでしょうか。
(寛)新しい仕事が決まったんだよ
東京文化美術館は退職していません。でも一つの作品を完成させて、この2日出勤していないそうです。
(寛)ネルラの新しい職場を何で知ってるんだ
(レオ)この人には何でも見えちゃうだよ
(幸太郎)彼女の様子がおかしかったとかそういうことはないですか?
(寛)2階と4階なのでよくわからない
(幸太郎)食事したりされないんですか
(寛)2人だけになってからは一日一度は顔を見せてくれたけど、気になることはなかったな。むしろ修復の仕事を再開していきいきしていた。
(幸太郎)それならもう少しの間様子を見ても良いかもしれません。警視庁には頼んでありますが、一応届けも出しておきましょう。私は離婚しちゃったのでお父さんの名前で出します。申し遅れましたが、長い拘留生活お疲れ様でした。
(孝)ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした
幸太郎はネルラの部屋でパソコンから手掛かりを探すことにしました。
みんなの誕生日を入れるものの、パスワードが合いません。
すると、本文のない幸太郎宛のメールを見つけました。
(幸太郎)俺宛のメールだ。宛名しかない。復元できる可能性もあります。私に何か言いたかったのかもしれません。
そこで、刑事の黒川竜司(杉野遥亮)にメールの復元を頼むことにした、幸太郎。
(幸太郎)失踪している。事件性があるかもしれないとなれば、データを復元してもらえませんか?2日家に帰ってないんですよ。SSBCにねじ込んでもらえませんか?SSBCならできるでしょ
そこで、SSBCに頼み、復元してもらいました。
(手塚)消去されたデータですが、デジタルフォレンジック技術を駆使し、深層部から引き上げてます。全て復元に成功しました。
【ネルラの手紙】幸太郎様。今更こんなことを言うのはおかしなことなのですが、東京文化美術館の修復の仕事を私に与えてくれたのは幸太郎さんでしょ。美術館の顧問弁護士の名前に、内藤つばささんの名前を見つけて気付きました。私のことを今も気にかけてくれて有難う御座います。法廷では失礼な態度をとってしまい済みません。孝ちゃんの裁判は見届けないとならないと思ったけど、あなたを間近に感じるのがつらくてあんな態度をとってしまいました。でも今、何かを語ろうとすると私の頭にはあなたの顔しか浮かびません。孝ちゃん判決が出たら決着をつけようと思いました。布施の事件の始まりはもう1つの秘密がありました。あの事件の少し前、私はほんの遊び心で、布施の画風を真似た絵を描きました。布施は面白がって画商の三杉さんに私が描いた絵を自分の絵だと言って見せました。三杉さんは何の疑いもなくその絵にこれまで以上の値段を付けました。行きがかり上、次の作品も私が描くことになって、いつしか布施は絵筆をとらなくなりました。その後、仕方なく何作かは布施の代わりに絵を描きました。修復の仕事も忙しかったので、彼の代役との掛け持ちも厳しく。でも結局、布施の新しい絵は完成しませんでした。布施の焦りは次第に私や私への家族の憎しみになっていきました。布施はレオの誘拐偽装事件が起こし、あの事件に繋がっていった。幸太郎さんと別れ、我が家はばらばらになり、もうどうにもならないのだなと諦めていましたが、一つだけ気にかかるのは
(黒川)ここで諦めて本文を消した。ここで言いたかったことが失踪の原因ですか
ネルラは遊び心で布施の絵を真似して描きました。
(布施)【玉置玲央】嘘だろ
(ネルラ)この筆遣いとか配色とか構図のバランスとか学生の時からずっと見ていたからあわかるんだ
(布施)それにしても凄いな
ネルラは代役をして、過労で倒れてしまいました。
(布施)ごめんね、俺が甘えてネルラを頼りにし過ぎてた。これからは自分で描くよ。作工夫も変えて君に頼らず頑張ってみるから。次の作品が完成したら結婚しよう
(ネルラ)良かった。あなたなら頑張れるわ
(ネルラ)次は何を描くの?
(布施)君を描くよ
幸太郎はネルラが最後に言いたかった言葉をヒントに、ある考えが浮かんで、SSBCを飛び出していきました。
そして、ネルラがいたのは、オークション会場。
会場のスタッフとして潜り込んでいました。
そして、オークションに出品された布施の絵と称された自分の絵を壊そうとします。
そこへ幸太郎が。
(ネルラ)なにしてるの
(幸太郎)ちょっとそれ置こうか。その挟みで昔俺の髪を切ってくれたけど今度はこの絵を切り刻みに来たの?この絵を傷つけて罪に問われたいと思ったの
(ネルラ)私が遊び心であんなことしなければ、あの人は本来の道を堂々と歩めただろうし、今でも生きていたと思うから
(幸太郎)思うからなんなの?綺麗ごと言うなよ、ただの自己満足だろ。君は死ぬまで全てを胸にしまっておけばいい。そうすれば、布施は溶接の画家として永遠に語り継がれる。それが布施の誇りを守るということだ、この絵は明日、さらなる高値をつける。それでいいんだよ。私が悪いのみたいななよなよしたネルラはネルラじゃない。15年前のこと今更悔やんでも意味がない。過ぎたことは過ぎたことだ。今を大切に力強く生きればいい。君は股関節の女だろ。股関節を開いて力強く生きる女が素敵だと言ったじゃないか。もしそれで君が背負う苦しみがあるのなら、俺も一緒に背負うから。だからだからもう1回結婚しよう。離婚したくなったら離婚すればいい。そしたらまた追いかけてまた結婚しようっていうから
(ネルラ)しつこいわね
(幸太郎)好きになっちゃったんだから。しつこいんじゃない。粘り強いんだよ
(ネルラ)幸太郎さんが粘り強くて良かった
ニュースホープの新MCは、今泉になりました。
鈴木家は元に戻り、幸太郎とネルラはまた夫婦になりました。
(ネルラ)この人、全然、面白くない。やっぱり幸太郎さんがやればいいのに
(幸太郎)テレビはもうちょっとサービス精神がないとな。俺はもうお呼びじゃないの
レオと孝はマンションには戻らず、それぞれ自立した生活を送っています。
鈴木家恒例の食事会には参加します。
週に一度が月に1度になりました。
(幸太郎)ずいかけんのシュークリームです
(孝)来週誕生日だろ。煮込みハンバーグだよ
(幸太郎)美味しそうですね。レオくんはエビグラタン、お義理父さんは餃子、伯父さんは何もしない日
(寛)六法全書を覚えるくらいだから記憶力は抜群だな。ネルラがいなくなった時は心配してきたんだけどな。
(ネルラ)レオはやっぱり来ないのね
(孝)いやもうあれは驚いたな。レオにはレオの考えがあるんだな
(幸太郎)今日のことはメールで知らせてあるんですよね
(寛)ああ知らせているよ
(幸太郎)あ、レンコン
(ネルラ)レンコンは秋から冬にかけて一番美味しいの。これからが旬なのよ
(幸太郎)レンコン入りのハンバーグ触感がいいですね。
(寛)せっかく乾杯したのにしんみりしてしまったじゃないか。なんか寂しいな。こういう手の込んだ料理は孝がいないとな。戻って来いよお前だって個々のほうが安心だろ
(孝)俺、今、いるゴルフ場が大変なのよ。3か月待ちキャディになってるんだ。こんな俺でも雇ってくれたゴルフ場に義理は出来ないもん。
(幸太郎)心の問題です。法律的には自由です
(寛)孝には執行猶予付きだけど、レオには終わりはないだろうか。レオにはこの家にいると味方が多すぎるからな。1人で頑張らないと、次の道も開けないだろうな
間もなく、レオが遅れてきました。
(幸太郎)なに詰まらせたんだろ
(ネルラ)レンコンかしら
(幸太郎)やっぱりこの家は疲れる。家族は苦手だ
(幸太郎)久々の食事会疲れたな。
(ネルラ)来週は2人で誕生日会しましょう。幸太郎さんが生まれてきてくれて良かった。だからそれをお祝いしたいの。あ、お腹いっぱい。明日早いから早く寝よう
(幸太郎)もういいよ。別にめでたくもないし。
ネルラの独特な寝相を見て微笑む、幸太郎。
幸太郎とネルラは、夫婦としてまた新たな日々を生きていくのでした。
しあわせな結婚最終回感想・みどころ
ネルラが知るもう1つの秘密。
布施の絵を真似して遊び心で描いた絵を布施が画廊に自分の作品として出品し、あれよあれよと人気が出たこと。
後には引けないネルラが、ゴーストライターのように、布施の名前で絵を描き続けていたことでしたね。
布施がダメ男すぎる。
自分の仕事に責任を持たず、宙ぶらりん状態で、ネルラに依存しすぎると思いました。
ネルラも布施の甘えに応えず、心の自立を促してあげればよかったのにな。
布施の絵をネルラが模写しなくても、布施は自分を確立して絵を続けられなかった気がします。
幸太郎は、少し面倒なタイプだけど、繊細なネルラを支えていく頼もしさを感じました。
彼の言葉足らずで実直な姿勢は、ネルラを時に誤解させることが多いけれど、2人はあの病院で出会って、夫婦になれて良かったと思います。
ネルラと幸太郎が再開した時、ネルラは過去回でも思いましたが、鋏をせめて閉まってほしいなと思いました。
ゾクッとしたなんとも形容し難いネルラに飲み込まれながら、幸太郎の夫としての成長を感じました。
不思議で独特のテンポで動く鈴木家に翻弄されながらも、幸太郎は「鈴木さんち」というコミュニティでずっと心地よく生きていくんでしょうね。
鈴木家恒例の食事会が月に1度になってしまったけれど、新しい一歩を踏み出す鈴木家の団らんは、我が家に帰って来たような温もりがありました。
家族が苦手だと照れ隠しを言う幸太郎が微笑ましく、彼は生まれてきたからこそ、ネルラと夫婦になり、鈴木家で生きていく希望が出来たと思った最終回でした。