SUITS2020 11話あらすじネタバレ
大輔の家を出るという怜(吉谷彩子)。
コーラや麦茶を飲んでから帰った怜ですが、真琴とは職場でも気まずい空気に。
オフィスで自分とキスをした日に、幼馴染で既婚者の怜と関係を持った大輔に、呆れた真琴。
甲斐(織田裕二)や大輔(中島裕翔)、幸村チカ(鈴木保奈美)などに不正を暴かれたことで、「幸村・上杉法律事務所」での居場所を無くした上杉(吉田鋼太郎)。
彼は「ファーム」を去り、チカは早速、クリーニング業者に来てもらい、上杉が使っていた部屋を片付けるのでした。
一方、大輔(中島裕翔)は真琴(新木優子)にキスをしたその夜、幼馴染で元恋人だった怜(吉谷彩子)と関係を持ってしまい、それを真琴に知られてしまいました。
プライベートもぎくしゃくした大輔は、甲斐に呼び出され・・・。
事務所にとって最重要のクライアントの社長夫人、佐竹美喜子(映美くらら)の自宅を訪れます。
過保護な雰囲気のある美喜子の息子、信吾(伊藤健太郎)が、昨夜、パーティの帰りにひき逃げ事故を起こしてしまったという相談を受けることに。
両親を交通事故で早くに亡くした経験がある大輔は、信吾に感情移入するところがあり、甲斐はこの件から大輔を外そうと考えていました。
大輔は交通事故で両親を子どものうちに亡くしていることで、彼が仕事にきちんと集中できていない様子を見抜いていたのです。
甲斐は、今回の案件が交通事故だったことを知らなかったので、いつも通り、大輔を連れ立って依頼主の美喜子の元を訪れたのだと大輔に捕捉します。
両親のトラウマが蘇り、信吾にカッとなっていた大輔にこの件からは手を引くようにと忠告しますが、大輔は聞きません。
事故当時、信吾は急に人が飛び出してきて避けようがなかったと供述。
通報したのも自分自身で、被害者の男性も容態が安定しているとのこと。
その頃、蟹江は、甲斐や大輔と敵対関係にある東大ロースクールの視察者、真野麻子(MEGUMI)と会って別件で話し合っていました。
蟹江は帰社後、新入社員の面接にて、鮎川(恒松祐里)という女性が「良い人材」になりそうと期待を抱くのでした。
検察庁を訪れて、念のために根回しをしようとする甲斐と大輔は、かつて戦ったことのある検事の藤崎春香(上白石萌音)と再会。
示談を主張する甲斐と大輔に対し、被害者の容態が急変後、死去したことを告げてきて・・・
大輔は春香が転職を考えていて、甲斐と仕事がしたいと言ってきますが、それを甲斐が受け入れてくれるわけがないと大輔は異論を唱えます。
案の定、甲斐にもそれを伝えると、甲斐は春香と仕事をすることを断ります。
職場に戻ると、大輔は真琴とまた口論に。
自分を完璧な人間と思わないでほしいと言う大輔に対し、自分自身も不倫の一つ経験したけれど、だからこそ、大輔がおこなったことは簡単ではないと真琴は反論。
その後、事故の件で、信吾がひき殺してしまった被害者遺族を訪ねます。
彼らに示談書を持ってきて、信吾の件を和解してほしいと伝えました。
最初、信吾が事故を起こしたことで脳が衝撃を受けて亡くなった被害者の父は、「落書きしたり悪さの多かったバカ息子。示談なんて」と反論しますが、大輔の真摯な対応に感銘を受け、示談成立。
その夜、怜に対し、こうして会うことをやめようと伝えると、怜は「聖澤さんが関係しているんでしょ?」と言われます。
真琴のことは仕事のパートナーだと反論。
しかし、怜は「そういう曖昧な態度は女性に失礼」と毒づき、怜と大輔は別れました。
その後、急に信吾と美喜子に呼び出され、信吾に「示談成立」の用紙にサインさせました。
これで不起訴となり、信吾は示談成立になります。
しかし、信吾は、事故を起こした日、被害者の息子にもらったことを大輔と甲斐に言いづらくて隠していたのです。
大輔は信吾の甘い考えに怒り心頭。
さらに、過去に両親を亡くした時に、弁護士が本来ならちゃんと見なければならないことにあえて向き合わず、示談成立させたことを思い出して感情的になった大輔。
自分はあの時の弁護士と同じことをして、「金」で解決しようとしているとパニックに。
そんな彼を「その弁護士と君は”同じ”ではない。クライアントを裏切ることになる前に今回は、示談成立で進めたほうがいい」と少し厳しくフォローする甲斐。
しかし、大輔は「金で解決しようとする僕のほうが悪質」と過去のトラウマから自分の行動を後悔。
事務所では、蟹江が新人面接で、ハーバード卒の鮎川を採用することに。
ファームにとって良い転機になるはずが、大輔が本当はハーバード卒ではなく、偽名で「幸村法律事務所」にいる真相を彼女は知るのが早いと危惧するチカ。
同じ頃、大輔のことで、怜は真琴に謝ります。
真琴は怜に、大輔とは別れたことを告げ、お互いに和解することに。
大輔は、かつて自分の両親を裏切った弁護士、宮下に接触。
宮下は大輔にとっては因縁の相手。
両親の交通事故がありながら、加害者側と被害者遺族である自分と亡き祖母に対し、まだ大輔の両親のお通夜も済んでいないうちに示談の話をしてきたことを追求。
元々は、宮下に今の自分が置かれている状況が、宮下と大輔の両親の件と似ているので、どうしたらいいのか相談に行った大輔。
しかし、両親も自分も裏切った宮下に怒りをぶつけ、話し合いができませんでした。
春香を訪ね、信吾がドラッグをやって事故を起こしたことを伝えます。
しかし、信吾はもう既に不起訴になったと決定したと告げました。
大輔は「人が亡くなっている、やり直しを」と求めますが、春香は「あなたは検察に依頼人を売ろうとしている。あなたは間違った正義感を振りかざしているだけだ」と論破されてしまうのでした。
甲斐とも就業時間終了後に口論となってしまいました。
「弁護士は時に人を欺くことがあるからそれを妥協しなきゃならない」と言われ、反論する大輔。
甲斐からすれば、真っ直ぐな性格すぎる大輔は、時に弁護士として諦めが悪いことを指摘しただけ。
信吾を訪ねた大輔は、信吾に対し、「君のせいで人が死んだ。だからこそ、これからは真面目に人生を生きてほしい」と厳しく忠告。
その後、家を訪ねてきた真琴は、「自分を好きならば、自分に好意があるなら、ちゃんと大輔のありのままを伝えてほしい。怜が既婚だからとか他の問題なのか?」とさらに追及。
もやもやする気持ちや怒りを抱えたまま、二人はさらに溝が深まるのでした。
SUITS2020 11話感想・みどころ
大輔が過去のトラウマによって、仕事に集中できない様子を察した甲斐の優しさと厳しさが、大輔には伝わりませんでしたね。
大輔は優しい性分ゆえに、正義感が強く、しかし、今回の案件では、正しさを追求しすぎて、周りが見えなくなっている様子は、春香(上白石萌音)の指摘がずばりと当たっていました。
春香は涼やかな顔をして、毒舌で可愛さとミステリアスさが相まったところが魅力ですね。
今回はすかっとしないエピソードでしたが、大輔と真琴の仲も関係修復してほしいです。
上杉がファームを去ってからも、新たな敵となる鮎川(恒松祐里)が蟹江に気に入られている時点で、今後のスーツもますます見逃せません。
次回は、間宮祥太朗さんや竹中直人さんなど濃いゲストが続々、登場!