学園生活を中心としたドラマであるからこそ、現代の若者言葉がいくつか出てきました。
これは現在の10代にしか通じないのでは?と思ってしまいました。
でも、次々といろいろな単語・言葉を発信している若者は凄いなと感心させられます。
3年A組 今から皆さんは、人質です の1話で実際に使われていた言葉を振り返ってみました。
「エモい」とは?
茅野さくらを演じる永野芽郁さんが、水泳大会での優勝経験もある自殺してしまった影山澪奈を演じる上白石萌歌さんとの回想シーンでのことです。
仲良くなるきっかけとなった会話で「澪奈さんはエロい」「エロいを通り越してエモい」と発言しているシーンが印象的でした。
この時のエロいの意味合いは「色気のある」「大人っぽい」みたいなことでしょう。
そして「エモい」とは、エモーショナルという意味があるそうです。
感情を揺さぶられる、懐かしさや切なさのあるなんとも言えない感情を表現する時に使う言葉が「エモい」です。
基本的にはネット用語だったらしいですが、最近ではリアルでも若者が使っていることが多いらしいです。
つまり、さくらは澪奈のことを雲の上の存在みたいなクラスメイトだと思っていたようです。
実際に澪奈の写真を隠し撮りするほどまでに憧れの存在だったようですし、もう好きすぎて感情を揺さぶられているって表現だったのだと解釈しました。
「マインドボイス」とは?
1話で出てきた「マインドボイス」というSNSとは、どんなものなのでしょうか。
実際には存在しないもののようですが、Twitterには非公式アカウントとして「MIND VOICE」があります。
非公式ですしドラマとは関係ないと宣言していますが、ドラマファンからするとドラマの一部に参加しているような気分になれるかと思います。
そうして、どんどんフォロワー数が増えているみたいです。
リアルだとそのマインドボイスはTwitterと似ている感じなのかもしれません。
柊が事件の閲覧料として1人100円振り込むようにと投稿しているように、これからもこのマインドボイスを中心に話が進展していくんであろうと思います。
現代は若者を中心にSNSを利用している人が多い中で、未成年のSNSに関係する事件や問題は増えていく一方です。
顔がわからないSNS上のやり取りだからこそ、人を追い込んでしまうことになるという問題は現代のネット社会となっている問題を取り上げているピッタリのテーマでしょう。
実際に中高生の視聴者の心に突き刺さるメッセージのあるドラマになるんじゃないかと思います。
柊の「レッツシンク」とは?
柊がところどころで使っていた「Let’s think」という言葉、しっかり決まっていました。
これはたぶん柊のキメ台詞のようなものなんでしょうか、菅田将暉さんがカッコ良かったです。
ちなみに意味は「考えてみよう」ということなのですが、1話では訳のわからないまま生徒達は人質になって、生徒達を煽っているようなシーンもありました。
なので、この「レッツ シンク」もなんとなく煽っているというか馬鹿にしているようなニュアンスに受け取れました。
こんなありえない状況下の中、ここまでして柊はきっとなにかを生徒達に伝えたかったのでしょう。
先生を舐めきって澪奈のことを死んでまで悪口を言って、さくらを平気で殺される人物に差し出してしまおうとする最低なクラスです。
ここまでしないとこの生徒達には、何も伝わらないのかもしれません。
ドラマが進んでいくにつれて、命の大切さや人を思いやる気持ちとかを「考えてみよう」って柊も真剣に生徒達に訴えかけてくるんじゃないでしょうか。
同じ言葉でも、ドラマの後半は違ったニュアンスに受け取れる言葉かと思います。