Believe~君にかける橋~5話あらすじネタバレ
無実を証明する重要証拠である、アルバムと領収書を取り戻すべく、脱獄した狩山陸(木村拓哉)。
刑事の黒木正興(竹内涼真)は、血眼になって、陸を追い詰めます。
しかし、狩山に証拠を手渡そうと決意した部下、南雲大樹(一ノ瀬颯)が、行く手を阻もうとする狩山の弁護士、秋澤良人(斎藤工)と階段で揉めて、転落しました。
南雲は重体になってしまいました。
最早、これまでかと狩山はついに観念します。
愛する妻の玲子(天海祐希)に、出頭することを連絡し、まさに交番の前に行こうとしていました。
脱獄の際に、負った深い傷のせいで、肋骨が折れ、意識が朦朧とする狩山。
そんな彼を呼び止めた者がいました。
「狩山さん!」
軽トラックに乗せて連れ去った、その男、半田豊(田中哲司)は、女子高生殺人事件で、娘を失った被害者遺族でした。
「随分うなされてたぞ、殺される夢でも見たか?」
「ここは?」
黒木は、絵里菜から、南雲が狩山と繋がっていた情報を掴みました。
「南雲さんに、狩山に会ったらおしまいだって忠告しました。狩山に私達の将来を壊す気はありません。」
その頃、家で狩山の逃走のニュースを見ていた玲子(天海祐希)は、夫の身を案じていました。
彼はなんと、自宅がある静岡まで、狩山を連れ去ります。
狩山を宿泊させた彼は静かに、狩山を寝かせたドアを締めます。
狩山は夜、玲子と焼き肉を食べている夢を見ました。
諦めなければ願いは叶うと信じてきた…もう設計図は書き直せないのだろうか?
「おう、寝てろ。骨が折れているみたいじゃねぇか。夕べは手荒な真似をしてすまない。
「富士宮大橋の半田さんですか?今、俺…」
「ムショから逃げているんだろ?ニュース見た。役肉弁当をくれただろ。あんたに頼みたいことがあって連れてきた。」
そこへ、一人の若い女性が狩山にお茶を持ってきました。
「古い知り合いの田中さん。娘の紗月、今看護学校に通っている。」
狩山に看護学生の次女、紗月を紹介した、半田。
黒木たちは、付近周辺の情報を徹底的にあたる事に。
一方、龍神大橋崩落事件の全責任を狩山に押し付けることで、事なきを得ていた帝和建設。
口止め工作を合作し、社長の磯田(小日向文世)ら上層部から、警察より先に狩山の居所を掴むように依頼されていた秋澤が、不審な行動をとり始めました。
「車体が低いトラックが工務店が使っていることが多い。資材を運ぶのに便利なんだ。」
そう語るのは、桑原常務(岩谷健司)。
「しかし今は手掛かりがありません。狩山君の居場所がわかったらすぐ会いに行きます。」
「それは辞めたほうが良い。警察に疑われますからまずは私が会いに行きます。」
狩山の担当弁護士、秋澤(斎藤工)と帝和建設社長、磯田も、狩山の居場所を突き止めようとタッグを組みます。
その頃、玲子の病院では、井本奏美が手術前に失踪したことが分かりました。
手術を怖がる彼女に、医師の石原は、「3歳の子も6歳の子も頑張っているよ。」と声を掛けてしまいました。
奏美は発作が起こりやすいリスクを持っているので、玲子含めた医療スタッフは大慌てです。
狩山は、半田に言いました。
「あの、俺もう出て行きます。お世話になりました。」
「怪我が治るまで寝てろよ。」
「出頭する前に…やらなければならないことがあるんです。」
「動けるなら一緒に来てくれるか?」
ここで、紗月に声を掛けられます。
「お父さん、学校行くね。」
「あ…昨日は有難う御座いました。」
「いえ。じゃあもう私学校行くね。」
「遅くならないように帰れよ。」
「いつも同じことばかり言わないでよ。行ってきます。」
半田は自身も建設現場で働いていて、昔、お世話になった「田中」として、自分の仕事現場に、陸を連れて行きました。
「この部屋今、2件幅なんですけど、2.5件幅に変更できないかと思って。」
同じ現場で働く半田の同僚から相談を持ち掛けられる、狩山。
「俺はこの仕事を最後にもうすぐ工務店を畳もうと思っている。知恵をくれないか?」
「田中」として、半田の同僚、荒井と親しくなりかける、陸。
「半田さんが娘さんが亡くなったの知ってますよね。」
「あ…はい。」
「あんな亡くなり方したらしんどいよな。」
夕方、帰宅した陸と半田。
娘の紗月が陸に、半田の服を貸してくれました。
「うちのお父さん心配性で」
「お姉さんのことですか…ごめんなさい、余計な事言いました。」
「姉は、父と同じ建築関係を目指していました。誰かに殴られたような痕があって…彼氏と会ったかもしれません。警察も捜査を縮小させました。私は事件のことを忘れて前に進みたい。捜査を縮小させる警察に行っても無駄だと父は言っていて、相手の家を見に行ったり、倉庫を隠していたり、復讐を考えているんだと思います。ああ見えて義理堅いので会社の人達に迷惑かけたくないんじゃないかなって。父を止めてもらえませんか?」
「あの…自分の事を…」
「あのお父さん、田中って言ったり、鈴木って言ったりバレバレですよ。お願いします。父を助けてくれませんか!」
紗月から、半田の不安定な暴走を止めてくれるよう、頼まれた、狩山。
鬼気迫る執念で狩山を追う、黒木たちは、半田の車のナンバーを突き止めていました。
玲子は、患者の奏美を探していました。
奏美は公園のベンチに座って、ヒップホップダンスを踊る女性を診ていました。
「長いお散歩だったね。」
「あんなふうになれたらええな。そのためには手術しなきゃいかんこと分かってる。でもどないしても怖い」
「うん…怖いよね。怖くて当たり前。みんな恥ずかしくて言わないけどね。怖いって言える奏美ちゃんは勇気があると思う。」
「今日は唐揚げだよ。」
「まぁまあやな。」
「好きじゃん、唐揚げ。」
奏美を無事、保護して病院へ連れ帰ろうとしていた矢先、玲子は立ち眩みを覚えました。
玲子はすぐ点滴を受け、処置をしました。
狩山は、半田家で、玲子に手紙を書いていました。
「玲子へ。すぐに出頭できない事情ができた。俺はお前との約束、破ってばかりだな。」
それぞれが思い思いの夜を過ごす頃、南雲が目を覚ましました。
南雲は翌朝、訪ねてきた桑原常務と、磯田が見守るなか、うっすらとした意識です。
「南雲、わかるか?なんでこのSSDM持ってきたか教えてくれ。」
桑原が話しかけるものの、南雲は周囲の状況が分からないのか、ぼんやりしていました。
秋澤と絵里菜は、陸の情報を共有する形で、協力します。
病院から、全員が外に出ると、黒木が千佳と待ち構えていました。
「あなたたちは独自で狩山を追っていますよね?公務執行妨害になりますよ。」
半田と建築現場で働く、陸。
「なんで脱走した?あんたが設計図をミスするわけない。あの裁判はインチキだったんじゃないか。警察や検察は必ずしも正義の味方ではないからな。さっさと食べろ、紗月が食べ残したら悲しむ。妻を亡くしてから、娘たちは頑張ってくれた。」
病院で仕事に復帰した、玲子は奏美から心配されました。
「この前、立てへんかったでしょ。大丈夫なん?」
「私ね、ちょっと面倒な病気なの。誰にも言わないって約束してくれる?」
「治るん?」
「治ると信じている。奏美ちゃんも手術で乗り越えられるよ。」
「もし私が手術頑張ったら、師長さんも頑張れる?もし、3つ下の旦那さんも喜んでくれはる?」
「よく覚えているね。」
奏美を励ましながら、玲子も自身の病気と向き合う事に。
黒木は千佳と共に、狩山が玲子に宛てた手紙を手掛かりに、藤枝というキーワードが引っかかりました。
さらに、郵便局を訪ね、玲子に宛てた手紙の消印から、狩山が静岡県藤枝市にいることを突き止めるのでした。
秋澤は絵理菜(山本舞香)とレストランで会いました。
「南雲が知り合いだった、半田工務店です。」
絵里菜は南雲と半田が仕事で知り合いだったことを秋澤に打ち明けました。
「ずっと気になっていましたが、黒木さんが狩山さんを追うのはお兄さんの復讐のためですか?」
「あはははは」
「いい加減手の甲を見せて下さい!何を考えているやら…」
熱くなる千佳をからかう、黒木。
その後、何者かからの着信で、半田工務店と陸が関係している情報を掴んだ、千佳。
半田家。
「紗月さんから聞きました。半田さんが復讐するんじゃないかって心配しています。」
「あんたになにがわかる。俺は我が子を失ったんだ。弥生はまだ22歳だった。」
「半田さんの後を継ぎたかったみたいですね。」
「現場をよく手伝う親思いの良い子だった。警察は現在進行形の事件ばかりおって。」
「紗月さんはどうするんです?お姉さんは被害者なのにお父さんが加害者なんて。」
「俺は捕まらない。教えてやるよ、なんでお前を拾ったか。犯人殺して、お前に罪を着せようとした。あんたなら適役だろ?それが俺の頼みだよ。」
「半田さんの仕事ぶりをみればそんなことができないと思います。」
「甘っちょろいこと言うな!あんたはもう橋屋じゃない。脱獄した犯罪者のくせに。」
「わかるんです。半田工務店の皆さんは家族だなって。次女の紗月さんも工務店の職員さんにも恵まれています。自分はでかい仕事をしたくないと思ってきました。でかい仕事って大きなものを作ることだけではないんだなって思います。」
「うるせぇ!黙れ!回りくどい止め方しやがって。あんた口が上手いからな。俺は騙されない…騙されないよ。」
陸の優しさが心に沁みて、思わず涙する、半田。
その後、黒木が訪ねてきました。
「ご無沙汰しています。警視庁の黒木です。捜査本部は捜査を縮小していますが、弥生さんの御仏壇に手を合わせられるように…」
「警察は似たり寄ったりだな。」
「今回は別件で連絡しました。狩山陸という人物が逃走しているんです。もしかしたら旧知の半田さんのお宅にいらっしゃるのではないかと思って。」
「なんでだよ、昔一緒に仕事しただけだ。」
「半田工務店の車に、狩山さんに似た人がいて。あ・・・済みません、失礼する前に、弥生さんの仏前に手を合わせてもよろしいでしょうか?何か不都合でも?」
「どうぞ。」
狩山は紗月によって、奥の倉庫へ匿われました。
「どうぞ、犯人が捕まるまで仏壇にはしたくないんだ。」
陸はこれ以上、半田にこれ以上、迷惑をかけまいと倉庫で、包丁を見つけました。
「お茶、お持ちしました。」
「下の子だ…」
紗月が、黒木と千佳にお茶を運んできました。
しかし、狩山は出頭する決意ができ、みんなの前に姿を現しました。
「刑事さん、ご迷惑をおかけしました!自分が狩山陸です。」
「初めまして、狩山さん!」
狩山は追跡されているものの、あまりよく顔を見ていなかった、黒木を見て愕然とします。
彼は狩山が無実の罪で逮捕された、帝和建設の事故で、犠牲になった若松(竹内涼真)と瓜二つだったのです。
狩山は、若松と黒木が一卵性双生児であることを知りません。
Believe~君にかける橋~5話感想・みどころ
陸をとっさに連れ去った、半田は心に深い傷を抱え、人を憎んでいて、目が寂し気でした。
「お前に俺の何がわかる」の状態で、妻が既に亡き後、懸命に育てた娘たち。
しかし、長女の弥生は、何者かに殺された可能性があり、警察の捜査が縮小され、人間不信になったり、復讐を果たす為に、最後の仕事をしようとする半田に心が引っ張られました。
狩山は、彼の本当の人間性を見抜き、道を踏み外さないように説得するものの、半田の心はぐらついていましたね。
そして、陸を思う唯一の味方は、妻の玲子だけ。
黒木も、帝和建設代表の磯田も、南雲の恋人、絵里菜も、みんな狩山の周りは敵だらけで胸が痛みます。
自ら出頭した陸が、黒木の顔を見て、目を疑うのは分かります。
龍神大橋の事故で犠牲になった、若松そのものですから、思わず、目の錯覚かと思いますよね。
バディの千佳に指摘されたように、黒木も双子の兄、若松への復讐に駆られ、狩山に執着していて、切ないですね。
陸との出会いを通して、過去の痛みから人を憎む呪縛に捉われた周囲が幸せになってほしい5話でした。