相棒21

相棒21 4話 人生捨てたもんじゃない男の幸せ

相棒21 4話あらすじネタバレ

堂島(矢柴俊博)は遺書とロープを用意し、自死を考えていました。

カレーが欲しいと行きつけのバーへ。

右京は偶然、堂島と隣になります。

その頃、亀山は捜査でキャバクラにいました。

妻の美和子(鈴木砂羽)は、「小手鞠」の女将、小出茉莉(森口遥子)の店にいて、夫の電話の音声に、女性の声が漏れていて怪しみます。

しかし、本当に亀山は捜査で、のちに右京と合流。

右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)は、乗り込んだタクシーで血液が付着したマフラーを発見。

運転手から直前の乗客の情報を聞き出しますと、問題の男が帰宅前、唐突にロープを買っていたことが発覚します。

不穏な空気を察して、痛惜すると、男は両親の遺産を食いつぶす、堂島(矢柴俊博)。

堂島の周辺で何か起きていないか捜査した亀山は、捜査一課の、伊丹(川原和久)や、芹沢(山中崇史)、出雲麗音(篠原ゆき子)に尋ねます。

しかし、一家は先月発生した強盗事件で多忙。

右京は堂島が何らかの事件を起こして自死を考えていると睨み、彼を尾行。

行きつけのキャバクラ「ジェネシカ」のキャストから、最近店に来ていないことを指摘されます。

警察を名乗るのは危険と考え、身分を隠して、先程のバーで、カレーの話をしながら、接触開始。

彼が金に物を言わせて、女性を泣かせる遊び人と有名。

「ジェネシカ」のキャストの間でも彼の悪評は知られており、最近会っていた若い女性と新生活を始める準備をしたことを知ります。

右京も親しげにカジュアルな会話を重ねながら、堂島が強盗事件があった際に、青山の珈琲ショップにいたことを特定しました。

動揺する青山の様子を探りながら、右京は堂島チャップリンをお互いに好きだと話し、距離を縮めました。

亀山はコーヒーショップのごみ箱から、堂島と深い関係にある女性の名前が書いた夜のお店のレシートを発見しました。

名前は西村由季で、由季が最近住んでいたアパートを退去せざるを得ない状況で、しかも金髪の柄の悪い男性と交際していたことが判明。

右京もある男性に堂島が由季と別れてほしいと迫っていることを知りました。

由希はなんと、堂島の娘で、家庭の事情で彼らは一時期、親子として一緒に暮らしていたものの、由希の交際相手の件で事件に発展した模様。

由希が置いていった荷物には、早苗と名乗る人物から、由希と堂島が親子であることを既に知っている内容が綴られていました。

右京は、チャップリンの話題を引き合いにして、ラストシーンが泣けると答えに寄り添います。

愛した男が金持ちのふりをしたホームレスなら、盲目だった女性が見えるようになった時の失望は大きいと話します。

バーのマスターのミツルも同調。

その頃、亀山は堂島の行きつけのキャバクラのママと接触。

結婚の話題になると、昔の女性の件を引きずっていると話す、ママ、輝子。

幸せそうな堂島を見て、その女性「しろちゃん」は、早稲田のキャバクラ勤務。

堂島の件の接点を調べ、キクチという前科者の男と交際しており、なんと捜査一課が追う指名手配中の被疑者、菊地。

右京と薫は別行動をとり、同時化と血の付いたタクシーとの関連性を捜査。

堂島は右京に、跡継ぎ目的で養子に引き取られ、両親の期待に応えられるように努力を尽くしたが、うまくいかない現実を痛感。

酒屋の女性と交際し、その子と結婚の約束をして、料理ができることを活かして、小料理屋を経営。

両親からは勘当され、店の経営は傾き、知人からお金を借りても、女性は母親の肩身の指輪さえ売ろうとした状況。

女性を捨てて、父の会社を継ぎ、両親の言いなり。

それでもうまくいかず、自分の人生に悲観的になっていました。

サイバー対策課の土師に頼み、亀山は彼から、菊地が同じマンションの大家を揉めたついでに殺害。

菊地は警視庁の取調室で伊丹や芹沢、麗音から取り調べ中。

亀山は菊地に由希と別れるように由季の父の堂島が説得していたことを一課の伊丹達に話しました。

その後、捜査一課の伊丹達は、西村由季が殺害されていることを発見。

また、右京は堂島とバーで、菊地に由季が殺されたことを伝えました。

堂島は右京が警察だと見抜き、彼が身分を隠したことに呆れ、動揺。

堂島のマフラーに血が付着していた事で、堂島の身を案じていました。

由季と堂島は以前、会っていて、由季は菊地が借金を抱え、彼の借金返済に必死になっていました。

堂島は菊地に借金返済させることをやめさせ、5千万円を彼に渡しました。

由季を尾行したものの、彼女は刺されてしまいました。

父が駆け付けたものの、「あんたのせいよ。あんたのせいで…」と恨むように言って息絶えました。

堂島は無理やり自分が別れさせようとしたから、由季は殺されたと責任を感じ、心に深い傷を負ってきました。

バーのお店のカレーを最後の晩餐にしようとしたのです。

自分は今まで、何も成し遂げず、人生で人と深い絆もなかった、娘の為に変わろうと、生活を変えようとしていたが、我が子さえ守れず、「余計なことをした」と後悔。

しかし、右京は由季が堂島の実の娘ではなく、最初から空き巣の常習犯の菊地とグルだったことが判明。

由季へと書かれた手紙も偽造。

菊地は、空き巣の被害者は、久保充で、なんと彼が本当の堂島の子供だと知りました。

母が1年前に商売をしていて、充の母こそ、堂島の元交際相手の女性だったのです。

充は母が料理屋をしていた時に、一緒に働いていた思い出を今でも大切にしていました。

キャバクラのママ、輝子は堂島の事を実は心配していて、彼には幸せになってほしいと右京に伝えていたのです。

堂島は自分が父であることを伏せ、我が子、充とカレーを食べます。

捜査一課が踏み込もうとした際、右京と薫は堂島親子を気遣い、まだ立ち入らないように伝えるのでした。

 

相棒21 4話感想・みどころ

家が裕福でも、親の理解が得られず、真の愛情よりも後継者目的で養子に引き取られた堂島。

彼の周りには、彼が気づかない幸せが身近にありました。

ようやく出会えた愛娘と思っていた由季は空き巣の常習犯、菊地とグル。

由季の家に身を寄せる形で潜伏し、一緒に堂島が娘を思う気持ちを利用して、奪った5千万円を山分けようとした黒い魂胆。

堂島はようやく自分の自堕落な生活を改善しようと足掻き、自分の幸せを見つけようとしていたのに・・・。

彼自身の本当の幸せに出会えてホッとしました。

堂島が当時、交際し、結婚まで考えていた女性の子供が、バーのマスターの充。

充が気立ての良い優しい青年に育ったことも、堂島にとって小さな幸せではないでしょうか。

子供の為に一生懸命になろうとしていた堂島を弄ぶ菊地と由季は、それぞれに天罰が当たったかもしれません。

死すら考えようとしていた彼が、右京と薫が事件追ったことで、人生に少し光が差した温まる4話でしたね。

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