青のSP(スクールポリス)5話あらすじネタバレ
岡部のことで、美術部の女子生徒、涌井美月(米倉れいあ)へのセクハラについて、涼子にも、美月本人にも追求した嶋田。
涼子には、「あの事件には公表されていない事実がある。小川香里が乗っていた自転車にはブレーキのワイヤーが切断された痕跡が残っていた。香里は殺されたかもしれない」と口にします。
さらに、セクハラの件は岡部を学校から処分させることで片付けたけれど、この学校はまだ何か隠していると伝えました。
涼子と嶋田の声を聞いていた美月は、香里が当時、セクハラのことについて助けようとしていた際に、触れられたくなくて、「ほっといて!」と香里を突発的に突き飛ばし、香里が頭を打った記憶がよみがえるのでした。
涼子は木島に嶋田がやはり、香里のことが目的でスクールポリスとして勤務している様子を報告します。
男子バスケットボール部の生徒、アレン徳永(川村ジーモン・凛一朗)が同じ3年生部員の市原健太(奥智哉)と西田雄一(池田優斗)からいじめを受けていることが発覚。
アレンを部活中にいじめる様子を見ていた柴田(泉澤祐希)から報告を受けた涼子(真木よう子)は、西田に代わって、アレンをスタメンにした自分のせいだと責任を感じます。
涼子がアレンをスタメンして、西田を外したからでした。
心配する涼子や柴田を前に、アレンは、「もっと部活でスタメンで活躍できるようにうまくなりたい」と明るく振舞うのでした。
尚更、気に掛ける柴田(泉澤祐希)に対し、「先生の行動はイタい、俺は大丈夫だから」と話す始末。
西田と市原の嫌がらせは、アレンの家庭が貧困であることや、背が高いことをからかう言動が部活でも目立ちます。
そんななか、アレンは学校生活に馴染めない美月(米倉れいあ)だけは普通に会話することができ、アレンも美月と打ち解けていました。
美月はアレンに「肌の色なんて関係ないじゃん」と言い、アレンは美月に対し、「幼稚園の頃から外国人であることでいじめを受ける事がもっとひどかったけど、今はマシ」とこぼします。
その夜、尾崎(升毅)と共に嶋田のことを報告し合う木島(高橋克実)。
嶋田について、木島は、彼がスクールポリスとして勤務しているけれど、別の警察に交代させるべきでは?と提案。
それに対し、様子を見守るのはどうかと返答し、スクールポリス制度に関し、賛否両論が入り乱れていて、波風は立てないほうが良いと話す尾崎。
そんなある日、市原が帰宅途中に何者かに襲われる事件が起こり、市原は相手の顔を見ておらず、犯人はアレンだと決めつけました。
西田はアレンを突然、殴りつけ、教室内で揉め事を起こしました。
そんな西田に対し、美月は自分がスタメンになれなかったからアレンを一方的に犯人と決めつける行動がダサいと呟きます。
さらに、アレンに対しても、抵抗できない行動に対して、「ダサい」とこぼすのでした。
西田も次の標的は自分に違いないとアレンを激しくけん制しますが、それでもアレンは何故か、西田を庇う行動をとり続けます。
アレンは、入学式当時は、西田のほうからバスケットボール部に入らないかと声を掛け、当初は打ち解けていることを話しました。
さらに、元々友達だったけれど、スタメンの件で関係が今のように険悪になったとのこと。
嶋田(藤原竜也)は、聞き取り調査を開始。
なんと、襲撃現場にアレンの生徒手帳があったのです。
そのことで、阿部(音尾琢磨)血の気が多いからアレンでは?と疑います。
柴田はアレンが3歳の時から日本にいることを話し、アレンの性格もそんなことをするような人間性ではないことを強く訴えるのでした。
アレンは自らの犯行を否定し、生徒手帳を紛失したことを嶋田と三枝(山田裕貴)に話しました。
アレンは後日、登校せずに、不良のたまり場にいました。
そこでは、「マー君」と呼ばれたアレンと同じアフリカンアメリカンの年上の男性が複数いて、アレンを「仲間」と称して、都合の良いように利用しようとしていたのです。
さらに、西田を襲撃したのも、マーカスという男を含めた不良グループでした。
そのことを問いただしたアレンは、彼らから「仲間が傷つけられたら黙っていないよ、それに、アレンが外国人だからって西田たちに嘗められないようにしたかった」と言われ、複雑な心境を抱いていました。
マーカスは登校しないアレンに、不当な方法で入手した偽物のバッグを届けてほしいと頼みました。
なんと、アレンが住んでいる地域にいて、ジュワニやマーカスたちは犯罪を犯して逮捕されずにうろついていたのです。
そのことを調査した三枝は、嶋田に報告。
「肌の色が違うだけで、外国人を差別することは未だにある。」と話す三枝に対し、「悪い事をする奴はそれなりにちゃんと厳しい対応を受けなくてはならない」と返す嶋田。
涼子は授業中に、過去にいじめを受けていた女生徒が授業中に飛び降りたトラウマがふいに蘇り、生徒たちを混乱させてしまいます。
柴田は涼子の異変に気付き、アレンを助けに行こうと誘うのでした。
アレンは西田たちにバッグを持って移動しているところを追いかけられ、バッグの中身を川に投げ捨てられました。
美月はマーカスたちとアレンが一緒にいる事を既に知っていて、アレンの事を気に掛けますが、ストレスでアレンは自分自身がどうしたらいいか分からず葛藤します。
夜に、三枝はマーカスたちが違法薬物をしていることなどを含めた別のたまり場を特定。
翌朝・・・
しかし、頻繁にマーカスたが「居場所」の場所を買うテイルことを知り、四苦八苦。
その頃、西田はマーカス達に声を掛けられ、アレンの居場所を尋ねられますが、すぐ誘拐されてしまいました。
楓(山口紗弥加)はすぐに警察に通報。
かつて嶋田から「逮捕」され、補導を受けたのち、改心した女子生徒、三村翔子(吉柳咲良)から、西田がアレンの知人に誘拐されたことを伝えました。
三枝は嶋田と会い、アレンの居場所を手分けして探すのですが、「たまり場」を頻繁に変えるマーカス達に苦。
涼子は、アレンを見つけ出します。
アレンは、「西田なんかもうどうでもいい」とやさぐれます。
「アレン君、それ本心で言っている?自分にようやく居場所をつくってくれたのは西田くんでしょ?今、アレン君が現実から目をそむけたらアレン君は一生後悔するよ」と涼子は強く諭します。
誘拐された西田は、マーカスたちから目を覆いたくなる暴力を受けており、煙草を顔に押し付けられそうになる寸前、嶋田や三枝たち警察が到着。
西田はバッグを川に捨てたことをマーカス達に既に知られていて、誘拐されたのでした。
嶋田はわざと、西田に自分がアレンをくだらない理由でいじめたことを後悔させるために、誘拐犯のマーカス達が放った火で燃え盛る周辺にいる西田を突き放しました。
「部活で外されたからって、人をいじめる奴は丸焼きでオッケーだよな」とあえていつも通り、西田に厳しく接する嶋田。
いたたまれなくなり、アレンは西田は大切な友達だと気付き、自ら火の中に飛び込んで西田を助けて和解します。
嶋田や三枝はその様子を見て消火器でただちに火を消しました。
アレンの件が解決したかと思いきや、岡部(遠藤雄弥)の居場所を三枝が特定。
岡部は一人、街中を通る高校生を見ます。
涼子はそのことを嶋田から聞き、岡部が香里を殺したかどうかを突き止めるという言葉を聞いて、香里と嶋田の関係を問いただしました。
すると、嶋田は「香里とは愛し合っていた」とこぼします。
そう、嶋田は恋人だった香里の死の真相を突き止める為、スクールポリスとして赤嶺中学にやってきたのでした。
真実が明るみになるにつれ、ついに居場所が特定された岡部。
涌井美月にした彼の人として許されない「開けてはいけない扉」を嶋田は来週、開ける!
青のSP5話感想・みどころ
アレンのように外国人の同級生が私の小学校時代もいました。
彼はアレンのように優しくて、今日のアレンの様子を見て、ふと彼の事を思い出してしまった。
外国人だとか、肌の色とか、家庭環境で自分の居場所が見つけられなかったアレン。
彼の悩みは思春期特有のケースであると同時に、大人でも職場で立ちはだかるデリケートな問題だと思いました。
中学生を騙して、目を覆いたくなる暴行を働き、運び屋をさせようとしていたマーカス達の行動も酷いですよね。
嶋田や三枝たちに一斉逮捕されて良かったです。
マーカスのように未成年を利用して犯罪に加担させておいて、都合よく切り捨てようとしたり、思い通りにならなければ支配しようとする人たちが少しでも減ってほしいことを訴えていると思いました。
尾崎(升毅)は何を考えている?嶋田のことを「様子見」するように、木島(高橋克実)に提案しましたが、彼もまた、香里の死の真相を「事故死」として処理しようとしていて、赤嶺中学の「闇」を隠していることは明らかです。
ところが彼は、嶋田のスクールポリスとしての有能性を認めている部分があり、今後の動向に注目したいです。
ラストシーンで登場した、香里を殺害した容疑がかかっている、岡部がとにかく許せないです。
中学生の女の子である美月に一生消えない傷を残しただろう岡部の居場所をついに三枝が突き止めた後半。
嶋田は三枝のことを「まだまだひよっこ」みたいに見ているけれど、三枝は敏腕ですよ。
涼子は敵か味方か物凄く気になります。
校長に逆らうことができない彼女の立場もありますが、嶋田の様子を木島に密告している・・・また、彼女自身、人間性はとても真っ直ぐで、学校に一人いそうな熱い先生という感じがしますね。
子供思いの優しさを持ち、少しぬけているところがありますが、どうか最終回まで嶋田の味方であってほしいです。
嶋田と香里はやはり恋人関係でしたね。
何かしら関係者であることは間違いないなと思っていましたが、最愛の人の死の真相を突き止めようと走り続ける嶋田を応援したくなりました。
このドラマの最も根本的なキーであるエピソードは少しずつ明らかになる香里(明日海りお)の死の真相と、美月のセクハラ被害と岡部という最悪な元教師の実態。
登校できたものの、セクハラ事件については多くを語ることを伏せる美月の気持ちが伝わってきます。
嶋田は少し、美月に突っ込んで聞きすぎだなと思うところがありますね。
嶋田、もう少し10代の女性の気持ちを汲んで、聞きかたを変えてほしい。
6話の予告編で一瞬映った美月は恐らく岡部から、レイプ寸前のひどい性被害を受けていたのではないかと思う描写がありましたね。
5話のラストシーン直後でも、品定めするように通りすがる高校生の女の子を見ていた岡部に心の底から、嶋田による天罰がくだってほしいと思った5話でした。