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青のSP 9話 毒親と虐待に立ち向かえ!鈴木梨央と米倉れいあが怪しい動きを?!

青のSP(スクールポリス)9話あらすじネタバレ

赤嶺中学の元美術教師、岡部(遠藤雄弥)による性的暴行未遂被害に遭ったとされている、涌井美月(米倉れいあ)。

事件を公表し、美月を守ろうとしていた香里(明日海りお)を阻むべく、生徒の黒石(桜木那智)を脅迫し、香里を死に追いやった木島(高橋克実)。

嶋田は事件の裏にまだ何か秘密があると考えていたのです。

香里は生徒の心に土足で踏むような人間じゃない、香里が何を調べていて、何がしたかったのか知りたいと考える嶋田。

急なタイミングで、教育長、尾崎(升毅)が赤嶺中学にかんかんに怒ってやってきました。

木島(高橋克実)が女子生徒、涌井美月への性的暴行未遂事件の隠蔽で嶋田に逮捕されたことで、嶋田への抗議で訪れたのです。

嶋田が木島に暴行したことも含め、嶋田を警視庁に通して赤嶺中学のスクールポリスから解任するかもしれないとほのめかすのでした。

教室では、三村翔子(吉柳咲良)や、千佳(田畑志真)の井上双葉(唯藤絵真)のことをからかう男子生徒をとがめていました。

3年生のクラスでは、高校受験の進路指導が始まり、涼子(真木よう子)は死亡さ気が親の意向と異なる相良恭子(石井薫子)のことで頭を悩ませていました。

子役として芸能活動を一時的にしていた井上双葉(唯藤絵舞)は、母親から芸能活動を続けられる学校を希望していて、双葉はそれに対して、もやもやした気持ちを抱えています。

帰国子女で、自身と同じ帰国子女が多い高校へ進学し、語学を磨きたいと思っている娘に対し、母(堀内敬子)は実家の病院を継がせようと、医学部付属の高校を受験させようとしていました。

母の支配的かつ、独裁的で、娘の言葉に耳を傾けず、一方的に否定や威圧で従わせようとする様子に、恭子は次第にストレスを募らせていく・・・。

勉強中に、感情的になってノートをカーペットに投げつけた相良。

さらに、嶋田は涌井美月に対し、美月が暴行事件のことを香里に聞かれた際に、何か隠していることに感づき、美月を問い詰めます。

香里に岡部が辞めた後、何を聞かれたかと聞きますが、美月は「「それ脅迫ですか?訴えますよ」と強気。

嶋田は「必ずお前の化けの皮が剥ぐ」と言い返すのでした。

授業態度も反抗的になる恭子。

学校での英語の勉強は無意味だと言い、楓に反発。

楓(山口紗弥加)は今の態度は内申書に影響する、このことを内申書に書くとやんわりと厳しく注意。

恭子は教室を出て行きました。

涼子と楓は、恭子が授業中に反発する行動には母との複雑な関係が影響していると見抜きました。

涼子は恭子が母親との関係が複雑なことを知り、3人で話し合うことを提案。

しかし、毒親育ちで、高圧的な環境にいる恭子は、母に一度も褒められたことがなく、98点採っても2点足りない、人に親切にして偽善者ぶるなと暴言を日常的に吐かれていると涼子に相談。

涼子はそこで、英語のスピーチ大会があるから、それに参加し、第3者に認めてもらえれば、母の恭子への態度も変わるのではないかとのこと。

一方、暴行事件未遂の被害者で、美月の進路相談には父親が現れるのですが、家庭内に問題が明らかにあると思われる態度がみられました。

美月の父は、「娘の進路はどうでもいいし、どこでもいい、むしろ働いてくれればいい」と言い、美月は父が自分の事に関して無関心だと口にします。

なんと、「誰に飯を食わせてもらえていると思ってる」など暴言を吐き、美月に対して暴力を振るったのです。

嶋田が駆け付け、「これ以上、美月への暴力を続ければ、暴行罪で逮捕する」と念押しし、美月の父は暴行をやめますが、彼は日常的に娘へDVを働いている様子がみられました。

その夜・・・、美月は幼い妹と、父親がアルコール依存症で感情的な性格、母親(中島ひろ子)は幸いにも美月に優しいのですが、夫の顔色を伺い、美月が暴行未遂を受けたことを夫にばれないように黙秘していました。

さらに、美月が暴行された時は母(中島ひろ子)だけが学校に対応に来ていたことも、涼子から知る嶋田。

三枝(山田裕貴)に頼んで、美月についての情報をもらい、美月を尾行すると、尾崎香澄(鈴木梨央)と美月がとても仲が良く、図書館で勉強する様子を目撃。

高層ビルを見て、2人で夢を膨らませる彼女達ですが、美月と香澄は学校ではとても距離をとって生活していました。

涼子から、美月が岡部に襲われた日、香澄がその様子を目撃していたのではないかという証言を聞きました。

香澄に今回のことを聞いた嶋田に対し、香澄は「偶々、目撃しただけ」そして、美月との現在の距離も、中学生にはありがちだとさらっと受け流しました。

岡部は警察がきて、セクハラ事件のことがばれて、務めていた塾を解雇されました。

それだけでなく、婚約者の美希から連絡があり、彼女からも「一生恨む」と言われて婚約破棄。

その夜、香澄は父親と高級レストランで夕飯を食べますが、離婚して新しい家庭がある父、尾崎(升毅)とは深い溝がありました。

養育費を渡された香澄ですが、父との長い溝がありました。

尾崎に対して、「なんで私をつくったの?再婚相手の子供がこれから受験で大変でしょ?」などと、家庭を顧みない寂しさから反抗的な態度をとる香澄。

しかし、尾崎は「母親に似て可愛げがない、お前の罵倒など雑音にすぎない」「母親がお前を作ることを望んだ、自分じゃない」と心無いことを言って先に帰宅。

だからこそ、家庭で居場所のない美月と香澄は互いにシンパシーを感じて惹かれ合っていたのでした。

その頃、他の女子生徒たちも心に鬱屈を抱えた生活を送っていました。

恭子は涼子からもらった英語の弁論大会のちらしを破られ、家庭が医者なことを理由に勉強を押し付けられていました。

咄嗟に、唯一の希望かもしれなかったそのスピーチコンテストを破られた恭子は、カッターナイフで自死を計ろうとしていました・・・。

双葉は母親(西尾まり)から自分がなれなかった自分の夢を託され、大きなストレスを抱えていました。

母は双葉の「ステージママ」をしながら、彼女がドラマで役を演じる時、プロデューサーに頭を下げ、自分の娘をもう少し前に出せなど頼みこんだり、双葉の意志を無視して、「娘のため」と言っては、双葉を精神的に支配していたのでした。

クラスメイトの男子、西田(池田優斗)と、なんと、アレン徳永(川村・ジーモン・凛一朗)から、子役として芸能活動に芽が出ないことをからかわれた双葉。

「自分に才能がないことは自分が一番わかってる、それなのに、母親から女優でいることを強いられている。私のことなんかもうほっといて、ママが喜ぶから女優をしてきたけど、奪われた自分の時間を返せとかどれだけあなたにお金を使ったと思っているの?と言われる、私は普通にみんなと同じように受験勉強がしたい。」

涙声で泣き叫び、双葉(唯藤絵舞)は黒板に頭を何度も打ち付けて自傷行為を教室でおこないました。

幸い、涼子や嶋田が現状に気付き、嶋田はとくに双葉の母に「あなたの為と自分がなれなかった夢を子どもに託し、自分の人生の生き直しのために我が子を利用している」と厳しい指摘をします。

双葉のことは涼子が家まで送ると言い、母親は複雑な心境を抱えます。

双葉の自傷行為を見た恭子は、「もうママの言うことは聞きたくない。母を殺そうと思ってカッターナイフを持っていた。でも、ママには逆らえない、どうしたらいいかわからない」と訴えます。

恭子の母、律子に対し、「親子の病理は世代間連鎖する、このままだと恭子はあんたのことを一生恨むことになる。」と、釘を刺す嶋田。

また、恭子には、「母親を選ぶか自分のしたいことを選ぶかどちらかお前が決めろ」とそっと促します。

学校で追いかける母と決別して、スピーチコンテストへ向かった恭子。

スピーチコンテストがうまくいかなかったが、のちに来た恭子と対峙した恭子。

嶋田の言葉に大きく心を突き動かされた恭子の母、律子は自身も、母からの負の世代間連鎖に苦しんできた大人の「元被虐待児」だったのでした。

そのことを涼子に伝えた嶋田。

そこで、「私もあなたのおばあちゃんにパティシエになりたい夢を潰された・・・おばあちゃんと同じことをあなたにしていた、ごめんね」と言います。

我が子の夢を応援することにしたのです。

木島(高橋克実)は、警察を出る前に、三枝(山田裕貴)から、「あなたのしたことの罪は消えない、このまま逃れられると思うな」と皮肉を言われます。

恭子の件が解決したかと思いきや、夜に釈放された木島は、仕事もプライベートもうまくいかなくなった岡部に刺されて病院に搬送されました。

そして、美月と香澄同じ建築学科の高校への進学を志していることを進路調査票で知った嶋田。

香澄と美月は本来は唯一無二の親友でありながら、美月の強姦未遂事件について重大な秘密を知っていることを察知。

美月が被害に遭った時は、母の静香だけが来ていて、美月に対し、「お父さんに知られないように」と美月を守っていました。

美月も暴力的で感情的な父の顔色を伺う、反発するときは反発するメリハリをつけて父と接していたので、母の言葉に納得しています。

この2人の少女は、それぞれ家庭で鬱屈した環境におり、お互いを防衛しながら、嶋田を含めた大人たちを欺いてゆく・・・。

そして最大の問題は、香澄が美月よりも心に深刻な問題を抱えていると推理する嶋田。

なんと来週は最終回!すべての謎と鍵を開ける嶋田に期待!

青のSP9話感想・みどころ

心が痛い・・・まず今日のエピソードのシンプルな意見です。

自分ができなかった女優の道を娘で満たし、多感な年齢の双葉はどんなに苦しかったことでしょうか。

黒板に双葉が頭を何度も打ち付け、「お母さんが女優をしていれば喜ぶから でも自分に才能がないのは一番わたしが分かってる。ママからお前のために金をどれだけ使ったかなどと言われる。私は普通にみんなと同じように受験勉強がしたい」と泣き叫ぶ姿に胸が詰まりました。

そして、心底、娘が自分の体を傷つける行動まで起こしたのに「娘のため」という双葉の母に心底、胸がざわつきました。

自分の娘に将来を託す馬鹿な大人は大勢いて、自分の子どもを「所有物」のように扱い、双葉は母親に「着せ替え人形」のように扱われていることがとてもつらかったです。

恭子の母は、いわゆる心理学的用語でいうと、「アダルトチルドレン」。

子供の頃に親から不当な扱いを受けて育った人でした。

でも、恭子は嶋田の言葉に突き動かされて、自身も母親からパティシエの夢を潰され、母になった自分が恭子に同じことを繰り返す「負の世代間連鎖」をしていることに気付けてよかった。

弁論大会で失敗した恭子に、「一夜漬けで挑んだから今回は失敗して当然」と少し女の子には厳しい物言いをしていた律子(堀内敬子)ですが、恭子に自分も母と同じ間違いを繰り返していたことを告げ、娘の大切にしたい進路を応援するように改心したところ、何よりも「ごめんね」と恭子に謝ったシーンに感動。

相良親子にはまだ改善の余地がみられるし、希望があると思いましたね。

生んで良かった、生みたくても生めない人達がいるなかで、美月の父のように感情的で、女性を「弱い」存在とみなし、暴力を振るうことをためらわない父親や、尾崎教育長(升毅)のように、中学生の我が子に対して、お母さんが望んでいたからお前をつくった、お前は母親に似て可愛げがない、お前の嫌味は雑音にしか聞こえないなど、香澄(鈴木梨央)が一般的な家庭の寂しさに飢えている気持ちを踏みつけるような物言い・・・許せません。

さらに、最も深刻な問題は、美月への暴行未遂事件を隠蔽した罪で獄中にいた木島を殺害した岡部と、事の流れを読んで、美月の味方をしているように見えて、大人を巧みに欺く行動力や頭を持つ、香澄。

香澄と美月はタッグを組んで、岡部から性的暴行を美月が受けたという「台本」を作ったのか?それとも、香澄が最初から美月を利用し、自身の目的の為に動いているのかどちらの可能性も高いです。

心の闇を持つ難しい年齢の子供と向き合い続けてきた嶋田の「最恐」の強敵は、尾崎香澄(鈴木梨央)かもしれないと思った9話でした。

来週は最終回です!すべてのピースが繋がりますよ!

 

 

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