義母と娘のブルース 第3話
放送日:2018年7月
TBS火曜ドラマ
義母と娘のブルース 第3話のあらすじ
宮本亜希子は専業主婦となり、娘・みゆきと買い物に行くと、値段にこだわるなど主婦としてのスキルをアップさせていた。
手に取った商品の価格に不満を感じた亜希子は、スーパーの店員に詰め寄り価格を下げる交渉に出、キャリアウーマンっぷりは健在。
偶然それを見ていたみゆきのクラスメイトの母親は、他の母親達と亜希子の噂話をする。母親達から亜希子の評判を聞いた子供達は、みゆきに話しかけるようになった。
友達ができたことを喜んだみゆきは、友達を家に招待したいと亜希子に相談する。
そんな2人の前に帰宅した夫・良一は、PTAの集まりに出て欲しいと亜希子に依頼。
PTAの集まりに出席した亜希子は、運動会の話し合いに事細かな質問をして、保護者達から反感を買ってしまった。
一方、友達に招待状を出したみゆきだったが、急に行けなくなったと断られてしまった。
来られなくなった友達の名前から、PTAでの自分の言動が影響を及ぼしていると感じた亜希子だったが、みゆきの落ち込んだ様子と、親同士のことに子供を巻き込む母親達の行動に憤りを感じ、PTAを廃止する運動に出る。
それに対し、運動会に協力をしないと言い出すPTA。
亜希子は一人で運動会を成立させることにした。
義母と娘のブルース 第3話の感想
親同士の関係がストレートに子供達の人間関係に影響する様子を見て、亜希子は憤りを感じていたようですが、私は憤りよりとても悲しい気持ちになりました。
親は子供のために、子供は親のために良い振る舞いをしなければいけない。
それが本当に良い振る舞いならいいけれど、プライドだとか人間のエゴから生まれたものが、特に親から子供に影響するのは観ているこちらも辛くなりました。
これまでの亜希子を観ていると、プライドやエゴを感じませんでしたが、1人で運動会をこなそうとする様子は、亜希子のプライドなのだと思う場面でした。
そして、亜希子のように癖があり過ぎるのも子供に被害が出てしまうのかと思うと、親の正解がわからないとさえ感じました。
駐車・駐輪係に名乗り出た母親のような存在でいることが一番安心なのか。それにしたって目配せはどうなのだろうかと思います。
ただ、結果的に亜希子もPTAも寄り添えたのは、子供のことを一番に思い合えるからなのでしょう。
そう思えたからこそ、運動会当日、他の人を思いやれない親達の様子はドラマとわかっていても腹が立ちました。
親同士が協力している姿を観て、子供達も手伝いを始めた様子は、しっかり大人の様子を見ているんだと思うと、最近の子供もまだまだ大丈夫なのだと安心を覚えました。
亜希子がみゆきの写真を撮るタイミングを逃す度に、一緒に残念な気持ちになりましたが、晴美が写真を撮ってくれていたことには観ているこちらもとても嬉しくなりました。
晴美が亜希子に料理を教えているシーンも、今回はギスギスしたシーンが多かったためとても和んだ場面です。
しかも、魚を焼けば炎を出し、油料理をすれば危険しか亜希子には感じられないので、晴美の存在は安心に繋がりました。
そう言えば…と気づいたのが、初回から高校生のみゆきのナレーションがあることでした。
それは良一の体調と繋がるもので、過去を振り返る必要があるのだと感じています。
義母と娘のブルース 第4話の期待や予想
良一が倒れかけた様子を観て、それは亜希子との結婚に関係するのではないかと感じています。
改めて病院に向かった良一には何が待っているのだろうか。良一の病気は亜希子とみゆきはどう影響していくのか。亜希子が見つけた蝉の抜け殻は良一の病気に対して何か意味を示しているではないかととても気になります。
今回もっと良一の病気について知ることになるかと予想をしていましたが、病院に行ったからには、次回こそはそれが明らかになるのではないかと期待をしています。