グッド・ドクター 第5話
放送日:2018年8月
フジテレビ木曜ドラマ
グッド・ドクター 第5話のあらすじ
新堂湊は病室で看護師の橋口太郎や子供達とテレビを観ていた。
そこに映っていたのは、天才ボーイソプラノ歌手・羽山響。
小児外科に入院している武智倫太朗は響の大ファンだった。
そこに、響が喉の不調を訴え入院することになった。
響は早急に手術が必要だったが、高音が出なくなるリスクがあることから、父親である徹郎はそれを受け入れなかった。
入院する響に喜ぶ倫太朗ほか子供達は病院で行われるお楽しみ会に響を誘うも冷たい態度を取られてしまう。
響の治療について医師と徹郎がぶつかり合う最中、病室から姿を消した響から徹郎は響の本当の気持ちを知ることとなった。
お楽しみ会当日、倫太朗は白血病が再発し倒れた。
お楽しみ会を倫太朗が楽しみにしていたことを知っていた響は、湊の提案に乗り、小児外科の子供達と一緒に倫太朗を励ます行動に出る。
グッド・ドクター 第5話の感想
高山先生の湊を画像科に移すというのには、高山先生なりの湊を思った気持ちがこもっていると感じました。
湊に暴言を吐いたり突き飛ばしたりしてきたことを考えると、湊の能力を認めて、湊の知識や能力を医師として活かせる場所を選んでくれて、例えそれが湊の望むものと合致しなかったとしてもその気持ちがとても嬉しかったです。
湊も高山先生や夏美にこれまで言われてきたことをきちんと学び、自分が望むことや気持ちをきちんと伝えていて、サヴァン症候群は全く空気を読めないものかと思っていましたが、そうは言い切れないのだと、また改めてサヴァン症候群について知ることができました。
今回も子供のことを理解していなかった父親にうんざりです。
親というものはこれほどに子供のことを考えられないものなのかと残念な気持ちと腹立たしい気持ちになりました。
病気が子供の言葉を代弁してくれたかのように発症するまで、親はどうして気づくことができないのだろう。
息子が音楽を聞いていなかった、そんな些細なことさえ何故見えなくなってしまうのかとても謎に思います。
学芸会などに出たことがないと言う武智倫太朗くんの言葉には改めて胸が痛みました。
小児科・小児外科といった場所で天使のような笑みを見せる子供達は、大人でも胸がえぐられるような、身体的にも辛く、涙を流すような治療をしているだろうに、そういった辛さを普段は微塵を見せない姿には頭が下がります。
当たり前だと思われることは彼等には当たり前ではないということを改めて思い出すことができました。
「365日の紙飛行機」の合唱には大号泣です。
とても良い歌詞だとは知っていたけれど、朝が来ることは決して当たり前ではなく、それがどれも倫太郎くんのこれまでの治療やあの笑顔と繋がり、一層涙に繋がりました。
湊は確かに常識外れの強引なところがあるけれど、子供の気持ちを読み、それを良い方向に引き出してくれるので温かい気持ちにさせてくれます。
湊のすごいところは沢山ありますが、今回湊が見せたスケッチにはびっくりです。
画像で見たものをスケッチするだけでなく、病気の部位やその周りを囲む重要な神経などもひとつひとつ繊細に描かれていて、医者でなかったとしても、能力を活かせることは多くて、その可能性に羨ましいとさえ思うほどでした。
サヴァン症候群だから持つことができる能力、サヴァン症候群だから敬遠されてしまうその現実をとても複雑に思います。
立派な医者に見えるようにと、湊が高山先生の真似をしたという話には思わず笑みがこぼれました。
グッド・ドクター 第6話の期待や予想
湊の小児外科で働きたいという強い想いを知り、その能力・知識を買い始めた高山は、サヴァン症候群を理解しているからこそ、そうだった弟を亡くしてしまったからこそ、湊を個人的に、さらに医師としてどう受け入れてくるのかとても気になるところです。
湊の父親だと突然現れた男性はこれからどんな影響をきたしていくのか、いつも以上にハラハラすることになるでしょう。
夏美と高山が男女の関係でないとわかったとしても、理事長・東郷美智は何かしら夏美に仕掛けてくるのではないかと予想をしています。